Look out! Look out!
Pink elephants on parade
Here they come!
Hippety hoppety
They're here and there
Pink elephants everywhere
見ろよ! 見ろよ!
ピンクの象のパレードが
ここに来るぞ!
(パンパカパン)*1
ここにもかしこにも
どこもピンクの象だらけだ
Look out! Look out!
They're walking around the bed
On their head
Clippity cloppity
Arrayed in braid
Pink elephants on parade
見ろよ! 見ろよ!
奴らがベッドの周りを行進してる
奴らの頭は
(カランコロン)*2
吹き流しで飾り立てられてる
ピンクの象のパレードだ

What'll I do?
What'll I do?
What an unusual view
どうしよう?
どうしよう?
なんておかしな眺めだ!!

I can stand the sight of worms
And look at microscopic germs
But technicolor pachyderms is really too much for me
虫けらの視点に立つこともできるし
細菌を見ることもできる
でも総天然色の象皮動物なんてもうたくさん

I am not the type to faint
When things are odd or things are quaint
But seeing things
you know that ain't can certainly give you an awful fright
What a sight!
僕は臆病者じゃないけれど
奇妙奇天烈なものは平気だけど
だけどこんなものを見たら
きっと怯えきって飛んで逃げちゃうよ
なんて眺めだ!

Chase 'em away! Chase 'em away!
I'm afraid, need your aid
Pink elephants on parade
Pink elephants...
追い払え! 追い払え!
怖いよ、助けてよ
ピンクの象のパレードだ
ピンクの象だ...

*1 hipもhopも弾ける、躍動する、ピョンピョンするくらいの意味
*2 clip‐clopは馬のひずめのパカパカいう音、またそのようなリズミカルな音。

text: Ned Washington (1901–1976)
tune: Frank Churchill(1901-1942) & Oliver Wallace(1887-1963)

ディズニーアニメ『ダンボ』で、アルコール入りの水を知らずに飲んで酔っぱらったダンボが見る幻覚。『プーさんと大あらし』の《ズオウとヒイタチ》と並ぶ二大クレイジーエレファントソング。


もともと酩酊した時に幻覚が見えるのを「ピンクの象が見える」と呼ぶ表現があった。文献初出は20世紀初頭、ジャック・ロンドンの小説『ジョン・バーリーコーン』。



日本語の訳詞が秀逸。

ほら ほら
おかしな気分
気分
ヒピティ・ホピティ
ほれ ほれ
ピンクの象だ

ぐる ぐる
どこもかしこもみんな
みんな
リピティ・ロピティ
ぞろ ぞろ
象たちのパレード

どうしよう?
どしたの?
なんでこうなる?

まるで俺たち
虫けらみたいだ
色つきの象はもうたくさんだよ

奇妙奇天烈
なんとかしてくれ
世の中にこんな
ことがあるはずないよ
ほんと

どうにか してくれ
消えろ ピンクの
象たちのパレード
ピンクの
象だよ
ピンクの...

The Original Studio Orchetra
収録アルバム: Dumbo / Bambi (Original Motion Picture Soundtrack)


おまけ:ティム・バートンによって実写化もしているのだが、ピンクの象もネズミのティモシーもほんのちょい役程度の扱いらしい…


おまけその2:その他のダンボ劇中歌





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