109 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:43:03 ID:aU1MaZ4Q0
センダイに流れ着いた元軍人
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やる夫 LV1 18才 魔法戦士
生命力64 気力35
ちから(str) 3 技能一覧(パッシブ) ギフト一覧(レベルアップまで閲覧不可)
すばやさ(agi) 3 剣術 Lv5 未開示
かしこさ(int) 7 魔法 Lv5
きようさ(dex) 3 飛び級による大学卒業(政治・経済学)
たいりょく(vit) 3 とある兵法 Lv5
※数値は一般人は平均0~1程度
補助職業 軍用戦闘術
軍用サバイバル
殺人術
110 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:43:30 ID:aU1MaZ4Q0
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15才で大校を卒業し自分の実力を即座に発揮できる軍人になった。もちろん簡単になれるわけではなかった。
就職難のなか市民権が付与される軍人は人気職業であった。その中で就職できたのは兄が軍人でありそれ
も将校であった。また彼の父親も商人として軍にコネもあって就職することができた。
もちろん彼のステータスを見れば彼が優秀な軍人であることに疑いの余地はなく将来を嘱望されるレベルで
ある。
そんな彼が軍人を辞めたのは、軍が冒険者くずれの不法者の討伐や外国からの国境侵犯する軍との戦闘
で精神を磨耗したわけでもなかった。
111 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:44:10 ID:aU1MaZ4Q0
それは彼がとある人物の愛人の息子であったことが彼を複雑な立場に追いやっているのである。
_ , 、 ., 、 、 r
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:ノ-f'ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニミ:;;..;;..:;;..;;..:;;../;::.::.::..:::f::...;;::.::.:;;:...::.:ヽr.:::::.:
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニシ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:l..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::l::...::::
これは彼個人の部屋である。このクラスの家を息子の部屋としてトウキョウに与えられるレベルの富豪であり
実力者の子供である。
愛人といっても後ろ暗いものではない。本妻が早くになくなり、長らく独り身であったがある時やる夫の母親
と知り合い大人の関係を持つに至った。彼自身は長男が成人し大方の問題も片がついており後妻を迎えて
も金持ちの道楽との話ですむ状態であった。
そんなある日、やる夫の母親は実力者の子供を身ごもることになる。しかし彼女は彼の後妻になることは身分
的にできず、彼も子供も不幸になると考え、その実力者から消えることになった。むしろ当然であるといえるほど
実力者との差は絶望的であった。そしてその実力者はその時スキャンダルが起きることが致命的な状況であり
実力者を愛していた母親は身を隠すことでスキャンダルの種を自ら潰したのであった。
112 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:44:46 ID:aU1MaZ4Q0
そんなある日やる夫の母親は病に倒れることになる。その治療のため入院中に彼女を探していた実力者の
情報網に引っかかる。
そして実力者は彼女が長くないことを知る。また自分の血を引く息子がいることを知った。ここからの彼の行動
は迅速であった。
自分の窮地を救った彼女に最大限の治療を施すと共に、息子を認知し家族として向かえ入れたのであった。
ただ、彼はひとつ心配事があった。それは他の息子たちや娘たちの気持ちである。
詳細は控えるが、ほぼ成人していた息子や娘は年の離れたかわいい弟の出現に喜んだ、むしろ溺愛した。
ちょっと弟に向ける愛情を逸脱するほどに。
これには彼もドン引きするほどであった。
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/ノ \ \
、nnn / (○)}liil{(○) \ nnn、
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と ノ‐─‐─-、\ ヽ |!!il|!|!l| /、-─‐─‐!、 つ
ヽ___ |ェェェェ| ___,r'
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│ 自 主 規 制 │
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113 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:45:15 ID:aU1MaZ4Q0
やる夫の兄や姉は祖父や父の血を引くものとしてすでに名を成し著名な人物となっていた。
そんな一族に囲まれるなかで教育され、彼の実力もあり順調に成長していった。兄や姉に劣らず優秀な成績
を残すようになった。
ではなぜ彼が軍をやめセンダイに向かったのか。
自分の実力を示そうとしても周りからは
「さすがは彼の一族優秀なもの」
そんな評価に嫌気が差し、一から自分の実力を示したい、そう思うのも無理のないことであった。
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... ...... .... >__ノ三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
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. .. ... 三三三三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
115 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:45:53 ID:aU1MaZ4Q0
そして彼は巧妙に準備を行い、軍を除隊しセンダイで冒険者をなるのであった。
そして最初の洗礼
, へ、、
__/ヘ i }`ーへ
/ `ヽ ∧ i:} :}} `ヽ
〈二ミヾ∨ ∧ i} :リ⌒ヽ!
/ ̄二ニ= :Ⅵ/ .:ノ二三≧x
ノ 才 / 不イ:| ヽヾ<二三ミソ
/ / // :! :i :ヘ:. `ヾくミ
// //.:/.:/ / .:| :j .:∨\:ヽ:\
/⌒>⌒>⌒V .:| ハ:._.:ノ⌒ー==- 、
γ⌒イ ∨i:/ `ヾ: `ヾ: ヽ.
__..ノイ :/:. .:/ハ Y/ハ :. :. ゝ
ノ :/:. .: .: /ヘヘ∨/∧.:. :. :. \
γ: .:{ :i :イ { { V :. ヽ:. .:. ヽ .:.}
乂イ { :l! ハ :从乂 ノ .:ノ .:i:| ;i} .:} ヾリ 「ようこそ底辺の社会へ、覚悟は決まっているのだろうな?」
{ .:ハ ハ`ト<、、 { イ ノノ// イ .:ノ
乂ハ {\ミ、、___>、、 ,斗匕´____ イ :j .:イ |
〈/N|lミ=ーく弋才ぐ彡 ,彡弋才>ー j :从 |
//.:!|lヘヽゝ三二三彡 ヾ ̄ ̄・ -=彡イ! | :|
// / |l:i 乂\三ニ7 /.:/ /.:! | .i乂
_// / /il:l 人\三ニ // / :! | :lヽ:.` ー:. 、
, - < , .: ′ /: || l :ト三ニミ ` ´ イ.:// : :/i:.| :l \ :.
/.: .:/ :/! !:|| :l: :小三=ミ _ ....、,..... _ / // : :/ l :| :ヘ、 ヾ、、 ヽ
/イ/ .:// .i:||: :l: : l il\ミ ``ー"´ / // : :/ l: :! :\ ∨ :. \
/ ..:イ/ .:l ||: :.l: : l ||!| \ `" ":. |// : :/ l : ! :ヽ .:} Ⅵ! \
/ { i! .: i ||: : l: : l:||!| ` 、 /:.: |/ : :/ .:l : | l :}:!:. Y
ノ: .:}j! :iリ| .:l!: :l:!!:|  ̄´:.:.. | : :/ :l : | j :レ′ :!ヽ.
ノ: .:ノ /り : :!l : l| :| :.:.:... | :/ .:| : | / :j! ヘ
/: . . . / / l l: :l| :! |/: .:}从 .: :ハ .:i
/: . . _/ / l :l: :l|/ j:.: .:{{ :.\: . . .: .:/: :j
. /: . . -:.:.:"´:.: ̄:.:.:.:/ / / /: :l:! /: . :八 .:ヽ`:.:ー:.: ...... _ :/: .:/
. . : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / / /: l:! /: . .:ノ \ .:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:ー : ..:/
; ____;
;/ \;
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;/ o゚((○) ((○)゚o も、もちろんですお
;l (__人__) |; (怖い)
;\ ` ⌒´ /;
;/ ヽ;
116 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:46:40 ID:aU1MaZ4Q0
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|_ ::;;;;;: ' ' ;::;;:| '';;::
| | '' ::: | ;;;"
| ̄| #"'';;; ::'''; |;;::
| ̄ ̄|;;:: ,,. '';; | '' , -- 、
; :;: | ̄ ̄ ̄|;, : ..:'' :| / ヽ(祖父ちゃんの気当りに比べたらまだマシなほうだお)
| ̄ ̄ ̄ ̄|;;. ' | :;;# ゝ ノ 次はセンダイ庁舎か
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;::. | と 〉
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;::. | | .〈
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;:..| し J
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_,,,,;;;;;;iillllll||||||||llllii;;,,,,,
-`'!|||||||||||||||ll!'''' ''''''!!||li!,
'''ニ!i|||||l!!!|||! ー、 |
-=l|||'つ '' i' lii ` 〈
'||l,,ミ', 、 ノ 省☆略
'|''’ヽ ---/ / 、_
ノ、_ ` 、_. / / ` - 、__, -
__, -;;〈 ` -、__ l´ / /´
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./;;;;;;;;;;;;:::`::、::::::|、_:::::_,入、_ /:::::|l,:::l::、_ ,-|; |) / ノ
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ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::`_、;;;;;::_,::-':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Y、:l::::i ノ-; `、 ,-'
`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,;;-:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::|::;l;;;;::| ,ro(ニ -、,_)
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::,::-''´::/;;;::::、/l'( ` ノ
ト、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::,;;-';;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;_,/;;;、=-- 'l'ノ
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こうして彼は自分が選んだ冒険者で実力を示す第一歩を歩き始めた。もちろん依頼はモンスター討伐である。
117 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:47:18 ID:aU1MaZ4Q0
ナルホドは彼が年齢の割りに落ちついており、身なりも整っているなど冒険者としては上等の部類であると判断
できると思った。また、トウキョウの市民権、特に23区居住許可を持っていることは彼が信用できる人物の証明である。
そこで彼に徒党を思い切って勧めてみることにした。露骨ではない、あくまで自然にである。
-=llllllll|||||||||||lll;;;;,,,,
ニニ|||lll||||!''ニ,_'''llll|!;
 ̄||δ' lii!i`γ' ところである夫君、知っているとは思うがモンスター討伐は危険が伴う。
|l;=, , 」 例えば、低レベルの狩場でも稀に高レベルのモンスターが出てくることもあり、
/ 、 ヘミ| そのため冒険者が犠牲になることもある。
/,` 、` -`,--` , そういった危険性を排除するために徒党に入るか、作るか考えてみてはどうかね?
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ | それに1人では冒険も限界が近いが、バランスの取れた信頼できる徒党は冒険に
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、_ _大いに広げることができる。
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ 君次第だがね。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;:::::`l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
十分に普通のそれでいて納得できる理由を提示する。新顔にする話ではないが、将来の保険をかけておく。
彼はその見立てと、判断ができる。優秀な職員である。そのために彼が必然と冒険者の見極め役になって
いる。
119 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:47:50 ID:aU1MaZ4Q0
やる夫は元軍人である。現実的思考と軍隊生活で自分の適性を把握している。徒党の利点と欠点、冒険者の光と陰も知っている。
徒党を組むことは必然と思っていた。
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ もちろん徒党を組みますお
| (__人__) | やる夫としては索敵スキルや回復スキル、補助スキル持ちを希望しますお
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
____
/ \
/ \ もっともこんな白饅頭に徒党として来てくれるかどうか
/ \ それに強そうに見えないし
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
120 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:48:21 ID:aU1MaZ4Q0
/ : : : / i : : : ` 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i
i : : / /i . /! / ! .,'| | lハ : | : : :| あの、索敵スキル持ちを探しているのですか?
| : :/ . イ .:::| / | / j / !.ハ | Vi | : : ヽ、 もしよかったら
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| 、 リ;..イ i i : :.
イ´ /.:i :十ナ''T;リ!三. / ノ リ._`Tメ ! l ト、: :|
ノ ,'イ::l :| ィf''f:::;ゞiヾ イ::ゞ!ハ | .リ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yノ トYソ〃!./ /l .ノ
/ : : : :ト、| ` /,' ,ノ ノ
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i|
. i 从 ヽ : : : : : ::ト、 __ イ ハ
!' ヽ :ト、 : : : :i:::| 、 イ: :: :|
\ ヽ:.:..ノリ:\ ` ィ::´::: |.: : : ハ|
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|イ::::从:.:ノ ノリ
__ ,. -:'::::... ∧ ヽ、___
/⌒ヽ \ `ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ`ヽ
____
/ \
/ ― ‐ そうだけど?
/ ( ●) ) 君は?
| (__ノ、_)
\ `_⌒
/ \
やる夫は彼女の消え入りそうな声、かなり衰弱してると見て取り話だけでも聞くことにした。
121 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:48:51 ID:aU1MaZ4Q0
rヘ ,ヘ
)}/ヽ /{/,{
//,}//ハ //,{/,ハ
|//,}///,} _,, - ―‐ - _{//,{//ハ
. {///,.ィ⌒  ̄`ヾ {///}
V〃 ヾ/,}
/ ri | i{ ∨
/ / i |{ 八 i ‘,
, ′ .′ i /| ,ハ/∧ ヽ:! :.
/ i 厶斗-j/ j乂 ヽ‐ !Ⅵ !|
. / i j/}/ ! { / ヽ }ノ' ト、 |八
| ト、 |' y'斧ミx ィ斧ミx :. i| i ヽ
V ∧ :|:. ゛弋う 弋:う j「 i:{ i| |
/ :Ⅵ :. /i: 八 、
,: ト、:. ′ ,ノ}/ i{ .
iハ!|: |: :.ヽ ( ) イ / 八 }
. 八 、ト、iハ> イノ}ハ/i / )ノ
ヽ{ ヽ ri `¨¨´ ト、/ j/
ノ `YY´ i
,, ´ | | 丶、
,, ´ {{ / \___> 、
. rf´ ヾ /V⌒Y´∨/7 ` ー 、
. | ! `´ }=={ ∨′ : i
. | :. | xュ、 ,::::::::. __ ,' |
. | Ⅵ,イ三.心、 i:::::::::i ,ィ升,心、i/ |
. : i三三三,心_ |:::::::::|,.イ三三三ミ} :|
サーニャ・V・リトヴャク LV1 15才 レンジャー
生命力18 気力18
ちから(str) 1 技能一覧(パッシブ) ギフト一覧(レベルアップまで閲覧不可)
すばやさ(agi) 1 索敵 Lv1 未開示
かしこさ(int) 2
きようさ(dex) 1
たいりょく(vit) 1
※数値は一般人は平均0~1程度
補助職業 家事掃除
計数Lv1
122 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:49:54 ID:aU1MaZ4Q0
-‐━‐-
. ´ `丶
\
-‐‐-ミ -‐‐-ミ
/ \ ゚。
\ °
. } | ゚。 .
丿 | ° | ごらんの通り低ステータスで徒党に入れない状態です。
∧} | ナルホドさんが初めてこられた風に見える方に徒党を勧める姿をみました。
. . / | 人_」 { | たぶん信用できる方だと思い、思い切って声をかけました。
.′ {. | イ ^|\ 人 !もしよかったら一緒に狩に行きませんか?
| | { /| | 、 | \ ト\ ‘、
|l { 人 {_厶ヘ | \ト . __ ゚。 } | \
. 八 { \〉 { \ }ハ | |
\{\ {r‐-ミ ァ=‐-ミ__|/} | | |
. / \ ∧ Vリ 乂..ヅ^ } 人∧|. . . ハノ
.′ ハ ,,, ,,,,,,, 厶イ _人. . .| . .人/
i / 人 ′ / {.. ./|/
| ′ .个. . _ __ / ∧/
. 人_∧ ∧ /{ 〕iト . __ . ___彡′゚。
. \{ ∨.人/\ __/`Tづ⌒ 〉-ミ
. ⌒^´ ∥ 」」_ / \
/ || /⌒Vニニア´
.′ |レ'厂 ̄〉Vニア .
} .〈___/ V |
| / / / / |
| ,厶、 / /-‐‐-/ .|
| /ニニへ / /二二7 . .
. | {ニニニニ7 ニニ二7 / /
____
/ \
/ \ そういうことですか。
/ \ (彼女意外と観察してるお。多分徒党を組みたくて長い間見てただけなんだろうが。
| \ ,_ | それに見てると満足に食えてるわけでもなさそう。女への依頼は安いからね。
/ u ∩ノ ⊃―)/ 善意で見てやる余裕はないし、美人局の可能性も捨てきれない
( \ / _ノ | | 2週間ほど討伐に連れて行き、実際にやらせれば素性をわかるか。)
.\ “ /__| |
\ /___ /
123 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:50:31 ID:aU1MaZ4Q0
____
/ \
/ ─ ─\ まぁ索敵持ちを探していたのも事実ですし、何週間か討伐状況を見て判断させてもらうけどいいかお?
/ (●) (●) \ とりあえず、明日朝7時にここに集合でいかお?
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
|ニニニ人 . -‐… …‐- . /ニニニニハ
|ニニニニニ ´ ` ニニニニニ|
Vニニニ/ ヾニニニ|
V ニ / | }} \ Vニiリ
∨ / | }} ゚。 V/
/ / ′/ ハ ′ ゚
/ .斗,/| V / -‐-ミ } \ あ、ありがとうございます。明日朝7時にここで待ってます。
. / / | 八 / 厶{\ {\丶 } あと武器はナイフしかありませんが、お金がたまったら弓とかも準備
| i / 斗テぅxV 斗テぅx ゚。 しますね。
{ l| | 〃 んハ んハ ヾY |
{ l| | { 八 乂:ツ , 乂:ツ 八 | |
. 八 | { 八 八
\{⌒\/i/i/ /i/i/ 厶イ )/゚。
/ ーヘ っ 厶ィ′ ゚
′ 人 イ
{ /| . . イ | | }
. 人 八 | i≧=‐=≦ |,ノ 八 { ハ 八
\ | ト、 ハ、 ノ V \{ /
. \{__ \{ _\ノ `TT ´ | / {./ー-ミ}/
/ | 、 | | }/ }
| \ | | 彡 / i
| { ノ八 / / |
| { \ }}\____/ /
124 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:51:34 ID:aU1MaZ4Q0
サーニャがうれしそうに受付から去っていくのを見てからナルホドはやる夫に声をかけた。
、‘li;,, `||i;;;|li;;.,,'i;
`''l,!l|||li;||||||||||i;;|||i;,
''i;,!!|l||||||||||||||||||||||li;,.
'||ll!''!||||''''|!'i||||||||||||i;;
/|σ'.!''' _ `´`!||||||< よいのかね彼女を徒党にいれて。
_,/'-'〉' ヽ /'' 私としては彼女のような子が身を落とすような所を見たくないからね。
/l`ヽ、.i `''`'’;-' 感謝はしている
____,,,,,;;;<;;;;;;;ヽ ヽ 、. ___,.../
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ノ;;;;;;;;;;;;;;;;::::::l::::::::::::::<:::::::::::ヽ`'`l::::、i:`<_:::::::i:ヽ
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/ \
/ ─ ─ \ まぁ索敵持ちを探していましたし。それに離れていたのに雰囲気で徒党の話をしている事を
/ (●) (●) \ 悟り、それとなく近寄って私たちの会話を聞きその上で判断してきました。
| (__人__) | それに、あの雰囲気の子がそんな事する以上、相当危機的な状況なのでしょう。
\ `⌒´ ,/ 悪い子でもなさそうですし、様子見て判断しますお。
/ ー‐ \
126 :名無しの読者さん:2014/05/11(日) 20:51:59 ID:aU1MaZ4Q0
'‐‐‐‐‐――‐- 、.._
‐ニ`、`  ̄ `ミヽ 、!,.ヽ-ァ
二´`ミ_` ‐,.. -、、' l/ {
`ヽ/'ヽ'l/'´-、_ `'´r' そうか。
,|ゝ-''´ i'Tj'‐' .ノ
__,....i-/Y ´l. |
, -‐‐''、'' '´ / | 丶 ゝ __.._´.‐'
ノ ヽ . / ! ゝ \___ /、
/ ;l <..__ |! ./ニl´ノ`l \_
/ ;; _,.. -'´ト,.イ; ノ!/、_」 ヽ
/ i 丶 | .〉.イ 'ノ .\ ;.ヽ
ノ / .ヽ | / |/ ゚/ ノ ヽ
/ /´ l, |./ .|/ ./´ y 丶
/ ./ `! | / /、___ / ヽ
やる夫のわりと現実的な判断に満足すると、会話を終わらせた。
つづかない。
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