今から最終回を投下します。
最終回と言っても、本編は前回で終了しており、今回はエピローグと言うか、おまけみたいなもんです。
盛り上がらない最終回ですが、どうぞ。

『桃太郎は鬼をやっつけ、金銀財宝を持ち帰ると、おじいさんとおばあさんに喜ばれました。』



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　　 (o_o,ｲ ./　　 ノ lﾐ ,,..-‐‐‐-､,_　　　| l::::::::::::::l　|_＿i:＿＿_i:＿＿_.i:＿＿_.i:＿_,!
　　　 　 ﾉ..(o_o,ｲ　　ヽ　　　　~⌒）彡 .ｌ￣￣￣￣, =＝=､、＿＿＿＿, =＝=､、 _|
　　　　 / /~ヽ .ﾉ　　　　　　 ノl　ﾉﾆﾆﾆﾆﾆｺ＿_ 〃＼.| ／ヾ _＿＿__〃＼ | ／ヾ_|
　　　　 ヽニﾌ|./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_　 ､ ,/ |ヽ ||.―◎― ||　､ / |ヽ|| ―◎― ||
　　　　　　　 (.ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ　　`=ﾆ= ヾ,／ | ＼〃　 `=ﾆ=ヾ,／ | ＼〃
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　「鬼をやっつける」となにやらぼかしたような言い方をしているが、やっていることはただの略奪である。

実際、吉備の国から持ち帰った鉄を見て、天皇（おじいさん）は大変喜んだ。


　　 　 /: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
　　　/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
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　　　|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/　|:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
　　＜ : _: : : / 〈　{} 　 |/　 .ﾚ　{} 　} |:./ヽ: : |　　　　　　　よくやった、桃太郎
　　＜:: |. 小{　　 _,,.. -　　　　､-.,_　 ﾚ{: :.|ヽ:|
　　　厶ﾍ　ﾊ　　　　　　　　 ､　　　　 {ﾊ/　V　　　　　　　次も期待しているぜ
　　　　　 ＼_!　　　　　　＿　'　　　　 !
　　　　　　　 ヽ　　　Tﾆｰ‐‐‐,‐''　 ／
　　　　　　___,ｒ| ＼　 ｀二二´　／
　　　　／:/::::| ＼　 ヽ ｀_⌒ ィ´
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　　　　　　　　崇神天皇

　童話では、桃太郎が鬼が島を制圧し、略奪した物を持ち帰っておじいさんたちを喜ばせる場面で幕を閉じるが、
原典の温羅伝説では温羅の死後も少し続きがある。それが、今から触れる鳴釜伝説である。



　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　さて、吉備を足がかりにして出雲を叩くか
　　|　　　　 （__人__）
　　|　　　　　　　　　ﾉ
　　|　　 　 ∩ノ ⊃ }
　 /ヽ　　 ／ ＿ノ }
　(　ヽ　 /　　/　ノ
　　ヽ　“　　/＿|　 |
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彦五十狭芹彦命

最終話　[鳴釜伝説]


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　　　　 　 ／ノ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヾヽ、
　　　　 ／,r'　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜　`ヽ.ヽ、
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主要なキャスト

「吉備国」
　・温羅（やる夫/2ch）　[死亡]
　・阿曽媛（エルルゥ/うたわれるもの）
　・兎羽火（トウカ/うたわれるもの）　[死亡]
　・彼方（空深彼方/ソラノヲト）
　・石蟹魁師（カービィ/星のカービィ）


「大和国」
　・崇神天皇（伊藤誠/school days）
　・彦五十狭芹彦命（吉備津彦命）（やらない夫）
　・雅武彦命（できる夫/2ch）
　・大彦命（ダディクール/2ch）
　・夜目主命（やるオプーナ/2ch）　[死亡]
　・犬飼健（麻呂/2ch）
　・楽々森彦（でっていう/2ch）
　・留玉臣（クマー/2ch）

「出雲国」
　・出雲振根（新城直衛/皇国の守護者）
　・甘美韓日狭（兵藤少尉/皇国の守護者）
　・飯入根（ムスカ/天空の城ラピュタ）　[死亡]

「伊予国」
　・頭目（アカギ/アカギ）

「大和国の反乱軍」
　・武埴安彦命（ベルント・バルツァー少佐/軍靴のバルツァー）　[死亡]
　・河内青玉（ゲンジマル/うたわれるもの）　[死亡]
　・吾田媛（できない子/2ch） [死亡]

　吉備を制した彦五十狭芹彦命は、吉備津彦命と名を変えた。
「吉備津彦」とは「吉備の勢力者」の意味である。吉備は大和の支配下におかれ、吉備津彦命が統治することとなった。

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　吉備を吸収しさらに肥大化した大和軍は、すぐさま対出雲に向けて軍事行動を開始する。
吉備津彦命は六千もの軍勢を従え、吉備を出発した。

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　しかし、ここで思わぬハプニングが起こる。

　それは、伊予水軍の離反である。
大和は、約束していた積荷の1/10どころか、ねぎらいの言葉ひとつさえ彼らに与えなかった。
これに伊予水軍は怒り狂い、大和に反旗を翻したのである。


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　{ /ハ　　＼　　〈心､:|: :ヽ　　　　 ､　/／:: : : : : :　　　　 ` ＼＿＿＿__: :|
　jﾊ .ハ　 　 ｀ｰ　二＿＞冫　　　　∨':∠_: : -一 弋:::歹￣　　_.　' ´ : :　|　　　　　　ククク……
. 　 ∨ハ　　　　. . : : : : ::/　 ,. :　＜::::::`:.､.:`ｰ　 .._..　 -―　'"´　　: : : : : |
.　　 ∨ハ　　 　 : : : : : /　 / : : : : :｀: : :_::｀:::..._: : : : : . . .　　　　　　 : : : :|　　　　　　約束を守らない奴らなら、何をされても
　　　 ヽ ﾍ　　　　　: : /　 /: : : : : : : : : : : ￣:｀: : : : : : : :　　 　 　 . : : : : |　　　　　　文句は言えない……！
　　　　 ｀:ﾍ 　 　 　 ./　 /: : : : : : : : : : .　　: : : : : :　　 　 　 　 　 . : : : : :|
　　　　　ヽﾍ 　 　 ./　 /: : : : : : : : : : : : : .　　　　　　 　 　 　 　 . : : : : : |　　　　　　そうだろ？
　 　 　 　 ヾ:､ 　 /　 /: : : : : : : : : : : : : : : .　　　　　　　　　 　 . : : : : : : |. /
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　彼らは女木島（めぎしま）（※香川県高松市）を拠点にして、大和の舟を襲い、積荷を奪った。
これに対し、崇神天皇は吉備にすぐさま討伐命令を下した。

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　この讃岐の鬼退治を任せられたのが、稚武彦命である。
大和は軍を二つの方面軍に分け、吉備津彦命は五千を率いて出雲へ、稚武彦命は千を率いて女木島へと向かった。


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　　　　　稚武彦命

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　その頃、出雲国は窮地に立たされていた。飯入根の反乱を鎮圧した出雲振根であったが、先の敗戦と内乱で、兵力は
極端に減っていた。今ある兵力をかき集めても、八百が限界である。対する大和軍は五千。
これではまともにぶつかることは出来ない。


　　 　 　 　 　 　 　 r ＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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.　　　　　　 　 ,' ::::::::::／　-'　,ィチ´イ三三三三冫爻x ヾ:::::::〉
　　　　　　　　{ ::::::::/ ／　{彡/⌒＞匕三三ミ三≧､ 气>}:／
　　 　 　 　 　 ｀ｰﾍr'´,ｨチ::::/　 ' ,xく＿。_{｀　 u ＞=弌ヾﾑ,
.　　　　　 　 　 　 /⌒ヾ,:::::/　u ./ xx ⌒ｰ-ﾝ　　ト､｡ ) }‐→
　　　　　　 　　__人(⌒j_ Y　u　_,=イ￣ﾉ)　　　　 )ｰ｀ '{ｽ　　　　　　　　　どうする……
.　　　　 　 ,ィ劣　 ⌒メ>t　　　/　ルィ／　　／ﾌj　 u j) }　　 　 　 　 　　このままでは……
　　 　 ＿彡───- ､,`ﾄ､'x'´＿x─┴=＝ﾆ￣ヽ-､ ﾉく
　　　/　 イ─ｭ f才卞､＼ ｲ／/　 　 　 ──--乂_ｸ　气＿　　　　　
　 辷彡／　　 )_}ー-､_＞ﾁ´　　　　ｰ .;'　　＿＿T￣)　 ﾘ／ヽ,
／＞匕rへ,＿_　　 ／　Y　/　　　,,.,,...　　　　 〉 ￣_ﾉ _／　 　 Y
／￣　　　　　 ／ス　 ;':;{　;'　　　　,ィ　　r─ナﾅ'´_／r─匕 ﾉ人,
　 　　 　 ＿／／:::::}　　 ゞ、　　　　＿＿＿_厂,／ィ´＿彡　fへ、＼
　　　　　　　 /:::::::::人　　　 ＞‐-==イ　 ＼_,／／￣　　＿_ﾉ　　ヾ,　ヽ
　　 　 　 　 /:::::::::::::::::＼　'' 　 　 ,,,　厂ヽ, Zｘ<ェ┴─＜＿＿ヽ　 }　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　出雲振根


　結局、大した有効打も打てずに、出雲国はそのまま開戦を迎えてしまう。

　ところが、大和軍は出雲の国境付近で停止すると、すぐに吉備に引き返してしまった。



　　　　　 ,　＜三三三三三三三三三三三三 }　　}≧ミ　　 ｀　　.
　 　 　 <三三三三三三三三三三三三三三/　　/三三　i ､　　　｀
　　　　　｀　‐-＜三三三三三三三三三ミ　　　 /三　　,　i!三＞､　　　　｀
　　　　　　　　　　 i∧・＜三三三三三ﾐ　　　　//　　　/三三三三＞　　　　　　ー--　　　　　引き返すのか……
　　　　　　　　　　 } ﾐヽ　　}｀ {　＜三三/　 /三三/　 /三三三三><ﾆ○７
　　　　 　 　 　 　 |　　 ￣/　 ヾ､ヾ'''ｱ´T ・‐=ﾆ二_ー--------＜;:;:＞‐-'　 _
　　　　 　 　 　 　 |　　_／｀　　 　 ∠_　 ヽ_　　　　　ﾌ''ヾｼ　 ''´　ミ;:;:;:;:;:;:;:;;r‐‐‐-ミ;:;:;　　　　　まあ、ありがたい話だが
　　　　　　　 　 　 |　「　　　　　　　　 ヾ　　　￣¨ ≦　　　　　　　 ﾐ;:;:;:;:;／ /　 ヽ　V/
　　　　　　　 　 　 ',　|_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ;:;:/　/‐-､　　　}/
　　　　　　 　 　 　 i　 ヽ｀　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　¨'　　ヾ 　　　 //　　　　　……しかし、なぜだ？
　　　　　　　　､ヾﾞﾞ ',　　＼} ヘ>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「　 / 　 /'''"｀
　　　　　　≦　 ヾ 　'.　　　 ´　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 レ 　　,ｲ 〃´
　　　　　「　ﾆ二　　∧ ，‐- 　 _　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,､〃ヾ､,　　　 ／　 彡
　　　,ィ≧　三ﾆ　 　.∧　　　　　￣　 ─--　､　 ､　　　 , ｲ'´　 〃　'''　｀¨　´ ´　⌒''
　 ／　 ミ 　 　 　 ／　 ',　　　　　　　　　　　　ヾ 　　／　　　／''"


　大和軍が引き返した理由……それは、吉備残党が蜂起し、独立運動を展開し始めたからである。

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　以下、温羅伝説の記述に沿って話を進める。

┌─────────────────────────┐
│　吉備津彦命は、温羅の首を刎ねて、市中に晒した。　　 　 .│
└─────────────────────────┘

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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　|
　　　　　　　 |二冊二二二二二二二二才二二|
　　　 　 　 　 　 Ν　　　　　　　　　　　 |　|
　　　 　 　 　 　 Ν　　　　　　　　　　　 |　|
　　　 　 　 　 　 目,，　 　 　 　 　 　 　 |　|
　　　　　　 　 -　－.､　 　 　 　 　 　 　 |　|
　　　　　　　＝ ＝）lllヽ 　 　 　 　 　 　 |　|
. 　 　 　 　 （人__） 　ノ　　　　　　 　 　 |　|
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　　　　　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|

┌────────────────────────────────┐
│　ところが不思議なことに、胴から離れたこの首は、何年も唸り続けた。　　　..│
└────────────────────────────────┘


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　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　／ 　　　ﾉ
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┌─────────────────────────────────┐
│　困った吉備津彦命は、犬飼健に命じ、犬にこの首を食べさせようとした。　　　..│
└─────────────────────────────────┘


　　　　　　　　___|二ニｰ-､、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
　　　　　　　 /rヽ三三三三三─‐-- ､;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
　　　　　　　 ',i　,-三三三三三、 　 _,.ニ､ｰ-､!;: -‐二￣彡′
　　　　　　　　',､、ヾ三三'"￣￣　　 `ー‐"　　　 ヾ-'" 　.〉′
　　　　　　　　ヽ ヽヾ三,' 　　 :::..,. -‐- ､　　　　 _,,..-‐､、,'　　　　　　　　行くでおじゃる
　　　　　　　　　｀ー',ミﾐ　 　 　::.弋ラ''ｰ､　　 i'"ｨ'之フ　l′
　　　　　　　　　／:l lﾐﾐ　　　　 ::::.. 二フ´　　 l　ヽ､.ノ　,'
　　　　　　,.-‐フ:::::| |,ミ　　　　　　　　　　　　 l　 　 　 /
　　　　 ／r‐'":::::::::| |ヾ　　　　　　　 ／__.　 　l　　　 /
　_,. -‐"i .|::::::::::::::::::',.',. ＼　　　　　 　 ⌒ヽ､,ノ　　 /ヽ,＿
"　　　　l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ.　＼　　　＿,＿,.､〃　　／l　|　　｀ﾞ'ｰ-､、
　　　　 ',＼＼:::::::::::::::ヽ＼　 ＼　　､.￣⌒"￣／:::::|　|　　　　　　｀ヽ、
　　　　　＼＼＼;::::::::::::＼＼　 ｀､.__ ￣´￣／::::::::::l　|　　　　　　　　 ＼
　　　　　　 ヽ ＼｀ｰ-､::::::ヽ ヽ　　　￣フフ::::::::::::::ﾉ ./　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　　　　　 ｀ー-二'‐┴┴､＿_／‐'‐´二ｰ'".ノ
　　　　　　　　　　　　　　￣｀ー─--─‐''"￣
　　　　　　　　　　　　　　　　犬飼健

┌────────────────────────┐
│　犬は温羅の首にかぶりつき、その肉を食べた。　　　　.....│
│しかし、髑髏になっても、温羅はなおも吠え続けた。　　　　│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿,.-i　　_,.-,
　　　　　　　,.r'ﾞﾞ｀´｀´ﾞﾞ''-.,　　　　　　　　　　　 　 ,.r;: : :: f;:';;i;;;;;;,_／
　　　　　　,;'ﾞ　,.......... . .　　ﾞ';,　　　　　　　　　　,.; : :; ; : : ::::: : : : :::ヽ
　　　　　 i: : :::::::::r--.,　　　´ﾞ;　　　　　　　　／.; :　: : : : :::::::::-ﾓ,::::i,
　　 　 　 ; : : :;-'''''''''''''ﾞ''ｰ- .,,,;__＿,. -ー--r';　　;: : : : : ::::::　::: : : : : :.,
　　　　　 ﾚ': : : : : : : : : : : : : : : : ::::::....　: :: : : :';　i: :::::: ::::::: :'ﾞ　 _　: :ﾞヾｼ　　　
　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::　 : ::: : : : :: : .ヽ:: :::::fﾞ　,.._,.-'ｰ─'ﾞ　　　　　
　　　 i : :　::: : : :::: : : : :: : : : : : : : ::::　: ::: : : : : : : : ::., ;;;,,--r'ﾞ´
　　　 |:: : ::: : : : :::: : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::: : :ハ.''ﾞ　／
　　　 |: : : : : : : ::: ,,,.....: ::,: : : : : : : : : : : : : : : : : : ;　:　 :.ｲ
　　　 |: : : ::::::: ::: :::::....　.ヾ,:::: : : : : : : : : : : : : : :.ノ :: ,.;': i
　　　 |: : : :::::::k:::::: : : ::i´ ｀ﾞ'ｰ.,: : : : : : : : : : ::: : . .: : '　/
　 　 .i: : : ::r' ﾊ : : ::::　i　　　　｀ﾞｰ--- ., ::::: :::::／ /:::r'ﾞ
　 　 .i: : : ::./　ヾ :::/ /　　　　　　　　　|: : : ::ハ::'',;;;:::i
　 　 i: : :::r'ﾞ　　ト　 ノ　　　　　　　　 　|: : ::::i　.i　''':::i
　　 f:::　/　　 /:;'　/　　　　　　　　　 　i: : :::i　 |　 :::i
　　 ﾄ'　ｆ　　　ヾ,　i　　　　　　　　　　　|: : ::i　　i　 ﾞ'i
　　 i　 |　　　　 i　ﾞi　　　　　　 　 　 　|: : ::i　　 i　 .|
　　 i　 i　　　　 ヽ　ﾞ'ｰ.、　　　　　　　 i:' ' 'i　　 ヽ　t
　　 i_,i_ﾞu　　　　 ｀ｰ'-'′　　　　　 　　|.　 i　　　|　└-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　i__i__),)　　｀'-ｰ'ｰﾞ

┌──────────────────────────────────────────────────┐
│　吉備津彦命は、今度は穴を掘って温羅の首を土に埋めた。しかし、やはり唸りは止まず、その後十三年間もの間　　　...│
│首は唸り続けた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
└──────────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _∠^ヽ､　　　 _／;:;:;:;ヽ-､
　　　　　　　 _,､_　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,／:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ="´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、_
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:

┌───────────────────────┐
│　ある夜、吉備津彦命の夢の中に、霊が現れた。　　　 .│
└───────────────────────┘



　　　　　　　／￣￣＼
._　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　__
| |======|　　　 （ ー）（ー)===| |　　　　　　うーん……
| |　　　　 |　　　　 （__人__) 　　.| |
| |　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　 | |
| |＿＿＿_|　　　　　　　　}＿＿| |　　　
| |＼　（　.　ヽ　　　　　 　} ヽ　　＼　　　
| |　 ＼ヽ　　 ヽ　　　　 ノ　　)　　　＼　
| |＼　　＼（￣ ⌒⌒⌒⌒￣⌒ ⌒ ⌒ヽ
|_|　 ＼　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　＼　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 ＼　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　 　 　 　 □
　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─┐
　　　　　　　　　　　　　　　 └─┘
　　　　　　　　　　　　　　　┌───┐
　　　　　　　　　　　　　　　└───┘
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌┼─────┼──┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 │└─────┘　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 ┌─┼─────────┼───┐
　 　 　 　 　 　 　 │　 └─────────┘　 　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 └───────────────┘

　　　　　／￣￣＼
　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　 |　　　 （ ○）（○）
　.　　 |　Ｕ　　 （__人__）　　　　　　　　　　　　　お、お前は！
　　　　|　　Ｕ　　|r┬-|　　彡
　.　　　|　　　　　｀ ⌒}　　　彡
　.　　　ヽ　　　　　 　 }
　　　　　ヽ　　　　　ノ
　　　　　／　　　　 ＼
　　　　/ /＼　　　/￣＼＿＿＿＿l⌒l
　　 　 |　|　 ＼　/　 ヽ　＼_＿＿＿＿|
　Σ(⌒ノ　　　ゝ　　　 ＼＿_）




　　　　　　　　　　　　　　　　,.　'"´￣　　｀､
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 ノ, 　　 (○) Ｙ
　　　　　　　　　　　　　i　　　　　 （○) 　 ､__ ) ヽ　　　　　　　　　　やっほー
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　'､__／ 　　　!
　　　　　　　　　　　　　|　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　僕だお！
　　　　　　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　 　 　　　　|　　　　　　　_,,.. -‐'"´
　　　　　　　　 　　　　 |　　　　, .'"´
　　　　　　　　　　　　　 i　　　.!
　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞ､　　ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　 !
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ／
　　　　　　　　　　　　　　　i'／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　温羅

軽いなｗ

　　　　　　　／￣￣＼
　　　　 　／　 ＼　 　 ＼
　　　　.（●）（● ） 　u.　|　　　　　　　　なあ、頼む
　　　　 （__人__） 　u　 　|　　　　　　　　いい加減、唸るのはやめてくれないか
　 　　　.(｀⌒ ´　　　　　|
　　　　　{ 　 　　　　　　|
　　　　　 { 　 　　　u.　/
　　　　　　＼　　　　 /
　　　　　　ノ　　　　　＼
　 　　 ／´　　　　　　　　ヽ




　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼　　　　　　　　　　　　いい事を教えてあげるお！
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　　　　　　　　　阿曽媛に、お釜殿の神様に差し上げる飯を炊かせるお！
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／/　∩ノ ⊃　　　　　そうすればきっと唸りも収まるお
(　 ＼　／ ＿ノ　 　 ＼／ ＿ノ
.＼　“　　／　　.　＼　“　　／
　　＼ ／　　　　　　/＼／
　　　 ＼　　　　　　　＼
　　　　　＼　　　　　　　＼
　


┌───────────────────────────────────────────┐
│　温羅は夢の中で、こう言った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│「吾が妻、 阿曽郷の祝の娘阿曽姫（アソヒメ）をしてミコトの釜殿の神饌を炊かしめよ。　　　　　　　　　 　 │
│もし世の中に事あれば竈の前に参り給え、 幸あれば裕かに鳴り、禍あれば荒らかに鳴ろう。　　　　　 　 │
│吉備津彦命は世を捨ててのちは霊神と現われ給え。 吾は一の使者となって四民に賞罰を加えん」　　　..│
└───────────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────────────┐
│　吉備津彦命は、夢のお告げ通りに、阿曽媛に釜殿の供えの飯を炊かせた。　 　 │
│すると、温羅の首はようやく静まった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└──────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　 　 　 　 _, _ ,､
　　　　 　 　 　 　 , - ´ 　 　 　 ｀ ‐- 、
　　　　　　　　　ノ　　 　 　 　 　 　 　 丶
　　　　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ ､_
　　　　 　 , ´　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 、
　　　 　 , ' 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 丶
　　　　ﾉ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　＿,'＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_',＿
　　ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾉ
　　　ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　ヽ三三三三三三三三三三三三三三三/
　　　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　 ＼三三三三三三三三三三三／
　　　　　　 　 ｀ ＜　　　 　 　 　 　 　 ＞ ´
　　　　　　 　 　 　 ｀丁三三三三丁´
　　 ＿　　　　　　　　 ｀ ｰ----‐ ´



　――以上が、温羅の鳴釜伝説である。岡山県では、現在でもこの神事が行われている。

　さて、十三年間首が唸り続けたとは、どういう意味であろうか。



　　　　　　　 / 　　　　　　　　　　 　　　　　i::::::ｗn||二二二二二二二ヽ
　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　　　　　 丿 /' ''
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　///,-''''''-､
　　　　　　/ 　　　　　 ／　　　　　　　　　/// l　　,､,,...>､
　　　　　 /　　　　　／ 　　　,､　　　　　　ヽ　ﾉ-‐i'`､,,...--`、　　　　／
　　　　　/ 　　　 ／　　　　　ヽヽiijj､　　　　＼ `')`,'二二ヽ　　 　／
　　　　 /　　　／ 　　　　／ ゝヽヽiiijjlii　　　　　)つ'//ヽ　　ヽ／.　 ,-‐-､
　　　　/　　／　　 　　／　　／ 　iiijjliijli､　　　　（/////|　　 |　　 ﾉニ､,､ｌ
　　　 /　／ 　　　　　|,　 ／__丿　iiijjliijliijl,へ､　/////ノ　　　|　　 '､ヽ==ヽ_
　　　/／　　　　　　　`' `)_,'　ヽ=======ヽ（ヽ/:::::::::/　l　　　|　　　/　(/(　 >
　　 /　　　　　　　　　　　　　　ノiiijjliijjliijijliiiillゝ--ノ/ 　l　　　|　　 ､　,,,,,,/ ノ,
／ /　　　　　　　　　　　　　　　iiijjliijjliijjjlijjiillliili､ /=======ｌニ二 ,ヾヽヽiijjli､
　 / 　　　　　　　　　　　　　　ノiiijjlii jjliij jjl jjllll／ニニニニヽ　 ／　ゝヾヽiijjlii､
　/　　　　　　　　　,､､、　　.ノjjiijjlii"li 　,-''￣'''-､ニニニニヽ／　　　／　ijjlijlil
../-----―――ー〈rｧ;ー /　　jj　　　ノ-ヽ(⌒､ >､二二二ヽl　ヽ／,__丿ijjlijlili
/　　　　　　　ヘ　 　l　<　ト､ 　　　　(`ー-､(⌒(彡>／ 　　/ `‐'､_／　ヽjijilii
>　　 ヘ　／　◎＼/　　l川ﾘト､　　　　'､､〈/⌒ヽＫ､　　 　|　 ＼　　 　　ヽjil
ヽ／　◎＼/ <7/ ,'ー─-川川ﾘト､. 　　`ﾉ/ミミミ/　ヽ　　|　　　ヽ　 　　　ヽ
　　ヽ<7人､/=ヽ / /ヽ、　　 川ﾘト､,,,, -`/ミミミ/　 　|　　|　　　　ヽ_,,,...-
ヽノ　　ｌ`､ｌ`､　 /　ゝ　""'''''__,,-‐''"",､ ‐'ミミミ/　 　　|_,,,...-,. ‐''''￣''ｰ ､
　 ヽ　　ゝ　　iiijjliilii､ゞ,,‐'''"／ヽ-‐' ﾞ==二) ミ/　　　　|　　/　/ ｌ　 ｌ ヽ　ヽ
　 　／ゝ　　　iiijiiijj liiijl､　／ヽ'-====二,,),,ノ　　　 　|　／　/　ｌ　 ｌ　ヽ 　ヽ

　これは、十三年間吉備で反乱が起き続けた、と見るのが自然である。
実際、吉備国では三度も大和に対する反乱が起きている。

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――女木島――

　　　　　　　　.，
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　　　　　　 ./　 .V
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　　 　 　 /　　　　.V
　　　　 ./　　　　　 V　　　 　 　 .／ ￣￣￣￣＼
　　　　/　　　　　　 .V　　　　 ／　　＼_　　 _／　.＼　　　　　　　　突撃です！
　　　　V　　　　　∧ V‐､ 　 /　 （　● )　　(●　）　 V
　　　　 V　　　　/::∧{_i:|:| 　|.　　　　＿__´＿　　　 　.i
　　　　　V　　 .〈:::::::::i|}ｉ:|:|ﾞヽ､　　　　|i:i:i:i:i:i:i:i:|　　　　’
　　　　　 V　 　 V::::::i||ｉ:|:| ｰ'’｀ｰ ､　|i:i:i:i:i:i:i:i:|　　　/
　　　　　　V　 　 V:::::||ｉ:|:ﾘ/} }. 　　ヽ ￣￣￣　　イ
　　　　　　 .V　　　V i}:::|/ｲ'’´　 ’　　　　　　´ ｀ ＜
　　　　　　　 V　　 ／ : |’　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　V.／ヽ__:/──- 　　　　　　　　　　　　　V
　　　　　　　　 ’　　　　　 ∧　　　　　　　　　　　　　| 　 V
　　　　　　　　　　　　 　 　 ∧　　　　　　 　 　 　 　 |　　 V
　　　　　　　　　　　　　　　　　大和国　　雅武彦命

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！
::::::::......　）)　　.....:::::::::::::::::.....　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ/_,ヽ,　ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/　 ヽ、 ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へ　　　　　　　　　　　　/'''ー―'　、　　ｊ　`l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／,....,,_＼　　　　　　　　　　ヽ　　,､__＿,　　 ゝﾉ　,
- ,,,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　(' .(　;ヽ　く、　　　　　　　　　,'　（　　　　`'ヽ、　　　,'
‐-,,,,,_"''' ‐- ,,,,,__　　　　　　　 　　　　ヽヽ'　,⌒ヽゝ　　　　　　　　ヽ　C　　　　　　ヽ、,ノ、
　　 　~""'''　‐-,,,,,_‐-,,,,,_　　　　　　　　ヽ||/　　| ヽ、　　　　　　,､ く　　ゝ　　　　　 　`ｰ‐ｰ-
　　 　　　　　　　　　~""'''　‐-,,,,,_　 ｃ,,-‐''ヽ､ /ヽ　ヽ、.　　　／__＼ヽノ 　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 くゝ　,,-‐''　　 ヽ ,.-ヽ、　 '､( ヽ く　　　　'､(ヽ く　　　　,r゛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,、　`'　　"'ヽ,.-‐''"彡彡ヽ,　 ヽ' ,⌒ヽ　　　 ヽ'　,ヽ　　,r'
　　　　　　　　　　　　　　 　　／__＼'''''''''ー-/彡彡ヽ,.-'7゛ｃ,,-‐''ヽ　ﾉヽ"'''ｃ,,‐''　ﾉヽ,r゛
　　　　　　　　　　　　　　　　 '､( ヽ く　 　　/,.-‐''/　　/　 くゝ-ー''''　　ヽ　　　7'　,.r'
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ' ,⌒ヽヽ、　　ヽ/..,　/ヽ　　　　/彡ヽ彡ヽ　 ,､‐''ﾞ
''''''''''ー―─ ー―─--,,-ｃ ,,-‐''　 ﾉヽヽ/ 　 　,'...,;`/、 ヽ、　　 /　/　ヽ,‐' ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　くゝ-ー'''''' 　 ヽヽ　　,'　,' ﾉ　ヽ、 ＼　 ｌ_,.-‐''"
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　　　　　　　　　　　　'､(ヽ く 　　　/彡/ヽ(ミヽ､Yｌ　,.-‐''"
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‐- ,,,,,_─ー―─---ｃ,,‐''　ﾉ ヽ、(　 _,.-‐''"
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　　　　　　　　　　　　　　￣~ _,＞-‐'"　　　　￣`'　　　　　　　 　 　 　 ;,　 ./ |
　　　　　　　　　　　　 -='''"´_,...　　　_,..-‐　　　　　　　　　　　　　　　　 i ./　j
　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ、~`''　　 ￣~`　　　　　　　　　　　　　　　　l/　./
　　　　　　　　　　　　　　、弋ヾ　　　　_,.　　　　　　　　　　　　　　ヾ､i!|l !　/
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、-ｚ''"´＜,-─z,　　　　　　　　 　 　 　 `'　 ,ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　へ─-＞''"´≪　　　,　　　 _,.-‐'"　　　　　　　　ﾐ,ﾍ　　　　　　　ククク……
　　　　　　　　　　　　　 ,／ヽ、 7７"/ _>-‐''"_,.. -"´∠_,....　　　　　 　 　 i ﾍ ';　　　　　　さあ来い……大和の犬ども……っ！
　　　　　　　　　　　　　/: : : : ヽi l!. ,'i､￣ヽ,.フ　　 _,,...--,-‐'´　,　　　　　 j∧ .l
　　　　　　　　　　 _,...ｲ: : : : : : :l .i　l　ヾ､∠.､''"´　　／　　,..;'7 /　　 /　ljヽ､l |
　　 ,r-v⌒''ー'''"´ 　 l: : : / : : 〉､i l　　ヽ・' ､';, 　 ／ _,-‐" /／/　 /　 / : : : 1、
　　f .i .i　 j-f　 i　 __,..l: : :i: :／: : ヾ　　　 `ﾞ''　 -‐ ''"∠二/_,../　／j! ./::|: : : : : :＼
　　l!_{_,{ﾆ<,ﾉ ､/￣　　ヽ::／ : : : : : l i　　　　　　:::::/ `''- ’-'/／ ノ ./: : i: : : : : : : :｀-..,_
　　　　　 "￣　　　　 .／: : : : : : : : i,ﾄ､　　　　　:::/　 　 　 ./,-'"´j／ :／'": : : : : : : : : : ｀ ﾞ '
　　　　　　 　 　 　 ／: :_,.-f-へ : : lﾍ';,+ ､,.._　 ::/　　　　 ／: : : : : : /.-''"´: : : : : : : :_,-: :─
　　　　　　　　　　/／´ .　 | : : ヽ : |:ﾍ`''ー--l_/--.-　／: : : : : : ／-: 、: : : : : : ,-"´: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　 　 l! : : : :〉: l　ﾍ　r==-　　,.／: : : : : : : / : : : : : :｀ﾞ'', ' : : : : : : : : ::::::
　　　　　　　　　　　　　　　i| : : /: : ﾍ　 ヽ　　 ,.ﾍ´: : : : : : : : :/: : : : : : : : ,;": : : : : : : : : : : :::
　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾞ, : :ヽ: : : ﾍ　 ヽ"´1: ﾞ､: : : : : : : /: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : :::::
　　　　　　　　　　　　　　 　 '､: : :｀ヽ､ ﾍ　 　 ,.l: : '､: : : : : :/: : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ、: : : : ';,: : : : : : : /ヽ:/ : : : : : : : : l: : : : : : : : :: : : : : : : : ::

　伊予水軍は奮戦するも、女木島は陥落。頭目は捕えられ、首を刎ねられた。


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　海賊行為を行った者、またはこれに直接間接関わらず加担した者はすべて処刑された。
これで大和の懸念が一つ減り、残りは出雲国と吉備の残党だけである。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_|_|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾐﾞ∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　(＾(ω・´ )
　　　　　　　　　　　　　（　　｀ω）　　　　　∧＿∧　　　　 丶＿ノ ）
　　　　　　　　　　　　　（　　　　Ｏ＼＿＿（Д｀；　）　　　　　Ｙ 　人.
　　　　　　　　　　　　　｜ ｜　|　　　　　　（三三 ）　　　　（＿）ヽJ
　　　　　　　　　　　　　（_＿）＿）　　　　　（__（__￣）

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(　　 ）（　　　 ）(　　 )(　　　 （　　　　） (　　　　）（　　　　）　(　　　 （　　　　）
（　　.）（　　　 .）　　 | |　　　（　　 　 |　（　　　　） （　　　 ）　（ 　 　 （　 　　 ）
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..し`Ｊ （＿_）＿）し`Ｊ（＿_）_（＿_）＿） （＿（＿_）（＿_）＿） （＿_）__（＿_）＿）

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　さて、大和支配下の吉備国の民は、重税と徴兵の二重に苦しみに耐えていた。
ただでさえ戦争で男の数が極端に減っているのである。そこから働き盛りの若者を徴兵され、残されたのは老人と
女だけとなった。さらに、剣はもちろんのこと、鍬や鋤の鉄製品は全て大和軍に接収され、大和本国へと送られた。
これでは土地を耕すのも一苦労である。


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　　.:　　 :::.　　　口　冂　　　　　　　　[]　　|::.|____　　　　　　　　　 ,.---､、　　|;:;:::|
　 .:　　　 :::.　　　　　　　 ____　　　　　 　Π　 |::::;;|　　　　.ji ||　 　 |;;::.:.;;;|:|　　 |::;:::|　　　,.-､
　.:　　　　　:::.,.‐‐‐‐､.　　!:::::;!　　　 ____　　　　　　_,----､　　 _　, |::..::;:::|.|　　 j::.::.|　　　|:;:::|
　___.　　　 　 |::;:;:;:;:|..|　　|.:.:.:|　　　 |::;;;:|　　 _.　　| |:::;:;::;;|.|　　|| || |.:.;::.:.:|:|　 ┌‐‐┐　　|::.::|
r‐v'i　　　　　|:::::;:;:;|.:|　 「￣ ,. -‐‐‐‐‐‐-,._　! i'i'i.| |:;:::;:;:;|:|　　|| || |.:.:.:::::|.|　[￣￣￣] ┌─┐
|:::::|.l iヽiヽ r; |::::;:::;;|:.|　　　 l,. -‐‐‐‐‐‐-v´i　!| |.l| |::;:::::;;|.|　　　┌-----┐　　　　　　 r‐‐‐
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|....:| | ! i!　!.| l|;;;;;;;;;;|..|_　　　|::::::::;::;:;:;:;:;;;;;;|:...!　.!l|:lr';;;;;;;;;;;;ﾄ1　└‐─‐‐‐─‐┘　　　　　| :|;;;;;
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　加えて、大和国は吉備の民に非常に重い税を課していた。対出雲国に向けての兵糧確保を、大和は吉備に求めたのである。
だが、不満を口にする民はいなかった。いや、正確に言うなら、不満を口にした瞬間に捕えられ殺されるため、民はこの理不尽に
黙々と従う事しかできないのである。

　このような状況下で、吉備の残党は反乱を起こす。大和は進行中であった出雲遠征を中止し、急遽吉備に引き返した。
反乱は直ちに鎮圧されるが、反乱の主犯格は逃げ散り、その後もたびたび反乱を起こしては大和を困らせることとなる。

　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　'"´::.::.::.::.::.::.::.｀丶、
　　　　 　 　 ／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼
　　　　　　 /:.::.::.::.::.::./::.::.::.::.:::.::.::.::.:ヽ_::ヽ
　　　 　 　 .::.::.::.::.::.::.{::.::.::.::.::|::.::.::.::.::.:ﾄ､〉j
　　　　　　|.::.::.::.::.::.::.::.::.::∧::|ヽ:.::.::j.: ﾄ }/
　　　　　　|.::!.::.::.::.::八::./⌒ﾘ │::.:仏| ﾘ
　　　　 　 ∨.::.:|.::.::.::.: ｙ xぅﾄ､ |::/ ﾋｿ' {
　　　　　　 ﾚ∨|:∧.::.: ﾍ. )ｿ　 l/　 ,
　　　　　　　　＼::∧:.::.::.＼　　　　　　ﾉ
　　　　　　 　 　 ﾚｰﾍ::::.::ﾄ　　　　'’／
　　　　　　　　　　 　∧:.::.ヽ_＞r‐
　　　 　 　 　 　 　 //∧:.::.:V7７入
　　　　　　　　　 　 >､/ﾊl＼:＼//｣)、
　　　　 　 　 　 　 ,′　丁()丁｀￣ ハ
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |///|　 ＼＼ ヽ
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |'//∧　　 ＼ >ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 |　　/￣￣￣＼　｛｛＿)
　　　　 　 　 　 　 ∨/　　 　 　 　 ＼}　　ﾊ
　　　　　　　　　　吉備残党　彼方

　大和国、再び出雲に進攻。数の暴力の前にはなすすべもなく、出雲は滅亡する。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,... --─-- ..､,,＿_, -､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　／ 　 　 　 __＿＿二/ ,イニ＞
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/´　 　 　 　 　 .／´::::¨／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::,;;;/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ＿__　（___)､_） -ー'¨ﾞﾞﾞ′ .:::::::::::::::::::,,,,,,;;;／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::`ー-──'" .:::::::;::;:::::::::::::::::::,;::::,,;;;;;;;／
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　　　　　　　　　　　　 , -'　 ;;;;;;;,ヽ:::::::::::::::::::::::｀;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､／
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　　　　　　　　　　　　大和国　吉備津彦命

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│當社は出雲風土記所載の社にて孝霊天皇の皇子吉備津彦命に坐まし此神は崇神天皇の御宇六十年に東海の将軍　　　　　　...│
│武浮河別命と共に出雲振根懲罰の大命を奉じて出雲に降り給へりし神にして往時當地は吉備より出雲の杵築に達すべき　　 　 │
│要路なれば則ち将軍の滞陣し給へし所なり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
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　さらに吉備津彦命は熊曽国も制圧する。その後２８１歳に死ぬまで、彼は吉備に君臨し、統治した。
出雲討伐後の彼の治世は評判が良く、民の負担も少なかったので反乱も起きなくなった。

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吉備津神社には、今でも本殿に吉備津彦命と温羅が祀られている。



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――やる夫は鬼退治されるようです[完]

歴史は勝者が書いた風にしか残らないんやね

乙
とは言え日本人は判官贔屓なところもあるからなー

桃太郎では鬼は悪逆非道の存在、
この話では吉備国や温羅は一方的被害者という扱いだけど、
実際のところは豪族同士の単なる勢力争いだったんじゃないか

乙でいいのかな？
想像する余地があるから惹かれるんだろうね。