以下の内容はhttp://blog.livedoor.jp/natirou/archives/cat_50030888.htmlより取得しました。


20180205







































琉球新報社提供

琉球新報 2018年1月22日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
子育ては『修行』

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

我が子が2人ともインフルエンザになっちゃいました! 発熱中は心配でたまらなかったのに、熱が下がったらぐずりが始まり、外出ができないのでパワーがあふれ、暴れだす子どもたち。もう大変!

 特に4歳の息子の怪獣具合がすさまじく、物を投げたり、家中をジャンプしたり。注意すると「ママが悪いんだよ」と口答え。彼の言い分もあるのだろうけど、その内容がコロコロ変わるのでついていけない。ご飯、片付け、着替え、ありとあらゆるものを「ママがやってー、ママじゃなきゃ嫌だー」と泣きわめく、蹴られる、たたかれる。無視すると「お話ちゃんと聞いて」と顔をわしづかみにされる。しまいには私も手を上げてしまい、息子はさらに泣きわめく。彼を全然かわいいと思えず、最悪な1週間でした。

 そんな子どもたちとずっと一緒だったので、仕事は進まない、家は汚れる、予定はすべてキャンセルに。イライラするし、体もだるい。夫に八つ当たりをし、けんかになり、さらに悪循環。どこでリセットボタンを押したらいいのか分からない状況でした。

 私にインフルエンザがうつらなかったのはよかったのだけど、「私も病気になって一人ゆっくり眠りたい」と何度思ったことか。今年の私の希望は、週1回、一人で寝ること。だって毎晩、子ども2人に挟まれギュウギュウなのです。そして寝返りをする彼らに蹴られ、何度も起こされます。私が移動しても30分以内には気づき、暗闇の中で私を探し当て寄ってくる2人。恐ろしい才能です。

 インフルエンザの怪獣息子とは家にいるしかないので、アニメ「魔女の宅急便」を見ることに。私は大好きで何度も見ているのだけど、久しぶりに見ると意外なシーンで号泣してしまいました。最初の、主人公・キキの魔女修行への旅立ちです。娘に「私、今日行くことにしたの」と急に言われる両親の気持ちを思うと、胸が締め付けられました。本人が決めたことを一番に尊重したいと思いつつも、心配や寂しさが募るのです。我が家の怪獣たちの旅立ちも、彼らを信頼し、応援したいですが、いざとなったらどうなるのかな。

 子育ては、健康で、元気がいいけれど、そうではいられない毎日。たくさんの人の助けが必要だけど、ワンオペもよくあるこの状況。また、まわりに人がいたとしても「助けて」の一言が言えなかったり、うまく手を借りることができなくて、余計にイライラしたりすることも。楽しさ、幸せもあるけれど、まだまだ試行錯誤、修行のような子育てです。

写真:外出中、機嫌が悪くなると、ママの車椅子で大泣きする息子(撮影・佐藤健介)



20180122



































琉球新報社提供

琉球新報 2018年1月22日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
やりたいこと、たくさん

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

 もうすぐバレンタイン。子どもの頃からお菓子作りが大好きだった私は、当日に向け試作しまくるのが恒例でした! 本命ではなく、友チョコです! 味がよくて、見た目もよくて、そんなに手間もかからず、常温でも大丈夫で、ラッピングしやすいもの。ガトーショコラ、トリュフチョコ、スイートポテト、クッキー、マフィンなど、ありとあらゆるものに挑戦しました。

 当時、今から25年前は100円ショップはなかったので、那覇市泊にあった製菓材料店に足しげく通いました。今ではどこにでもオシャレで手頃なお菓子のラッピング素材がありますが、当時はそこでしか手に入らないものばかりでした。お財布と相談しながら、材料選びには必死でした。レシピの3倍の分量を作りたい時は、バターも3倍、砂糖も3倍と計算し、それも楽しかったです。


 しかし骨の弱い私にとって、冬は骨折をしやすい季節なのです。体が冷えると体が硬くなりますが、筋肉もほとんどない私は、この寒さが大きなけがにつながるのです。せっかく計画、準備をしても、諦めざるを得ない時も! 悔しかったのですが、それも私にとっては日常茶飯事。計画を立て直し、2週間したら痛みは治まるからこれならできる、動けない代わりに今年はこうしよう、とまた予定を立て直して楽しみました。


 骨折、入院を繰り返したおかげで、どんな状況でも楽しむことが得意になった私。入院中は、本だけでなく、人形や、折り紙、手品セットなど、ベッドの上でできることをいろいろ楽しみました。時間はたくさんあるので、モノづくりにはぴったり!また家族や友だちがお見舞いに来てくれるのがうれしくて、お土産を楽しみにしていました。親にはファストフードのチキンやポテトを頼んでいました(笑)。

 また、私は姉が2人おり、2人とも障害が無いのですが、それぞれにうまくいかないこともあるようで、私は歩くことにそこまで魅力を感じなかったのです。歩けても、歩けなくても、いいところ、悪いところは同じ数だけあると思っていたのです。うらやましく思ったところで、私は歩けるようになるわけでないので、考えないようにしていた面もあるのかもしれませんが。歩きたいという思うよりも、お菓子作りや折り紙をはじめ、やりたいことがたくさんあり、それをどうやったらできるかを考えることで頭がいっぱいでした。インターネットもない時代だったので、お店に電話したり、まわりの人に聞いたりと、とにかく情報集め、自分ができること、やりたいことに次々と挑戦する子どもでした。


写真:姉妹で北部にタンカン狩り。家族であちこち出掛けました

20180417名前で呼び合おう!


































琉球新報社提供

琉球新報 2018年4月17日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「名前で呼び合おう!

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)











20180403褒められてハッピー!


































琉球新報社提供


琉球新報 2018年4月3日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「褒められてハッピー!

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

20180319休みながら日々楽しく


































琉球新報社提供

琉球新報 2018年3月19日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「休みながら日々楽しく

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)


















20180305「みんな一緒」で配慮を



































琉球新報社提供

琉球新報 2018年3月5日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「みんな一緒で配慮を

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)













20180219先生とずっとつながりたい


































琉球新報社提供


琉球新報 2018年2月19日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「先生とずっとつながりたい

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

20180108ルール順守に柔軟さを



































琉球新報社提供

琉球新報 2018年1月8日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
ルール順守に柔軟さを

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)


 明けましておめでとうございます。みなさんの今年の目標は何でしょうか? 私は本を出版したり、トークイベントを開いたり、ステップアップできる年にしたいです。呼んでくださる方がいらっしゃれば、沖縄にももっと帰りたいです!

 今年36歳を迎える私は、年女でもあり、厄年でもあります。元旦にはあまり行くことのなかった初詣も張り切りました。その後、夫が子どもを連れて実家に帰ってくれたので、私は一人初売りを楽しむことに。なんと抽選会で2等が当たり、銀座のレストランのディナー券が当たりました! ツイている年なのか、今年の運を使い果たしたのかは定かではないですが、すばらしい年明けです。

 しかし初売りで混むデパートのエレベーターに乗れずに大変。車椅子優先エレベーターですら、乗れません。何回か待ちましたが、全く乗れないので、自ら「車椅子優先エレベーターなのですが、何回待っても乗れません。譲っていただけませんか?」とお願いすることに。混みあったエレベーターのドアが開くのと同時に、冷たい視線に向け、大きな声でお願いするのは嫌なのですが、仕方ありません。一気に人が降りてくれ、私も買い物を楽しみました

 ルールを守るのが得意の日本人。並んでエレベーターに乗ることには忠実なのですが、ルールに縛られ過ぎて、臨機応変に動くのが難しいようです。必要な人がいれば、並ぶ順番などに関係なく「どうぞ」と譲ってもらえるとありがたいです。

 ところで、2歳の娘、夏帆は保育園で怒られてばかりのようです。入ってはダメな部屋に入ったり、おもちゃを片付けなかったり、わざと牛乳をこぼすようで、ルールを守らないそうです。おちゃめで、陽気で、いつも笑いをくれるので、家ではさほど困っていないのですが、集団行動には合わないご様子。でも、友だちが泣くとすぐに駆け寄ってトントンし、おもちゃを取られてもそこまで怒らない。しまいにはその取られたおもちゃを返してもらうと「ありがとう」と言うまでに。ルールではなく、その場に応じて動ける夏帆を私は尊敬するし、おおらかな性格がうらやましくもあります。もちろん危険なことや、人を傷つけないためのルールは守ってほしいのですが、自分のやりたいことへの行動力と、人を大切にする気持ちは大切にしてほしいです。

 ルールを守ることも大事ですが、そのルールに合わない人もいます。話し合い、その場に応じた変更は大切です。変えていくことを恐れずにいたいですね。今年も「あまはいくまはい」をよろしくお願いします。


写真:七五三も兼ね、琉装でおめかし












20171225低いって不便?便利?




































琉球新報社提供

琉球新報 2017年12月25日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
低いって不便?便利?

(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

 
 メリークリスマス! みなさんの家にサンタクロースは来ましたか? 私が一番うれしかったのは6歳の時にもらった三輪車でした。当時私は、両足の手術のため1カ月入院し、クリスマス直前に退院しました。全く動けなく、座るのもやっとの時に、サンタクロースから三輪車! 早く乗りたくて、乗りたくて、リハビリを頑張りました。


 親になった今は、イブの夜は毎年ヒヤヒヤです。なぜかというと、4歳の息子は既に私より身長が高く、私が手の届くところは、子どもも届いてしまい、プレゼントの置き場に困るからです。毎年、私も届かない高さの棚の奥に入れるのが恒例です。イブの夜、夫に取ってもらわないといけないのですが、彼は子どもと一緒に布団に入ったら、子どもより先に寝てしまう。彼が起きたとしても、肝心の私にお願いされたことを忘れてしまう。私は子どもを寝かしつけ、夫を起こし、プレゼントをセッティングする手順にハラハラの夜です。

 プレゼントの保管場所に困るように、身長100センチの私の生活では、普通の人よりも工夫をしたり、考えたりしないといけないことがあります。例えば家具や家電選び。最近の冷蔵庫は、下の段は引き出しタイプで冷凍庫と野菜室、上の段が扉の冷蔵室が主流です。私にとってはよく使う冷蔵室が高くて届かないし、引き出しから物を取り出すのが難しく、使いにくいのです。なので旧式の下が冷蔵庫、上が冷凍庫のタイプを使っています。今ではほとんど販売されていなので、見つけたら即決です。何色がいいかな? 鮮度をより保つ機能があったほうがいいかな? などと悩む選択肢はありません。

 洗濯機は縦型だと中身が取り出しにくくて大変です。傘やハンガーなどの棒で、洗濯物をひっかけて取り出していました。靴下などの小さいものはひっかけにくくて、時間がかかっていました。今はドラム式なので、身長が低くても使いやすいです。電気のスイッチも私にとっては高いところにあるので、人感センサーで自動に点灯するものを使っています。低い高さでの生活は大変なこともありますが、工夫しながら乗り切ります。子どもも使いやすい高さなので、子どもが冷蔵庫を開けたり、洗濯物を入れたりと、お手伝いをしてくれ、いいことも! まぁ、触ってほしくない危ない物の置き場には困るのですが。

 今年も「あまはいくまはい」を読んでいただきありがとうございました! 来年もいろいろなことを皆さんとシェアできるとうれしいです。良い年をお迎えください。


写真:サンタクロースからもらった三輪車に乗る6歳の私




琉球新報 2017年11月6日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「カテゴリー分けせず自由に」
(↑こちらをクリックすると琉球新報styleのページから読めます)

ママのこと、守ってあげる」4歳の息子が私に言いました。急に言われたのでびっくりしたのと同時に、ついに来たか、とも思いました。男性が女性のことを守るという固定観念、あるんですよね。私は「ママは守ってもらいたいと思ってないよ。一緒にしよう、の方が嬉(うれ)しいな。ちなみにパパはママのこと、全然守ってないよ」と伝えました。息子にとっては、期待外れのママの反応に、がっかりだったかもしれませんが、笑。

 男だからこうしなきゃいけない、女だからこうしたほうがいい、をなるべく無くしていきたい私。その考えが偏見や差別につながることがよくあるからです。男女の性差が少ないといわれているデンマークでは、女性だって大きな荷物を持つし、男性だって家事や育児をこなします。性別や見た目にとらわれず、息子自身も好きなことをしてほしいし、相手を受けいれることができる人になってほしいです。

息子の好きな色はピンク。今、はまっているのはカンプー(髪を結ぶこと)で、ピンクのゴムでのカンプーが定番です。ありがたいことに保育園の先生の理解があり、髪の結び直しまでしてくれるので、安心して彼の好きなことをサポートできます。「男の子なのにピンク!?」という人もいますが、まずは自分が大事にされる経験を積み、相手を尊重できるようになってほしいです。

 私たちの身の回りには性的役割にとらわれた表現の多いこと! 例えば高校の教科書の挿絵では、医師などの「職業人」として描かれたイラストは男性ばかり。男性と女性のペアのイラストでは、男性が発言し、女性は聞き役の沈黙というのがほとんどです。男女雇用機会均等法ができてすでに30年余りたちますが、まだまだ性差のある考え、表現が多いことにがっかりです。

 また、障害のある私を「大変そう」「助けてあげないといけない」と思う人も多いでしょう。でも、私は不便なことはありますが、毎日が楽しいです。助けてほしいと思うときもありますが、誰かを助けたい、といつも思っています。

 障害者、子ども、大人、男性、女性、〇〇出身、などのカテゴリー分けは、時には生き方や、考え方を決めつけてしまうことがあります。でも人は一人一人違うので、それに合わないこともたくさんあります。誰だって自由な考えを持っていいし、やりたいことにチャレンジしていいのです。そして誰を好きになってもいいし、好きな人がいなくてもいいのです。お互いを認め合うことが幸せ、それを大切にしていきませんか?

写真:カンプー大好きな息子と




以上の内容はhttp://blog.livedoor.jp/natirou/archives/cat_50030888.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14