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琉球新報 2017年11月6日(月)
100cmの視点から あまはいくまはい
「カテゴリー分けせず自由に」
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ママのこと、守ってあげる」4歳の息子が私に言いました。急に言われたのでびっくりしたのと同時に、ついに来たか、とも思いました。男性が女性のことを守るという固定観念、あるんですよね。私は「ママは守ってもらいたいと思ってないよ。一緒にしよう、の方が嬉(うれ)しいな。ちなみにパパはママのこと、全然守ってないよ」と伝えました。息子にとっては、期待外れのママの反応に、がっかりだったかもしれませんが、笑。

 男だからこうしなきゃいけない、女だからこうしたほうがいい、をなるべく無くしていきたい私。その考えが偏見や差別につながることがよくあるからです。男女の性差が少ないといわれているデンマークでは、女性だって大きな荷物を持つし、男性だって家事や育児をこなします。性別や見た目にとらわれず、息子自身も好きなことをしてほしいし、相手を受けいれることができる人になってほしいです。

息子の好きな色はピンク。今、はまっているのはカンプー(髪を結ぶこと)で、ピンクのゴムでのカンプーが定番です。ありがたいことに保育園の先生の理解があり、髪の結び直しまでしてくれるので、安心して彼の好きなことをサポートできます。「男の子なのにピンク!?」という人もいますが、まずは自分が大事にされる経験を積み、相手を尊重できるようになってほしいです。

 私たちの身の回りには性的役割にとらわれた表現の多いこと! 例えば高校の教科書の挿絵では、医師などの「職業人」として描かれたイラストは男性ばかり。男性と女性のペアのイラストでは、男性が発言し、女性は聞き役の沈黙というのがほとんどです。男女雇用機会均等法ができてすでに30年余りたちますが、まだまだ性差のある考え、表現が多いことにがっかりです。

 また、障害のある私を「大変そう」「助けてあげないといけない」と思う人も多いでしょう。でも、私は不便なことはありますが、毎日が楽しいです。助けてほしいと思うときもありますが、誰かを助けたい、といつも思っています。

 障害者、子ども、大人、男性、女性、〇〇出身、などのカテゴリー分けは、時には生き方や、考え方を決めつけてしまうことがあります。でも人は一人一人違うので、それに合わないこともたくさんあります。誰だって自由な考えを持っていいし、やりたいことにチャレンジしていいのです。そして誰を好きになってもいいし、好きな人がいなくてもいいのです。お互いを認め合うことが幸せ、それを大切にしていきませんか?

写真:カンプー大好きな息子と

20171117男女にとらわれず




















東京新聞・中日新聞
2017年11月19日(日)
障害者は四つ葉のクローバー
「『男』『女』にとらわれず」


「ママのこと、守ってあげる」4歳の息子が私に言ったのです。突然でびっくりしたのと同時に、ついに来たか、とも思いました。男性が女性のことを守るという固定観念、あるんですよね。私は「ママは守ってもらいたいと思ってないよ。一緒にしよう、の方がうれしいな。ちなみにパパはママのこと、全然守ってないよ」と伝えました。

男だからこうしなきゃいけない、女だからこうしたほうがいい、をなるべくなくしていきたい私。その考えが偏見や差別につながることがよくあるからです。男女の性差による役割分担が少ないと言われるデンマークでは、女性だって大きな荷物を持つし、男性だって家事育児をこなします。性別や見た目にとらわれず、息子自身も好きなことをやってほしいし、相手のことを受けいれられる人になってほしいです。

私たちの身の回りには性的役割に捉われたが表現の多いこと!例えば教科書の挿絵では、医師など「職業人」のイラストは男性が描かれることが多いです。テレビ番組でも、男性と女性のペアでは男性が発言し、女性は聞き役という設定をよく見かけます。男女機会均等法ができて30年以上たちますが、性差のある考え、表現が多いことにはがっかりです。

また障害のある私を「大変そう」「助けてあげないと」と思う人も多いでしょう。でも、私は不便なことはありますが、毎日がなかなか楽しいです。助けてほしいと思うときもありますが、誰かを助けたい、といつも思っています。

男、女、大人、子ども、障害者、○○出身、などでひとくくりにしがちですが、人は一人一人違います。誰だって自由な考えを持っていいし、やりたいことにチャレンジしていいのです。また誰を好きになっても、もしくは好きな人がいなくてもいいのです。いろいろな生き方、好きの形を大切にしていきませんか。

写真:ピンクのゴムで髪を結ぶのが好きな4歳の息子

20180507性を大事にしたい





















東京新聞・中日新聞
2017年5月7日
障害者は四つ葉のクローバー
「性」を大事にしたい

先日、一人、映画館を訪れた時のこと。長い階段があり、車椅子の私は劇場に入れません。入口の男性スタッフに「私を抱っこして、階段を移動していただけませんか?」とお願いすると、彼は「私でもいいでしょうか?女性にしましょうか?」と聞いてくれました。

その一言にとてもうれしくなった私。だって障害のある私を女性扱いする人は、ほとんどいないからです。そんな心遣いのできる男性になら安心して身を預けられます!内心ルンルンしていることに気づかれないように、抱っこで運んでもらいました。

障害があると、いろいろな場面で「性」が無視されがちです。私が幼少期に受けてきた治療や手術では、男性医師に裸の体を見られることばかりでしたが、恥ずかしい、とも、嫌とも言えませんでした。その場を乗り切るため、気にしないようにするしかありませんでした。日常生活で抱っこをされる時も「力があるから安全」という理由で、男性に抱っこしてもらうことも多いのです。

そんな毎日だと「私は性については考えていけない」と、私自身思い込んでしまい「子どもを生みたい」という夢を語るのをためらうこともありました。でも障害のある人と性について語ったこと、いい医師に出会えたこと、そして安心できるパートナーがいたことで、自分の性を大切にできるようになりました。

性を大切にされなかった、できなかった私だからこそ、いろいろな性のあり方を大事にしていきたいです。本日まで、東京・代々木公園で、多様な性と生き方が尊重される社会を目指す催し「東京レインボープライド」が開催中です。いろいろな性に囲まれながら、あなたも自分も性について、考えてみませんか?

写真:先日のファッションショーにて。好きな格好をすることも性では大切です。

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東京レインボープライド2017
のパレードに参加しました!









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メイク・ヘアは表参道POOLさんにて。











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「いろんな人が一緒、MAZEKOZEが気持ちいい」
がテーマのget in touchのみんなと、フロートに乗って出発です。



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自分らしくいるのが一番いい!
どんな生き方も素敵だし、
誰を好きだっていい。

みんなが笑顔で、
フロートから手を振りながら、
タッチをしながら、
幸せいっぱいで、泣いちゃいました。



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ムスコくん、ムスメちゃんも、
もちろんレインボー。 





@Holland 076




















そういえば私、10年以上も前に、
オランダのLGBTパレードを
一人で見に行ったの。
運河に流れるフロートで、みんなが楽しそうで。
時を経て、日本で自分が出ることになるだなんて。
ありがたいし、いろんなチャンス、経験を
これからも大事にしたいです。

Happy pride!

 



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