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2011年07月26日 19:49

観測史上最大、地球の「140兆倍の水」を120億光年離れた宇宙で発見

 

140兆倍の水00
地表の7割が水で覆われ、水の惑星とも言われる我らが地球。

ここからはるか120億光年の彼方にあるクエーサー(准恒星状天体)に、なんと地球の140兆倍もの水が存在することが観測されました。

140兆倍の水01
NASAによるクエーサーのイラストイメージ。

120億光年先ということは、観測している姿は120億年前のもの。

現在主流となっている仮説では、宇宙は136億年前にビッグバンによって誕生したと考えられていることから、宇宙誕生から少なくとも16億年後には水が存在していたことも意味します。

このクエーサー(准恒星状天体)は地球の340億倍の質量を持つと言い、数百光年にわたって広がる水蒸気を、コロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが見つけました。

通常のブラックホールが吸い込むのと逆に、クエーサーは膨大なエネルギーを放出する非常に明るい天体で、以前の説ではホワイトホールと言われていたもの。
参照:まるで深淵から見つめる巨大な目…ブラックホール「クエーサー」の画像をNASAが公開

観測に用いられたのは、ハワイ島マウナケア山に設置されたカリフォルニア工科大学所有の天体望遠鏡で、光の電磁波スペクトルを測定する分光器によって確認されたとのことです。

規模の点からいっても想像しにくいですが、さらにそれが120億年前の姿だと言われてもピンときませんよね。はたして今はどんなことになっているのでしょうか。

逆に現在のあちら側から地球を観測しようとしても、まだ太陽系(46億年前に誕生)は影も形もないということになるわけです。

NASA - Most Distant Reservoir of Water
CNN.co.jp:地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見

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