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やる夫でコピペ 第584話 あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた

目次

69 : 本棚のやる夫さん : 2009/10/29(木) 21:45:11 ID:2U4b.56A

     ,_rニニニニテァ-、、
    /      〃   `''-、、_
  _∠.......................〃-----‐''"ニ _-=、_
  ,'  .r───┐            i゙、_-、
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 l  | │::::::│ 「           l!l:| r---
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 l  | │::::::│ |            l:| L-''"
 ln :| │::::::│ |  ,r、         |:l
 lE!.| |:---:| |  /o|          |:l  ,.-'゙
 l`' | |______| | └┘         !」レ'゙
 l  l,__  」!           ,、-'゙
 ゙L_ 二二_ ̄_         _,、-'゙
   | 「`¨,オ ̄ト------─''" /_, '゙
 lニ」 L<_| _| :+      /'゙
  ゙ー- 、、___|_,,.、、_-''゙
   ,、-'゙         ,、-'゙
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あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。


    , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
   ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
   ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
    Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ
      リ::::::( ( ●) (●::(
.      ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )
       ) ) )、    ̄ノくハ(
      (,(.( ' ヘ   い ノ:::))
      ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、
       ,'   ノ    Y    Y
       l: ( ......    .....  i
       lヾ. .. ::::::::   ::::: .ノ


70 : 本棚のやる夫さん : 2009/10/29(木) 21:45:23 ID:2U4b.56A

   _______________________
     |  | |
     |  | |
     |  | |
     |  | |         ∧_∧     ∧∧
     |  | |        (´∀` )____(゚Д゚,,)__
     |  | |     . / Φ∬〆 ノ./●⊂ 〆ノ  ./
     |  | |     / [二[] ノ/  [二[]ノ~ ./
     |  | |  II ̄II ̄しし ̄ ̄ ̄ ̄し ̄II ̄II
   丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁丁


やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。



  |┃
  |┃ 三
  |┃
  |┃    ガラッ     ____
  |┃ 三      /       \
  |┃       / ―   ―  \
  |┃ .      /  (●)  (●)  \
  |┃ 三   |   '"   ´   "'   |
  |┃       \      ̄    /
  |┃        /ゝ    "`   ィ `ヽ.
  |┃ 三   /              \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄"  y           r、  ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´|              | l"  |
  |┠ '       |              l/'⌒ヾ
  |┃三        |              |ヾ___ソ

71本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:45:34 ID:2U4b.56A

その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。

           ___
        /      \
       /ノ  \   u. \
     / (●)  (●)    \
     |    __´___    u.    |
      \ u. `ー'´       /
     ノ           \
   /´               ヽ

       ___
      /      \
    / .u  ノ  \\
   /    (●)  (●) \
  |    .u    ___`__    |
  \       `ー'´ .u /
   ノ           \
 /´              ヽ
 |    l             \

72本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:45:44 ID:2U4b.56A

男が私に話しかけてきた。


         ____
       /     \
     /  _ノ ,、ヽ、_  \
    / ;;;(◯)::::::(◯);;; \    すみません、あなたの年齢は28歳ですか?
   |      __´___     |
   \      `ー'´     /
    /          \


    , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
   ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
   ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
    Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ
      リ::::::( ( ●) (●::(        そうですが、どうしてわかったんですか
.      ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )
       ) ) )、    ̄ノくハ(
      (,(.( ' ヘ ∩ ノ ⊃
      /     ./ _ノ
      (.  \ / ./_ノ │
      \  “ /___|  |
.        \/ ___ /

73本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:45:54 ID:2U4b.56A

私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。


           ____
         /      \
        /       .::\
      /           .::::\        あなたの年齢は45歳ですか?
      |            .::::::::::|
      \       ..:.:::::::::::::/
     ,,,-―く::::::::::::::::::¨:::_''::‐<
   /:::::::::::::::::::: ̄ ̄::::::::::::::::::: ̄::`ヽ
  ,/::::::::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::',
  /::::::::::リ;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l


      __     ━┓
    / ~\   ┏┛
  / ノ  (●)\ ・
. | (./)   ⌒)\       そうですけど……
. |   (__ノ ̄   \
  \          |
    \       /
.      \  ⊂ヽ∩
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|

74本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:46:08 ID:2U4b.56A

             ____
            /     \
          /  ノ     ヽ \
        /  (●) (●)  \    あなたは62歳ですね?
        |  u   __´ _     |
           \      ̄    /
        _ >::-, -‐, _、‐,:::::< _
        ,, '-‐::’l:ミ::::ヽ‐'f::ィ ,l:::キ::l:‘‐-゙:、
      /:::::::::::::└::/::ヽl::::l/::\┘:::::::::::',
     ,/:::::::::.ソ:::=t=`:::、::::`/:::::/二l::::l:::::::',
     l::::::::‐'、,|::::::゚::::::::::`:/::/_±ニ」:::!、::::::',


           ____
         / \,, ,,/\
       /( ●) (●)|||\
      /::::::⌒(__人__)⌒:::U\
      | U   |r┬-|     |    どうしてわかったんだ?
      \      `ー'´     /
       , >;-― , -- 、―-;<,,
    /:::::::::/:::ヽ ‐'f::ィ , /:::ヽ::::`ヽ
   /:::::::;;―/:::ヽ l::::l /::::::::\‐:::::ヽ.
  ,/::::::::_::ノ:::::`::、、:ヽ,lo/:,.''-`:l:::::::::::l
  l::::'´fゞ^^ヽ::::::: `:::、:/''::rtf,^_` ヽ::ヽl
  ヽゝ_::ーソ^’::::::::::::::l:o:::´`ー,, ソ::::ノ


そんなやり取りを繰り返していく。

75本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:46:21 ID:2U4b.56A

どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。

私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。



      / ̄ ̄\                , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    / .ー  ー \              j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
    | (●) (●) |      ___    ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
    |   (__人__) |     / ー ー \  ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
    |   `i  i´  |  . / (●)  (●)ヽ、Yyノ ノ :ノ...:ノノ  ヽ ::::::) ルリノ
    |   . `⌒   }  . /.   (__人__)   ヽ   リ::::::( (●) (●) )::(
    ヽ       }  |     `i  i´    .|   ハ::::ハ  ,, r‐ァ ,, リ) )
     ヽ     ノ   .\ _.  `⌒   /    ) ) )、  ̄ ノくハ(
    /      ヽ   /    ⌒    `ヽ  (,(.( ' ヘ   い ノ:::))
   /         ヽ, ./  .     ,9mー )  ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、
   /  /      }  | .|  |     `ーー‐'゙   ,'   ノ    Y    Y
  .|  .{.      .|  | ヽ、 \       |    l: ( ......    .....  i
  .|  .|.      .|  |   |\ ヽ     .ノ    lヾ. .. ::::::::   ::::: .ノ



         ____
       /     \
     / ;      ー
    /  ∪    :::(●
    |         "` _´
    \、          _ノ
      ,,. -‐‥‐-ニ、、,l
    /::::::::::::::::::::ヘ:::ヽ'!
    ,/:::::::::::::::::;;l::::::└/::l|
   /::::::::::::::::::;;ノ::::::‐:::\|

76本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:46:33 ID:2U4b.56A


         ____
       /u  u  \
     / ⌒   ⌒ \
    /u . (●) u(●) u \    あなたは50歳ですね?
   | u     __´___  u  |
   \  u   `ー'´  u  /
   /     u     \


         -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
        / /" `ヽ ヽ  \
     //, '/ ~~ ヽハ  、 ヽ
     〃 {_{⌒  ⌒ リ| l │ i|
     レ!-(⌒)―(⌒) 从 |、i|    そうですが、
      レ⊂⊃、_,、_, ⊂⊃ |ノ       あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ
        ヽ (((ゝ._)))   j /
        ヘ,、 __, イ
     r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:::::ヽ、


最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。

77本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:46:43 ID:2U4b.56A

年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。


       ____
    / u u  \
   / ─    ─ \
 /u (●)}ili{(● )::::::\
 |  u    __´___ ::u::::::::::::|
 \ u u `ー'´::::::u:::::/
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


    , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
   ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
   ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ ,:┐
   Yyノ(::. ::.ノ ノ    ヽ、ヾ:::::( ノリ/ |    凄いですね
     ヽ:::( (●) (●) ):::::ノ/    /       百発百中じゃないですか
      ( (i   rー r-、) )`/   /
        )ハゝ  ヽ ノヽ |(/ :/',
        ((::::ぃ>   ハ  l_/_, -‐、',
      ノ/)!:) ,ヾ ソ │  / , --'i|
       l/ ノ  Y  {  V , --ヘ
        / ( .....   ...ハ  L| r= |
      /   ::::::::  ::::: ハ. └' /


私は男に話しかけた。

78本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:46:59 ID:2U4b.56A

すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。

       ____
    / u u  \
   / ノ     ヽ  \
 /u( ●)}ili{( ●)::::::\
 |  u    __´___ ::u::::::::::::|   あなたは勘違いをしています
 \ u u `ー'´::::::u:::::/
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||




      ;-────- 、;;
     ;/. : : : : :∪ : . .  \;;
    ;/:: : ∪: : : : : : : : : : :. \;;
  ;/:: : : : : : : ∪: : : ∪: : : ::.  \;;
;/:: : : ∪: : : : : : : :∪ : : : : ::.;   \;;
;|::.: : : : : : : : : : ∪: : : : : : : :.::∪   |;;   私に見えているのは、その人が死ぬ年齢だけです
;|::.: : : : : : ∪:.: :. : : : :∪ : : : : :.::    |;;
;\:∪ : : : : .:.: :.: : : :∪ : : : : :.::  /;;
  ;\:.:、: : : ::ヽヾ:.: : : : : : 、::.  /;;
   ;/: : : : : : : : : : : : : . \' ´;;
 ;/: : : : 、:.: .:,: : : : : : : : : .. \;;
;./: : : : : : ::.: : :.:: : : : : : : : : : ::.. ヽ.;;
;|:.: : : : : .:: :: ::. : : : : : : : :.:: : : :.:..  l;;
;l::.: : : : .:;ノ::.:.::.ヾ、:: : : : : ::y:::.: : ::  |;;
;|::.: : : :.:: : : : :: :.::..: : : : : .::|:::.: : : :. |;;



                    _
                    ((tュ))
             _  ,, ‐,,==―=‐,- 、、_
            l´ l`,)),/   12    ヽ( `\
           ゝ-‐、 /   \,||     ' ヽ  ヽ
           / ,- '_l 9     ‘'    ,3 l l  l
           ヽ / ノ、           ,/ :!  l
            〈  l´ ノ 、、,,_ 6   _,/ .::/   l
             `ヽ ヽ:.,,_ 二二;;;;;:::.''    ヽ
               , ''¨´ ̄‘―‐'  ̄`¨ 、   \
                 l'、::::....        ..:;ノ -―‐- 、
               ヽ ,''_---  ---_'',ノ―:::::::――-、
                      ̄g ̄ ̄ l,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                    g    l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                      g     、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\

79本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:47:10 ID:2U4b.56A

元ネタ↓

596 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/28(金) 01:45:08 ID:biYOmWto0
あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」
男が私に話しかけてきた。
「そうですが、どうしてわかったんですか」
私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は45歳ですか?」
「そうですけど……」
「あなたは62歳ですね?」
「どうしてわかったんだ?」
そんなやり取りを繰り返していく。
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは50歳ですね?」
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
私は男に話しかけた。
すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。

「あなたは勘違いをしています。
私に見えているのは、その人が死ぬ年齢だけです」

80本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:47:54 ID:IdhgyE3U

怖ぇ……

82本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:48:29 ID:5oYZhxI.
つまりその列車が…


83本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:48:35 ID:syEIOP0E
怖!!


87本棚のやる夫さん2009/10/29(木) 21:53:14 ID:/5/lUnmI
あと5分…
何が起こるんだ


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