職場で騒音が気になるようになってきたので、その対策として購入。あくまで騒音軽減がメインで、音楽リスニングに関しては本気で使うつもりはなかったのですが、思っていたよりもずっと音は良く、電車内や喫茶店などさまざまな場面で使うようになっています。
なお、当方はヘッドホン好きではありますが、ワイヤレスイヤホンの購入は久しぶり、同種の製品はあまり多くは使ったことがないので、その点はご了承ください。
【デザイン】
ケースも含めて大きめで無骨ではありますが、その分オモチャ感はなく、Boseらしい堅牢感が好印象です。
【高音の音質】
意外と素直な音が出ています。ピアノ、アコースティックギターなどのソロも自然な空気感で聴くことができています。ボーカルのサ行、シンバルなどの刺さりもありません。細やかな質感まではさすがに望めませんが、手堅く聴きやすくまとめられている印象です。
【低音の音質】
量感と歯切れの良さを両立させた、気持ちのいい低音が出ます。安価なカナル型イヤホンやワイヤレスでありがちな、中低域のブーミー感はありません。ロック、ポップス系が良いのはもちろん、無伴奏チェロなども自然な音がするのは素晴らしいです。
購入当初はやや低音過多な感じがして、専用アプリのイコライザーで低域を下げて使っていましたが、エージングが進んだのか自分の耳が慣れたのか、今はフラットで丁度よく感じるようになっています。
【フィット感】
イヤーチップは3種類付属。自分は両耳とも中サイズを使用。一般的なカナル型のように耳奥まで入り込む形ではなく、耳の入口だけを塞ぎつつ、ウィング(出っ張り)部分を耳の内側に固定して遮音する形。遮音性に加えて、外れにくさという点でも優秀で、耳に付けたまま歩くことに不安を感じません。
この形は、人によって合う合わないはあると思いますので、可能であれば試着した方がいいかもしれません。サードパーティー製のイヤーチップもあるので、大概はどうにか合わせられるようですけれど。
【外音遮断性】
評判通り良好で、音楽再生をしていなくてもかなり静かになります。ノイズキャンセリング100%でも、自分の場合は特に窮屈さなどは感じません。ほぼ常時100%で使っています。ただ、人の声の帯域はノイキャンを弱めてあるようで、割と聞こえます。
【音漏れ防止】
人に確認してもらっていないので分かりません。無評価とさせてください。他の方のレビューでは漏れていないという評価が多いので、それを信用させていただきます。
【携帯性】
本体もケースも大きめ。ケースに関しては、ジャケットなどのポケットに入れるとちょっと重くかさばる感じ。
【アプリについて/総評】
iPadとAndroidスマホの両方にインストールしています。この製品はマルチポイントには対応していませんが、アプリを起動した際に、他製品と接続されてしまっている場合は、強制切断からの再接続ができるようになっていて便利です。(珍しくないことなのかもしれませんが、自分はこういう機能は初めて見ました。)
イコライザーは高・中・低の3バンドのシンプルなもの。あとはノイズキャンセリングの度合いやそのプリセットなど。初期設定ではノイキャン100%の「Quiet」と外音を自動調整してある程度取り込む「Aware」の2種類が設定されており、その中間の設定は適時自分で追加できます。
ワイヤレスイヤホンの購入は久しぶりでしたが、装着感、音質など期待以上で、満足度は高いです。あとはイヤーチップやバッテリーのヘタりなど、長期的に使って気になるところがあったら追記します。