参加か、不参加か――。環太平洋経済連携協定(TPP)に対する決断が迫られている。野田首相は11月10日、予定していた会見を急遽キャンセルし、TPP交渉に参加するかどうかの決定を見送った。民主党内からは交渉参加への反対意見が強く、野田首相としても無視できなくなったようだ。11月11日にもあらためて会見を開き、何らかの結論を出すとみられる。TPPの争点は経済自由化による国内農業への打撃から、欧米式の知財法の導入まで多