■遅きに失した放送行政の歴史的大転換デジタル時代の放送を見据えて、民放をめぐる放送政策が大きく変わりそうだ。総務省は、地上放送のローカル局の救済を念頭に、民放界を規制してきた「マスメディア集中排除原則(マス排)」(一事業者による複数の放送局の経営を禁じている原則)など根幹のルールを大幅に緩和する方針を固めた。すでに放送法や省令の改正に着手、来春にも順次施行する見通しだ。写真=iStock.com/xavierarna