北朝鮮の中国と国境を接する地域には、数多くの送金ブローカーが存在する。脱北して中国や韓国で暮らす人々が、北朝鮮に残してきた家族に宛てた送金を届ける役割を果たしている。両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)に住む、40代男性のパクさんもそのひとり。郊外nのアジトででカネのやり取りをしていたところ、保衛部(秘密警察)に踏み込まれた。当時、パクさんの手中にあったのは現金2万元(約39万4000円)。「見逃してくれ」