毎年秋に開催されるプロ野球ドラフト会議は、「運命の日」と形容される。今年も10月11日にドラフト会議が行なわれ、128人(育成を含む)の選手が指名された。そんなイベントで"陰の主役"と言えるのが、各球団のスカウトだ。足繁く球場に通う彼らはどんな点に着目し、逸材を発掘しているのだろうか。2009年から阪神のスカウトを8年間務めた中尾孝義氏は、一例として捕手を獲得する際のポイントをこう明かす。「バッティングは