中国ではパスポート申請からデリバリーまで、あらゆることが通信アプリ「ウィーチャット(微信)」で済ませられる。だが、フリージャーナリストの姫田小夏氏は「中国の便利社会は、個人情報を差し出すことで発展してきた。国民は知らず知らずのうちに監視社会に取り込まれている」と指摘する――。※本稿は、姫田小夏『ポストコロナと中国の世界観覇道を行く中国に揺れる世界と日本』(集広舎)の一部を再編集したものです。写真