北朝鮮の主要都市には「第1中学校」という名称の学校がある。1984年7月の「全国教育イルクン(幹部)熱誠者大会」で英才教育の推進を打ち出した故金正日総書記が、同年9月から翌年にかけて作らせたエリート校だ。昔の日本で言えば「ナンバースクール」である。そのうちのひとつ、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の第1中学校を舞台に、昨年12月から中央党(朝鮮労働党中央委員会)の検閲(監査)が行われている。入試を巡る不正を暴