食品メーカーにとって、商品パッケージにどんな色を使うかは、重要な販売戦略である。パッケージの色ひとつで、商品の売れ行きが大きく左右されることもあるのだ。【写真】プルタブ式、濃い青色で、細い245ml缶の発売当初の「ポカリスエット」「腐敗」をイメージさせる色として、食品関係に寒色の青を使用するのはタブーである──そんな業界の常識を覆したのが、1980年に発売された大塚製薬の「ポカリスエット」だった。あえ