米軍によるソレイマニ司令官殺害は、イランの報復を呼び、一触即発の危機的になっている。歴代米政権が避けてきたこのイランの国民的英雄を殺害するという暴挙は、新たな中東戦争の幕開けにすらなりかねない。2018年5月8日のトランプ大統領によるイラン核合意からの離脱が両国の対立の引き金となった。アメリカによる厳しい経済制裁で悲鳴を上げたイランは欧州に支援を要請するが、期待したような措置は十分にとられず