チリのピニェラ大統領は30日、11月に予定していたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催を断念すると発表した。反政府デモの激化が理由とみられる。12月の国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)の開催も見送る。大統領は「APECやCOP25の重要性を十分に理解しており、開催断念は非常に重い決断だった」と述べた。APECを巡っては、米中首脳が会議に合わせて「第1段階」の通商合意