2010年3月、日刊工業新聞で「現場研究日立製作所編」を11回にわたり連載した。中西宏明氏が社長になる直前、創業100周年の年だった、連載は主に国内のモノづくりに焦点を当てたものである。その後、中西氏の社長・会長時代の8年間で、日立の事業環境は様変わりした。中西氏は次期経団連会長への就任が内定している。経団連の榊原定征会長は自身の後任候補として「製造業出身」を重要視していた。日立はこれまで徹