「急に老けた」70歳・ジャッキー・チェンの姿に騒然…本人が「真相」明かす
-
◆白髪や白いひげは役作りのため
ジャッキーは自身の誕生日にSNSを更新。これまでの活動を振り返る写真を複数投稿し、こう綴っている。
「そのショックから立ち直ってそのあと頭に浮かんだのは、かつて兄貴分である(香港俳優&監督の)サモ・ハン・キンポーが言っていたこと。僕らのように危険な演技を行うスタントマンにとって、年を取るというのは最高に幸運である』という言葉だ」
ジャッキーはまた、ネット上で出回っている最近の写真について言及し、ファンにこう呼びかけた。
「ここ最近、多くの友人が僕の写真をネットで見て、健康状態を気にしてくれていた。この場で皆さんにお伝えしておきたい。どうか心配しないで! 最新作に向け、役作りしていただけだから。キャラクターを演じるうえで、白髪や白いひげで老けて見せる必要があったんだ」
◆「私たちのヒーローも年を取ったんだな」
年を重ねてもキレのあるカンフーを披露し、ハツラツとした印象が強いジャッキー。しかし最近目撃された姿は、そんなイメージとはかけ離れたものだったようだ。
3月中旬に中国で行われたイベントに出席した際、頭髪は白く、無造作に生えたヒゲも白髪まじり、顔にはシワが刻まれ、やや痩せた様子だったという。
その写真が中国版SNS「微博(ウェイボー)」に投稿されると、ネット上では「私たちのヒーローも年を取ったんだな」「誰もが老いるものだけど、ジャッキー・チェンの白髪姿を見るのは妙な気持ち」など驚きの声が相次ぎ、体調不良説もささやかれていた。
◆ビールや自動車などのCMにも登場。日本でジャッキー旋風
香港で生まれ育ったジャッキー。幼い頃からカンフーを習っていたという彼は、7歳で京劇(中国の伝統劇)の学校に入学し、歌や芝居、中国武術などを習得した。17歳で卒業した後、ブルース・リー作品などにスタントやエキストラで出演。ただ、なかなか芽が出ず、長い下積み時代を経験したといわれている。
その後ジャッキーは、それまで暗めの作品が多かったカンフー映画に、ユーモアやコメディの要素を取り入れ、新しいカンフー映画を開拓。「スネーキーモンキー 蛇拳」(1978年)「ドランク・モンキー 酔拳」(1978年)が大ヒットを記録し、1980年代に入ってからは超大作アクション映画「プロジェクトA」(1983年)、自ら監督・主演を務めた「ポリス・ストーリー/香港国際警察」(1985年)で大成功をおさめ、アジアのトップスターとなった。
また1998年の映画「ラッシュアワー」で、真面目で武術に長けた警察官を演じ大ブレイク。ハリウッドでも不動の地位を築いた。
日本での初公開作は「ドランク・モンキー 酔拳」。同作が上映されるとたちまち話題になり、その後ジャッキーの出演作品が次々に公開された。1980年代以降、日本ではジャッキー旋風が起こり、多数のファンクラブが発足。キリンビールや三菱自動車など日本企業のTVCMや人気TV番組にも出演し、お茶の間でおなじみの存在となった。
◆「自分の娘は見捨てたくせに」最新作で“優しい父親”を演じ批判も
日本を含めアジア圏で絶大な人気を誇っていたジャッキーだが、近年は俳優やスタントマンの活動よりも、私生活のスキャンダルに注目が集まるように。
-
© livedoor
x