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Qoly
アフガニスタンサッカー連盟は「2万ドルのボーナスを選手に支払い、1万ドルを代表チームのトレーニングキャンプに費やした」と発表したものの、選手側はそれを受け取っていないそう。
ブルネイリーグのDPMMでプレーしているアフガニスタン代表の主将ファルシャド・ヌールも、特に国内リーグの選手が置かれていた状況について以下のように明かしたという。
ファルシャド・ヌール「連盟は適切な宿泊施設さえ手配してくれない。アフガニスタンで数週間行われたキャンプに参加した選手は、スタジアムの地下に泊まっていた。食べ物についても、羊が一頭買われただけだった。キャンプの間はそれだけが与えられた。『刑務所のほうがまだマシ』という選手もいたよ。アフガニスタンに住む選手は発言権がない。抵抗することができない。彼らはとても怖がっていて、命の危険を感じている。もし国外に出ることができるなら、彼らも声を上げるだろうが。代表チームは誇りを持てる場所であるべきだ。僕は4年間キャプテンを務めてきたが、それをなぜ突然辞めてまでボイコットをするか。それはアフガニスタンの若い選手がより良い未来を得るためだ。いつか彼らが、『アフガニスタンは汚職だらけではない。この国のためにプレーすることを本当に誇りに思っている』と言えるようになってほしいからだ。きっと、連盟は『ボイコットした選手はお金のことばかりを気にしていて、アフガニスタンのことは考えていない』と言うだろう。ただ我々の誰もアフガニスタン代表を引退した者はいないんだ。連盟は常にこのような戦術を使って選手たちのグループを分断、対立させようとする」
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なお、アフガニスタンはこのあと11月16日にカタール代表と、21日にクウェート代表との二次予選を戦う予定となっている。