「Copilot Chat」は対話型AI「ChatGPT」のようなAIチャット体験をVisual Studio CodeおよびVisual Studioで利用できるようにする。それらに深く統合されており、単にコードを提案するだけではなく、どのようなコードを入力したか、表示されたエラーメッセージなどを認識した上でユーザーをサポートする。開発者はCopilotの分析と提案の意図について詳細な説明を受け、ユニットテストの作成なども依頼できる。
Copilot for Docsは、言語、フレームワーク、テクノロジーに関して、ドキュメントを学習したAIがその内容に関する開発者の質問に回答するAIチャット機能。まずは、React、Azure Docs、MDNのドキュメントを学習させたサービスから実験的に提供し始める。
Copilot for Docsについては、その機能を組織のドキュメントやリポジトリにも適用できるようにし、社内文書や社内のソフトウェアについても開発者がAIチャットのサポートを得られる環境の実現も目指しているという。
「Copilot for CLI」は今年2月にGitHub Nextで「GitHub Copilot」として発表した機能だ。エディタやプルリクエストに次いで開発者が最も長い時間を費やしているターミナル。シェルのコマンドやフラグを覚えるのに苦労し、「シェルにやりたいことをそのまま伝えられたらどんなに楽なことか…」という開発者の思いにCopilotが応える。コマンドが不確かでも、自然言語を使ってテキストチャットで尋ねるとCopilotが候補となるコマンドを提案し、対話を通じてユーザーがシェルで実行したい目的のコマンドにたどり着けるように支援する。