退役軍人の?さん。1976年に第一線を退くと、海外からヨットを取り寄せ改良し、台湾に広めた。中華民国ヨット協会の副理事長などを務め、セーリングスポーツの発展に尽力してきた。
?さんは中央社の取材に応じ、マリーンスポーツのさらなる推進のための挑戦だと話した。自身の旅路を記録することで、海上でのトラブルの対処法や危険の回避について広く知ってもらいたいという。
高齢での挑戦になることについては、40年間計画していたことだとし、ヨットを始めてから日々、準備してきたと胸を張った。ヨットにエンジンなどは積まれておらず、帆で受けた風を動力に進む。水分と食料を十分に用意し、日焼け対策もしてライフジャケットさえ着れば大丈夫だと話した。
プロジェクトに参加しているコーチの黄国鴻さんによれば、ヨットには選手が2人同乗する他、岸には補給のためのスタッフを配備する。
来月10日までの29日間で、台湾本島を反時計回りに一周する予定だという。13日、南部・高雄の西子湾を出発。同日、午後3時には屏東県の大鵬湾に無事に到着した。
(曽以寧/編集:楊千慧)