「9月はワールドカップに向けてよりいい準備となる戦いをしたい。組み合わせを見る、より組み合わせやチームの連携連動のクオリティを上げるところを考える」
残り2試合しかない現在、選手を集めたとしても新しい積み上げは出来ず、これまで行ってきたことの確認が主になるだろう。
一方で、今年のワールドカップで一番懸念されるのは、リーグ戦が直前まで行われているため、大会直前にケガや新型コロナウイルスの影響で予定していた選手を急きょメンバーから外さなければならなくなること。
そう考えると、9月はより多くの人数を招集し、確認作業を行うべきではないか。そう聞かれた森保監督は「まだ招集人数を決めていない」としつつ、「想定外のことが起きても、それも想定内だと考えて対処したい」と語った。
また、「すでにこれまでの活動の中で多くの選手たちを招集させてもらい、代表活動を経験してもらっている」「1回の活動で呼ばれた、呼ばれなかったと思うかもしれないが、我々はよりラージグループで力のある選手たちの把握をしている」と、これまでの活動で準備は出来ていると自信を見せる。
さらに「最終予選に関してもコロナ禍で招集制限がある中で戦ってた。常に何かアクシデントがある中でそれを乗り越えて勝っていかなければいけない。そのときのベストの選択をして戦うことを持ち続けたい」と、ワールドカップアジア最終予選での経験が生きていることも明らかにしていた。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:スエイシナオヨシ/PICSPORT】