試合後、
森保一監督は「勝利をお届けできず残念に思います。応援に感謝いたします」と会見をスタートさせ、「勝てなくて反省しなければいけないところはありますが、プレーしてくれた選手たちは準備段階から今日試合で出来る最大限のチャレンジをしてくれた」と選手を庇った。
「試合の流れの中で1点先に決められるチャンスは多く作れたと思いますので、次の韓国戦に向けての課題として取り組み、韓国戦にはゴールを決めて勝利したいと思います」
「結果的に勝てなかったので目標は達しませんでしたが、課題として反省しなければいけないところは最後どう決めるかということで、サッカーではありうることです。それまでの過程の部分は持っている最大限の個の力と、今日初めて組む選手たちとの連携・連動の部分も最大限出してくれたと思います」
だが、この中国戦の前に韓国が香港を3-0と下しており、最終戦の日韓戦で韓国は引き分け以上で優勝が可能となり、日本は勝利が必要条件になってしまった。
それでも森保監督は強気の姿勢を崩さない。
「この
E-1選手権優勝の目標は変わっていません。今日勝っていたにしても、最後韓国に勝たなければ優勝はないと思っていました。勝って
E-1選手権に集まってくれた選手、スタッフとともに喜びたいと思いますし、サポーターのみなさんと喜びを分かち合える、勝利と優勝をつかみ取りたいと思っています」
森保監督になって決勝に進出したのは2019年アジアカップと2019年
E-1選手権の2回。いずれも勝利することが出来なかった。自国開催の大会で雪辱を果たすためにも、ワールドカップに向けて弾みをつけるためにも、韓国戦の勝利が求められる。
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E-1選手権>
7月19日(火) 6 - 0 香港戦
7月24日(日) 0 - 0 中国戦
7月27日(水) 19:20 韓国戦
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:スエイシナオヨシ/PICSPORT】