Anker 736 Charger(Nano II 100W)。6月23日に発売し、価格は8,990円
Anker 736 Charger(Nano II 100W)は外部ブログの検証で、3A対応ケーブルと電子負荷装置を使って充電した際に、通常なら60Wのところ100W(20V/5A)の出力が確認されたとし、使用ケーブルの破損や出火の可能性があると言及されていた。
アンカーではこの指摘に対し、3Aを超える電流をシンク側(PCなど電流を受けるデバイス側)が要求した場合、通常はケーブル内のeMarkerの有無を確認して、供給可能な範囲の電流をソース側(充電器側)が流すものの、機器の評価などに用いる電子負荷装置を使った場合、本来の仕様を超えてシンク側が要求した電流を強制的に流せてしまうと説明した。大電流を流せるUSB Power Delivery規格では安全保護の観点から、3Aを超える電流をサポートするケーブルなどにeMarkerと呼ばれるICチップを内蔵する必要がある。
同製品ではPSE認証を取得しているほか、USB Power Delivery規格との互換性もあることから、「一般的にお客様がPC等のデバイスを本製品で充電される際に過電流になるリスクはなく、本製品は法的に定められている過電流保護機能を備えており、安全にご使用いただけます」とコメントした。