まだ22歳だが、シティでの存在感は抜群だ。インサイドハーフに加え、3トップであればどのポジションでも起用できるユーティリティ性は重宝されており、昨季は全コンペティションで41試合にピッチに立ち、3184分のプレイタイムを得ている。クラブとしては第2のフォーデンを探しているが、現状上手くいっていない。
今夏の移籍市場では獲得が目立つシティだが、売却も積極的に行われている。決まったところであれば、サウサンプトンにGKギャヴィン・バズヌが放出された。これは確定事項ではないが、FWサミュエル・エドジーやMFダーコ・ギャビ、DFイーガン・ライリー、MFロメオ・ラヴィア、FWリアム・デラップらも売却される可能性があるようだ。ラヴィアやデラップはトップチームへの定着が期待されたタレントだが、アーリング・ハーランドら即戦力の獲得もあってプレイタイムが得られないと考えたのだろう。英『manchester evening news』によるとサウサンプトン行き濃厚なラヴィアには買い戻しオプションが付与されるようで、他クラブでの成長を期待するのか。
彼らがチームから離れることになれば、第2のフォーデンとして注目されるのはコール・パルマーやジェイムズ・マカティくらいになるだろう。パルマーは来季リヤド・マフレズの控えとして積極的に起用される可能性あり、第2のフォーデンになる可能性はある。
スターリングやグリーリッシュ、ガブリエウ・ジェズスらを押しのけるなど若手とは思えない実力を持ち、チーム内での地位を確立したフォーデン。攻撃のクオリティ、守備の強度と必要なものはすでに揃っており、フォーデンに続くアカデミー出身の若手は現れるのだろうか。