エクアドルはカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選で4位に入り、2大会ぶりの本大会出場権を獲得。だが、南米予選8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに国籍や生年月日などの偽りが取り沙汰されている。
南米予選7位に終わったチリサッカー協会(FFC)の異議申し立てにより、
FIFAも5月に調査を開始。不正が認められれば、チリが繰り上がり出場となるところだったが、
エクアドルの潔白という結論に至ったようだ。
訴えが通らなかったFFCは10日以内であれば、異議申し立てが可能だが、
FIFAは10日に「
エクアドルサッカー連盟(FEF)に対する手続きの終了を決定した。同日に調査結果を全関係者に通知している」と発表している。
FFCのパブロ・ミラド会長は「我々は0-1で負けているが、まだ後半が残っている。確かな証拠があるにもかかわらず、
FIFAは驚くべきことに我々を支持しなかった」と不満の声を上げ、上訴に動く可能性を示唆している。
一方で、FEFのフランシスコ・エガス会長は「スポーツの正義が下された。我々はこの決定を喜んでいる。屈辱的で、FFCのメディアキャンペーンに踏みにじられる思いだったからだ」と
FIFAの結論に満足感を示した。