自宅療養の際の困りごとは「食事」「トイレ」「入浴」でした ※画像はイメージです(garage38/stock.adobe.com)

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新型コロナウイルスに自身または家族が罹患し、自宅療養の際に他の家族と同居した経験のある男女1040人に「住まいの困りごと」について調査を行ったところ、特に「食事」「トイレ」「入浴」の場面で、他の家族への感染しないようにするのに困っていたことが分かりました。家庭内の感染者数は、部屋を隔離していた場合と、していない(できない)場合とで差が見られたといいます。

【グラフ】隔離の有無で…家庭内の感染者数には差が見られます(調査結果を見る)

ミサワホーム株式会社が2021年11月〜12月の期間に実施した調査です。

「家庭内の感染者数」については、部屋を隔離していた場合は「1人」で済むケースが69.9%だった一方で、隔離していない(できない)場合では、「2人」が最多の37.8%で、次いで「1人」が36.8%という結果になりました。

また、自分が感染しない/他の家族に感染しないようにするために、住まいのどのような場面で困ったかを聞いたところ、自分が罹患している場合と家族が罹患している場合とで最多の回答に違いが見られたものの、どちらも上位3項目は「食事」「トイレ」「入浴」になりました。具体的には以下のようなコメントがありました。

   ◇   ◇

【トイレの困りごと】
▽自分が罹患した場合
・トイレが1つしかない
・なるべく手が触れないように注意した
・体調が悪いのに除菌などしないといけないのでつらかった
▽家族が罹患した場合
・感染者が使用した後に除菌していたが、どこを触ったのかわからないためどこまでやればいいのかわからなかった
・換気が十分されているのかわからず不安だった
・トイレが2つあるので感染者と分けて使っていたが、子どもが理解できずに感染者側を使いそうになるので苦労した

【入浴の困りごと】
▽自分が罹患した場合
・どんな対策が正解かわからない
・家族と時間を分けて入浴した
▽家族が罹患した場合
・感染者に一番最後に入ってもらうようにした、家族の入浴する順番を考えてやりくりするのが大変だった(入浴)

【食事の困りごと】
▽自分が罹患した場合
・自分の部屋で食べるために食事を取りにいったが、部屋がキッチンから遠いので運ぶのが大変だった
・食事する場所を分けることができず、同じ部屋で食事をとったためうつさないか不安だった
▽家族が罹患した場合
・(子どもが小さく)食べさせないといけないので接触してしまう(食事)
・別々に用意するのが面倒、感染者が食卓で食べたがるので距離を取らないといけない(食事)
・使用した食器からうつらないか心配だった(食事)

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調査した同社は「困りごとの自由記述は『トイレ』と『食事』が多かった」とし、「トイレ」については「空間が狭く感染リスクが高いイメージがあるからか、自分が罹患していない場合は、感染者のトイレ使用後の除菌・換気に対する不安といったコメントが多かった」と説明。また「食事」については、「部屋を分けて食べた人は配膳、下膳時の接触に関しての不安が多かった。また食事を食卓でとった方が一定数みられ、その際の感染リスクについてのコメントも多くみられた」と述べています。

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【出典】
▽これからの時代に求められる住まいのあり方
https://www.misawa.co.jp/corporate/news_release/2022/0520/report.pdf