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中でも注目なのが、本邦初公開で登場したソニー・インタラクティブエンタテインメントが展示している小型のヒューマノイドロボット「EVAL-03」(イー・ブイ・イー・エル)だ。
カメラで撮っている人物のポーズや動作をリアルタイムで解析し、小型のロボットがバランスをとって、ポーズを追従して倒れずにキビキビと動くデモは必見。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが展示している「EVAL-03」、こう見えて優れもの
解析速度と速さと、それに反応するレスポンス性、更には高精度のバランス性能は驚くべきデモとなっている。
バランスはIMU、ジャイロセンサーからの情報を高速に処理して安定化制御
反応速度や動きのエグさは動画でないと伝わらないので、ぜひ動画も見て欲しい。
■動画 ソニーのPlayStaionチームが人型ロボットを初公開:
●身長は約30cm、26軸、IMUジャイロ、足裏に荷重認識センサーを搭載
身長は約30cm、関節数26個(26自由度)。二足歩行デザインをこの小型サイズに凝縮し、比較的パワーのないサーボモーター(アクチュエーター)で、この反応と動き、バランス性能を実現しているのは驚きだ。
同社の担当者によれば「これだけ激しい人の動きにも素早く追従して、バランスをとって倒れずに動き続けるための安定化制御を強力に効かせている。そこがこのプロジェクトの研究のひとつ」と語った。
カメラで人の動きをリアルタイムで解析、ロボットの動きに反映する
足裏には、どこに重心がかかっているかを検知するセンサーを搭載。ただの四角い足裏ではなく、正確に荷重移動を認識するしくみが取り入れられている。
PlayStationでお馴染みのソニー・インタクティブエンタテインメントが「EVAL-03」を開発しているので、現aiboとは開発チームは異なるが、もともとソニーで旧「AIBO」や二足歩行ロボット「QRIO」の開発メンバーは参加している。
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント フューチャーテクノロジーグループ インタラクションR&D部門 部門長 兼 ゲームサービスR&D部 部長 石塚健作氏
ゲームのキャラクターの動きをリアルに実現したいという思いからこのロボット開発を行っているという。要素技術としてゲームデバイスやメタバースへの応用も期待できそうだ。