ウェストハムはデイヴィッド・モイーズ監督のもとで躍進。昨シーズンは6位でフィニッシュしヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得すると、今シーズンはELとプレミアリーグの両立を成し、リーグでは4位、ELでは無敗でグループ突破を決めた。
しかし、好調を支えるアルジェリア代表FWサイード・ベンラーマはアフリカネーションズカップで1月から2月にかけて離脱。アルジェリア代表の戦績次第となるものの、最大でプレミアリーグの4試合、FAカップの3回戦、4回戦、カラバオカップ準決勝の両レグを欠場する可能性があり、モイーズ監督は、冬の移籍市場での戦力アップを視野に入れているようだ。
ベンラーマのポジションには現在、今夏加入したクロアチア代表FWニコラ・ヴラシッチが控えている。同監督は、ヴラシッチの活躍が第一としつつ、補強の可能性も否定しなかった。
「多少は加えたいと思っている。だが、今私が期待するのは、ヴラシッチが彼の離脱期間中、もう少し準備し備えてくれることだ。ニッキー(ヴラシッチの愛称)は我々の構想に入っているし、慣れるための良い機会をつかんでいる」
「サイードは今年、私たちのもとで素晴らしい活躍を見せている。それにプレミアリーグの選手らしくもなったしね。だから彼がいなくなるのはさみしいよ。何らかの形でフロントラインを増やすことができるかもしれない。そうすれば他の選択肢も出てくるかもしれないね。もし誰も獲得できなかったら、ニッキーが代わりになってくれることを期待している。私たちは、現有戦力で柔軟に対応する必要がある」