全身を白く塗り撮影に臨むヌードモデル。死海の西方にあるアラドで行われた、写真家スペンサー・チュニック氏のプロジェクトで(2021年10月17日撮影)。(c)Menahem KAHANA / AFP

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【AFP=時事】イスラエルの死海(Dead Sea)にほど近い砂漠で17日、集団ヌード写真で知られる米国の写真家スペンサー・チュニック(Spencer Tunick)氏(54)による撮影が行われた。全身を白く塗ったヌードモデル約200人が撮影に臨んだ。

 縮小し続ける死海をヌード写真を通じて捉える試みで、今回の撮影が3回目となる。イスラエル観光局が委託した。

「私にとって、体は美と生命、そして愛を表す」と語るチュニック氏は、これまで世界各地で大規模なヌード撮影プロジェクトに取り組んできた。

 最初に死海での撮影が行われたのは約10年前。この時は1000人以上のモデルを撮影した。

 死海は毎年、約1メートル縮小している。流れ込む川の上流では、農業用および飲用としてイスラエルとヨルダンが取水を行っており、またミネラル採取のための水のくみ上げや気候変動による蒸発の加速によっても問題は悪化している。

 最初の撮影から5年後、チュニック氏が再び死海を訪れると、以前は穏やかな湖面だった場所が乾燥した砂地に変わっており、陥没穴がいくつも開いていたという。

 今回の撮影でモデルの体を白く塗ったことについてチュニック氏は、旧約聖書で塩の柱に変えられてしまう「ロトの妻」を想起させる狙いがあったと話している。

【翻訳編集】AFPBB News

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