開発面では、Pepperは2019年春に大型アップデートが行われ、従来から採用されてきた独自OSの「NAOqi」に加えて世界的に普及している「Android OS」にも対応。家庭向けの「Pepper for Home」とビジネス用途向けの「Pepper for Biz 3.0」が導入された(Android OS対応の発表は2016年5月。しかし遅れに遅れてリリースにこぎつけた経緯がある)。
Pepperは2019年春に大型アップデートが行われAndroid対応になった。「Pepper for Biz 3.0」が導入され、応答速度の改善などが行われた
家庭向けのPepperは普及しなかったが、ビジネス向けでは開発者のコミュニティ「Pepperパートナープログラム」を開設し、開発環境「Pepper for Biz3.0」で開発された各種ソリューションを提供してきた。しかし、「Pepperパートナープログラム」は2021年3月でプログラムを終了し、「ロボアプリマーケット for Biz」のサービスページも閉鎖、新規のロボアプリ登録も終了した(従来からユーザーはロボアプリを継続して利用できる)。