海軍によると、M109は全長11.2メートル、幅3.2メートル、重さ4トン、最高速度46ノット(時速約85キロ)で、定員は武装した兵士8〜10人。高強度複合材料が用いられており、銃座や座席は取り外しが可能で、任務や状況に応じて位置を調整できる。台湾の巡視艇メーカー「罡旻」(Karmin、屏東県)が、各国特殊部隊のボートや台湾周辺海域の状況を参考に設計、建造した。
機関銃や擲弾發射器などが装備されているほか、今後は、レーダーが海上で正体不明の目標を捉えた時、位置の特定や映像の分析ができるサーモグラフィーカメラも搭載される予定で、軍事目的だけでなく、災害救助への応用も期待される。
この日の訓練は、旧正月(春節)の連休期間(2月10〜16日)における警備強化に向けたもので、機雷敷設艇や機雷掃討艇も出動したほか、政府系研究機関、国家中山科学研究院が自主開発した水雷「万象」4種も公開展示された。
(游凱翔/編集:塚越西穂)