北朝鮮の国営メディアの朝鮮中央通信と平壌放送、朝鮮労働党機関紙の労働新聞、朝鮮中央放送などは25日現在、米大統領がトランプ氏からバイデン氏に代わったことを伝えていない。北朝鮮はこれまで米大統領選の結果を1カ月以内に国営メディアを通じて報じてきた。
2016年の米大統領選当時は選挙の結果が出た翌日の11月10日、労働新聞で「(米国の)新政権」と紹介し、同19日に朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が祝電を送ったことを非難し、初めてトランプ氏の名前を伝えた。
今回はトランプ氏が大統領選の結果を不服とし、混乱が続いていたのに加え、北朝鮮の立場では史上初の米朝首脳会談を行ったトランプ氏の再選を望んだとされ、関連報道をしていないとみられる。