10万キロを過ぎると徐々に劣化が進み交換が必要になってくる

 クルマ好きにとって愛車は自分を彩る大切な存在であることは言うまでもないが、その一方で実用的な移動のアシという側面も持ち合わせている。そのため、なかには趣味車のほかに実用車と割り切ったアシグルマを所有している人もいることだろう。

 趣味車にはどうしてもお金がかかってしまうため、実用車のコストはなるべく抑えたいと考えるのは自然の成り行きであるが、あまりに古くなり過ぎてしまうとメンテナンスのコストがかかってしまうという問題も発生してしまう。そこで、実用車と割り切った車両はどこまで乗り続けるのがいちばんコストを抑えられるか考えてみたい。

 実用車とはいえ、10万キロを過ぎたあたりからは徐々に各部の劣化が進んできて交換部品が出てくるタイミングと言える。最近はタイミングベルトではなくタイミングチェーンを使用している車種が増えてきており、タイミングベルト交換の必要性はなくなったものの、ウォーターポンプやブレーキまわりなど、ほかにもメンテナンスが必要な部分は少なくない。

 もし、これらの整備を車検のタイミングでやるとなると簡単に20万円くらいの出費となってしまう。実用車として日常的に安心して乗るためには必要な出費であるとはいえ、なかなか辛いものがあるというのが正直なところだろう。

 では買い替えを考えたとしたらどうなるかというと、車種にこだわらなければ10年落ち以内、7万キロ未満のコンパクトカーは20〜30万円台で十分に見つけることができてしまう。つまり、車検整備にほど近い出費で、より走行距離の少ない個体に乗り換えることが可能というワケだ。

 とはいえ、その中古車が現在に至るまでにどんなメンテナンスをしてきたかをすべて把握することは難しい。逆に今乗っている車両をメンテナンスすれば、少なくとも交換した部分はしばらく安心して乗ることができるだろう。ただし、他の部分にもトラブルが発生する可能性もゼロではない。

 そういった意味では、不意の出費を防いで計画的な家計を望むのならば予定外のトラブルはすべて保証でカバーされる新車を5年の残価設定ローンで乗り換える、というのが一番いい選択肢なのかもしれない。