【ケースB】薬を服用し、回復した人 5人
薬を服用し、回復しなかった人 1人
薬を服用しないで、回復した人 4人
薬を服用しないで、回復しなかった人 2人
【ケースA】は、薬を服用しないで回復した人は1人しかいないため、「薬が効いて回復したのでは」と考えることができます。
一方、【ケースB】の場合は、薬を服用しないで回復した人が4人いるので、「回復したのは、必ずしも薬が効いたわけではないかもしれない」ということがわかります。
このように、薬が有用かどうかは、薬を使わなかった人がどのような状況であったかと比較してはじめてわかることになります。
薬を服用して、回復した人だけを調べるのではなく、薬を服用して、回復しなかった人を確認する。さらには、薬を服用しなかった人がどのような状況であったかを確認する。
自分の言いたいことの逆を積極的に確認することが、結果的に自分の言いたいことの根拠を強めることにつながります。ぜひ、心掛けてみてください。