Aqoursの生きる道や場所を伝えるために、活動を続けていく。伊波杏樹×逢田梨香子×斉藤朱夏の決意

“みんなで叶える物語”をテーマに、TVアニメやゲームをはじめとしたオールメディアで展開するメディアミックスプロジェクト・ラブライブ!シリーズ。

キャストがリアルライブを行うことで話題を呼び、『ラブライブ!』のスクールアイドルグループ「μ's(ミューズ)」の人気が爆発。ファンを指す言葉「ラブライバー」が2015年の流行語大賞の候補に選ばれ、その年の『第66回NHK紅白歌合戦』に出場するほどの社会現象になった。

続く『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」も、東京ドームを2日間満員にするほどのグループに成長し、2020年6月に結成5周年を迎えた。シリーズ初のドームツアーをはじめ、作品の舞台である静岡県沼津市への“地元愛(じもあい)” の想いを込めたアニバーサリープロジェクトが展開する。

ライブドアニュースでは、さらに進化するAqoursの9人にフィーチャー。3本立ての特集をお届けする。

トリを飾るのは、伊波杏樹(高海千歌役)、逢田梨香子(桜内梨子役)、斉藤朱夏(渡辺 曜役)のの3人。グループの軸となる2年生キャストのプロ意識の高さ、「Aqoursのために何ができるか」と考え続けた3人の情熱が、Aqoursをここまで導いたのだろう。

撮影/増田 慶 取材・文/野下奈生(アイプランニング)、千葉玲子 制作/アンファン
ヘアメイク/清水有希子(AICON)、佐藤和佳(AICON)、原野麻美(AICON)

「Aqours」特集一覧

私があきらめたら、千歌ちゃんの成長も止まっちゃう

『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループ・Aqoursとして活動がスタートして5周年を迎えます。シリーズ初のドームツアーを含む、『Aqours 5th Anniversary 地元愛(じもあい)!Take Me Higher Project』の開催も発表されました。
伊波
 5周年ということで、大きなことが動き出すんだろうなと予想していました。ですが、まさかここまでビッグだと思わなかったので驚きました。
斉藤
 いろいろ盛りだくさんだよね。
逢田
 Aqours CLUB 2020も開設されるし……。
斉藤
 たくさんありすぎて頭がついていかない〜。
伊波
 “地元愛(じもあい)”とついているから、沼津から飛び出してきたぞ!っていうことが大きく届けられたらいいかなと思います。
ドームツアーのテーマソング『Fantastic Departure!』を聴いたときの感想は?
逢田
 年々、曲調が大人っぽくなっている気がしました。
斉藤
 わかる! 楽曲も成長している感じがするよね。
逢田
 うん。昔のAqoursだったらきっと歌えなかったジャンルの曲じゃないかな。
伊波
 今の時代の流れに寄り添った音っていう感じもするよね。
逢田
 たしかにおしゃれだもんね。すごくダンサブルだし。
伊波
 アーティストとしてのAqours像みたいなものが確立されてきたのかなと思いました。そのなかでも、歌詞はもちろん!
逢田
 畑 亜貴さん節が健在って感じ。
伊波
 そうそう、イルカとかクジラとかね!
斉藤
 海に関連したワードが入っているところがAqoursっぽいよね。曲の大人っぽさと歌詞とのギャップもおもしろいなと思いました。
レコーディングの感想は?
伊波
 難しかったですね……!
逢田
 役としての声を意識するとリズムが崩れちゃったりするんですよ。
伊波
 わかる〜! 最初に『Fantastic Departure!』を聴いたときは、まずどう歌おうかと悩みました!
逢田
 『Jump up HIGH!!』くらいから難易度がすごく高くなっているよね。
斉藤
 私はどの曲もまず「曜ちゃんだったらどう歌うのかな」って考えるんだけど、やっぱり最初は難しいよね。
伊波
 そういうとき、どうしてるの?
斉藤
 ひたすら曜ちゃんとして歌ってみる。
逢田
 私は、役として出せるところは出して、リズムを大切にするところはしてって、メリハリをつけているかな。
伊波
 私は、一度自身の声で歌ってみて、私だったらどこにアクセントをつけるかなどアイディア幅を広げてみます。その次に、千歌ちゃんとしてのアイディアなども引っ張ってきて、表現を広げられるようにしているかな。
逢田
 千歌ちゃんは、どの曲でも千歌ちゃんだから、スゴいと思うよ。
伊波
 うれしい……よかった……。きっとみんなも同じ想いだと思うけど、私がどこかでダメだってあきらめたら、千歌ちゃんの成長も止まっちゃうと思っていて。千歌ちゃんたちの道を止めちゃいけないっていう気持ちが強いから、どんなことへもチャレンジして、がんばろうと思えるんですよね。

Aqoursの9人とも、悩むより先にやってみるタイプ

カップリングの『Aqours Pirates Desire』はどうでしたか?
逢田
 歌詞がすごく強気ですよね。以前は「がってん!」とか「わっしょい!」だったから(笑)、その頃から比べるとすごく強くなっていると思いました。あと、めちゃくちゃ音程が低くなるところがあるんですよ。オクターブ下くらいだったから、さすがに最初はどうしようかと思って。
斉藤
 最初に聴いたとき、「低っ!」って思ったもん。
伊波
 わぁ、大変だこりゃと思ったね(笑)。
斉藤
 曜ちゃんでいける?って考えちゃうんだよね。だから、レコーディングのとき、何回も聴かせてもらって臨みました。
全体の雰囲気としては、かなりワイルドなAqoursだなという印象です。
伊波
 たしかに、パイレーツ(海賊)が曲のテーマになるってなかったですね。
斉藤
 レコーディングのとき、「めちゃめちゃカッコつけて歌ってください」って言われた!
逢田
 カッコいい曲ですよね。
伊波
 カッコいいキメ顔で登場するAqoursっていいかもしれない。これまでは、元気な笑顔とフレッシュさ、まっすぐというイメージが強かったと思いますけど、勝気で強気なAqoursを見てもらうことも楽しいんじゃないかなって。
逢田
 だいぶ、Aqoursの色も変わってきたということだよね。
伊波
 うん。個人的には、もっとたくさんの色のAqoursも届けていきたいな!
それぞれの曲で好きなポイントを教えてください。
逢田
 『Fantastic Departure!』の歌詞からは、これから先にまだ何があるかわからないけれど、今までいろいろなものを見つけてきた私たちが、どんどん新しい景色を見ていこうと表現しているように感じているんですね。まだまだ行けるところはあるんだなって、うれしくなりましたし、すごく好きなフレーズだなと思いました。
伊波
 Aqoursはまだまだ止まらないよっていう意志が言葉から伝わるのも、新たな道の始まりを感じさせてくれるのもすごくうれしいよね。『Aqours Pirates Desire』のほうは、「奪い取れ!」という、Aqoursではあまりなかったワードが好きです。ようちゃん(=斉藤さん)は?
斉藤
 『Aqours Pirates Desire』だったら、サビの歌詞が好きだな。Aqoursの、「どんなことでもします! やらせてください!」っていう気持ちが伝わってくる気がして。
伊波
 9人とも悩むより先にやってみるっていうタイプを持ち合わせているから、それが畑さんにも伝わっているのかもしれないね。『Aqours Pirates Desire』の、「七つの海」っていうところを「それ以上」って言っているところもおもしろいし、「しちゃおうぜ」っていう語尾も普段ないイメージですし、ドクロもパンチがあって……。新しいAqoursが詰まっている感じがしますね。
斉藤
 梨子ちゃんはGuilty Kissをやっているから、ドクロにも染まっている感じあるけど。
逢田
 そうなのかな。でも、ユニットだけじゃなくて、9人でも『Aqours Pirates Desire』みたいな曲が歌えるようになってきたんだなって感じるところはあるよね。
伊波
 うん。カッコいい曲が好きなメンバーも多いんですよ。それがいい方向に作用して、この曲を皮切りに、さらにブラッシュアップした楽曲を歌っていけるんじゃないかなとワクワクします。
逢田
 曲はおしゃれだけど、メンバーが歌うと、不思議と『ラブライブ!』っぽさが出てくるところもおもしろいよね。

オレンジ色に染まる景色。「思い出って色あせないんだな」

今年1月には『ラブライブ!フェス』で、作品の垣根を越えて、μ's、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会と共演しました。フェスでとくに印象に残っていることは?
逢田
 ステージに出ていないときのことでもいいですか? μ'sさんの『Snow halation』です。
伊波
斉藤
 本当にヤバかったね!
伊波
 私たちAqoursは、船に乗り込んで出番を待っていたんですが、ステージに出たら、思いっきり楽しんじゃうので、待っているあいだがいちばん思い出に残っているんです。
斉藤
 わかる。待っている時間が感動のピークだったよね。あのときに、Aqoursでよかったって純粋に思った。
逢田
 μ’sさんの『Snow halation』でオレンジ色に染まった景色を見て、思い出って本当に色あせないんだなって思ったんです。いつかAqoursも見てくださっている方たちにそう感じていただけるライブができたらいいなと思いました。
伊波
 その一歩がこのドームツアーかもしれないね。私たちも、「いつか」を考えられるようになったのがうれしいよね。
『ラブライブ!フェス』の、自分たちの出番での思い出は?
伊波
 私は、船に乗って登場したとき、「Aquorsとしてこの場にいることができて本当によかったな」と思いました。最初、船に乗りますと聞いたとき、みんなで話し合って「踊りたいです」と意見を出させていただいたんです。9人のパワーと、アニメーションを背負っていることに意味があると思っているし、それをしっかり踊り、ステージングしたいなと思っていたんです。

実際にステージが終わってみると、船の上から見る景色をとっても特別に感じることができて、船からの登場でよかったなと改めて感動しました。
逢田さんと斉藤さんはいかがですか?
逢田
 2日間とも『未体験HORIZON』でトップバッターだったので、それがものすごく印象に残っています。
斉藤
 『未体験HORIZON』は、ライブでは『ラブライブ!フェス』が初披露だったんです。ライブが久しぶりだったのもあって、緊張感がスゴくて。
伊波
 初めてAqoursを観た方の興味をそそれなかったら絶対悔しいですし、オープニングアクトとしてバトンを渡す役割もきっちり果たすため、かなり気合いを入れて臨みました。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーのステージはどうでしたか? ソロでも曲を披露していましたね。
伊波
 ひとりでステージに立つって、本当にスゴいですよね!
逢田
 1stライブ(2019年の『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You”』)が終わったばかりですぐにフェスで、しかもμ'sさんと同じステージに立つって本当にスゴいよね。
斉藤
 デビューした頃の私たちだったら、怖がっていたかもしれないよね。
逢田
 うん。みんな、ソロをやっているだけあって度胸がスゴいなって思いました。
伊波
 自分だけにすべての視線が集まるなか、場の空気を1人ひとりの色に染めていくんだという気持ちが伝わってきて、もうとにかく感激することしかなかったです。

最近は目で合図することも。2年生はバランサーぞろい

5年経って、成長したなと感じることはありますか?
斉藤
 ……写真写りがよくなった?
伊波
 大事、大事!!
斉藤
 私、写真が苦手だったんです。でも、今はライブでクレーンのカメラを見つけたら「来い、来い、来い」ってあおれるくらいになりました(笑)。
伊波
 私も写真は苦手だったなぁ。最初の頃のアーティスト写真、今すぐ変えてほしいよね……。
斉藤
 わかる! テレビ出演のときに使われると、「変えて!」って叫びたくなるよね(笑)。
伊波
 そうそう。私はネガティブだったのが圧倒的にポジティブになりました。千歌ちゃんが底抜けに明るいし、めげない。笑っちゃうぐらいたくさんの発想を持っているので、彼女に影響され続けていますね!

彼女はあきらめるっていう言葉を知らないんじゃないかっていうくらいポジティブなので、それにいい意味で引っ張られて、今でも彼女の行動に学ぶところは多いですね。
逢田
 私はスタミナですかね。最初の頃は本当に体力がなくて。メンバーのなかでいちばんないんじゃないかなと思うくらいだったんです。とくに1stライブ(2017年の『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! 〜Step! ZERO to ONE〜』)のときは、途中で息が切れて、ソロパートを歌うのに必死になっちゃうくらいで。

でも、徐々に体力がついていっている気はするし、しんどいときもまだありますが、顔に出なくなったので、成長したのかなと。
伊波
 わかる〜。私も、『君のこころは輝いてるかい?』を笑顔で思いっきり歌って踊れるようになったことがうれしい(笑)。
斉藤
 『君ここ』は今でもキツいよね〜。
逢田
 ほかにも数え切れないくらい、変わったことはたくさんありますね。
伊波
 Aqoursとしてこの5年間の時間のなかで、みんなといろいろなことに立ち向かい、乗り越えてきたので、日々、大きな成長があったなと思います。
2年生のあいだで絆を感じるのはどんなときですか?
逢田
 アニメだと、『友情ヨーソロー』(TVアニメ1期第11話)ぐらいから2年生の絆って固まっていたよね。そこからはほかの学年を見守る立場になっていた気がする。曜ちゃんと梨子のふたりで千歌ちゃんを支えて。
伊波
 そして千歌はとにかくすべてに一生懸命。

私たち自身の話だと、ライブをするたびに、千歌ちゃんたちの気持ちがより掴めるようになっていきました。だから、歌って踊ることでいっぱいいっぱいだった曲もふたりといると楽しく笑顔で歌えるようになって。そういうときに絆を感じますね。
逢田
 私は、ふたりがダンスを絶対完璧に仕上げてくるから、追いつかないとって気持ちになるんですよ。
斉藤
 2年生の楽曲は、テンションが高まるから、一体感も増すよね。
2年生の、ほかの学年に負けない強みは?
伊波
 “ちょける”ことも真面目になることもできるところかな! そこが好きなところでもあります。
斉藤
 私たちはやるときはやるし、ふざけるときはめちゃめちゃふざけるよね。
伊波
 そう。どんなことがあってもだいたい大丈夫。なんでもフォローできる。
逢田
 それも信頼感があるからこそだよね。
斉藤
 最近は目で合図することも多くなったよね。
伊波
 目で思っていることはだいたい伝わるね。
逢田
 学年でのお仕事は、9人やユニットとはまた違った、強い安心感があるんです。
伊波
 話し合わなくても、やってみます! 大丈夫です!と言えちゃう。だから、一緒にいるのがすごく楽ですね。
斉藤
 3人がちょうどいいバランスなんだよね。
伊波
 うん。MCなどで場を回すことも多い3人なのですが、似ているところもすごく多いんです。原稿を読むことにいっぱいいっぱいになっちゃうところを、ふたりがいい感じにフォローしてくれたり、合いの手を入れたりしてくれる。すごく安心してできるので、生放送とかもフラットに楽しめますね!

それと、タイム感も似ているんですよね。ライブMCでちょっと長いねとかちょっと巻いたほうがいいなって思っていたら、りこちゃん(=逢田さん)がパッと巻いてくれたりですとか……。
逢田
 私、巻きたがるからね。すぐ次に行きたがるからね。なんなら、1年生のトークを遮るからね(笑)。
伊波
 はっきりしているし、わかりやすく、おもしろいから好きだよ、そういうところ(笑)。ようちゃんはバトンを受け取ってくれるのが早いから、安心してトークも投げられる。そんな感じでバランスがいいから、どんなときでも、いいテンション感でいられるし、それが2年生の強みだと思います。

俺たちがドームツアーまで連れてきた、と誇ってほしい

まだまだ詳細はこれからだと思いますが、現時点で、ドームツアーでやってみたいことは?
逢田
 船にも乗ったしSLにも乗ったし、次は何に乗るのかな。
伊波
 歌詞的にはクジラだよね。メンバーカラーのクジラとかどうかな?
斉藤
 何に乗ってきたのって言われそう(笑)。
逢田
 私は枠にとらわれずにいろいろなことをしたいな。ドームツアーって、できて当たり前のものではないから、やらせていただけるということをかみしめて、悔いのないようにやりたいんです。
伊波
 ナンバリングのライブはもちろん、アジアツアーやファンミーティングなどもやらせていただけて、さらに日本ではドームツアーって、本当にスゴいお話だと思うんです。だからこそ、Aqoursの輝きのすべてを魅せる、そんなツアーにしたいです。
斉藤
 私はライブで“ちょけたい”なー。
伊波
 楽曲で遊びたい気持ちはあるね。もちろん、振り付けとかいろいろ決まりごともあるなかで、魅せるところは魅せて、遊ぶところは遊ぶ、みたいな!
逢田
 お祭りみたいなライブになったらいいよね。
伊波
 うん! 来てくださる方が、心からAqoursが好きだと、この音楽が好きだって感じられる、心が弾むようなツアーにしたいですね。
ドームツアーまでにできるようになっておきたいことはありますか?
伊波
 まだライブでやったことのない曲がけっこうあるんですよね。
逢田
 10曲以上はある気がする。『冒険Type A,B,C!!』とか『KOKORO Magic “A to Z”』とか『Dance with Minotaurus』とか。
斉藤
 そうだ! 『Dance with Minotaurus』! 楽しみ!
逢田
 で、新曲でしょ?
斉藤
 Aqours CLUBの曲もあるし。
伊波
 ……わぁ(笑)。曲のジャンルも音楽性もけっこう違うよね?
斉藤
 違うねえ。とくにツアーのテーマソングは大変だと思うよ。
逢田
 間奏もヤバそうだよね。
伊波
 ええと、新曲を歌うことになったらその都度、楽しんで対応していきたいと思います(笑)。
ファンのみなさんも、5周年プロジェクトを楽しみにしていると思います。
斉藤
 私自身もすごくビックリしてますし、ドームツアーができるのも、応援してくださるみなさんがいるからこそです。

大きな会場でライブができることは楽しみですが、初心とフレッシュさを忘れないように、ツアーが始まるまでにもう1回、TVアニメの1期から2期、そして劇場版を観返そうかなと思っています。なので、みなさんもぜひ振り返ってみてください! そして、この5周年でよりパワーアップしていくAqoursを見ていただけたらと思います。
逢田
 5周年で、これだけ大きいライブをやらせていただけると思っていませんでしたし、この機会がいただけたのは、紛れもなくずっと応援してくださったファンの方々のおかげです。

ぜひ、これまで応援してくださっていたみなさんには、「俺たち、私たちがAqoursをドームツアーまで連れてきたんだ」と誇らしく思っていただきたいです。そんなみなさんへの感謝を返せるツアーにしたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
伊波
 今回のインタビューをきっかけに、『ラブライブ!サンシャイン!!』、そしてAqoursをたくさんの人に知ってもらいたいですし、目に留めていただけたらうれしいです。Aqoursとしての音楽は、いろいろな方向に挑んでいる最中ですし、まだまだ届けられる言葉と音楽がたくさんあると思っています。

TVアニメ、そして劇場版の物語がありますが、私としては、Aqoursの9人が紡ぐ物語がまた始まってほしい! そんな想いを胸に、私たちはAqoursが生きる道や場所を伝えるために、これからも活動を続けていきます。Aqoursの世界をこれからも見ていただけたらと思います! これからも応援していただけるようにがんばります!

2年生キャストが明かす、お互いの魅力は?

Aqoursは、声優、役者、歌手などの9人が集まっていて、結成当初はそれぞれ経験値も違うなかで、りこちゃん(=逢田さん)は何かにとらわれることなく“逢田梨香子”さんとしてのやりたいことや意思が明確で、大人な印象でした。

そのなかで、りこちゃんはすごくお芝居が好きで、私もお芝居が大好きだから、アフレコを重ねるうちにどんどんいろんなセリフのキャッチボールができるようになっていきました。

この5年間、いつも「Aqoursのために」って、いちばんいろんなことを話してきたのはりこちゃんだったと思いますね。何か相談すると、必ずりこちゃんなりのメッセージやアイディアをつけて返してくれるんです。その答えがすごく心強くて。芝居や役への愛情を通してずっと一緒に走ってきたので、いちばん心を許している存在です。
ようちゃん(=斉藤さん)はすごくフレンドリーで、年齢もいちばん近いので、最初から作中と同じ幼なじみのような関係値から始まりました。フレンドリーでありつつ、踏み込んでいい一線とか、周りの気持ちにさりげなく気を使える人だなぁと。

表には出さないけれど、責任感も強くて。すごく真面目で何事にもチャレンジ精神がある彼女だからこそ、(『君のこころは輝いてるかい?』の)馬跳びとか、2nd Single『恋になりたいAQUARIUM』でセンターを務め上げることができたと感じています。

2年生は3人とも真面目でバランサーがそろっていることもあって、必要以上に気負うことなく、自然と仲が深まってきました。やっぱり全体をまとめないといけない役割だから、私が感じていた重みも、ふたりが傍で見ていてくれて、寄り添っていてくれて。ふたりにしか吐き出せないものやお互いにしかわからない苦悩も、何も言わなくても感じ取って共鳴し合っていたんですよね。本当にふたりへは感謝と信頼の想いで溢れています。
あんちゃんは結成時まだ10代でしたが、最初から完璧なリーダー。しっかり者で欠点がない。最初の頃はそれが心配でもあり……ひとりで重圧を背負って抱え込んでいたようにも見えて。でも、あるときから肩の力が抜けて、周りに頼ってくれるようになったし、いいバランスがとれたんじゃないかなと思います。

そして、誰よりもメンバー思い。何かあったら助けに来てくれるし、元気がないといち早く気づいてフォローしてくれて。大人で頼れる存在です。私の3コ下なんですけど(笑)。一緒にパフォーマンスをしていてすべてを預けられる存在で、彼女がいるからこそステージに立てると思います。
最年少と思えないほどしっかりしていて、1stライブの頃から相当ながんばり屋さんです。2年生ふたりのプロ意識の高さに、私もついていかなきゃって。

朱夏は疲れた表情とか一切見せないですし、いつでも笑顔。普段はムードメーカーでワイワイしているタイプですが、じつはよく周りを見ていて、人の表情の変化に気づける優しい子です。
役との向き合い方が、9人のなかでもとくに強いところ。杏樹は、リーダーだからって、活動初期は私たちよりもずっと深いところでプレッシャーを感じていたんですね。でも、千歌ちゃんと一緒にそれを突破して、今は頼れるリーダーになっていて。Aqoursのリーダーは杏樹じゃなきゃダメだし、杏樹だからこその安心感があります。
ちゃんと周りを見ていてしっかり者なところ。それでいて、ちょっと抜けてるところが好きです(笑)。真面目だからこそ、たまに冗談が通じないところがあるんですが、それは作品を大切にしているからこそだし、自分の意思がしっかりしているから。そのメリハリがあるところが大好きです。

伊波杏樹さんの一問一答!

逢田梨香子さんの一問一答!

斉藤朱夏さんの一問一答!

伊波杏樹(いなみ・あんじゅ)
2月7日生まれ。B型。主な出演作に、アニメ『陽なたのアオシグレ』(陽向)、アニメ『アニメガタリズ』(青山絵里香)、舞台『銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠』(メーテル)、舞台『僕のヒーローアカデミア The “Ultra” Stage 本物の英雄 PLUS ULTRA ver.』(トガヒミコ)など。
逢田梨香子(あいだ・りかこ)
8月8日生まれ。O型。主な出演作に、『川柳少女』(大月 琴)、『戦×恋』(早乙女四乃)、『かくしごと』(千田奈留)、吹替『キリング・イヴ』(ヴィラネル)など。2019年6月にアーティストデビュー。
斉藤朱夏(さいとう・しゅか)
8月16日生まれ。A型。主な出演作に、『俺を好きなのはお前だけかよ』(サザンカ〈真山亜茶花〉)、『ミコノート』(天野結美)など。2019年8月にアーティストデビュー。

LIVE情報

ラブライブ!シリーズ初のドームツアー
『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020』
http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/5th-anniversary.php

CD・Blu-ray情報

『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020』テーマソングCD
「Fantastic Departure!」
2020年7月22日(水)リリース
アーティスト:Aqours
LACM-14990/¥1,300(税別)
©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!


■Aqours CLUB 2020開設 &『Aqours CLUB CD SET 2020 BLACK EDITION』
2020年8月26日(水)リリース

■ソロアルバム『Aqours First Solo Concert Album』
2020年8月1日の高海千歌を皮切りに各メンバー誕生日にリリース

■Aqours初となるベストアルバム
『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours CHRONICLE(2015〜2017)』
2020年10月7日(水)リリース

■Aqoursデュオトリオコレクション第2弾
『ラブライブ!サンシャイン!!デュオトリオコレクションCD VOL.2 WINTER VACATION』
2020年12月9日(水)リリース

■Aqoursのこれまでの海外公演をまとめた『Aqours World Love Live! vol.1』発売決定

「Aqours」特集一覧

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、Aqoursの伊波杏樹さん×逢田梨香子さん×斉藤朱夏さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2020年7月22日(水)12:00〜7月28日(火)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/7月29日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから7月29日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき8月1日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
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