日本でも様々な対策を行っているが、同時に日本を訪れる外国人観光客も減少しており、すでに観光地では大きな影響が出ているようだ。
中国メディアの新浪はこのほど、日本を訪れる
中国人観光客が激減したことを紹介する記事を掲載し、「日本の観光業界は
中国人観光客に過度に依存していたことを新型コロナによって再認識させられた」と伝えた。
記事はまず、
新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大を受け、世界中で
中国人観光客が減少していると紹介。とりわけ、日本の観光業界は旧正月(春節)期間中に日本を訪れる
中国人観光客に大きな期待を寄せていたが、
中国で団体旅行が中止されたことにより、非常に多くのキャンセルが発生したと伝えた。
続けて、この状況が続くようならば、北海道だけでも3月末までに200億円の損失となることが予想されていること、また静岡県でも2月5日以降に、3月までの9万件以上の宿泊キャンセルが生じていると紹介し、日本の観光業界に大きな悪影響を及ぼすことになるだろうと論じた。
記事は、日本は2020年に外国人観光客4000万人を目指していたが、
新型肺炎の感染拡大によって非常に大きな苦難に立たされていると伝え、「日本の観光業界は
中国人観光客に過度に依存していたことを後悔し始めている」と強調した。
これに対して
中国のネットユーザーからは、
新型コロナウイルスの蔓延に対して日本の政府や企業、個人がマスクや防護服を送ったことに対する感謝の言葉が数多く寄せられていたほか、「
新型コロナウイルスが終息したら日本へ行く」といった声が寄せられ、多くの人の賛同を得ていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)