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Engadget 日本版
今回の新 iPad Pro は12.9インチにするか、11インチにするか大いに悩みましたが、以前購入した12.9インチは、セルラーモデルだったにもかかわらずほとんど持ち出しませんでした。前モデルの10.5インチは、キーボードケースを装着して厚みが増したにもかかわらずそれなりに持ち運んでいたので、今回も11インチにしました。価格の折り合いもあり、SIMフリーモデルではなくキャリアから購入(月々割適用)し、容量も256GBにしました。
そんなiPad Pro 11の使い心地ですが、Face ID対応になったことでベゼルが最小になり、バランスよい視界が得られました。また新しいボディ形状も持ち運びやすいと感じました。一方、Apple PencilとSmart Keyboard Folioも合わせて購入したものの、Smart Keyboard Folioの使い心地はベストとは言い難いものでした。ケース(カバー)を兼ねており、カバーとしての機能には満足でしたが、キーボードしては大いに不満が残ります。もちろんソフトウェアキーボードをタップするよりはマシではありますが、取材先でひたすらタイプするなどの大量の文章を打つには正直向きません。膝の上でタイプできるとも言われていましたが、iPadの重さで重量バランスが悪く、安定しません。タイピングに関してだけいえば、筆者にとってはHHKB-BTが神ということになります。多少かさばりますが、大量の文章を打つとわかっている際はあえて持っていくだけの価値は十分にあります。iPad Pro自体も薄く、一回りコンパクトになったので、iPad Pro 10.5の時よりもHHKB-BTとの組み合わせで持ち運ぶことも増えました。今回はSmart Keyboard Folioを買ってしまったので、HHKBなど外付けキーボードを持参しない際には、バックアップ用キーボードとして使っています。常にHHKBと一緒に持ち運ぶわけではないので、Smart Keyboard Folioを買ったことを後悔するまでには至っていません。iPad Pro 11を手にした時に既視感があったのですが、初代iPadを久々に取り出してみて、雰囲気がよく似ていることに気づきました。iPad発表の時には大きな衝撃を受けたのですが、一周回って、ようやくiPadのあるべき姿になったのかなと思いました。端子もUSB-Cなったことで、揃えたLightningのアダプター類が買い直しになってしまったのは、正直痛かったですが、幸い?なことにMacBookなどのPC周辺機器と共有できるので、それほど抵抗感はなくて済みました。