Vievuの親会社Axonの広報は、状況把握と対応のためNY市警と協力しており「警官は負傷していないものの、装着者の安全はAxonにとって最重要事項です。この問題を迅速そして安全に解決するために必要なことは何でもします」と語りました。
なお、NY市警は製品全体に欠陥が含まれる場合を考慮してLE-5を使用中止にしたものの、原因はまだわかっておらず、このカメラが内蔵するリチウムイオンバッテリーが何らかの理由で損傷した、偶発的な問題の可能性も考えられます。一方で、バッテリーとはまた違う問題の可能性もあり、原因が特定されるまでは排除できないでしょう。
原因がどうであれ、身につけたものが火を噴くようでは安心して仕事ができません。NY市警は2019年までにボディカメラ導入プログラムを完了する計画でしたが、場合によっては計画に少々遅れが出るかもしれません。
ちなみに、警官らが装着するボディカメラには日常業務の記録のほかに犯罪者摘発の際の過剰な暴行を減らしたり、勤務態度を向上させる効果もあるとされます。