テレビ番組の録画機は、すでにBlu-rayレコーダーが当たり前。Blu-rayレコーダーは、安価な機種からトリプル録画機能をそなえた高機能機種まで、多くの製品が販売されている。

予算に余裕のあるユーザーならともかく、機種選びは実に悩ましいだろう。アーリーアダプターはすでに買い換えの時期に入ってるが、これから購入するという人も多いことだろう。

いくつか、注意点をまとめてみた。

■ダブル録画の必要性はどれほどある?
Blu-rayレコーダーでは、HDDの容量とダブル録画機能の有無が最大の注目点になる。ダブル録画機能は実に便利だが、よく考えれば、この機能を使うことはあまりないのではないだろうか。ダブル録画機能がどの程度に必要か、購入前によく考えてみることはムダではない。

多くのユーザーは、「片方の番組はリアル視聴、裏番組は録画」という程度だろう。これなら、ダブル録画までは必要ない。一年に数回の必要性のために、高価な機種を選ぶのは、実にバカバカしいことだろう。

「便利だから」と、安易にダブル録画機能付きの機種を選ぶことがないようにしたい。

■HDDは必ず壊れる
もう一つある。番組を録画したHDDは、「いつかは壊れる」ということだ。Blu-rayレコーダーのHDDは、一般にパソコン用よりも長持ちする可能性があるが、10年以上も無事であることはほとんどあり得ない。

大容量のHDDに録り貯めた番組も、Blu-ray Discにダビングしていない限り、HDDがクラッシュすれば「消滅」するのである。

ユーザーは、パソコンのデータをバックアップするのと同じく、HDDのクラッシュに備えなければならない。高性能機種のHDD(1TBや2TB)が、低価格機のそれ(320GBや500GB)よりも長持ちするという保証はない。

■複数台購入をお勧めする
そこで筆者のお勧めは、まずは安価なBlu-rayレコーダーを購入し、必要ができたら、もう1台を買い増すというスタイルだ。高性能機を購入するのにかかる費用は、低価格機2台分の費用とほとんど同じだ。製品の時期がズレれば、買い増す際には、より性能の良い機種を同程度以下の価格で購入できる。従来は高価格機だけにしかなかった機能が、下位機種でも採用されていたりということもある。

筆者は2台を地デジ用とBS/WOWOW用とに使い分けている(HDD容量の小さい方が地デジ用)が、ライフスタイルによっては、地デジ2台、またはBS2台でもよいだろう。

こうしておけば、片方のレコーダーで番組をDiscにダビング中に、もう一台でBlu-ray Discのコンテンツを見るということもできる。2台のBlu-rayレコーダーが同時に壊れることはないので安心ということもある。

以上、Blu-rayレコーダーを購入する際に、参考にしてほしい。

Flip4Mac
Perian

大島克彦@katsuosh[digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

ITライフハック
ITライフハックTwitter

デジ通の記事をもっと見る
iPhoneが据え置きゲーム機も殺す?多機能化するスマートフォン
任天堂は赤字でアップルは黒字!スマホからゲーム機への施策は
PS VitaよりPSPが売れている!専用ゲーム機の未来はあるのか
Macの動画環境を大幅に強化!Mac初心者に必須のアプリを解説 - Mac必須アプリ (1)


キヤノン
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
タグ :
Blu-ray
レコーダー
ブルーレイ