／'´￣|￣｀＼ |しく⌒ . : : : :人.:;';';';';';';';';';';';';':;.:,:;.:,:彡'´ | . . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
／ ＼ | ／ ＼x'⌒ヽ. : : : .:;';'.: : '"⌒＾⌒'爻爻;';';';';';';';'イ | . . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
|==============={;'....: .: .:.:;';';';''´ .: .: .:.::;.:,:;.:,: : : :Y⌒.: .: .:.:.:| | . . . : : : : : :| |: : : : : :|: : :
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
::::┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
￣￣＼く,┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
￣＼ |勹くニ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬_ノ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐＼ / ┬┴┬
___,／￣ ＞┬ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴Χ┴┬┴┬＜‐‐┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐i/ ‐┴┬┴
二〉 _」 ,ﾉ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴＼┴<,￣＼_＞┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴≠￢-＜─く
√ ｒ＜__Ｙ´ｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬ﾆ＞-┘ └─ﾟ⌒刈ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬∟__ﾉ ｀'⌒Ｙ
＼ x爻爻爻v:ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬竺〈 . . . . . : : : : ﾉﾉｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴ｖ'´ . : : : :}
┴∨爻爻爻リ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬込、 ∧_,,,､ｰ--<二‐┬┴┬┴┬┴┬┴┬廴_／＼__:_:_:ﾉ
┬┴|￣＼狄￣∨‐┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ﾉ＿＞ｰ|: ＼┴┬┴┬ｖﾆ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ <´｀Ｙ´￣
／｜: : : | : :/ /┴┬／￣￣＼┴┬┴┬┴√┬┴┬|: : :ﾉ⌒｢"}￣: /‐::┴ｖﾞ""＾´´´｀ヽ┴┬┴‐┬ |;: :{: : :
｢ . . : |:;: : ;.|: _i_:{ﾆ__> 〈￣＼ >..┴┬ｖ'⌒'{ー┴:ｧ冖i|: ; ;{; : :|: :ｉ: : :/┴┬(;';';';';';';';';';;'';';)┬┴┬‐┴.:|;;::i;:;:::
｀¨⌒ |:;: : ﾉく二 二ﾆ=-‐-ﾐ辷づ ￣￣└─'＾'ｰ--(＿ﾉ|:; :;.j: : : : |: : だつ￣｀~"""⌒⌒'<二二そつ￣:|;:;:|;:;: :
: . ; -二二 ‐ ｧ'゜ V . : : ::|: : :{ : :＿＿ﾉ二辷__ 辷つ x大二二
., , : ;；＜=- -= = 二{ . .: ::}/⌒丶, ⌒; ⌒¨´ _)三 ‐‐ﾆｱ´ ｀丶 . . : 〈三-ﾏﾆﾆ
｀丶ノ⌒'ｰ= ..,_三込、 ...ノ :, ; ; : . . ﾉ , ＜ΞΞΞﾆ{ ::::::} __ノ⌒. . . . )ﾆ二}三-
； Y⌒＾¨¨¨¨""´ ___ﾉし, : . . . ; __)二ﾆΞ从 ..:::::::ﾉ __ﾉ⌒ . . . : : ; ; ; ニニ}‐ ‐
_ノ⌒し(＿＿ノし. . ; ; ； ; : . . '"⌒＾＾⌒ヽ . . : ; : . . , ;′＞=二三三≧=≦;:;: ; ; : : ; ; ; ; ;:;:;:;: : :-三ﾉ二‐
∩
U
_」_＿
／ ￣＼＼＼ﾐヽ
/ ￣｀y'ﾑ
/::;''~~;Ｏ //( )〔
/::;''~~;::;''~~;ｲ ム/ハ （さて、配給分の充電も貰えた……今使える余剰時間は……１０分くらいか。
/´￣ ｀ヽ ／ ill | l /
/ ／ .i: ! | し' うん、１０分だけだとしてもATを使って動けば、探すのはまだ昨日よりもよっぽど……。）
/⌒ヾ ／ i: ! |
｀ー'´ i: ! |
/i: ! L__ ＿＿＿＿ 「……あ、居た、居たよ！！！」
// l/´ ￣￣//´￣ L
__,. イ/ ／￣＞==〈 ノ| ……ん？
, ィイ // / :´ //´｀7´｀ヽ/
/ l/ l/ / : l/ l
,、
,.--..,,||
/ ヽ ）） ｶﾞｯｼｬ、ｶﾞｯｼｬ……！ ／￣""''' 、
|)) o c| / |=', ()
|=| | , ‐‐.､､. .|.| / O | =',. |
^|∨u | ,'__ ... - '》, |.| / ／|==..', |
| |∨ | お前、B-７７７だろ！？ ,' ○ !彡..|!. | /| |―‐' |
| .| ∨. | i /iヾ,i..|!. | _,,..,,_ / .| |. |
,==-、..._ | | ヾ-' 俺、俺らの事憶えてるか！？ l u/!〉-ﾍi |! └---''" .| | |
/ ∧ "'''|. |.,__ !'"¨ﾞ.il l l!. ﾞi.|! _＿./ .|＿＿＿_|_
|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl ¨´ l l l . |!. /＿/ | /∧
| | l | } | | || | l l l .|! / L＿_/￣^/――l ,
ヾ/ / //| "=‐-! 「「「| ヘ _. --l l l--__「l_. -､..... /￣’/ / / /| // | |
_,.=-=.,
／~ ~^＞ 、
/ ＼
./ /'""''ヽ ＼
/ /| } О::;''~;＼
/ / "'--‐'- 、::;''~~::;''~;;''~~;.＼ ……君たち……は……もしかして、昨日僕がATに乗せられた……？
. / / ∧ ∨"'‐ 、 u ＼
. | / ∧ ∨ "'-, ヽ 「そう、そうだよ！！俺ら、お前に助けられたのさ！！」
. |＿_/ . ∧ ∨ "'-, 〉
∧ ∨||||||||||||| "'-.,__/ ３機とも生きられたんだね……良かったよ……。
∧ ∨|||||||||||
∧ ||||||||||||| 「ああ、そうだ、そうだよ……だからよ……その……。」
,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
/ / i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!!
./ / !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!;||||||||!!!!!｀ヽ, ……？
,.-―=''"''‐- 、
／ "''-..,,
/ ,.-- 、 Ｏ "''-.,
/ | | | "'-.,
/ 人＿_//_ u "'-., なぁ、B-７７７……もしかして今回も、探しに行くのか？
/ / / | | ~"''‐-.,_ ＼
/ / / /| | ~"''‐-.,_ /￣/| あの時の俺らみたいに、動けなくなってるヤツらを……。
|_.／ .|／ ! １ ~"'‐-.,_/ /二|
i １ 「う、うん……。」
l １
! 1 ……そ、そうか……なら……なぁ。俺らも連れてってくれないか？
_＿＿＿＿＿＿＿ ! １
／ ＼ ＼ | .１_ お前の手伝いを、したい。
| _|＿＞"￣￣ ＼ １１
|＿＿_／ ＼＼ ＼-１ ∧
| | / | | ∧ ∧
| | | / / ＼＼ ∧ | | _,.-‐――=―――-,
| | |＼ / / ＞, T ,| _,,..-＜ ＞ ￣￣￣
.| | | 二二／ ＞,| | _,,..-'" _＞＜_三）
|ー＋|-―| ＼＿ ＞＜＿＿＿ _,,..-'" _,.-'"
.| | ＼＿＿＿ / |￣ ＿,.-'"
| | | /＞.,, | 「￣| .| _,...,.-―
,.-―=＝=‐-.,
／ ｀ヽ
/ | 'i
/ ０::;''~~;::;''~~;０ | | えッ……！？
/::;''~~;::;''~~;::;''~~''~~;「~] |
| | | 'i 「いくらATっつっても１機じゃぁこまごまとした事も出来ねぇし、
| u ∨ |
|_,..-‐‐-,. ／/＿＿.| 手はあった方がいいと思わないか……？」
| ,.-―-,. ] ／ /｜＿_/
|＿＿＿/＿／ / .|＿_/ そ、それはありがたい、ありがたいよ！？だ、だけど君たち、『時間』は……。
/ / / ∨/
/ / /
/ / /
＿__├――/ / /ニニニニニニニ∧
／ / / /／ .∧ ./.∧
,-―――'''"./ / / // / /ゝ,._＿∧
/ // ./ / /￣￣￣/ ./ / / / ￣∧
＿ ll
, '´ﾍ ﾍヽ. ll
/_ ＞' i //ヽ} ll
/ ○ ／,-､´-ヽ ll ああ、おおよそ１０分くらいしかねぇな。
∥ u〃¨ ヽiﾍ´-ヽ .ll
∥ / | .| | ヽ‐`.ll でもソレはお前も同じだろ？その１０分を３人がかりで当たれば、
ﾆ､/ | .| | .ll
=ﾆﾆヽ二〉 ,､ | .| | .ll きっと一人と一機でやるよか、たくさんじゃなくとも、確率は上がるぜ！？
ヽ､ ヽ , - ､.／| .| |¨￣i｀ﾍ,､
'_/｀､ﾍ i ./⌒/.T ﾞ=="!¨ﾍ ﾍﾍ なぁ、ど、どうだ……？
. ﾍ.ﾍ 〉､_ / l＿＿i .iﾍ..__ ヾ､
ﾍ.ﾍ _///∧ .l iヾ! iヽ ! お前が必要ないってんなら、俺らは……下がるしかねぇんだが……。
ﾍ.ﾍ ./ / .i .l l .ﾍ i ﾍ ∧,､
ﾍ.ﾍ / ./ ヽ＿＿_l＿＿_l .ij i-ﾍﾍ
γ¨ヽ' ヽ￣￣￣ iヾ､ i ヽ-ﾍ!
ﾍ._.乂 ヽ ＿_ .i 〉､i ∨i
i-----､ /i i ∨i
/ ／!//ノヽ
,'_.. -¨ !O､彡ﾍ
i~~;○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ ─────……。
. l::;''~~;/ .! i!!ﾞ ' ｀
.ヽ l u / i ij.! :‐
ヾ>ｰ ､ ｌ /. .i i.!i _...._ i_!
. ヾ'''､ゝ､ ゞ=' ,.....i i.!i /´ , ¨ ヾ.i
ヽヽ ﾍ ／ , -i i.!i._ i __ i f.r''ﾍ!
ヽ∨!._ ／´>' / 'ｰγフ{ ｀ヽi i.ゝ-'!
ヽﾞ ＜＞ ‐ ..__ _. -.¨'<_/ ./ ./ i f´ ヽ } ! l
ヽ ¨ ‐ ..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ - ' .i ヾ､,;ﾍヽ l l l
ヽ ¨ ‐ ( )'" .i i .i / l｀ l l i
ヽ__.... -;;::､-== 'ヾ¨´ i._ i .i ∨i i i ○i
ヽ三 ’､ヽ二二´ヽ, ｀f､ .i .∨! i｀¨¨
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
＿
／ ｀ ､ ´ ﾍ
. ,' ○ ヽ ∧ ﾍ,::弋)
i`ヽ._u _.. ｀､ ／∧,< ／ 行って、ラッキー！！
i 二i/､¨ ､-', '⌒ヽ ／{＜ ゝ_ゝ
［ﾆ].{ }- } `¨ ￣ ／i ﾍ ／ /i
iﾆi ｀∨ﾍ ／i／／ヽゝ､＿iノ （……B－１２……。
ﾍ i ∨ﾍ ／i _ヽ／ f ﾍ ::ﾍ
ﾞ! .∨ﾍ ,, /i／／.i ヽ／ ::i ﾍ ::ﾍ それに、僕に『神様』を教えてくれた、アイツ……。）
∨ﾍ ,ﾍ' ヽ'' ,､ヽ／.i ﾍ::::::::i ﾍ＞'､
∨ﾍ 〈 ﾍi <／ ／ : i ﾍ ¨ i--ﾍ ヽ,
／ヽ､ ,--.､∨ﾍ＿〃､ 'ヽ. ／:::::::::::i＜ﾍ_＞i ﾍ､ ,- i
/ ｀iﾍ ￣ 〃i ﾍ｀¨ヽ,ﾍ ::::::::::::: i ﾍ ;; i ﾍヽ"
i. i i i , ﾞ ／ﾞ､ﾉ ＞ー ' i 彡 ﾍ ´_ .. iヽ
. i , ..__ i i i∠-‐ ¨￣ ヽ ヽ -‐､¨ ヽ ｀ヽ
..i /i i.｀ _..-¨ ヾ_. -､‐ ¨ ,､ i＿...i -‐ ヽ´
..i .i i _..-ﾍ _ - ¨ 〉
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
/ ／!//ノヽ
,'_.. -¨ !O､彡ﾍ
i~~;○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ ……助け、たい。
. l::;''~~;/ .! i!!ﾞ ' ｀
.ヽ l u / i ij.! :‐ けど、助けたヒトが、次の戦いを生き延びてくれるとは限らない。
ヾ>ｰ ､ ｌ /. .i i.!i _...._ i_!
. ヾ'''､ゝ､ ゞ=' ,.....i i.!i /´ , ¨ ヾ.i 助ける、ありがたいって言ってるけど……僕も少し迷ってるんだ、今。
ヽヽ ﾍ ／ , -i i.!i._ i __ i f.r''ﾍ!
ヽ∨!._ ／´>' / 'ｰγフ{ ｀ヽi i.ゝ-'! もしかして、僕が助けた所為で、助けられるヒトを戦わせて、
ヽﾞ ＜＞ ‐ ..__ _. -.¨'<_/ ./ ./ i f´ ヽ } ! l
ヽ ¨ ‐ ..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ - ' .i ヾ､,;ﾍヽ l l l 結局死なす事になるんじゃないか、って。
ヽ ¨ ‐ ( )'" .i i .i / l｀ l l i
ヽ__.... -;;::､-== 'ヾ¨´ i._ i .i ∨i i i ○i 僕はもしかして、コレから助けられるヒトを、ただもう一度殺すだけなのかもしれない、って……。
ヽ三 ’､ヽ二二´ヽ, ｀f､ .i .∨! i｀¨¨
,、
,.--..,,||
/ ヽ
|)) o c|
|=| | ……そうは言っても、そうは言ってもだよ！？B-７７７！！！
^|∨u |
| |∨ | 君も知っているか知らないかわからないけど！！
| .| ∨. |
,==-、..._ | | ヾ-' 僕は……僕は君に助けられるまで、怖くて仕方がなかったよ！！
/ ∧ "'''|. |.,__
|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl 君のATが僕を拾って肩に乗せてくれて帰ってくれた時、
| | l | } | | || |
ヾ/ / //| "=‐-! 「「「| どれだけ救われたか！！
./ // | ―|二ﾆ|===
／￣""''' 、
/ |=', ()
/::;''~~;~;O | =',. |
/::;''~~;:;''~;／|==..', | ……え……？
| u /| |―‐' .|
| _,,..,,_ / .| |. |
└---''" .| | |
_＿./ .|＿＿＿_|_
/＿/ | /∧
/ L＿_/￣^/――l ,
/￣’/ / / /| // | |
| |.|/ |_＿_| | | | | | |
-/ | | | |_|_|＿_/
_,.=-=.,
／~ ~^＞ 、
/ ＼
./ /'""''ヽ ＼ 最初は良かった……５分程度はね。
/ /| } О ＼
/ / "'--‐'- 、 .＼ 諦められたし、これで戦わずに済むとか、怖い思いをしないで済むとか、
. / / ∧ ∨"'‐ 、u ＼
. | / ∧ ∨ "'-, ヽ 考えられるんだ……だけど……。
. |＿_/ . ∧ ∨ "'-, 〉
∧ ∨||||||||||||| "'-.,__/ ……怖いんだよ。
∧ ∨|||||||||||
∧ ||||||||||||| ただただ誰も周りに居らず、自分の『時間』だけが過ぎて減っていくのを見るのは……。
,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
/ / i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!! 後悔した……！
＿：
／ ｀ ､：. ┏━━━━━━━━━┓ ﾁッ……ﾁッ…… .「あんなに怖いコトは無いよ……！
. ,' ○ ヽ：. ┃.00：00：00：00：12.46 ┃
i`ヽ._ u _.. ｀､：. ┗━━━━━━━━━┛ ..『自分にある時間』ソレをただ見ただけなんだ。
i 二i/､¨ ､-', '⌒ヽ：
［ﾆ].{ }- } `¨ ￣： 嫌だぁああああ！ ...あと何分あるんだ、あと何秒で楽になれるのか……。
iﾆi ｀∨ﾍ：
ﾍ i ∨ﾍ： あと、あと１２分も！！１２分しか無いなんて！！ 見ても見ても、１秒じゃぁ１秒しか減らない。
ﾞ! .∨ﾍ
∨ﾍ： なんでこれだけしかないんだ！？どうしてこんなにあるんだ！？ そして『死ねない』。作戦は終了してて、敵も近くに居ない。
∨ﾍ
／ヽ､ ,--.､∨ﾍ＿〃､ もう嫌だ！！見たくない！怖い！！ .だから『自爆もできない』。
/ ｀iﾍ ￣ 〃i ﾍ｀¨ヽ,ﾍ :
i. i i i , ﾞ ／ﾞ､ﾉ ＞ー ' i ..ただただ、自分が死ぬのを待つだけ、止まるのが迫るのを、
. i , ..__ i i i∠-‐ ¨￣ ヽ ヽ：
..i /i i.｀ _..-¨ ヾ_. -､‐ ¨ ,､： .感じるだけ……！！」
..i .i i _..-ﾍ _ - ¨ 〉：
. / ／
,.-‐- ,.、/／
. r',.-‐-､,,ｨ｡_
K⌒〈ﾄ'.ｏ８=__ノ.f'⌒｀ﾍ 「あの時に向こうから歩いてきてくれた君……！」
へ入 ￣￣／ﾍヾ､_,ン´
| c`/======〈彡 Yへ＼
/c／ヽ二二 ノ＼＿_/|丶.r0l
ィ/入// |三三＼.|＿_/ | II | |
〃/ /ム〉 //￣ |〃 |￣ 《.]|口|ロ|
《///)ろ」'' 〈〈 几 ハヽL且 ハ/n〈__〉
夊/彡=o / // ノ￣丶、 リ.k彡’
=/ / /⌒丶Y /⌒丶
// / /、日ノへ 人日ノ|ﾍ
o// / // /|彡 ） | | || | |
/イ / // / ＼丿 ヽ| || | |
（o;/ 〈_＿〉L/oヽノ (〈_＿_〉]ヘ
/＿＿/o＿o) 〔<[＿＿」」>
l二￣二ﾆl _
! i ! .ｉ l .| | |
!＼|__|-／|_, --- ､. | |
_＿_, ﾆ､'=ﾆ 丶! l｀ ￣ ﾞ.| | | 「あの時の君の顔を見た時の安心感……！！」
／ .i(￣￣) ｀'`‐-‐‐':|￣＼ | |
／ _, -''l二二二 ‐'￣ー---‐' ＼ ＼ | |
／ ／ ＿＿＿＿＿_＿_____ ＼. ヽ | | 大丈夫かい！？立てる！？
/ ., -‐'"_＿＿＿＿＿＿＿,,_,｀｀`ヽ､_ ヽ | |
/ .／.／￣ , ‐‐.､､. .|.| ￣＼｀丶、 `i | | 腕は生きてるね……？なら、肩に掴まれるかい！？
_,--.' ./ /. ,'__ ... - '》, |.| ヽ ヽ .l_| |_
| | | ./ /. ,'::;'~;○. !彡..|! ..ヽ ヽ i | | それなら君も何とか連れていける！！
| | | ./ ./ i. i::;''~~;u./iヾ,i..|! .i ヽ ヽ | | | , --
─-､_. | | |/ ./ | l /!〉-ﾍi |! .| ! l | | | ／ 歩くくらいしかできないから数分かかるけど……保つかい！？
. ｀丶､ |＿_| :!､ |. !'"¨ﾞ.il l l!. ﾞi.|! | | !_|＿_| /
/ ., ､ヽ.＿__|、 ｀ｰ､ ¨´ l l l . |! .-‐´ ,'|___.＿.l ( ) l
/ ( ) /, イ ｀ゝ､ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ゛￣ , ‐'´'ﾞ | .| l l 「『助かるかもしれない』、そしてここに着いて充電を受けられた時の
/ /./ | ｀ ｰ-- ､_ -ー-‐ .| .| l l
./ ( ) / | | ‐‐-. 二二二二二二二ﾆ-‐-- .| .| l ( ) l 『助かった』、『生きてる』っていう感覚を……忘れられない……！」
/ | | ! .| | l
,.-―=''"''‐- 、
／ "''-..,,
/ ,.-- 、 Ｏ "''-., 君は自分十数分を犠牲にして、
/ | | | "'-.,
/ 人＿_//_ u "'-., 僕らの命と作戦時間の数時間、そして他のヒトを助けられるかもしれない
/ / / | | ~"''‐-.,_ ＼
/ / / /| | ~"''‐-.,_ /￣/| 『数分』をくれたんだ……！！
|_.／ .|／ ! １ ~"'‐-.,_/ /二|
i １ 僕らにだってソレは出来る！君みたいにATは持ってないけど、
l １
! 1 君の手伝いは出来る！！頼む！！助けさせてくれ！！
_＿＿＿＿＿＿＿ ! １
／ ＼ ＼ | .１_ 今の僕は動けるから！！今度は助けられるかもしれない！！
| _|＿＞"￣￣ ＼ １１
|＿＿_／ ＼＼ ＼-１ ∧
| | / | | ∧ ∧
| | | / / ＼＼ ∧ | | _,.-‐――=―――-,
| | |＼ / / ＞, T ,| _,,..-＜ ＞ ￣￣￣
.| | | 二二／ ＞,| | _,,..-'" _＞＜_三）
|ー＋|-―| ＼＿ ＞＜＿＿＿ _,,..-'" _,.-'"
, ‐‐.､､. .|.|
,'__ ... - '》, |.|
,'::;''~~○ !彡..|! 「もし、もしも助けられないなら、『楽にしてやらなきゃいけない』！！
i::;''~~;u/iヾ,i..|!
l /!〉-ﾍi |! 彼らのパーツを持って帰って、他の、そのパーツさえあれば助かるヒトを助けなきゃいけない！！
!'"¨ﾞ.il l l!. ﾞi.|!
¨´ l l l . |! あんな怖い思いを、今僕らが話してる間もしているヒトがいる筈なんだ！！
l l l .|!
ヘ _. --l l l--__「l_. -､ 僕らにも僕らよりも偉い筈の奴らも、『時間』が無さ過ぎて、そんなヒトを助けられていないッ……！！」
＿,,..___
,..=-‐ ~ "'ヽ
_,..=-'" Ο ＼
/￣￣ヽ ,.='" /'"￣`ヽ | ……お前に行けない理由があるなら、ソレでいい！！
./ / / / ＼＼ _,.='" | | | .|
.|_.|_.|_/ | | ,.'"＿ u ~|、＿_/ | 俺らは行く！それだけだ！！
ヽ--ヽ|￣ |.| /-‐-、 .＿,,,,....===---―――'''/ /|==| |
＼ ＼ | | '"""~￣ / / | | | お前に迷惑はかけたくないし、もう助けてくれただけで十分だ！
＼＿|_/ / ./| | ＼/
|二 ○ / / ＼.| ATを貸してくれともいわない！そんなカネは、『時間』は払えないから……。
∨ ∧ / ./
∨ ∧ / / ＿ だが、せめて礼をと思ってな……すまな─────
∨ ∧ / ./-―ニ~￣￣ ￣｀ヽ
∨ ∧ ,.――/￣~/ ／￣／ ｀ヽ ヽ
.∨ ∧ / / ,-/―/￣ ／-'"￣/￣/￣｀ヽ | 「……わかった。」
|_1
,.-‐'"'‐-、 | 「l
／ ,.--, ｀ヽ .| |
/;。 { } ＼. | |
/~~;::;''~~;>.-/ ＼／∧ | | 今日も、行くよ。僕も行く。
/ .／ | ∨L」＼__| .｜ |
/ ／ | ∨ | | 君たちを乗せていく。……『ありがとう』。
/ ／ ∧ ∨ .| |
ﾋ_／ ＿ ∧ ∨ __-┴;┴―丶 ……手伝ってくれるかい？
／／ ∧ K''"_,..-..,,| ヽ
／／_ ///￣// ∨ | 僕が勝手にやってる事を。
＿＿ __-‐‐===-、
＼ ＼ ( ＞;.,_ ﾟ 「|
|＿_/ ＼ ＞ 、 ＞u、|| | …………！！
k. ＼ ＼ ＞ |―‐|=|
{ ＼ i^l / /=| ヽ'
└ニﾆ￣^- ＼ / /-=‐i'i'i‐i-i┐ ありがとう……ありがとう！！
l＿|＿__// ＼+‐/~/ / ／ |.|.| /.|
＼ ＼,＼＼ |￣ ｜／ /￣/ B-７７７！！！
| | >＼ ＼| ／ _/|ー/
＼ ヽ⊃|_、 |￣} ／ / /
、-=＼二|一＼|{ } ∧ / / 「うん、いいんだよ。
∧ ／ 1-/ .∧ l＾|∨__/
"" | | / ∧/｜-' それとね……。」
＼| | | l=//
`; ;´
/￣￣ / /￣/￣/
l二￣二ﾆl _
! i ! .ｉ l .| | |
!＼|__|-／|_, --- ､. | |
_＿_, ﾆ､'=ﾆ 丶! l｀ ￣ ﾞ.| | |
／ .i(￣￣) ｀'`‐-‐‐':|￣＼ | |
／ _, -''l二二二 ‐'￣ー---‐' ＼ ＼ | |
／ ／ ＿＿＿＿＿_＿_____ ＼. ヽ | |
/ ., -‐'"_＿＿＿＿＿＿＿,,_,｀｀`ヽ､_ ヽ | | ……僕の名前、『ラッキー』って言うんだ。
/ .／.／￣ , ‐‐.､､. .|.| ￣＼｀丶、 `i | |
_,--.' ./ /. ,'__ ... - '》, |.| ヽ ヽ .l_| |_ 君たちの名前も教えてよ。
| | | ./ /. ,'::;'~;○. !彡..|! ..ヽ ヽ i | |
| | | ./ ./ i. i::;''~~; ./iヾ,i..|! .i ヽ ヽ | | | , -- 僕の小さなメモリでも、君たちの名前は記録できるからね。
─-､_. | | |/ ./ | l /!〉-ﾍi |! .| ! l | | | ／
. ｀丶､ |＿_| :!､ |. !'"¨ﾞ.il l l!. ﾞi.|! | | !_|＿_| /
/ ., ､ヽ.＿__|、 ｀ｰ､ ¨´ l l l . |! .-‐´ ,'|___.＿.l ( ) l
/ ( ) /, イ ｀ゝ､ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ゛￣ , ‐'´'ﾞ | .| l l
/ /./ | ｀ ｰ-- ､_ -ー-‐ .| .| l l
./ ( ) / | | ‐‐-. 二二二二二二二ﾆ-‐-- .| .| l ( ) l
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_ノ.. 7〈 ｀＞､ :;:ﾂt_..| | _,.r'´ソ ]ン´`7ﾝ ∧ ＼ . -ー一''又>､ﾍ_,.r'´ソ ]ン´`7ﾝ´/
/!,r'.7 `＜ 〉ﾞン. 〉 ＝ === ＝.┴＜..../ __!ｿﾆ''´,.ﾞ/ ＼ _〉- ､ ＿.ﾞy´_,.t'てi!ﾆ/ __!ｿﾆ''´,.r'´
__,...7. ｀ ＜ ＿ ≧ 7..ﾞ/. | ＞ ´ ｀ヽ..._/:;:ﾂ. / ` ＜. ´ }＼ ｀ヽ.-‐'__i' _/:;:ﾂt____ノ
_., 7 7. ヘ_!,､ / ﾑ.-'´..ﾞム ／ / ＼ r_ﾊ.. ,.､‐' ´-'´ン厂て
7 ﾉ ´ - ヾ≧! _ ＿ ﾑ_.∨ ゝ､ ./ . ＼ .}.>､ﾍ_,.r' i´
..7 .､ _ , _,, ｰ-、_ _-' ´`7ﾝ´/.ﾞﾔ - ¨ ﾑ/ ¨f ／ l'＼.ﾝ´/‐'´ ノ三ﾆ７/
7 ,´¨￣ ゞ i!ﾆ/ __!ｿﾆ''´,.r'´. ﾔ ／ ∧ ゝ_ ,,.. ＜ / ´｀ゞ´¨ '' -､ﾞ-､_j'´
¨ﾟﾞ三彡'´‐'´ r-‐'__i' _/:;:ﾂt____ノ ∧ ∧t____ノ._ノﾞ＼.... / 〈__ノ..ヽ / ┴‐'
/!,r'三ﾆ.,_／r'´Y´ _,.-‐'´-'´ン厂て ∧ _ ― ∧....て.ﾞ/!,r' . ＼ ／ ｿ,.-‐'´-'´ン厂て
__,.､-‐ﾆ＜/_厂!__i´_ﾉ､-‐'´ / i´ . ＿ヾ,,_.._ _ ¨ f.... i´.._,.､-‐ﾆ.ﾞ＼,,, . --;;;;;;-"￣ﾞ-丶´¨ ｀..ﾞ‐'´ / i´
_.,＞‐=彡'´/__,,..r'´ ､,.r‐'´ ノ三ﾆ７.,＞‐=彡' ｀ヽ、 ｿ ﾆ７ _.,＞‐=彡'´/__,,..r'´ ､,.r‐'´ ノ三ﾆ７. ‐'´ ノ三ﾆ７
三'´ r､彡'´ ／ ,.r7´!ー-､_j'´ '´ r､彡'´.. ー ＿ - "..ﾞ-､_j'´ 三'´ r､彡'´ ／ ,.r7´!ー-､_j'´ﾞr7´!ー-､_j'´
ﾆン´/ ノ ヾ ´ /´ ヽ / ┴‐' ´/ ノ ヾ ´ /´ ヽ / ┴‐'.ﾆン´/ ノ ヾ ´ /´ ヽ / ┴‐'..ヽ / ┴‐'
､ヽ
,..-――- ､ヽヽ
,ｨ":::: `ヾil
,.l`'ｰ--- ､_ r":::: ,,.ｨ''""ﾐヽ､ _ヾ_ ,------r‐i ｳｳｳﾝ……
,ｨｸ": : |,-‐i"ﾄー--''" /!;:○ r:;:l : : ト, l:| '"ヾヽ、
ｰ!: : |i,､ `'`ｰ-､....,r',,_;::o:_:_/,,.-‐'" |ﾄ!;| ヾ!
{; : . |;;;lヽ : : : : : : : : : l:|:::i :|!
7~`ヽ_.,,,_ ノ`i;|::ヽ l::|-! ,,.く-､_,,...._
,へr;'ｰ,-くヽ,-'^ゝ |:::::::ヽ l:::| `ヽ--､‐'" ヽ ヾ:､:ゝ
く ／'／ヾ;::ヽヽ _;;l |:::::::::;i------―――――|r'' ~7､ ＼ `ヽ,
ヾ,__~ヾﾐ､::::::ｙ-'" `､:::/::i r,=======il !､|! l"` ＼／ `:､
くヽ､ヽ,､ `ｰiｿ ,...,,_./::::::i..................................l |_ _ ヾ-'ヾヽ ,,.`＼;!､_
`ヾ'" ￣ /~:) / : :i,r'" ~i! ヾヽ /`:~､i
: : : :i//i/////i '.,./. i//i/ ﾍ ∨//.＿::::::i///:::::::i/::::::::＼::::::i/i::∨/////////////////////////
: : : :∨∧////j ∨ i/ ﾍ/｀ｰ'// ''¨¨¨''''*+｡,::::::、:::::＼::i/::::∨//////////////////////// ｶｼｭﾝ！！
: : : : :∨∧/／ヽ,＿i > //::::＼ ,, ､｀'*｡ヽ:::::::::':,:::::::∨//////::i//////i//////////
: : : : : :∨/.> :::::i ヾ 〈:::::::::::::.... (_シ ヾ} ＞:::::∨;;;;∨////_,,i//////i////////// （……着いちまった……切り替えないとな。
: : : : : : :＼//> ::::::{ ＼.｀＜:::::::::::::::‐-‐...:::::::::::／Z＿:::::∨//:-=i/////::i/////////
: :::... : : : : :＼///>. ', .:::::＞｡,, ＜:::::::::::::::::::::::::/./―‐-｡,,｀''∨ ,rう∨//:／//////// ここはまだ攻められてない……バレてない、
: : ::::::::::.... : : ＼////> .::::::::::::::::::＞‐-￣￣ -―''::::: ::::::::::::://: : : : -‐∨////ﾉ/////
: : : :::::::::::::::::.... : ＜///＞ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::/ヽ＼::::::::::////／//i/// っつーか、防ぎきれただけかもな。位置は割れてっかも。）
: : : : :::::::::::::::::::::::::::...＜///＞ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::∥:::::｀''+-￣-=''´/// }//
TニTニTニTニTニTニTニTニTTニTニTニTニTニTニTニTニTTニTニTニTニTニTニT;
TニTニTニTニTニTニTニTニT《;:;:;:;:;;;;;::::::::;;;:;::;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;::::::::;;;:;::;:;;;:;:;:;:;:;:;:《ニTニTニT;:
三三三三:.三」L三三三」L三三〉〉;:;:;:;:;;;;;::::::::;;;:;::;:;;;:;:;:;:;:;:;:;:;,,,. .>>三.ｨ ＿＿:.
L l「￣￣￣|「 ￣￣|「￣￣|r';;;;;;;;:;;;;::::;::::.:.: .:. . |＿r/////≦ ､,_
]_」L:＿＿_」L＿＿＿＿」|＿＿ |》〉::;;:;:;::.. .:. . .. | ,ｲ///∧/////≧,_
]「￣￣]:[￣￣￣]匚」[￣][く《:::.::.:... ////./,_ ﾏ､////iﾄヽ
￣|「 || ￣￣|「￣￣/7:.;:... _ji//ﾄ,_ ｔｊ ,i-i辷 ﾘ/i{ いや～、戦った戦った！
＿＿,」L＿＿」|＿＿__」L＿_ｨ'〈 |Vj{:,.ﾏ ￣ :} ー./'ﾘ｀
￣|「 || ￣￣|「￣ r| |.l.|乂_,,,, , ､ ﾉ! 俺ってば初めて乗ったATでも活躍しちまったよ～。
＿＿,」L＿＿」|＿＿__」L＿_ｨ'〈 |.l.|ｒ''"ﾆト _,ｨ _ ,,,
_|| |L ￣l|「 》:〉 ＿,,,.ｒト､.ﾆ| ￣:,':≦// みてた？見てた？なぁなぁ？？？
＿＿||_:＿＿:.」「￣|＿」|＿_<:.< .f｀ヽ :}:|| ﾆ=-,,ｨ:::./<_＿,ｔ､
_|| |L ￣l|「￣￣￣|「￣￣￣|「￣￣￣|「￣￣ ||￣￣|ﾉ: ∨ |.||,､ i!tz}=イ ﾍヽ｀ヽﾆ,
＿＿||_:＿＿:.」「￣|＿」|＿＿＿.::|L_:＿＿:.」L＿＿,」L＿＿」|＿＿ { i! :!.|!.',ヽi!| ==zz .i!} }ﾆﾆi
_ |8||「￣￣￣||r=ｭ＿__￣￣|「￣￣￣￣|「￣￣"|「￣￣|「￣￣'i ﾉ,'i! ﾄ, ﾏ i!i:ト=ﾆ!
＿＿r|8||＿＿＿_」L三三} :;l|＿＿＿＿」L＿__._」L＿__」L＿__.i! /// i!ﾄ, ｀ト, i!}/,､ .i!
|ll8||￣l「￣￣￣|{|回L〈 _:〉￣￣|「「三三三鬥}￣:;#《|ll8||| .,' ::. {,/ i!i!}､ (ヽ∨ }!/ i!
＿＿|ll8L ＿＿:|「}三三{]_:.:|8{三三回「三三}＿:._-_|ll8|||_:＿.,' :::. / i!i!! ﾄ,｀ }＿.} i!_
「￣￣|[￣￣￣￣|「 |「￣￣|「￣￣￣￣|「￣￣|「￣|「￣￣￣|「 .,' ::f ﾏ､ :::::...i!i!! ,ｨ≦ﾆﾆヽ=≦ }､
／/|
///::| _＿＿_
///::r'i ＿ -一 ─‐- _ ／_,.: -‐─ ､ヽ
{三|:::|d} _ -‐三三三三三三三 /. ／／ /:/
_ ＿__ ─- .ヽ三|_,.くへイ 三三三三三三三三/. l7/ , -‐::'7:二─- ､
／／, ´ ~ .‐- ､三三三三三三三三 ／. , .:'´.:ィ://7 , ｨ ‐ｧr‐-ゝ、
／／／ . / ＼ヽ, r──-- ...__ ∠_,:イ´＼::/ｲ:/ｌ:::/|l:ヽ|:.ヽﾍ ……。
/ /./ / | . ∨ヽ, . | ﾟ ｡ﾟ｡ ﾟ //r‐､ ＝= ゝj/Ll_::::|lﾊ|:j:::|:|:ｉ}
ｲ/ / | |. | .ヽ､ ヽヽ ヽ,.. ｀ ｰ‐-- ..__ ヽヽﾆ.._＿＿ﾉ)<{ﾃliヽ'´ jｨjｧ'|/
.i.! i i | | .|＼ , -弋─ ､ ヽ} ヽ, /7｀ ｰ_-──‐ｨ'ｉ| ｰ' ､ij/!ﾊ ＜特別な報告があればあちらで、CF６２。
! | .| . ,|r‐ﾄ.t ＼N_ｨ≦ミx､_ i} ヽ lﾊ::::::/ｉ|｀ｰ- ｲ|:|::!|._,:':,._,:_ﾞ:,゛:,j|/ﾉ あなたのAT撃墜数はどうせ１位。
| .| ,ｨ x≦ミ ﾒ'Ｚ:::::::ヽ/ ' |ﾌ｀.､ ヽ,. ＼jﾊ|:::::::/ |:l:i::i:|_ ＿__／!|´
. |λ yﾐ{ i::::::.j .弋ｿ:::丿 . |⌒/ ヽ ｰ-' ﾆL!l::|:| ｀'Y |_::::j/ さほど驚くことでもない、いつもの事。
ヽ` 7ヽ.弋ｿﾉ ~ // . ||／ ヽ, ∠.＿ ｀｀ i､｀ヽ｀/
| },,:',,:'' '′ ＾:^.＾:^.// |.| ヽ, L.. --- 二 ‐-.j ヽ ＼ それよりも防衛の為の行動を。
| |ヽ､ -‐,,:'' ,,:'' _//_ ‐-ﾉﾉ| ヽ,. lｸ:ﾆ‐-ｺｯﾆﾆ-|,.- V ﾆヽ
| | ー- ＿_/ 冫.| ヽ, i´ ﾆj /'´ 「{ 、 ,Y k'´
Wﾙv-‐〈 ゝ /.ヽ,:::::::::::ヽ'─.ｧ ヽ, ヽ, ﾗ- ' へ ＼ｰ,ィ´|j
／ ≧8≦ィ, ':::::::::::::::::::ヽく | ヽ, ＼ | l _,ﾉ ´ l |
＼ ./ ｲ 〈::::::::::::::::::::::::::/ )´￣i ヽ, ＼,,:'' j 「 ヽ､|、
､_,,｡+''7///////////////＼
フ////////////////////ヽ
.///////////////////////∧
∥////////////////////////',
／//////∧//////////////////|i え！？このくら活躍したら俺に惚れてくれるヒトが居ても良くない！？
ー‐ｧ////// ∨////////////////.|i
i|///// ＼∧＼∧＼/／¨j}/∥ ねぇねぇどう！？俺かっこよかったでしょ！？
∨//‐-｡,,_ .｡*''¨-tｯァj}i/iX∥/
∨{i r‐tｯ j}={i_ ´ _,,｡*'''ヽj-ﾉ/{ 婚約を前提にお付き合いとかどう！？
j}ﾍ''ー-‐'´j ｀¨'''¨´ iヾ//ァ
}ﾍ 、 _ u ﾉ ヽ'´{i 「他を当たって、CF６２。」
＼ r＝''ヽ ／*''´: : : ii
＞'' 〕hx ''ー''´｡*''´: : : : : ／｀ヽ ,,ヘ おかしい……ど、どうして俺はここまでやっても……お。
≪ : : : : : : : : ＞｀ヽ: : : : : :／／／: : : ＜ ////＼
｀'+｡ : : :／∧ ',: : :／/./ / : : : : : :__＞///////＼
＞.＼: : :i//777>''´: : i .i .i: : : : : : //////////////>
|: : :│: :|:|:/|_|___:_:_:_|/ ‘，_:_:_|_|∧____:/: :│ : : |
|: : :│: :|:l:| |/ ､: :│ ‘， /| | |: : /: : :│ : : |
|: : :│: :|:l:| ____＼| ∨_|/ ｊ／_ |: : : : : : :|
|: : :│: :|从弭苧芋芹 弭苧芋芹于|: : : : : : :| …………。
. ;|: : :│: : 爪 乂::::::::ソ 乂::::::::ソ /.: : : : : ,小
. j|: : :│ : : [ ^''冖''^ ^''冖''^,ｲ: : : : : :/: |::|
小: : :|: : : :[ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: }:. ,:'"':／ ]: : : : :|/ :: |::|
|:::::＼l: : : :∧':,._,:':,._,: ':,._,:':,._,:,小: :. :.|::::::::|::|
|:::::::::j|: : : :|:个:.. , -―- ､ ..:个 : : : : |::::::::|::|
|::::: /:|: : : :|:::|::::::::::::... .::::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|::::/: :|: : : :|:::|::::::::::::::::|＞ __ ＜│:::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|:: |: : |: : : :|＼:::::::::::::::| |:::::::::::|: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |￤: :|::::::＼ ::厂| ｢∨ :::| : : : : /::::/
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_ -====- ､
_ ｨi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:丶
イi:i:i:i:､i:i:i:i:､i:i:i:i:i:i:i:',
i:i:i:i/-丶寸斗t､i:i:i:i!
{W! ｯﾉｊ丶-- "}/´iﾘ F４４Kじゃん。
}!￣丶 '_j/!
､ - ー ｲ爪 どう？俺の活躍～。ちゃんと見てた？
丶 _ ＜ _!--､
,rN /ﾍﾆﾆ､_ 素敵！とか、お付き合いのお誘いとか来そうな感じ？？？
_,,/' i{.-―/ﾆﾆー "ﾆ≧､
, ＜ﾆﾆﾆﾆ､ イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニY
,ﾆﾆﾆﾆﾆニi!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ,
. ,ニiﾆﾆﾆ二.i!ﾆﾆﾆr====iﾆﾆ|ﾆﾆニ
. !ニ!ﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.!ﾆﾆニ
|: : :│: :|:|:/|_|___:_:_:_|/ ‘，_:_:_|_|∧____:/: :│ : : |
|: : :│: :|:l:| |/ ､: :│ ‘， /| | |: : /: : :│ : : |：
|: : :│: :|:l:| ____＼| ∨_|/ ｊ／_ |: : : : : : :|
|: : :│: :|从弭苧芋芹::::::::::::::::::弭苧芋芹于|: : : : : : :| それどころじゃ……ないでしょ……？
. ;|: : :│: : 爪 乂::::::::ソ::::::::::::::::::::::乂::::::::ソ /.: : : : : ,小
. j|: : :│ : : [ ^''冖''^ ^''冖''^,ｲ: : : : : :/: |::|： あ、アンタの活躍は見てたよ……見ろって言ってたから、見てたよ……！
小: : :|: : : :[ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: }:. ,:'"':／ ]: : : : :|/ :: |::|
|:::::＼l: : : :∧':,._,:':,._,: ':,._,:':,._,:,小: :. :.|::::::::|::|
|:::::::::j|: : : :|:个:.. , -―- ､ u . 个,: : : : |::::::::|::|： 「お、うれしいね～。ならおたくは俺に好意は沸い─────」
|::::: /:|: : : :|:::|::::::::::::... .::::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|::::/: :|: : : :|:::|::::::::::::::::|＞ __ ＜│:::::::::|: : : : : :|::::::::|::|： アンタは確かに相手をたくさん倒したり走り回ってたね……だ、だけど、さッ……！
|:: |: : |: : : :|＼:::::::::::::::| |:::::::::::|: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |￤: :|::::::＼ ::厂| ｢∨ :::| : : : : /::::/
|:::::＼|│: :|::::::::::／:i:i:i＼ ／:i:i:i＼:| : : : /:／：
/ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :：
.′ . : : : : : : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : :.|: :|
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :：
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: :
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :| ──────それよりもっと沢山の数のロボット！！
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :|：
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :| 倒されてたよ！！壊されてた！殺されてたよ！！
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|：
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| アンタが大暴れしてたのはわかったよ！だけどその横で、
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ;:;:;:;: ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :|：
|: : : :|: : : :|八.':,_,:._,:':,._,:' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :| その後ろで、コッチに破片とかパーツが飛んでくるくらい……
| : : :.|: : : :|: 个.. u ..::| :: : : : : : : : |: :
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/ みんな、壊されてった！！！私に使えないって言って働いてたロボットも！！
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。：
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : /＼ みんなみんな！！たくさんだよ！！あんたが倒してたヤツらの、倍くらい！！！
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i|：
／//////////////////////ム
////////／|////////////////ム
///////// |/////////////////.ﾑ
,/ ////A<_ |〈////K////////////ﾊ
|//// | ~" ﾘ ∨∧|_∨//////////| }
丿i |/ <ｱiヽ、i_ r| ＿￣∨///////.ﾉ |
~イ|＞.ゞ_,,.zｿ|"'|,,_<ｱ）ヽ、|》r=＞i//｛ ──────へぇ。
.∧| ﾉ ＞ゞ-´ー"..}/〈.ﾉ/《ﾍ
| 丶... ,/ｿ,／
ﾑ _ /-イ
＿＿＿∧ ゝ￣ヽ ∠,/ﾘーーi
,∧ iーーW〉、 _,,,. ＜ |r| |￣~|
,∧ .| | ~"T ,|ﾉ ,| .|
∧∨ ト_ｲ ,ヽ ,ｿ | |
////////////////////////////////////////＞、＿,
〉///////////////////////////////＞〈////////≦/￣"＜
//////////////ハ>、///_,,.≧＝ー-k ヘ ,∨//////∨ //
.|///////////ハ>/:ハゞﾑ＜"ﾍ/////ﾑ ヽ） ∨///∨ ///
.|////////;ハ>//ム＞ 〉ﾉ ヽ ＼///|.、_,,〈 ト|///∨ ///// 思ったより『ちゃんと』見てンじゃん、おたく。
|///.NN///〉"＜ﾁﾃ丶/ ,,.＞//////＿///∨ //////
ﾊ///i| .ﾍ ヾ/∧ ' ヾ,ノ ,,..＜///,＞ "~ //＞'こー＝〈////// 関心だねぇ。怖くて見られなかっただの俺だけ見てて『凄かった』だの、
ﾘ∨/＜∨>∨ヘ"~ ＼//< ./ ｒ＜ﾉ、"ソ<－、"i///
ヾ >/ハ〈ﾁ） "ヽ ∨/ﾊ ./ ////〉ｒ/〉ノ/ｒ-,ﾊ ∨/ もっと違う低レベルな感想渡してくるかと思ったけど。
,ﾘﾑ//∧ｿ ∨/ﾊ / //r- " ~ .∨r////>///
^~"ヾ,K...::::::::. ∨/ﾊ / "' z＜,,_ ∨/////// ちゃーんと周り見るんねー、おたくは。
∧ '" _,,z= > .∨////〉＞,"∥"z"＜/;///////
＼ ＜- ",, 人///ハ ~"＞... /////// アンタ、生き残り易いかもよ？
.＼ '" ,／ /〈 ソ/＞ 、,,..zz/// ////////
_,,...＜/＼ ／~"//ﾑ < ｒ ''ｿ).///,／//////////
＜////_,.＞－.＼_,,.＜ .////∧＿＿,,...zzz///////////z
: : | : : : :|: :u : : :Ⅵ: :斗/|:ー‐ﾄ}、: : : |：
. |: : : |: : : :斗┤: : :/:::|: : /::: |∧:|i:ハ: : : :|：
|: : : イ: :: :|..从: :/:::::ｊ／ 弭苧芹ヽ i: : ,小 ,
|: : : |:| ､:,斗芋芹 :::::::;,;,;,;,;,Ｖ::::::::ﾂ ﾉ|: :|: i:: | アタシ一人が生き残ったって、どうするのよ……！
|: : : |:|〈' V:::::::ﾂ ''''''''''' ^冖^ ,ｲ: /: |:: |：
ヽ: : ﾚ＼ ^冖^ 〈{.,:'"':,:'"': / |/ :: |:: | なんにもできないんだよ！？アタシ！！
从八: :ヽ ;'^':,_ _,:'"':u ,:'"':小: ::.|:: |
|: : |: : : :个 .:::::::: ´ ｲ: : : : :|: ｲ： 戦えないし、逃げるにしても足も遅いし、時間はあっても体力もないしッ……！
|: : |: : : : ル' ≧=- . イ::::|: : : : i:: |
|: : |: : : : |:::::::::::;_;」 : : V;;|: : : : :i /： アンドロイドやレプリロイドみたいなビームコーティングだってされてない！
|: : |: : : : |::::: ／:i:i＼ /i:i:i| : : : : |
レ |: : : : |彡 :i:i:i:i:i:i:i:>､__､<ｉ:i:i:i:i| : : : /' ＼__： う、撃たれて当たったらお終いだよ、アタシ！！
r‐= jI : : : : | ∧:i:i:i:i:／￣￣￣＼i:i|::／ / i:i ＞ｘ、
ノ| :i:i:ｉ 从 人| ∧／＼|:.:.:.:.:.:.:.:|／＼／ Ⅵ:i:i:i:i:＼： 生きてても凄く痛い！嫌だよそんなの！怖いのも痛いのも嫌！！！
,.--､ , -‐- ､ ／／>／丿
. 八 >､_,.-y′＿,,丿 ,／／>／ ／| ｶﾁ……
__/:{ ,>" f´ ￣ ｀ヽ,.-､. ／／>／ ／◎j
/｀ー---､___ ＿＿＿__,､. ∠二ﾆヽY .∧ { ,/:.:.:. y′.>／ ／ ／¨"
,ト--､, --┴ '､´ / . ｉ ｌ| ,/,.-Ⅵ-／ヾ ／:.:`／ : /`ｰ" （……あの肉人形……。）
〃, - '￢ ⌒｀ヽ＼ﾄ､ / . |∩ ∩i :|_（.! ◎ ／ヾ ／ :. ／ :/7/7
/ / / ∧ | | ､ヽ ヽ｀ー'. . !:!_≡j !>ﾆト ./＼／ :. ／ : /7（｀ヽ
| / _l_/| V|Ll」| | || ', . !ﾆ三三/"／ヾ.ヾ､:.:.:.／〇/7:.:（ ｀y′ ＜（待って、他のセクサロイドと明らかに
ﾚLl_|ィヵ ｲ{ひiト､!| ', ＼ ,/／. .●. .＼／／,)´￣（ ｀y′ 『アプローチ』が違う。CF６２がどうするかで対応を変える。
| | |ﾞ´､ ﾞ:,゛:,.| | | |＿, ', . l!.／ .● ● ／"´／ ) ｀ ｰ ´ 私がやる。）
ﾊ/ﾚ＞ `_,..ィﾏ//´ i⌒ヽ.', . |!l＼ ● ∠ゝ_ゝ. ノ)
) l｀ヽヵ--､l ノ､ く. ', . . ┌‐┘ヾ＼／ ` ｰ"∧
（ /ゝ-へ_ノﾉ |/ヽ＼! ', ヾヾ､.「￣ /＿＿＿＿＿_,.ｲ
ヽV ）__/| |「ﾟ ＼ ',....... ／ 〃.`ｰ"`ｰ´､＿＿＿＿＿_ノ
,-, / 〉 丁!.| || ﾟ| ', . . // // |!| ,// ! ゝ. ｀ヽ.
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: :
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ─────私が生き残れる方法、教えて。
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| 何をすれば生き残れそう？
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :|
|: : : :|: : : :|八.:::::::::::::: ' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :| なんでもやるよ。私、撃たれたくない。
| : : :.|: : : :|: 个..:::::::::: ..::| :: : : : : : : : |: :
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/ 死にたくないし……死ぬくらいだったら……撃つよ。
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : /
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i|
／//////////////////////ム
////////／|////////////////ム
///////// |/////////////////.ﾑ
,/ ////A<_ |〈////K////////////ﾊ ────俺らヒューマノイドとセクサロイドの強みって何よ。
|//// | ~" ﾘ ∨∧|_∨//////////| }
丿i |/ <ｱiヽ、i_ r| ＿￣∨///////.ﾉ | 「……睡眠や食事は必要でも、『充電』はそんなに要らない。
~イ|＞.ゞ_,,.zｿ|"'|,,_<ｱ）ヽ、|》r=＞i//｛ 長時間活動で摩耗や消費が少ない。ケガはしても、治る。……人類の医療も転用できる。」
.∧| ﾉ ＞ゞ-´ー"..}/〈.ﾉ/《ﾍ
| 丶... ,/ｿ,／ ああ、そうだ。俺らは要するに戦う分には他の機種と違ってゆっくりな『長距離走』が得意だ。
ﾑ _ /-イ
＿＿＿∧ ゝ￣ヽ ∠,/ﾘーーi 夜に弱いっちゃぁ弱いが、相手もまだシグマが用意したホンモノの『国境基地』は捉えてねぇ。
,∧ iーーW〉、 _,,,. ＜ |r| |￣~|
,∧ .| | ~"T ,|ﾉ ,| .| そこに着くまで多分、『夜襲』はねぇ。見つかったら一気にやってくるが、相手も『電気と時間』を決めて戦ってる。
∧∨ ト_ｲ ,ヽ ,ｿ | |
_ _,,>∨ ∨、 ,,// 〈 つまり夜は地雷とかが無ければ安全で、戦場で横たわってるヤツももう息絶えてる。……何するかわかる？
_ -====- ､
_ ｨi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:丶
イi:i:i:i:､i:i:i:i:､i:i:i:i:i:i:i:',
i:i:i:i/-丶寸斗t､i:i:i:i! お前にやる気あんなら─────夜に『武器』、拾ってこよっか。
{W! ｯﾉｊ丶-- "}/´iﾘ
}!￣丶 '_j/! できれば俺らが使ってた、アンタがギリギリ着れる人間大のハードな『強化スーツ』。
､ - ー ｲ爪
丶 _ ＜ _!--､ 最高ならAT。ソレが無かったらソフトスーツ。
,rN /ﾍﾆﾆ､_
_,,/' i{.-―/ﾆﾆー "ﾆ≧､ アンタはまだ前線に立たないが、ココや後ろに下がった時に『戦える』ようにしてやるよ。
, ＜ﾆﾆﾆﾆ､ イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニY
,ﾆﾆﾆﾆﾆニi!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ, ……気があったら今夜、俺のATのトコまで来な。
. ,ニiﾆﾆﾆ二.i!ﾆﾆﾆr====iﾆﾆ|ﾆﾆニ
. !ニ!ﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.!ﾆﾆニY AT動かすとアレだから、歩いてくぞ。
'ニ,ﾆﾆﾆﾆﾆi!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|ﾆﾆﾆﾆi
'ニ,'ﾆﾆﾆニ..i!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ!ﾆﾆﾆ
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: :
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ……わかった。来るよ。
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| アンタ、ちゃんと起きててよ。
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :|
|: : : :|: : : :|八.:::::::::::::: ' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :|
| : : :.|: : : :|: 个..:::::::::: ..::| :: : : : : : : : |: : 「おう、わかったわかった。おたくは逆に今寝ときな～。
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/ 俺が周りに話しとくからよ～。」
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : / ……わかった。
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i| …………。
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: : /￣ヽ |xxx|＿＿＿
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :| | ｃ￣￣￣￣￣ .＿＿＿＿ _,n＿
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ┌―┘|| ―――――＿＿＿＿ . └l ｎ | ,⊆.己 _,n___
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :|.....||￣￣￣￣| ||｜――――ニニニニニ◎ﾆ . U Ｕ ｀ﾌ_厂 `l_ﾔ′
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|.. ￣￣￣￣└―｜ ||||||||||||||||||||||||||||| ヽニ＿ﾆ
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ヽ|||||||||||||||||||||||||||||||||''
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|: : : :|: : : :|八.:::::::::::::: ' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :|
| : : :.|: : : :|: 个..:::::::::: ..::| :: : : : : : : : |: : ……何。
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。 私、そんなに変な事した？
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : /
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨ ちゃんと働くよ、私。戦もするつもりだよ。
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i|
r': : : : : : : /{ ん､ ヽ. L ｨ≦: : : : : : : : : : : :Ｙ
| : : : : : : : .i!:| ,: :ヘノ| | ヽ. ／: : : : : : : : : : : : : ノ
. 八: : : :／¨ ￣ |! V|￣≧=／ ｀ヽ.: : : :＞´￣￣￣｀ゝ= ====イ
ゝ==∠ ＿≦r'ⅵ ￣ヽ.'
／,イﾌ ゝ ! ＼ ＼
// ／_ノ/ .{! ヽ. ＼.
/弋＿ ／ | ､ヽ ﾍ.
//! /r ﾉ, ﾉ.!|､ ヽ.丶. ﾊ 丶ﾊ わかっている、まだ撃たない。
ﾚ | | | ／ﾅ／ i! ヽ. '|￣|ｰ､ | |
Ⅵ､! ノ´､_'_- ヽ ＼jﾉ!ﾉｯ_, ヽr､j ! ,i! 撃つ必要が無いことを祈る。だけど、確認。
Y/' | ﾖぴふ.::::::::::::::::::rぴぷ.ヾ| ﾘ ,ｲ
ﾊ | | やゅ }::::::::::::::::::やゅ ﾉ ! ﾚ' }| ─────お前と同じ機種……『都落ち』したセクサロイドやヒューマノイドが、
|ﾄ/ | ｀¨ ´ , ｀¨ﾞ:,゛:,| |ノ.|
/j | !.,:'"': ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,,,: | :! これまで戦場に居たアンドロイドや戦闘用のヒューマノイドに対して
,: ! 八､,:'"':,:'"':´ ｀ ｲ. | |
／￣≦二≧广ヽ. ／ ﾉ ﾉ j 特定の『アプローチ』を実行しているのが散見されている。このたった１日と数時間で。
〈〈 ／｀ー‐'´¨ヽ. ﾄ.≧￣_￣＞=─'＞ｲ¨￣
/｀ー---､___ ＿＿＿__,､
,ト--､, --┴ '､´ /
〃, - '￢ ⌒｀ヽ＼ﾄ､ /
/ / / ∧ | | ､ヽ ヽ｀ー' 明らかに『性・繁殖的』なアプローチだ。
| / _l_/| V|Ll」| | || ',
ﾚLl_|ィヵ ｲ{ひiト､!| ', 相手に選ばれた該当のロボットの士気が上がるだけならいい。
| | |ﾞ´,:'"':,:'"':.| | | |＿, ',
ﾊ/ﾚ＞ `_,..ィﾏ//´ i⌒ヽ.', ……だが、明らかにそれが目的ではない行動ルーチンが見られる。
) l｀ヽヵ--､l ノ､ く. ',
（ /ゝ-へ_ノﾉ |/ヽ＼! ', 彼女らは『後方に行くために』彼らを使おうとしている。
ヽV ）__/| |「ﾟ ＼ ',
,-, / 〉 丁!.| || ﾟ| ', ソレが対象からの優遇によってか、あるいは『時間』を集めて『街』に戻る権利を買うためか。
: : : ': : : : : |:.|: :.| l _ |.___ _:_ _|: / ‘，.: : : | : | : : : : ,
| : :...|.: : : : :|:|:|:i |_|_./|: /:.､.: : / -|--.:､: |: /.: : : : :|
|: : :│.: |: :.:|:|.l:| |/./ ∨ ∨_ｊ／ﾚ : : : : .|:|
|: : :│.: |: :.:|从.f苧芋芹气 苧芋芹于 : : : .: : :|:| 私達
.;|: : :│.: |: :.:|:l:| { f:::刈 { f::刈 |:.: : : : : : .|:| 『セクサロイド』らしいね。でも一緒にしないで。
.j|: : :│.: |:. .:|爪 乂;;;;;ｿ 辷;;;;ｿ ﾑ..: : : : : : |:|
小: : :|:. :.|: : : :|.. .^''冖'.:..:..:..:. ^''冖' ﾊ : : : : : : :.|:| アタシをそんな馬鹿な奴らと一緒にしないでよ。私はここで生きて帰りたいんだ。
|:::::＼l:. .:|:.i: : :|.;'^':,_;'^':,_ i ,:'"':{ｲ..: :.:. : |: : :小
|:::::::::j|:. .:|│: :|.-.､;'^':,_;'^':,_ ,:'"':,:'"':人.: : :...: :|: /.::i.:l アタシはわかったんだよ、あんな事する奴らが、コッチのロボットをあんなに容赦もなく
|::::: /:|:. .:|│: :|::::个 ´￣.:..:..:..:.イ:::::|: : : : : :|/ :: |::|
|::::/: :|:. .:|│: :|::::::::::|｀ ィ:::::::::::::::|: : : : : :|::::::::|::| 壊して回る奴らが、セクサロイドであろうとも……アタシらに優しくするなんて思えない、って。
|:: |: : |: :..|｜. :|::::::VI ｀ T : ::::::::::::::::::: |: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |..i :|｜.: i::x--| |-く::::::::::::::::::::| : : : : /::::/ ……アイリスが言ってた通りだと思う。
|:::::＼|│ 人. :|i:iﾍノ 乂V.i:ﾄ、＿__j| : : : /'／
人 ::: │| ／:i:i:i:i:i:i:＼ ./:i:i:i:i＼ ﾍ― ´:ﾍ 私らは、負けたら全部終わりだよ。守り切れたら違うかもしれないけど、じゃなければ終わり。
,. - ､ ∧ ,. - ､
（:::::::::::::ヽi_｝｝__／:::::::::::）
｀￣ >"´!. ` <￣´
/ ゝ ∧
{. ,ｲ卅∧∧卅ﾄ､.}
|从(○ ○)从| 素晴らしい判断だ、F44K。
|`.ﾄ､ _:.::.::.:,ｲ".|
γ｀V ≧ ｰ ≦ V´ヽ 尤も、ここでは常識レベルだが。
〉_;:;;Ⅵ (＞＜) ｛/:;:_〈
/ /∨:.::.: .Ⅵ '， ソレすらわかってない『都落ち』のヤツらが居る。
｛´￣｀/ ':,._,:ヾ´￣｀｝
（':,._,:}）＿＿＿＿＿（{ ） お前がソイツらと同じじゃない事に安心した。
ノ ｀¨／ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼¨´ ゝ._
￣￣` ー‐┬‐┬┬‐┬一 ´￣￣ ……が、だ。一方である種、
{¨{三}¨}{¨{三}¨}
,.⊥.. _ |.| _ ..⊥､ たった一つの理由であれば、そのアプローチも我々は彼に対して良しとする。
（ .｝｛. ）
｀￣￣´ ｀￣￣´
: : : ': : : : : |:.|: :.| l _ |.___ _:_ _|: / ‘，.: : : | : | : : : : ,
| : :...|.: : : : :|:|:|:i |_|_./|: /:.､.: : / -|--.:､: |: /.: : : : :|
|: : :│.: |: :.:|:|.l:| |/./ ∨ ∨_ｊ／ﾚ : : : : .|:| 彼
|: : :│.: |: :.:|从.f苧芋芹气 苧芋芹于 : : : .: : :|:| 「純粋に『CF６２』の遺伝子を生殖的に保存し、生産する為だというならば。」
.;|: : :│.: |: :.:|:l:| { f:::刈 { f::刈 |:.: : : : : : .|:|
.j|: : :│.: |:. .:|爪 乂;;;;;ｿ 辷;;;;ｿ ﾑ..: : : : : : |:|
小: : :|:. :.|: : : :|.. .^''冖'.:..:..:..:. ^''冖' ﾊ : : : : : : :.|:| …………。
|:::::＼l:. .:|:.i: : :|.;'^':,_;'^':,_ i ,:'"':{ｲ..: :.:. : |: : :小
|:::::::::j|:. .:|│: :|.-.､;'^':,_;'^':,_ ,:'"':,:'"':人.: : :...: :|: /.::i.:l
|::::: /:|:. .:|│: :|::::个 ´￣.:..:..:...イ:::::|: : : : : :|/ :: |::|
|::::/: :|:. .:|│: :|::::::::::|｀ ィ:::::::::::::::|: : : : : :|::::::::|::
|:: |: : |: :..|｜. :|::::::VI ｀ T : ::::::::::::::::::: |: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |..i :|｜.: i::x--| |-く::::::::::::::::::::| : : : : /::::/
|:::::＼|│ 人. :|i:iﾍノ 乂V.i:ﾄ、＿__j| : : : /'／
人 ::: │| ／:i:i:i:i:i:i:＼ ./:i:i:i:i＼ ﾍ― ´:ﾍ
: : : ': : : : : |:.|: :.| l _ |.___ _:_ _|: / ‘，.: : : | : | : : : : ,
| : :...|.: : : : :|:|:|:i |_|_./|: /:.､.: : / -|--.:､: |: /.: : : : :|
|: : :│.: |: :.:|:|.l:| |/./ ∨ u ∨_ｊ／ﾚ : : : : .|:|
|: : :│.: |: :.:|从.f苧芋芹气 苧芋芹于 : : : .: : :|:|
.;|: : :│.: |: :.:|:l:| { f:::刈 { f::刈 |:.: : : : : : .|:|
.j|: : :│.: |:. .:|爪 乂;;;;;ｿ 辷;;;;ｿ ﾑ..: : : : : : |:|
小: : :|:. :.|: : : :|.. .^''冖'.:..:..:..:. ^''冖' ﾊ : : : : : : :.|:| ……ごめん、なんだって？
|:::::＼l:. .:|:.i: : :|.;'^':,_;'^':,_ i ,:'"':{ｲ..: :.:. : |: : :小
|:::::::::j|:. .:|│: :|.-.､;'^':,_;'^':,_ ,:'"':,u"':人.: : :...: :|: /.::i.:l アタシ、アンタの銃が怖くておかしな聞こえ方してる？？
|::::: /:|:. .:|│: :|::::个 ´￣.:..:..:...イ:::::|: : : : : :|/ :: |::|
|::::/: :|:. .:|│: :|::::::::::|｀ ィ:::::::::::::::|: : : : : :|::::::::|:: アイツの遺伝子を……何って？？
|:: |: : |: :..|｜. :|::::::VI ｀ T : ::::::::::::::::::: |: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |..i :|｜.: i::x--| |-く::::::::::::::::::::| : : : : /::::/
|:::::＼|│ 人. :|i:iﾍノ 乂V.i:ﾄ、＿__j| : : : /'／
人 ::: │| ／:i:i:i:i:i:i:＼ ./:i:i:i:i＼ ﾍ― ´:ﾍ
,. -‐ ､
〃￣｀ヽ ＼ _
_＿_,r'ニ＞ '´￣ ‐.{{,__ ＼ヽ r', ‐､ヽ. ,. 、
_ ‐_.ﾆ´-― ';>´, ／ ､ ｀丶 ', i {!ゝ‐'__ ｀く. ､ 〉
, ´. -'´;;;;;;;;;;;.-‐/ 〃 ／ , ,! .li ヽ＼ i ! /〃./ / ｀Y
／, ';;;;;;;;;;;;;;;;;;r'´;;;;;;' _/' ／ノ.イ ｀i＞!|. j l_ , ﾄ.l || ./〃./ / /
/／;;;;;;;;;;;;;;;;／/;;;;;;;;;;;'〈ヽi´ l,ｨ⌒jヽ '´' ´_ﾊ｀!/ﾉ l! ,ﾘ /〃./ / ./
'‐- :;;_／ {;;;;;;;.イ ヽ.| ｌ|ヽ..ソ i´_}V ｌ′ ／_ _,. - ''〃 / / / 正常。
｀´ / l| ,ｒ'⌒ヽ':,,:._,:, ｰ' { | ノ-'―､ 〃 / / /
/ lV '´￣｀ヽ- ｀ .ﾉ/ー-‐′,.rrく´ 《 ｰ' l ……彼の『遺伝子』、というよりも彼を『量産する』事は、
/ ｒ'7;;;::::::::::.:.:.:｀７-‐´‐{ ￣ _｀).li |
／, / ｛_ {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_j-┬‐ｧ! __ﾆノ j ｌl. | 我々は必要だと思っている。
､__＿_,. ',.イ / -―｀tヽ､;;__;;ノ_>_,-､V> ｀r'¨厂ｒ__ｒ' / ,ﾘ |
､_二ﾆ ‐'´ , i'´ __,..｀Yニｰ '／:'／｀`ｰ' Y′ ｀ー'´= ､､ （ _）j 生殖であれクローンであれ、機械に置き換えた『模倣』であれ。
＞ー＝￣￣￣￣"''＞..,,_
//////////////////ム、~
//////////////////////ムｚ、
///////////////////////ム ヽ
/////////////////////////;ﾑ
７////////////////////////ハヽ 「彼は人類撤退前から稼働している戦闘用ヒューマノイド。
、 __{//,∧/////／ｿ |///////////ﾐﾑ
＼ .∧ {/〈（９ト// ＞.、|/||////////ム 現在はサテライト同士の条約で禁じられた『航空戦闘機』のパイロットだった。
.＼ | ,∨∧ {,ソ＞'ゞﾃヽ ∥ﾊN//| ////ミ
＼ _,,...rvイ ∨∧i ﾘ "----" 〉(ﾁヽイ//)ヾヽ だが彼は見ての通り、AT等他の操縦系兵器にも適正を発揮している。
＼_,,..＜ ﾊ ﾊ ∨ | | ~"''/ r 、
∨ ／ ∧ ∨ ∨ ＼ _,.. _ ー ,/ ∨ﾊ その経験値と遺伝子は保存すべきものだ。
∨ ／ 〉 〉 ＼ ＼ －' ,,.＜ ／〈// 我々
.∨／ /// ＼ /////＞"| _,,.＜ |// だが、ソレを金属製の『ロボット』ではできない。
／ /// 〈//////／＜ i ／,/
/ / ./// "＞''"~ ,|.|| ///' そして何より、彼の思考ルーチンが非常に厄介。
/ /// //~￣￣ ,|.|| ,/／
ﾊ ノ／／／ //// _r=izzz//|/' 彼の思考は『分離』している。人間の模倣の試行回数が多すぎた。
〉_,,.イ_＞ ＜ //// ''''l''''''///
、 ＿／ }＼ /~￣￣￣∧ .|ﾘ' 彼の行動と思考は精神に近い複雑性を持っており、我々では対応できない。」
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: :
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :| 「気が付いているか？」
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ……。
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :|
|: : : :|: : : :|八.:::::::::::::: ' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :|
| : : :.|: : : :|: 个..:::::::::: u..::| :: : : : : : : : |: :
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : /
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i|
/｀ー---､___ ＿＿＿__,､
,ト--､, --┴ '､´ /
〃, - '￢ ⌒｀ヽ＼ﾄ､ /
/ / / ∧ | | ､ヽ ヽ｀ー' 彼は自身の重要性を説くが、その反面、自身を『生産』することを拒否している。
| / _l_/| V|Ll」| | || ',
ﾚLl_|ィヵ ｲ{ひiト､!| ', 過去の発言から推測するに、彼は『航空戦闘機』に乗った自身にこそ価値があると思っている。
| | |ﾞ´､':,._,:':,.,:.| | | |＿, ',
ﾊ/ﾚ＞ `_,..ィﾏ//´ i⌒ヽ.', ソレを奪われた自身に、『価値』が無いと考えている。
) l｀ヽヵ--､l ノ､ く. ',
（ /ゝ-へ_ノﾉ |/ヽ＼! ', 故に過剰に戦果を挙げる事にこだわり、自身をアピールするが、
ヽV ）__/| |「ﾟ ＼ ',
,-, / 〉 丁!.| || ﾟ| ', 『我々に拒絶されるために』自分が人間の『性的欲求の高い男性』と見せる為の行動と発言をする。
_ﾉ「ヽ_r'--/ |ﾉj|ｰ|| | ﾄ',
/ /7 / ､-/ { | |-.｡ | ||| l', ……が、何故かお前には対応が違う。……推測。『同情』がある。
: : : : : : :|: : : : .| : : : : : : : : :. :. : : : : : : : : : |: : : :.|: :
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: :
| : : : ::|:／|: : : :./.:.:‘，: : :./{: .| |: : /:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/.:.:.:.:.‘，::/.:.|:/ .|／.:.:.|: : : : : | : : : |: :|
|: |: : : :|:|: /爪芋芹.:.:.:.:.∨.:f苧芹气.:.:.|: : : : : | : : : |: :| ……アイツの同情の延長で気を引いて、私にアイツの子供を産めっての？
|: |: : : :|: :.!.:.{f亦刈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{f亦刈.:.:.:.| : : : : : : : : :|: :|
|:∧ : : N.ﾉ.:.乂圭ｿ,;,,;,,;,,;,,;,,;,,辷圭ｿ.:.:.:.|: : : : : | : : : |: :| 下がってアイツの遺伝子を生産しろ？……ソレ、他の馬鹿共と変わんないじゃん。
|: : ∨ : : : : ゞ冖' ゞ冖',:'"':.|: : : : : | : : : |: :|
|: : : :|: : : :|八.:::::::::::::: ' ,:'"':,:'"|: : : : : | : : : |: :| ふざけないで。
| : : :.|: : : :|: 个..:::::::::: ..::| :: : : : : : : : |: :
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/ アタシは『違う』から、アイツは相手してくれてるんだ。きっとそう……いや、違う。
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : / アタシも『自分に価値が無いって気づいた』から、アイツは同類として見てるんだ。
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i| ……こんな事なんだ。
/ /./ / | . ∨ヽ,
ｲ/ / | |. | .ヽ､ ヽヽ ヽ,
.i.! i i | | .|＼ , -弋─ ､ ヽ} ヽ, そちらの都合や感情発露は我々の考慮する事ではない。
! | .| . ,|r‐ﾄ.t ＼N_ｨ≦ミx､_ i} ヽ
| .| ,ｨ x≦ミ ﾒ'Ｚ:::::::ヽ/ ' |ﾌ｀.､ ヽ, もしこの戦いが年単位で続くならば、『彼』は何人でも必要。
. |λ yﾐ{ i::::::.j .弋ｿ:::丿 . |⌒/ ヽ
ヽ` 7ヽ.弋ｿﾉ ~ // . ||／ ヽ, お前はソレができる、彼が否定した、我々に必要な活動ができる可能性が高い。
| } '′ ,:'"':,:'"':// |.| ヽ,
| |ヽ､.:..:..:.-‐,:'"':_//_ ‐-ﾉﾉ| ヽ, ……彼はお前以外の生殖可能な機体に接触していない。
| | ー- ＿_/ 冫.| ヽ,
Wﾙv-‐〈 ゝ /.ヽ,:::::::::::ヽ'─.ｧ ヽ, ヽ, 声をかけるのはほぼ我々のような生殖不可能な機種だ。……不愉快。
／ ≧8≦ィ, ':::::::::::::::::::ヽく | ヽ, ＼
: : : ': : : : : |:.|: :.| l _ |.___ _:_ _|: / ‘，.: : : | : | : : : : ,
| : :...|.: : : : :|:|:|:i |_|_./|: /:.､.: : /u -|--.:､: |: /.: : : : :|
|: : :│.: |: :.:|:|.l:| |/./ ∨ ∨_ｊ／ﾚ : : : : .|:|
|: : :│.: |: :.:|从.f苧芋芹气 苧芋芹于 : : : .: : :|:|
.;|: : :│.: |: :.:|:l:| { f:::刈::::::::::::::::::::::::{ f::刈 |:.: : : : : : .|:|
.j|: : :│.: |:. .:|爪 乂;;;;;ｿ::::::::::::::::::::::::辷;;;;ｿ ﾑ..: : : : : : |:|
小: : :|:. :.|: : : :|.. .^''冖'.:..:..:..:. ^''冖' ﾊ : : : : : : :.|:| ……ソレこそ、知ったことじゃない！！
|:::::＼l:. .:|:.i: : :|.;'^':,_;'^':,_ i ,:'"':{ｲ..: :.:. : |: : :小
|:::::::::j|:. .:|│: :|.-.､;'^':,_;'^':,_ ,:'"':, "':人.: : :...: :|: /.::i.:l アンタらの都合をアタシとアイツに押し付けんな……！
|::::: /:|:. .:|│: :|::::个 ´￣.:..:..:...イ:::::|: : : : : :|/ :: |::|
|::::/: :|:. .:|│: :|::::::::::|｀ ィ:::::::::::::::|: : : : : :|::::::::|:: アタシらは確かにソレもできるし元はソレが仕事だったけどッ……！
|:: |: : |: :..|｜. :|::::::VI ｀ T : ::::::::::::::::::: |: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |..i :|｜.: i::x--| |-く::::::::::::::::::::| : : : : /::::/ 今は『個人』なんだ……気に入らないなら撃ちなよ。
|:::::＼|│ 人. :|i:iﾍノ 乂V.i:ﾄ、＿__j| : : : /'／
人 ::: │| ／:i:i:i:i:i:i:＼ ./:i:i:i:i＼ ﾍ― ´:ﾍ 使えないセクサロイドが一機減るだけだよ。
,.--､ , -‐- ､ ／／>／丿
. 八 >､_,.-y′＿,,丿 ,／／>／ ／|
__/:{ ,>" f´ ￣ ｀ヽ,.-､. ／／>／ ／◎j
∠二ﾆヽY .∧ { ,/:.:.:. y′.>／ ／ ／¨"
. ｉ ｌ| ,/,.-Ⅵ-／ヾ ／:.:`／ : /`ｰ" 今お前を撃ったところで彼の士気を下げるだけ。
. |∩ ∩i :|_（.! ◎ ／ヾ ／ :. ／ :/7/7
. !:!_≡j !>ﾆト ./＼／ :. ／ : /7（｀ヽ 我々にプラスにならない、意味が無い。
. !ﾆ三三/"／ヾ.ヾ､:.:.:.／〇/7:.:（ ｀y′
＼ ,/／. .●. .＼／／,)´￣（ ｀y′ そしてお前にはその『可能性』がある。
. l!.／ .● ● ／"´／ ) ｀ ｰ ´
. |!l＼ ● ∠ゝ_ゝ. ノ) 彼もお前も、生き残る回数が多い程『そうなる可能性も高まる』。
. ┌‐┘ヾ＼／ ` ｰ"∧
ヾヾ､.「￣ /＿＿＿＿＿_,.ｲ 残念ながらお前にも彼にも生き残ってもらう。
. ／ 〃.`ｰ"`ｰ´､＿＿＿＿＿_ノ
. // // |!| ,// ! ゝ. ｀ヽ. お前が戦場において優れた個体として確認できたのならば逆もある。
{ { （（. `ｰ"{ ﾉ ｀ ､. ＿丿
ゞ._ﾉﾉ ゝｰ " お前も『遺す』事を考慮するだけのこと。
/ /./ / | . ∨ヽ,
ｲ/ / | |. | .ヽ､ ヽヽ ヽ,
.i.! i i | | .|＼ , -弋─ ､ ヽ} ヽ, 我々にとって短期・長期での良い結果を期待している。
! | .| . ,|r‐ﾄ.t ＼N_ｨ≦ミx､_ i} ヽ
| .| ,ｨ x≦ミ ﾒ'Ｚ:::::::ヽ/ ' |ﾌ｀.､ ヽ, ……それと、コレは個人的な忠告。
. |λ yﾐ{ i::::::.j .弋ｿ:::丿 . |⌒/ ヽ
ヽ` 7ヽ.弋ｿﾉ ~ // . ||／ ヽ, お前はまだ常識がある、だから問題ないとは思う、が……。
| } '′ ,:'"':,:'"':// |.| ヽ,
| |ヽ､.:..:..:.-‐,:'"':_//_ ‐-ﾉﾉ| ヽ, 『馬鹿な事は考えるな』。
| | ー- ＿_/ 冫.| ヽ,
Wﾙv-‐〈 ゝ /.ヽ,:::::::::::ヽ'─.ｧ ヽ, ヽ,
／ ≧8≦ィ, ':::::::::::::::::::ヽく | ヽ, ＼
,. -‐ ､
〃￣｀ヽ ＼ _
_＿_,r'ニ＞ '´￣ ‐.{{,__ ＼ヽ r', ‐､ヽ. ,. 、
_ ‐_.ﾆ´-― ';>´, ／ ､ ｀丶 ', i {!ゝ‐'__ ｀く. ､ 〉
, ´. -'´;;;;;;;;;;;.-‐/ 〃 ／ , ,! .li ヽ＼ i ! /〃./ / ｀Y
／, ';;;;;;;;;;;;;;;;;;r'´;;;;;;' _/' ／ノ.イ ｀i＞!|. j l_ , ﾄ.l || ./〃./ / /
/／;;;;;;;;;;;;;;;;／/;;;;;;;;;;;'〈ヽi´ l,ｨ⌒jヽ '´' ´_ﾊ｀!/ﾉ l! ,ﾘ /〃./ / ./ お前と同機種……いや、ヒューマノイドも居るので
'‐- :;;_／ {;;;;;;;.イ ヽ.| ｌ|ヽ..ソ':,.__,:,:i´_}V ｌ′ ／_ _,. - ''〃 / / /
｀´ / l| ,ｒ'⌒ヽ;;;;;;;;;;, ｰ' { | ノ-'―､ 〃 / / / お前と同種の『都落ち』の者ども……
/ lV '´￣｀ヽ- ｀;;;;;;;;.ﾉ/ー-‐′,.rrく´ 《 ｰ' l
/ ｒ'7;;;::::::::::.:.:.:｀７-‐´‐{ ￣ _｀).li | “嫌な予感”がする。
／, / ｛_ {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_j-┬‐ｧ! __ﾆノ j ｌl. |
､__＿_,. ',.イ / -―｀tヽ､;;__;;ノ_>_,-､V> ｀r'¨厂ｒ__ｒ' / ,ﾘ | 下手な事をする予感しかしない。ソレに乗るな。
､_二ﾆ ‐'´ , i'´ __,..｀Yニｰ '／:'／｀`ｰ' Y′ ｀ー'´= ､､ （ _）j
｀ｰ- ... -'ﾌ ,ﾄ. ／/.-'´;／::／､ ｀¨7 i'l′ il , -‐.ﾉ お前は、CF６２の支援の事だけを考えればいい。……我々にできない支援を。
／‐'´ l ,ﾍ. ,ｒ'´::;;;／::／ ｀ヽ.｀_‐-7 ヽ ､___ ノ／r‐ '´
: : | : : : :|: : : : :Ⅵ: :斗/|:ー‐ﾄ}、: : : |
. |: : : |: : : :斗┤: : :/:::|: : /::: |∧:|i:ハ: : : :|
|: : : イ: :: :|..从: :/:::::ｊ／ 弭苧芹ヽ i: : ,小 ,
|: : : |:| ､:,斗芋芹 :::::::;,;,;,;,;,Ｖ::::::::ﾂ ﾉ|: :|: i:: | ……そう。
|: : : |:|〈' V:::::::ﾂ ''''''''''' ^冖^ ,ｲ: /: |:: |
ヽ: : ﾚ＼ ^冖^ 〈{.,:'"':,:'"': / |/ :: |:: | わかったよ、あんたらに撃たれたくないし、馬鹿な事には乗らない。
从八: :ヽ ;'^':,_ _,:'"': ,:'"':小: ::.|:: |
|: : |: : : :个 .:::::::: ´ ｲ: : : : :|: ｲ ……私からも言わせてもらうよ。
|: : |: : : : ル' ≧=- . イ::::|: : : : i:: |
|: : |: : : : |:::::::::::;_;」 : : V;;|: : : : :i /
|: : |: : : : |::::: ／:i:i＼ /i:i:i| : : : : |
レ |: : : : |彡 :i:i:i:i:i:i:i:>､__､<ｉ:i:i:i:i| : : : /' ＼__
r‐= jI : : : : | ∧:i:i:i:i:／￣￣￣＼i:i|::／ / i:i ＞ｘ、
ノ| :i:i:ｉ 从 人| ∧／＼|:.:.:.:.:.:.:.:|／＼／ Ⅵ:i:i:i:i:＼
.': : : /: : : : / : : : : :../:.: : : : :|. : ,' ‘， : : : : | : | : : : '.
: : : ': : : : : |:.|: :.| l _ |.___ _:_ _|: / ‘，.: : : | : | : : : : ,
| : :...|.: : : : :|:|:|:i |_|_./|: /:.､.: : / -|--.:､: |: /.: : : : :|
|: : :│.: |: :.:|:|.l:| |/./ ∨ ∨_ｊ／ﾚ : : : : .|:| アイツ
|: : :│.: |: :.:|从.f苧芋芹气 苧芋芹于 : : : .: : :|:| 『CF６２』取られて悔しいとか思うんなら……
.;|: : :│.: |: :.:|:l:| { f:::刈,:'"':,:'"': { f::刈 |:.: : : : : : .|:|
.j|: : :│.: |:. .:|爪 乂;;;;;ｿ 辷;;;;ｿ ﾑ..: : : : : : |:| もうちょいわかりやすくそう言ってよ。
小: : :|:. :.|: : : :|.. .^''冖' ^''冖' ﾊ : : : : : : :.|:|
|:::::＼l:. .:|:.i: : :|. ':,._,:':,._,: i ﾞ:,゛:,{ｲ..: :.:. : |: : :小 アイツにもそう言ってやればいいじゃん。
|:::::::::j|:. .:|│: :|.-.､ ﾞ:,゛:,ﾞ:, "':,:'"':人.: : :...: :|: /.::i.:l
|::::: /:|:. .:|│: :|::::个 ´￣ イ:::::|: : : : : :|/ :: |::| 喜ぶんじゃない？『俺モテてる！』……とか言ってさ。
|::::/: :|:. .:|│: :|::::::::::|｀ ィ:::::::::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|:: |: : |: :..|｜. :|::::::VI ｀ T : ::::::::::::::::::: |: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |..i :|｜.: i::x--| |-く::::::::::::::::::::| : : : : /::::/
/ /./ / | . ∨ヽ,
ｲ/ / | |. | .ヽ､ ヽヽ ヽ,
.i.! i i | | .|＼ , -弋─ ､ ヽ} ヽ, ……そうは考えていないし、
! | .| . ,|r‐ﾄ.t ＼N_ｨ≦ミx､_ i} ヽ
| .| ,ｨ x≦ミ ﾒ'Ｚ:::::::ヽ/ ' |ﾌ｀.､ ヽ, 彼にそう思われるのは、『癪』。
. |λ yﾐ{ i::::::.j .弋ｿ:::丿 . |⌒/ ヽ
ヽ` 7ヽ.弋ｿﾉ ~ // . ||／ ヽ, 活躍もしているしあと何人かは必要だとは思うが、私のタイプではない。
| } '′ ,:'"':,:'"':// |.| ヽ,
| |ヽ､.:..:..:.-‐,:'"':_//_ ‐-ﾉﾉ| ヽ, 私はもっと寡黙な男の方がいい。
| | ー- ＿_/ 冫.| ヽ,
Wﾙv-‐〈 ゝ /.ヽ,:::::::::::ヽ'─.ｧ ヽ, ヽ, そしてもう少し大型で、無骨なフレームの男性型のロボットだ。……作業に戻る。
／ ≧8≦ィ, ':::::::::::::::::::ヽく | ヽ, ＼
| : : : ::|: : :|ｘ―-:|∧: : ―――- 、ﾊ : : : : :.| : : : |: : 「……夜間活動の結果に期待している。
| : : : ::|:／|: : : :./ ‘，: : :./{: .| |: : / .|: : : : : | : : : |: :| 一定以上の成果があれば、他の有機型の活躍の場に繋がる。」
|: |:: ::: :::|: : .|: : ::/ ‘，::/ .|.:/ |／ |: : : : : | : : : |: :|
|: |: : : :|:|: /爪芋芹 ∨ f苧芹气 |: : : : : | : : : |: :| そー。……軽口叩きすぎて、フラれてんじゃん、アイツ。
|: |: : : :|: :.! { f:::刈 { f::刈 .: : : : : : : : : :|: :|
|:∧ : : N.ﾉ 乂;;;;;ｿ 辷;;;;ｿ,:':,:':|: : : : : | : : : |: :| 教えてやろっかな……いや、流石に可哀想か。
|: : ∨ : : : :. ^''冖' .^''冖' |: : : : : | : : : |: :|
|: : : :|: : : :|八.,:':,:':,:': ' ,:'"':,:'"': |: : : : : | : : : |: :| やめとこ。
| : : :.|: : : :|: 个..,:':,:': ,:'"': ..::| :: : : : : : : : |: :
|: : : :|: : : :|: ::|: : ::＞ ￣￣｀ .＜ j!: : : . .ﾉ : :／:/ フリなのかどうかわかんないけど、アイツオーバーにリアクションしてきそうで、
|: : : :∨: : ! : |: イ: : : {≧=- j| : : ／: :〕i≧s。
人: : : :∨i:i:/: : : : : : : |i:i＼| ／.八／: : : :: : : : : /＼ ウザそうだし。
＼ﾉ./i:i:/: : : : : : : : |i:i:i:i∧_____∧i:ii:i:i:/: : : : : : : : : /i:i:i:i:∨
|i:i:i|:: : : : : : : : :|:i:i:/ .√.:.:.| ∧i:i/ : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:i|
|: : :│: :|:|: :| l : : : : :| :/ ‘， : : : | i│ : : : |: : |: : : :|
|: : :│: :|:|:/|_|___:_:_:_|/ ‘，_:_:_|_|∧____:/: :│ : : |
|: : :│: :|:l:| |/ ､: :│ ‘， /| | |: : /: : :│ : : |
|: : :│: :|:l:| ____＼| ∨_|/ ｊ／_ |: : : : : : :|
|: : :│: :|从弭苧芋芹 弭苧芋芹于|: : : : : : :| （とりあえずやるべき……というより、やらないべき事は……。）
. ;|: : :│: : 爪 乂::::::::ソﾞ:,゛:, 乂::::::::ソ /.: : : : : ,小
. j|: : :│ : : [ ^''冖''^ ^''冖''^,ｲ: : : : : :/: |::|
小: : :|: : : :[ }:. ,:':,:':,:':,:': ／ ]: : : : :|/ :: |::|
|:::::＼l: : : :∧ ﾞ:,゛:, ,:':,:':,:':,:':,小: :. :.|::::::::|::|
|:::::::::j|: : : :|:个:..ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:, , -―- ､ ..:个 : : : : |::::::::|::|
|::::: /:|: : : :|:::|::::::::::::... .::::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|::::/: :|: : : :|:::|::::::::::::::::|＞ __ ＜│:::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|:: |: : |: : : :|＼:::::::::::::::| |:::::::::::|: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |￤: :|::::::＼ ::厂| ｢∨ :::| : : : : /::::/
|:::::＼|│: :|::::::::::／:i:i:i＼ ／:i:i:i＼:| : : : /:／
／. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .ヽ （…………。）
, " : : : : : : : : : : : : . . : : /: : : : : : i : : : : . : .ﾞ､
. /. : . . : : ,': : : : : : : : : : ; ｲ: : . : : : : |ヽ: : . . : : .ﾞ､
,' : : : : : : ,': : : . : :,: . : ／ ,' ; : : : : : i j ﾞ､: : : : : : :',
,'. : : : : : : i : : : : : ': : :/ f ﾊ: : : ; : i:,' ',: : : : : i :j えー、すごい！！
i ; : : : : : :j : : : : :,' : / _, -ﾘｰ|: : :j.:/ﾘ '"￣リ: : : :j : ! ┌── _
!ﾊ : : : : : i : : : : :i :/ l: :// ,,x=ﾐ､!: : :ハ:| そんなに倒したの！？ ／匸二〈￣＼ まぁあの程度はなぁ！！
ﾘ ',: : : : : :',: : : i: l;' ,,ｨ'ﾃ气ﾐﾚ' " _)ﾟﾊj : :/ ﾘ ＿┌────── ′ ￣￣.:.:.:.:.:.:.:.
. ',: : : : : :ﾞ,: : :l',:l 〃 _)ﾟ小 弋ツｿ: ;/ ' --[＼.:.＼＿/────{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} 俺にかかればな！余裕だ！！
,. --ヽ: : : : f ',: :| ﾘ ヽ弋_:ツ 、､/;ｲ ／.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵi，.:.:.:.:.} }H{H}H「.: ]「＼＿__､-┐「 ＼:.:＼
/ `ﾞ､:',lﾞ弋'､| 、､ ' ",' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Ⅵi，.:.:.:.} }H{H}H「＼￣´‐┐´^.:.:八.:.:.:|.:.:.:.:.:. はははは！！
. ,' ';lﾞ ﾞ､jヾ; ､ , - ー , / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵi，＿}_}--〔^八辷∨// | 〕.:「＼ )>┘＞─}i，
i ', i ',＼.＼ i .ノ ／ﾞ､ ′.:.:.:.:.:._､-''"~￣￣ :.:.:./∧:.＼-￣:.乂//|〔辷辷彡<^＼￣＼＼￣｀丶､
. | ', l ', ＼ ` ､ ｀` ´,. " ,' ! {.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉:.:.:∨￣ﾆ=-￣￣──=ﾆ /￣＼ '/,:.:.:.:.:.:.:.:.＼
. l i |. ',__ `' ､ ノ`'rｰ‐ ´ .,' } 匸／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ.:.:. |ニ==─´~¨¨¨¨¨¨~｀.:.: -=ﾆ]∨∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
. ! j ! j ﾆ＼ |ﾊ l { ,' | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | .:. |￣(￣＼＼.:./ ⌒ヽ／／￣).:.∨∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
|: : :│: :|:|: :| l : : : : :| :/ ‘， : : : | i│ : : : |: : |: : : :|
|: : :│: :|:|:/|_|___:_:_:_|/ ‘，_:_:_|_|∧____:/: :│ : : |
|: : :│: :|:l:| |/ ､: :│ ‘， /| | |: : /: : :│ : : |
|: : :│: :|:l:| ____＼| ∨_|/ ｊ／_ |: : : : : : :|
|: : :│: :|从弭苧芋芹 弭苧芋芹于|: : : : : : :| （……『ああいうこと』、か。
. ;|: : :│: : 爪 乂::::::::ソﾞ:,゛:, 乂::::::::ソ /.: : : : : ,小
. j|: : :│ : : [ ^''冖''^ ^''冖''^,ｲ: : : : : :/: |::| それに、ソイツらの『グループ』に声をかけられても乗らない事……。
小: : :|: : : :[ }:. ,:'::':,:':,:': ／ ]: : : : :|/ :: |::|
|:::::＼l: : : :∧ ﾞ:,゛:, ,:':,:':,:':,:':, ,小: :. :.|::::::::|::| 意外と難しいコト言ってくるじゃん。
|:::::::::j|: : : :|:个:..ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:, , -―- ､ ..:个 : : : : |::::::::|::|
|::::: /:|: : : :|:::|::::::::::::... .::::::::::|: : : : : :|::::::::|::| こんなとこに居たアンタらにはわかんないかもしれないけどね……。）
|::::/: :|: : : :|:::|::::::::::::::::|＞ __ ＜│:::::::::|: : : : : :|::::::::|::|
|:: |: : |: : : :|＼:::::::::::::::| |:::::::::::|: : : : : :|::::::/リ
|:: |: : |￤: :|::::::＼ ::厂| ｢∨ :::| : : : : /::::/
|:::::＼|│: :|::::::::::／:i:i:i＼ ／:i:i:i＼:| : : : /:／
_＿＿__ . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
, . : '": : : : : : : : : :｀`: .､ . : : 私ら、人間の女と『こういうこと』で戦ってたんだよ……。 .: : .
／. : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ . : : それこそ本能とか、遺伝に入ってるレベルでね……。 : : .
. , ' : : : : : ; : : : : ﾞ､: : :､: : : : : : : : :ヽ （うーん、コッチは使えそう、.. : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
/. : : : : : :i.: : : : : : :',､ : ヽ: : : : : : : ',: ﾞ､
. / : : : : : : ;'!: : : : : : ', ', `' ､:ヽ: : : : : :i : :ﾞ, アッチは頼れなさそうだし……離れとくか。
. ,' : : : : : : / i |',: : : : : l',:l--‐ ＼: : : : : !: : :'
l. : : : : : :,' ';| ',: : : i: | ﾘ x=＝ﾐﾞ､: : : .l: : : :i やられた時の為にキープしとくのもアリ。
|: : : : : ;.| ‐'" ﾞ､ヽ: : |ﾘ "' _)ﾟ:心ﾞ; : : j､: : : !
. !: : : : : '| ,x＝ミヽ:| 弋ツ.ノ l: : ,' ﾞ,: : :| 他は……あーあ、良さそうなのはみんな
. l ; : : : :.ﾞ, 〃 _)ﾟ小 ﾘ ､ ､ /: :/h /: :.j
',:ﾞ､: : : : ﾞ,込ツン , /／_,ノ: : /' 他のが付いちゃってるかー……仕方ない。
'; :＼: : : :＼ ､ ､ , ､ " ,': : ://- ､,
'; : : `: :､:ｰ-`- !, ) ./:./:/' `ヽ, コイツにとりあえずついて行こ～……。）
>ヽ＼:',ヽ:ヾ､ ／ｰ､ﾒ ヽ
/ ` `ヾ `'〈｀`' t‐ -- '" | ',j ﾞ､
. { ', /,ﾉ ﾞ､／ }
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r=ﾆﾆ=-:|ﾄ､三三=|::::|::ｌ¨::¨::¨::¨::¨|::::::|:::::::::::::::|::|-=ミメ、 ト|─┼─┼ﾄｌi
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＿:::::乂:::::::::::::::::廴::::::::::::::|::::|::|三三三三|::::::|::::::::::_＞'::::::::┃::fL_i乍}::::::::::::::::::::j}
|::::::ト､:::`ｌ_:::::::::::;_二二ﾆﾆ二二::::::::::::::::::::::￣＿ニ.....,-‐七廴r---イﾘ::::::::::::::::: j}
|::::::|:::∨ー==‐':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::＿＿＿_;:/::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::j}
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￣¨ﾔ|::::::: |::::|:::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|::::::::::::::::::|::_;:-‐'ﾞ::::::::::::::::::::::: ;イ:::::/
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`ｰ-‐匕＾ｰ----ｧ-‐'"￣￣:::::::::::::::::::::;ィi〔:::::::::::::::::::イ
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.＿＿＿ （┌┐ノ_((⌒＼三/ヾ《/◯）((＾)
|| l_l | i ヾ__../ / / //⌒ヽ ＼＼》二i ﾛ ll l
||__l-l__|_|_ _ill/ / / // ミ ） ヾ-i,,-ii|＝||=|＿
| i三|.||i０/ / / //ヾ==〃 ||：|,!｀!《：：〉
|≡ l三|.|||<：￣＝￣：》//i＾〉_〉＼ ヾ：.ヾ):,,,,:）
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/i:i:i:/'´ ⌒ ⌒ヽ ｀ヽｙ´ ￣ｱ _
Y^i:i:i:i/／ /,.ｨ /／ ヽ;,l /7/ ∨ ヽ｀ヽ
/i:i:i:i:/:.:.ﾚ^/:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.∨´:.:.l }:. 〉 ｀ｧ
＿/i:i:i:Σ:.:.:.{:.:.:.:.:.:..:〔｀｀ﾞ¨''ヽr‐''７:.:.:l:.:. }:.､ |
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/:::::::::::::::::ｨ l:.:.:.:.V, r‐‐､丶{ ヽ /'´r=レ''7:.:.<丈 よぉ～ラッキぃ～！！！
/:::::::::::/::::_ ノ :.:.:.{ ｀≧ﾆﾆ 〉 }r=彡''¨｀|:.:.:. ト
/:::::::::::/:::::::::ｧ /:.:.:.7 〈 仍ﾘ > 〉 /::r莎ぅ 〉/:,:.:.:.:. > 帰りが遅いんで心配しちまったぜ？
/::::::::::::/:::::::::::::/-､:./ ￣ ／ |:::｀ヽ⌒ |:.:.:.v'
/:::::::::::::/:::::::::::::/.ハﾚ |:: 〉 |/^Y だが俺は心が広いしお前らの事をわかってるボスだぁ～……。
/::::::::::::::/:::::::::::::/{ ｈ 〈 〉' }' ^ }
/:::::::::::::::/::::::::::::::: 7ヽ､ _l 「 , ' / | ,〃 ……どうだ？俺がやってる『時間』でテメェがやりたい事、できてっか？
/:::::＿:::::::::::::::::::::::::/ | /ー── ＝= .,_､ '_/
,.':::::::::::::::::::::､:::::::::::::/ | 丶二＿＿ __／ } , ´
l::::::::::::::::::/::::ヽ:::::::/ ､ , ─── ､ /
|:::::::::::::::/::::::::ﾊi:i:/ |＼ ｲ
|::::::::::::::{::::::::::::::}/ ,.ｨ| 丶＿ ／ |｀ヽ /
|「i:i:i:i:ﾍ{:::::::::/i:7 __ ／ ,'＿ 三二＝' _,.ィ ∨ /
/i:i:^Yi:∧:::/i:i/-=ﾆ / / ＞､ ,.､＜ } ∨
∩
U
_」_＿
／ ￣＼＼＼ﾐヽ
/ ￣｀y'ﾑ
/::;''~~;Ｏ //( )〔
/::;''~~;::;''~~;ｲ ム/ハ ……うん、ボス。ありがとう。
/´￣ ｀ヽ ／ ill | l /
/ ／ .i: ! | し' 今日もやりたい事をやってこれたよ。
/⌒ヾ ／ i: ! |
｀ー'´ i: ! | 皆の手伝いもあって、４機も拾えたし、
/i: ! L__ ＿＿＿＿
// l/´ ￣￣//´￣ L 無事な手足とかのパーツもたくさん拾えた。
__,. イ/ ／￣＞==〈 ノ|
, ィイ // / :´ //´｀7´｀ヽ/ 「ほー、そうかそうか！」
/¨｀''ｰ<_ﾍ / _ ヽ ｀ヽ＿ /ﾆﾆ/ﾆ./
/ /＼ ｙ´/:::ヽ } } l_ /ﾆﾆ/= 〈
ノ´ |:::::::ヽ|:::::::__} _/ /ｨ /1 } ∧ヽ /ﾆﾆ/ﾆﾆ７ ほー！そうかそうか！！
‘, l |｀｀ V''´ /´ﾚ /'´|∧| /:l: 人 /ﾆﾆ/ﾆﾆ /
＼ﾄ .,r ､ } l ／ ／へヽ'´ ﾚ::/l:i l :ヽ __/ﾆﾆ/ﾆﾆ / ソイツぁよかった！
八::::ヽ/_ヽ_ / ヽﾆ彡-─ ､ ｲ::::W::ﾄ:::. l ::ﾄ〈 ＼ﾆﾆ /
>: :{^ﾐ.,=7 < '´Vﾂ_ / ヽ::::ヽ:::::: ｙ＼ ｀'V ヽ
｀<‐: }斤ﾂ_〉::. ｀￣ |/´^ヽ / ￣￣ ヽ `l 「うん。」
从| ｀ r‐::::::: | /い/´ ヽ | ヽ
| ヽ r､:. _ >ノ 〉.,_ ヽ / で、その拾った沢山のパーツとやらは……どこだ？
| ｀ ＿＿＿ ／ ｀ ､__ｨ〈 ｀ /
‘, ヽ ´ ───´ | |/｀ ｰ､ ,
, , ── ､ | /ﾆﾆ./ Y l
,. ＜ _/ﾆﾆ /ﾆﾆ l ﾉ､
|＿＿＿＿_ ,.ィ´ /≧= - ,==＝ ‘, 〉＼_
＞r- ,:’ﾆﾆﾆ / ニﾆ/ ｀ヽ. / ∨ ＼
／ /~^''ー‐-v ´ ’ ﾆﾆﾆ / ﾆﾆ７ヽー─ ＼ ／ / ＼
_,.=-=.,
／~ ~^＞ 、
/ ＼
./ /'""''ヽ ＼
/ /| } О::;''~;＼
/ / "'--‐'- 、::;''~~;::;''~~~;~;.＼ え……？
. / / ∧ ∨"'‐ 、 ＼
. | / ∧ ∨ "'-, ヽ どこ、って……壊れてるみんなに配ったよ？
. |＿_/ . ∧ ∨ "'-, 〉
∧ ∨||||||||||||| "'-.,__/ 意外とほしいヒト沢山いたんだ、僕の同型で。
∧ ∨|||||||||||
∧ ||||||||||||| それにヒューマノイドやアンドロイドのヒト達も、結構モーターとか、
,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
/ / i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!! 色が違っても表部シリコンとかが欲しいって言ってて……。
/¨｀''ｰ<_ﾍ / _ ヽ ｀ヽ＿ /ﾆﾆ/ﾆ./
_,.=-=., / /＼ ｙ´/:::ヽ } } l_ /ﾆﾆ/= 〈
／~ ~^＞ 、 ノ´ |:::::::ヽ|:::::::__} _/ /ｨ /1 } ∧ヽ /ﾆﾆ/ﾆﾆ７ ……あ？
/ ＼ ‘, l |｀｀ V''´ /´ﾚ /'´|∧| /:l: 人 /ﾆﾆ/ﾆﾆ /
./ /'""''ヽ ＼ ＼ﾄ .,r ､ } l ／ ／へヽ'´ ﾚ::/l:i l :ヽ __/ﾆﾆ/ﾆﾆ / ＜……え？
/ /| } О::;''~;＼ 八::::ヽ/_ヽ_ / ヽﾆ彡-─ ､ ｲ::::W::ﾄ:::. l ::ﾄ〈 ＼ﾆﾆ /
/ / "'--‐'- 、::;''~~;::;''~~~;~;.＼ >: :{^ﾐ.,=7 < '´Vﾂ_ / ヽ::::ヽ:::::: ｙ＼ ｀'V ヽ いや、お前今パーツをー……どうしたって？
. / / ∧ ∨"'‐ 、 u ＼ ｀<‐: }斤ﾂ_〉::. ｀￣ |/´^ヽ / ￣￣ ヽ `l
. | / ∧ ∨ "'-, ヽ 从| ｀ r‐::::::: | /い/´ ヽ | ヽ ＜だから、その、欲しいヒトに配って……。
. |＿_/ . ∧ ∨ "'-, 〉 | ヽ r､:. _ >ノ 〉.,_ ヽ /
∧ ∨||||||||||||| "'-.,__/ | ｀ ＿＿＿ ／ ｀u ､__ｨ〈 ｀ /
∧ ∨||||||||||| ‘, ヽ ´ ───´ | |/｀ ｰ､ , は？
∧ ||||||||||||| , , ── ､ | /ﾆﾆ./ Y l
,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;; ,. ＜ _/ﾆﾆ /ﾆﾆ l ﾉ､ ＜え？？？
/ / i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!! |＿＿＿＿_ ,.ィ´ /≧= - ,==＝ ‘, 〉＼_
＞r- ,:’ﾆﾆﾆ / ニﾆ/ ｀ヽ. / ∨ ＼ 「「…………。」
／ /~^''ー‐-v ´ ’ ﾆﾆﾆ / ﾆﾆ７ヽー─ ＼ ／ / ＼
, --───- ､
／ / ⌒ヽ./⌒ヽ＼
/ , -{ / ﾊヽ } ､ ヽ
/ ／ ゝ _ ノ, ‐ヽ-' ＼ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐ ラッキーは優しいねぇ。
| l.､, -一 | ｰ─- ｌL_
| ／ ＼.／ | ｰ-.／ !
､ ' l. ／＼＿ | ＿／ /＼
ヽ Ｘ ￣￣ ／
/､二二二二二二二二 く
/ ／ ( 〒)＼ ヽ
! / / } !
, - ─ ､
／//////ハ
//////////∧
/_/_/_/_/_/_/ノ{
/_＿＿＿＿ { ドラ。
:γ ヾ|/i|γ ヾ_＿|
, - …, -一{ゝ ソ|/i| ､ ノ/≧____ 「え？」
／ ／／ ノ}|//, --､|>＜//. ∨ =- _
/_ _ /／_... イ / ∨/|l il|///u. ./ ∨ =- _ お前の道徳的なプログラムやルーチンはわかった。
| // Y:::. / ∨/| l|/// // j::::､ // 〕､
| :{{ ゝ､/ .∨|ｭ:l|// // /><三ﾆ)＿_/ だがそういう話じゃない。
ヾ:::::.､ ……。＼ ゝ- ﾞ´ / ノ／／ヾ<////- ､
{ 丶::::l ゝ- ＝ニニ＝ -.／／ /////＞-､
γ ´ 丶 丶 ,.::::¨ﾟ ／／ ／///／:::::: - ＼ 「…………。」
// i丶 ,..::::: ¨ ／／ ／////ｨ:::::, ´///// - _
{ { {. . i ゝ… , ／ イﾞ/////, ﾞ:::::,////////// - _
/ゝ､ゝ ｀ ,.... . . . . . . . . . . . , イﾞ///////∧:::::,///////////// -_
'壬::::::::::::::::::::::::::::::::＞: : : : :ー､: : i: ::: : ＞ｰ
＝─ .． ／､ ヽ:::::::::≧::::::-‐ニ二: : : : : : : }:::::::＞´: : ｀
｀ ､ 〃/´{:::::::::>´" ＞‐''':￣: : : ＞:::::::::V::::::::ﾆ: : : : :
｀ ､ イ/ /::＞',ィ､ ´ﾚ‐''＞::::::::＞'::::::::::::::::::::＞´＿: :
｀ .､ ,'/{ > ´ ｀＜:.ヽー‐ ´ V::::::::::::::::::::::::::::/: : :}:
.,' ヽ , 'ゝ>' {ﾞヽ､. Ⅶ| ｀＜::::::::::::::::／,: : :}:/
/ ヽ }>´. ､匕又{:.:| / ｀ ＜／::::/: : : : :
./ ｀ヽ ./. ＞ /入:>V / ／ ＜壬::::／／: : : :
./ _＞＜_ .／} ヽ 〃 ∠ ＿._/::>::::::{: :／{/
/ ＞‐ ´ ヽ ｀ ー-､ﾆ>´ .i ／ ニﾐ三＿::::::}´V:::::::::::::/: ラッキー、お前らのパーツってなぁ『欲しいヤツ』がたくさんいる。
..／ ＞‐ '´ ,＿＿＿ンi i ﾄ､ .／ .ﾔ ﾄ公,､ ｀Ⅵ=}:::::::::::::::::
／ . ＜￣ / i .i く＼ ., .:＞=ﾆ‐' ／壬}::::::＜´ 「う、うん。」
, ' ､ ,＜´ ｀ー､ヽ i i =､ .＼＼ ´゛ ｀" " ,＜´/／⌒ﾞ￣
./ ｀ー───ヽ.ン ヽ､ i ､ ＼ ＼＼ u ／ ___..／ つまり『需要』ってのがある。テメェが弾を欲しがるように。わかるか？
./ / .ヽ i ＼. ＼ ｀ くゝ ／ｰ''´
.／ ー‐ '' ￣￣ } V _} ＼ " ＿ ． ＜ 「は、はい。」
／/ 〃､ ｀ヽ'7 ‐- .._ヽ． ＜´ ／´
. / ｀ ー‐ ´} ＞-- ．､ ヽ､ ￣￣'''＞/ んじゃぁ～それってのはなー……。
/ / ／ ／ >､ ｀＼ ／ |
＿／⌒ヽ／￣＼
/ ､
／ ﾍ／ヽﾐ'.:. ヘへ ＼
､_{ _/./ , .:.:/ .. ..＼:.:.ヾ_,
〉.／ ..{. /.:.:ヽi:! .:.:.:.:. .:.:..ﾍ.:.: 〉
ｨ /.:.:.:.:.:.:.: {ヾミﾐゞ彡⌒i.:.:.:.:.:.}.:〈 テメェは拾って供給───────『売れる』ってコトは、解るかなぁ？？？
iﾙ.:.:.:.:.,从_ヽ 〈 , ∠ノi/.:i!ﾚ ｀
ﾚr ､!,√ヽ_,,｀ヽ}ﾉ,,√` iｒ 、ﾘ 聖人君子のラッキー君よぉ～……？
｛ｆti 〈(:.:i>≧ 〉ｨ<i:.:)〉 ift｝
ヽ.! ´ !:.｀ ` i /
-=ニ,ﾊ {:::: u ,〈ニ=-
-=ﾆ二ﾆ/ﾆﾆ// ､ ､＿__ｰ'＿__, /}:i:ヽニ､ニﾆ=-
-=ﾆニニﾆﾆ/ﾆﾆ/i:i ヽ ｀￣￣￣ ′!:i:i:!ニﾆ.ニニニﾆ=-
,仁ニニニニﾆﾆ/ニﾆ{:i:i:i ＼＿___／ }:i:i:|ニニ.ニニニニニニﾆ｝
,仁!ニニニニﾆ,/ニﾆﾆ|:i:i:i、 /iiiiiiiiiiｉ｝ /i:i:i:ｉlニﾆﾆヽニニニニ/ﾆﾆ}
＿ ll
, '´ﾍ ﾍヽ. ll
/_ ＞' i //ヽ} ll
/~;○ ／,-､´-ヽ ll え、で、でもみんな『時間』とパーツに困ってて……
∥:''~~;u¨ ヽiﾍ´-ヽ .ll
∥ / | .| | ヽ‐`.ll 拠点に居るやつらはぼったくってくるんだよ！？
ﾆ､/ | .| | .ll
=ﾆﾆヽ二〉 ,､ | .| | .ll それじゃぁ意味がないでしょ！？
ヽ､ ヽ , - ､.／| .| |¨￣i｀ﾍ,､
'_/｀､ﾍ i ./⌒/.T ﾞ=="!¨ﾍ ﾍﾍ みんなに分ければ感謝されるし……！！
. ﾍ.ﾍ 〉､_ / l＿＿i .iﾍ..__ ヾ､
ﾍ.ﾍ _///∧ .l iヾ! iヽ !
ﾍ.ﾍ ./ / .i .l l .ﾍ i ﾍ ∧,､
ﾍ.ﾍ / ./ ヽ＿＿_l＿＿_l .ij i-ﾍﾍ
γ¨ヽ' ヽ￣￣￣ iヾ､ i ヽ-ﾍ!
ﾍ._.乂 ヽ ＿_ .i 〉､i ∨i
i-----､ /i i ∨i
＞ ´ ￣ _ ｨ ´ ｀≧‐-x ___
iヽ､ __ ,(＼´ ／ ＞ ／´ ,ｨ‐ ´- 〉´｀ゝ
x‐ .ﾍ‐- ／ ´ ／ |- ､
＿ ＼ ＼､ : : : /／| ,ｨ/ / ,'ｨ ､ゝ=
＼｀´ ＞､ ＞ ,ｨ i/!/´=ｨ/ ,ｨ-ｲ ,ｨ i ./／...､ヽ￣(
-‐≦ ＞- , - ､ ＞ｲ | ./ |/_| { /､::::::::::}.|! 〈
＼､､ /ｨ｀-ﾆ二￣￣ ｨ´ |/ ､-/／!./ ヽ::::::j |!. l|
≦´‐‐ / ｨxヾ 彡＞ ´ 斥X､ﾍ＼ i : :}:::/ｿ 〉
ヽｨ/／{ i ヽ､ }´ｲ´ ヽ tﾟjヾゝ_ヽ : }:／ ／ 〉
j|/ ,ｨ∧ヽ､} .ヾ´ ｀= : :ヾ_,ｨ.xｧ:´ｿ / 『感謝』だけじゃメシは食えねえンだよぉ～ラッキィ～……！！
} |/ , ∧ _ヽ |x|ﾒ: :/ﾍ |
/ｨ |./ ( : : :| ｀∨ ソ .｀ いいかぁ？テメェ、テメェがお手伝い頼んだロボット共に分けてやんのはいい。
.´/ ,´ ＼ j u ｀X､ _ )
／ｨ .∧ .|￣ .| ＼x｀ ＜ イ だがなぁ……？ソレは『続かネェ』。
-‐ /|ヽ! ＼! ＼ ＞ ､-｀ヽ､ _.: :/
./ .∨ l : : : :＼ ｀ ‐-､｀ヽ､=ｲ´/ タダってのはダメだ。直ぐに終わっちまう。
::/ .∨ : : : : ::＞､ ｀ヽ: :／
|! ∨ : : : : : : : : : ＞､ : : / はぁ～……よし、ラッキー、良いか？考え方変えろ。
./ ＼ ＼ : : : : : : : : : : :｀_. . : : /
.＼ .ヽ : : : : : : : : : ／ ｀＞ - ´ テメェが『他のヤツらの為にパーツを拾い続けるために』、時間を貰って『売れ』。
ヽﾍヽ＞-- ‐‐ ´/.|
‐‐‐, .｀ヽ､ｨ--‐‐ ､ ./ | コレならいいか？この考え方ならやれそうかなぁ？？？
.x| / Y |､
-イ ´ ｀ヽｨ´ヾ / ! ＼
,.-―=＝=‐-.,
／ ｀ヽ
/ | 'i
/ ０::;''~~;::;''~~;０ | |
/~~;::;''~~;::;''~~;::;''~~;「~] | 「そうすりゃぁより沢山を長く助けられると思わないかぁ？
| | | 'i
| ∨ | ラッキー。」
|_,..-‐‐-,. u ／/＿＿.|
| ,.-―-,. ] ／ /｜＿_/ あ……そ、それも……そう……かも。
|＿＿＿/＿／ / .|＿_/
/ / / ∨/ あ、ありがとうボス！そうだね！安く売ればいいんだ！！
/ / /
/ / / そうすれば少しづつ僕もみんなもたくさん拾えて動けて助けられるかも……！
＿__├――/ / /ニニニニニニニ∧
／ / / /／ .∧ ./.∧
,-―――'''"./ / / // / /ゝ,._＿∧
|i:i:i:i|::::∨
|i:i:i:i|::::::∨
|i:i:i:i|:::::::::', , --｀ー''´￣￣｀ｰ ､
|i:i:i:i|::::::::::∨:.:.:.:.:.:.:.:.彡 -─ ／´⌒ヽ
|i:i:i:i|::::::::::::∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:. '´｀ｰ､_
|i:i:i:i|::::::::::::::∨:/:´￣:.:.:.:.:.丈:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:. ´ },
|i:i:i:i|:::::::::::::::::V:.:.--､:.:.ー:.:.:.:.:/:.,ｨ/:.:.:.ｨ:.7 ／/
|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}: ﾆﾊヽ:.:.:.:.:._/{/ V从:.: //:./
|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}:.|「 r /／¨¨ '^≧ﾑﾙ'〃 :ト
,ｨ|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}:.ト}'´/ 「_r圦/.:.ノ よーしそうだ！いい子だなぁラッキー！！
,. ＜ |i:i:i:i|::/ﾆﾆﾆ:７´/ ｰ彡' 「从
,. ＜ |i:i:i:i|::|:::::::::::::l { u | （おいおい……待て待てぇ……。
／ 「|i:i:i:i|::|::::::::::: l ＼ ,. r ┘
／ |i|i:i:i:i|＿ _:::::/ ヽ （ r┘ 子分の１号に早々『やろうとしてたビジネス』を潰されかけてたンだがぁ……！？
／.-─‐- ., |i|二i:i:i:i:ｉ:ｉ|´ ＼_ ,.､-= _ ¨〈´
／ ＼ |i|i:i:i:i:ｉ|i:|i:i| -ｙ' > ｀'' ー ´ 一番欲しかった情報は得られたが、悪意無くやられてンだが……！？）
＿／⌒ヽ／￣＼
/ ､
／ ﾍ／ヽﾐ'.:. ヘへ ＼
､_{ _/./ , .:.:/ .. ..＼:.:.ヾ_,
〉.／ ..{. /.:.:ヽi:! .:.:.:.:. .:.:..ﾍ.:.: 〉
ｨ /.:.:.:.:.:.:.: {ヾミﾐゞ彡⌒i.:.:.:.:.:.}.:〈 （この戦場、いやに『モノ拾い』が居なくて散らかりっぱなしかと思ったら……
iﾙ.:.:.:.:.,从_ヽ 〈 , ∠ノi/.:i!ﾚ ｀
ﾚr ､!,√ヽ_,,｀ヽ}ﾉ,,√` iｒ 、ﾘ 『拾うヤツとその時間』が足りてねぇか……！
｛ｆti 〈(:.:i>≧ 〉ｨ<i:.:)〉 ift｝ 困ってるか
ヽ.! ´ !:.｀ ` i / どいつが『買ってくれそう』を聞いてやろうと思ったが、
-=ニ,ﾊ {:::: u ,〈ニ=-
-=ﾆ二ﾆ/ﾆﾆ// ､ ､＿__ｰ'＿__, /}:i:ヽニ､ニﾆ=- ソレはラッキーが教えてくれた。
-=ﾆニニﾆﾆ/ﾆﾆ/i:i ヽ ｀￣￣￣ ′!:i:i:!ニﾆ.ニニニﾆ=-
,仁ニニニニﾆﾆ/ニﾆ{:i:i:i ＼＿___／ }:i:i:|ニニ.ニニニニニニﾆ｝ 『どいつもコイツも欲しいモンがある』。
,仁!ニニニニﾆ,/ニﾆﾆ|:i:i:i、 /iiiiiiiiiiｉ｝ /i:i:i:ｉlニﾆﾆヽニニニニ/ﾆﾆ}
!ニiニニニﾆﾆ/ニニニli:i:ｉi ヽ ∧iiiiiiiiii∧ / i:i:i:|ニニ≦ニニニニ!ニﾆi ……ってこたぁ、だ、俺の金使って移動と積載ができる
}ﾆﾆ.ニニニニ≧ニニﾆ!:i:i:! ｀ 〉iiiii〈 ´ i:i:i:!ニニニﾆ〉ニﾆﾆ.ニﾆﾆi
｛ニニ.ニﾆﾆ〈ニニニﾆﾆ!:i:i:i. !iiiiiiiii! .i:i:i:|ニニニﾆ!ニﾆﾆ.ニニﾆ{ 『車両』と人手を買えば、どれもこれもを売り買いできるように
}ニﾆﾆ.ニﾆﾆlニニニﾆﾆ!i:i:i:i:. liiiiiiiiiii! .:i:i:i:i:!ニニニﾆ!ニニ.ニニニ}
!ニニﾆヽニﾆ!ニニニニ!:i:i:i:i:i:. liiiiiiiiiiii! .:i:i:i:i:i:i!ニニニﾆ!ニﾆ/三ニニ{ ビジネスするつもりだったんだが……。）
/ニニ三ニﾆﾆ!ニニニニ:i:i:i:i:i:i:i:. liiiiiiiiiiiii! .:i:i:i:i:i:i:i:!ニニニﾆ!ニﾆ!三三ニﾆ
_,.=-=.,
／~ ~^＞ 、
/ ＼
./ /'""''ヽ ＼
/ /| } О:~;~;＼ ボス、そのー……やり方間違えちゃった事、
/ / "'--‐'- 、::;''~~;::;''~~;~;.＼
. / / ∧ ∨"'‐ 、 u ＼ そんなにマズかったかな……？ごめんね……？
. | / ∧ ∨ "'-, ヽ
. |＿_/ . ∧ ∨ "'-, 〉 （ソレを『ボランティアと慈善事業』で潰されちゃぁ、
∧ ∨||||||||||||| "'-.,__/
∧ ∨||||||||||| 溜まったモンじゃねぇっての……！ましてや、身内からだとぉ……？）
∧ |||||||||||||
,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
/ / i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!!
, -/^Y^ヽ⌒/^ヽ⌒ヽ
_/ /:∧ :∨_ ヽ:､ ゝ
/ _/:ﾚ: : |: : :V/:ﾍ }: ﾚ:ﾍ ヽ
_ ノ//: : : : : : :|¨¨¨¨¨¨ } l: : : : } 7 （ちょいとアレだが……仕方ねぇ……。）
｀) :ﾚ: : :W|从:{ ヽ / ﾘ/ヽ: : : :〔
7: : : :| '^ヽ=ミ 〉/r= ''^｀ 从: ::ﾄ
从: ::N 艾ｧォ> / rｪｫ ｱ !从:ﾘ なぁラッキー、ちょいと俺と分業しねぇか？
レ'| ￣/ | ｀ ￣ |h }`
{ ', | u 1 / 「……え？」
ヽ_ l └ 7
ﾄ マ ー==＝ｱ ｲ なに、簡単だ。実は俺もココで困ってるヤツの為に、
| ＼ ｀ー─ ' / !
|＼ ＼ ＿＿／ |〉､ パーツ拾いをさせようと思ってなぁ？お前ら以外のヤツら使って。
/| ＼ ,. ィ´ l｀ヽ ＿
,. ＜ / r── ､r/ -─┐ 1 「 ＞ .,_ あくまで雇用契約でだ。お前らより序列は下だ、安心しな？……そこで、だ。
,. ＜/ |l { ＿ | l} ヽ ＞ .,_
/¨｀''ｰ<_ﾍ / _ ヽ ｀ヽ＿ /ﾆﾆ/ﾆ./
/ /＼ ｙ´/:::ヽ } } l_ /ﾆﾆ/= 〈
ノ´ |:::::::ヽ|:::::::__} _/ /ｨ /1 } ∧ヽ /ﾆﾆ/ﾆﾆ７
‘, l |｀｀ V''´ /´ﾚ /'´|∧| /:l: 人 /ﾆﾆ/ﾆﾆ / お前はお前と『同型』のヤツのを拾う。
＼ﾄ .,r ､ } l ／ ／へヽ'´ ﾚ::/l:i l :ヽ __/ﾆﾆ/ﾆﾆ /
八::::ヽ/_ヽ_ / ヽﾆ彡-─ ､ ｲ::::W::ﾄ:::. l ::ﾄ〈 ＼ﾆﾆ / パーツでもヘルプ出してるヤツでもなんでもいい、とにかく同型のに限る。
>: :{^ﾐ.,=7 < '´Vﾂ_ / ヽ::::ヽ:::::: ｙ＼ ｀'V ヽ
｀<‐: }斤ﾂ_〉::. ｀￣ |/´^ヽ / ￣￣ ヽ `l ……で、俺の使うヤツの方はそれ以外。
从| ｀ r‐::::::: | /い/´ ヽ | ヽ
| ヽ r､:. _ >ノ 〉.,_ ヽ / 『戦闘用のヒューマノイドやアンドロイド共』やドラみてぇな連れてこられたヤツらのを拾う。
| ｀ ＿＿＿ ／ ｀ ､__ｨ〈 ｀ /
‘, ヽ ´ ───´ | |/｀ ｰ､ , お前の方はよぉ、数は多いし手数もあるが、それでも追いつかねぇだろぉ？
, , ── ､ | /ﾆﾆ./ Y l
,. ＜ _/ﾆﾆ /ﾆﾆ l ﾉ､ 他のを拾ってパーツを分別するなんて、それこそ『時間』がかからぁ。
|＿＿＿＿_ ,.ィ´ /≧= - ,==＝ ‘, 〉＼_
＞r- ,:’ﾆﾆﾆ / ニﾆ/ ｀ヽ. / ∨ ＼ そうじゃないか？
／ /~^''ー‐-v ´ ’ ﾆﾆﾆ / ﾆﾆ７ヽー─ ＼ ／ / ＼
＿＿＿＿,. -‐ '´ ∧{´ ￣ l￣∧7ｉ:ｉ:i〉 / ﾆﾆ:/ ＼ /ヽ ／ / ＼
／￣""''' 、
/ |=', ()
/::;''~;~~;O | =',. | ……確かに、パーツを拾ってきても探すのって手間だったなぁ……。
/::;''~~;:'~~;／|==..', |
| /| |―‐' | 「だろう？だからお前はよ、自分達のヤツのを専門にするんだ。
| _,,..,,_ / .| |. |
└---''" .| | | そうすりゃぁ分別の手間は大幅に減る！拾うモンを選んでるワケだからな。」
_＿./ .|＿＿＿_|_
/＿/ | /∧ うん。
/ L＿_/￣^/――l ,
/￣’/ / / /| // | |
/⌒Y
/⌒/i:i:i:i/ ,. -､ _ _＿ _
/i:i:i:/'´ ⌒ ⌒ヽ ｀ヽｙ´ ￣ｱ _
Y^i:i:i:i/／ /,.ｨ /／ ヽ;,l /7/ ∨ ヽ｀ヽ
/i:i:i:i:/:.:.ﾚ^/:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.∨´:.:.l }:. 〉 ｀ｧ
＿/i:i:i:Σ:.:.:.{:.:.:.:.:.:..:〔｀｀ﾞ¨''ヽr‐''７:.:.:l:.:. }:.､ |
/:::::::::::::::::::/:/:.:.W∧:.ﾄ:.ﾍ l l /:.:.:.:ﾘ:.:.:.}:.丶|
/:::::::::::::::::ｨ l:.:.:.:.V, r‐‐､丶{ ヽ /'´r=レ''7:.:.<丈
/:::::::::::/::::_ ノ :.:.:.{ ｀≧ﾆﾆ 〉 }r=彡''¨｀|:.:.:. ト 俺が使うヤツぁ時間に余裕があるヤツらを使う。
/:::::::::::/:::::::::ｧ /:.:.:.7 〈 仍ﾘ > 〉 /::r莎ぅ 〉/:,:.:.:.:. >
/::::::::::::/:::::::::::::/-､:./ ￣ ／ |:::｀ヽ⌒ |:.:.:.v' だから分別も解体も清掃も手広くやらせる。
/:::::::::::::/:::::::::::::/.ハﾚ |:: 〉 |/^Y
/::::::::::::::/:::::::::::::/{ ｈ 〈 〉' }' ^ } ……どうだ？お前がパーツで助けたいヤツを同型に絞って、
/:::::::::::::::/::::::::::::::: 7ヽ､ _l 「 , ' / | ,〃
/:::::＿:::::::::::::::::::::::::/ | /ー── ＝= .,_､ '_/ より多く助けるんだァ……他のをパーツで助けるのは任せとけ。な？
,.':::::::::::::::::::::､:::::::::::::/ | 丶二＿＿ __／ } , ´
l::::::::::::::::::/::::ヽ:::::::/ ､ , ─── ､ / 戦場で倒れてるヤツは同型だろうが機種が違おうが拾ってこい、
|:::::::::::::::/::::::::ﾊi:i:/ |＼ ｲ
|::::::::::::::{::::::::::::::}/ ,.ｨ| 丶＿ ／ |｀ヽ / ソイツを俺ンとこのパーツで治せたらイイと……思わないかぁ～……？
|「i:i:i:i:ﾍ{:::::::::/i:7 __ ／ ,'＿ 三二＝' _,.ィ ∨ /
/i:i:^Yi:∧:::/i:i/-=ﾆ / / ＞､ ,.､＜ } ∨_
___/i:i:i:i/i:i//i:i:i:i/ / / 「￣￣｀ヽゝ< ,. -─ ┐ l ≧- .,_
／￣""''' 、
/ |=', ()
/::;''~;~~;O | =',. |
/::;''~~;:'~~;／|==..', |
| /| |―‐' |
| _,,..,,_ / .| |. |
└---''" .| | |
_＿./ .|＿＿＿_|_
/＿/ | /∧
/ L＿_/￣^/――l ,
/￣’/ / / /| // | |
/⌒Y
/⌒/i:i:i:i/ ,. -､ _ _＿ _
/i:i:i:/'´ ⌒ ⌒ヽ ｀ヽｙ´ ￣ｱ _
Y^i:i:i:i/／ /,.ｨ /／ ヽ;,l /7/ ∨ ヽ｀ヽ
/i:i:i:i:/:.:.ﾚ^/:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.∨´:.:.l }:. 〉 ｀ｧ
＿/i:i:i:Σ:.:.:.{:.:.:.:.:.:..:〔｀｀ﾞ¨''ヽr‐''７:.:.:l:.:. }:.､ |
/:::::::::::::::::::/:/:.:.W∧:.ﾄ:.ﾍ l l /:.:.:.:ﾘ:.:.:.}:.丶|
/:::::::::::::::::ｨ l:.:.:.:.V, r‐‐､丶{ ヽ /'´r=レ''7:.:.<丈
/:::::::::::/::::_ ノ :.:.:.{ ｀≧ﾆﾆ 〉 }r=彡''¨｀|:.:.:. ト
/:::::::::::/:::::::::ｧ /:.:.:.7 〈 仍ﾘ > 〉 /::r莎ぅ 〉/:,:.:.:.:. >
/::::::::::::/:::::::::::::/-､:./ ￣ ／ |:::｀ヽ⌒ |:.:.:.v'
/:::::::::::::/:::::::::::::/.ハﾚ |:: 〉 |/^Y
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/:::::::::::::::/::::::::::::::: 7ヽ､ _l 「 , ' / u | ,〃
/:::::＿:::::::::::::::::::::::::/ | /ー── ＝= .,_､ '_/
,.':::::::::::::::::::::､:::::::::::::/ | 丶二＿＿ __／ } , ´
l::::::::::::::::::/::::ヽ:::::::/ ､ , ─── ､ /
|:::::::::::::::/::::::::ﾊi:i:/ |＼ ｲ
|::::::::::::::{::::::::::::::}/ ,.ｨ| 丶＿ ／ |｀ヽ /
|「i:i:i:i:ﾍ{:::::::::/i:7 __ ／ ,'＿ 三二＝' _,.ィ ∨ /
/i:i:^Yi:∧:::/i:i/-=ﾆ / / ＞､ ,.､＜ } ∨_
___/i:i:i:i/i:i//i:i:i:i/ / / 「￣￣｀ヽゝ< ,. -─ ┐ l ≧- .,_
＿ｊ|＿
￣|!￣
,.-―=''"''‐- 、 十 |
／ "''-..,, ＿＿ｊ!＿_ ＿＿ｊ|＿＿
/ ,.-- 、 Ｏ::;''~~;"''-., ￣|!￣ ￣|｢￣
/ | | |::;''~~;::;''~~;::;''~~;::;''~~;"'-., イイかも！ |!
/ 人＿_//_ "'-.,
/ / / | | ~"''‐-.,_ ＼ ありがとうボス！ボスもパーツを拾ってくれるんだね！！
/ / / /| | ~"''‐-.,_ /￣/|
|_.／ .|／ ! １ ~"'‐-.,_/ /二| 「ああ、流石にタダは無理だが。お前もタダはやめとけ。」
i １
l １ うん、わかった！！
! 1
_＿＿＿＿＿＿＿ ! １ 僕は僕の同型と、助けて欲しいヒトを助けるよ！！
／ ＼ ＼ | .１_
| _|＿＞"￣￣ ＼ １１ パーツはあくまで拾える分しか拾ってなかったし！
|＿＿_／ ＼＼ ＼-１ ∧
| | / | | ∧ ∧ 時間の問題で！！
| | | / / ＼＼ ∧ | | _,.-‐――=―――-,
| | |＼ / / ＞, T ,| _,,..-＜ ＞ ￣￣￣
.| | | 二二／ ＞,| | _,,..-'" _＞＜_三）
＞ ´ ￣ _ ｨ ´ ｀≧‐-x ___
iヽ､ __ ,(＼´ ／ ＞ ／´ ,ｨ‐ ´- 〉´｀ゝ
x‐ .ﾍ‐- ／ ´ ／ |- ､
＿ ＼ ＼､ : : : /／| ,ｨ/ / ,'ｨ ､ゝ=
＼｀´ ＞､ ＞ ,ｨ i/!/´=ｨ/ ,ｨ-ｲ ,ｨ i ./／...､ヽ￣(
-‐≦ ＞- , - ､ ＞ｲ | ./ |/_| { /､::::::::::}.|! 〈
＼､､ /ｨ｀-ﾆ二￣￣ ｨ´ |/ ､-/／!./ ヽ::::::j |!. l|
≦´‐‐ / ｨxヾ 彡＞ ´ 斥X､ﾍ＼ i : :}:::/ｿ 〉
ヽｨ/／{ i ヽ､ }´ｲ´ ヽ tﾟjヾゝ_ヽ : }:／ ／ 〉
j|/ ,ｨ∧ヽ､} .ヾ´ ｀= : :ヾ_,ｨ.xｧ:´ｿ / イイねぇラッキー！！！
} |/ , ∧ _ヽ |x|ﾒ: :/ﾍ |
/ｨ |./ ( : : :| u ｀∨ ソ .｀ 一緒にやれるだけ頑張ろうネェ！？！？
.´/ ,´ ＼ j ｀X､ _ )
／ｨ .∧ .|￣ .| ＼x｀ ＜ イ
-‐ /|ヽ! ＼! ＼ ＞ ､-｀ヽ､ _.: :/ 「うん！！！」
./ .∨ l : : : :＼ ｀ ‐-､｀ヽ､=ｲ´/
::/ .∨ : : : : ::＞､ ｀ヽ: :／
|! ∨ : : : : : : : : : ＞､ : : /
./ ＼ ＼ : : : : : : : : : : :｀_. . : : /
.＼ .ヽ : : : : : : : : : ／ ｀＞ - ´
, - ─ ､
／//////ハ
//////////∧
/_/_/_/_/_/_/ノ{
/_＿＿＿＿ { ……道徳ではなく『利権』の話だ、ドラ。 ー…―― 、
:γ ヾ|/i|γ ヾ_＿| ／ /＜ハ/⌒＞ ｀＞、
, - …, -一{ゝ ソ|/i| ､ ノ/≧____ 俺達戦闘用は大体ソレで戦わされていた。 斗 → l ← l ヽ
／ ／／ ノ}|//, --､|>＜//. ∨ =- _ , ／ ゝγ⌒ヽ＿ノ ヽﾊ `
/_ _ /／_... イ / ∨/|l il|//u/. ./ ∨ =- _ この先はお前の方が , , ー― 、ゝr イ ＿＿.U ヽ ヽ
| // Y:::. / ∨/| l|/// // j::::､ // 〕､ , , ー―- ! ＿＿_ ', u ,
| :{{ ゝ､/ .∨|ｭ:l|// // /><三ﾆ)＿_/ 詳しいだろう……。 lY ／ ! 、 ｀ヽ , .| なるほどね……。
ヾ:::::.､ ……。＼ ゝ- ﾞ´ / ノ／／ヾ<////- ､ ', /⌒ ! ＞ 、 l ,:
{ 丶::::l ゝ- ＝ニニ＝ -.／／ /////＞-､ ヽ乂＿＿ ー┴一 、_ ヽ , /
γ ´ 丶 丶 ,.::::¨ﾟ ／／ ／///／:::::: - ＼ . ＼ ＞ 、 ﾙ
// i丶 ,..::::: ¨ ／／ ／////ｨ:::::, ´///// - _ にニニニニニニニニニう
{ { {. . i ゝ… , ／ イﾞ/////, ﾞ:::::,////////// - _ / γ∠ﾆﾑ――＜――{
/ゝ､ゝ ｀ ,.... . . . . . . . . . . . , イﾞ///////∧:::::,///////////// -_ , / ゝΩノ V ヽ
＿／⌒ヽ／￣＼
/ ､
／ ﾍ／ヽﾐ'.:. ヘへ ＼
､_{ _/./ , .:.:/ .. ..＼:.:.ヾ_,
〉.／ ..{. /.:.:ヽi:! .:.:.:.:. .:.:..ﾍ.:.: 〉 （あ～……！！
ｨ /.:.:.:.:.:.:.: {ヾミﾐゞ彡⌒i.:.:.:.:.:.}.:〈
iﾙ.:.:.:.:.,从_ヽ 〈 , ∠ノi/.:i!ﾚ ｀ ラッキーが居る建前、暴利な事ぁできねぇな。
ﾚr ､!,√ヽ_,,｀ヽ}ﾉ,,√` iｒ 、ﾘ
｛ｆti 〈(:.:i>≧ 〉ｨ<i:.:)〉 ift｝ 元々安くやってやるつもりだったが、
ヽ.! ´ !:.｀ ` i /
-=ニ,ﾊ {:::: u,〈ニ=- ここは人情価格でやってやるしかなさそうだ……。
-=ﾆ二ﾆ/ﾆﾆ// ､ ､＿__ｰ'＿__, /}:i:ヽニ､ニﾆ=-
-=ﾆニニﾆﾆ/ﾆﾆ/i:i ヽ ｀￣￣￣ ′!:i:i:!ニﾆ.ニニニﾆ=- 薄利にはなるが……仕方ねぇ。
,仁ニニニニﾆﾆ/ニﾆ{:i:i:i ＼＿___／ }:i:i:|ニニ.ニニニニニニﾆ｝
,仁!ニニニニﾆ,/ニﾆﾆ|:i:i:i、 /iiiiiiiiiiｉ｝ /i:i:i:ｉlニﾆﾆヽニニニニ/ﾆﾆ} ラッキーはちょいと……『引き寄せすぎる』。）
!ニiニニニﾆﾆ/ニニニli:i:ｉi ヽ ∧iiiiiiiiii∧ / i:i:i:|ニニ≦ニニニニ!ニﾆi
}ﾆﾆ.ニニニニ≧ニニﾆ!:i:i:! ｀ 〉iiiii〈 ´ i:i:i:!ニニニﾆ〉ニﾆﾆ.ニﾆﾆi
｛ニニ.ニﾆﾆ〈ニニニﾆﾆ!:i:i:i. !iiiiiiiii! .i:i:i:|ニニニﾆ!ニﾆﾆ.ニニﾆ{
}ニﾆﾆ.ニﾆﾆlニニニﾆﾆ!i:i:i:i:. liiiiiiiiiii! .:i:i:i:i:!ニニニﾆ!ニニ.ニニニ}
,.-―=＝=‐-.,
／ ｀ヽ
/ | 'i
/ ０::;''~~;::;''~~;０ | | （ドラ達の話を聞くに……コイツ、
/'~~;::;''~~;::;''~~;::;''~~;「~] |
| | | 'i 『何機か束になってパーツや同型を助けに行ってた』らしいな？
| ∨ |
|_,..-‐‐-,. ／/＿＿.| ……ってぇ事ぁコイツ、既に『徒党』を持ってる。しかも中心はコイツ。
| ,.-―-,. ] ／ /｜＿_/
|＿＿＿/＿／ / .|＿_/ 神様がどうのというから『宗教のアプローチ』かと思ったら、違う。
/ / / ∨/
/ / / ソレを売ったり配ったりしてるワケでなく、ただコイツは『助けてて』、
/ / /
＿__├――/ / /ニニニニニニニ∧ ソレに回りが集まって手伝った。……コイツが生きてる間は、ソレは増え続ける。
／ / / /／ .∧ ./.∧
,-―――'''"./ / / // / /ゝ,._＿∧ 何せ『その行動自体がコイツらには真新しい』。設定された動きじゃねぇ。）
|i:i:i:i|:::::::::', , --｀ー''´￣￣｀ｰ ､
|i:i:i:i|::::::::::∨:.:.:.:.:.:.:.:.彡 -─ ／´⌒ヽ
|i:i:i:i|::::::::::::∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:. '´｀ｰ､_
|i:i:i:i|::::::::::::::∨:/:´￣:.:.:.:.:.丈:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:. ´ },
|i:i:i:i|:::::::::::::::::V:.:.--､:.:.ー:.:.:.:.:/:.,ｨ/:.:.:.ｨ:.7 ／/
|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}: ﾆﾊヽ:.:.:.:.:._/{/ V从:.: //:./
|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}:.|「 r /／¨¨ '^≧ﾑﾙ'〃 :ト （コイツを離すのはダメだ。
,ｨ|i:i:i:i|:::::::::::::::::::}:.ト}'´/ 「_r圦/.:.ノ ﾗｯｷｰ
,. ＜ |i:i:i:i|::/ﾆﾆﾆ:７´/ ｰ彡' 「从 コイツに損をさせるのもナシ。そうすりゃぁ文字通り『幸運』が離れる。
,. ＜ |i:i:i:i|::|:::::::::::::l { |
／ 「|i:i:i:i|::|::::::::::: l ＼ ,. = ､ r ┘ ──────こういうヤツが一番危険だ、大事にしねぇとな。
／ |i|i:i:i:i|＿ _:::::/ ヽ ＼ _ 7r┘
／.-─‐- ., |i|二i:i:i:i:ｉ:ｉ|´ ＼_ ,.､-= _ ¨〈´ 今この間、この戦争の間は俺は『善良なコイツを抱えてる善良なボス』で居ないとな。
／ ＼ |i|i:i:i:i:ｉ|i:|i:i| -ｙ' > ｀'' ー ´ ｺｲﾂら
／ 丶 |i|i:i:i:i:ｉ|i:|i:i| / l}/7l ……じゃないと主戦力で一番数のある『B1型』から顰蹙を買う。）
'壬::::::::::::::::::::::::::::::::＞: : : : :ー､: : i: ::: : ＞ｰ
＝─ .． ／､ ヽ:::::::::≧::::::-‐ニ二: : : : : : : }:::::::＞´: : ｀
｀ ､ 〃/´{:::::::::>´" ＞‐''':￣: : : ＞:::::::::V::::::::ﾆ: : : : :
｀ ､ イ/ /::＞',ィ､ ´ﾚ‐''＞::::::::＞'::::::::::::::::::::＞´＿: :
｀ .､ ,'/{ > ´ ｀＜:.ヽー‐ ´ V::::::::::::::::::::::::::::/: : :}:
.,' ヽ , 'ゝ>' {ﾞヽ､. Ⅶ| ｀＜::::::::::::::::／,: : :}:/ （大多数のコイツらに嫌われて敵に回してちゃぁ……
/ ヽ }>´. ､匕又{:.:| / ｀ ＜／::::/: : : : :
./ ｀ヽ ./. ＞ /入:>V / ／ ＜壬::::／／: : : : 俺がここでやりたい『本当の事』は、夢は実現しねぇ……！
./ _＞＜_ .／} ヽ 〃 ∠ ＿._/::>::::::{: :／{/
/ ＞‐ ´ ヽ ｀ ー-､ﾆ>´ .i ／ ニﾐ三＿::::::}´V:::::::::::::/: なーんとしてでもお前は俺ンとこに居てもらうぜぇ……？ラッキー。
..／ ＞‐ '´ ,＿＿＿ンi i ﾄ､ .／ .ﾔ ﾄ公,､ ｀Ⅵ=}:::::::::::::::::
／ . ＜￣ / i .i く＼ ., .:＞=ﾆ‐' ／壬}::::::＜´ これから連れ添う兄弟家族にならなくとも、
, ' ､ ,＜´ ｀ー､ヽ i i =､ .＼＼ ´゛ ｀" " ,＜´/／⌒ﾞ￣ ﾌｧﾐﾘｰ
./ ｀ー───ヽ.ン ヽ､ i ､ ＼ ＼＼ u ／ ___..／ ココに居る間は、俺達はいい『家族』でいなきゃな……！）
./ / .ヽ i ＼. ＼ ｀ くゝ ／ｰ''´
.／ ー‐ '' ￣￣ } V _} ＼ " ＿ ． ＜
／/ 〃､ ｀ヽ'7 ‐- .._ヽ． ＜´ ／´ よし、じゃぁこの件はそうしようか。で、次の件だ。
. / ｀ ー‐ ´} ＞-- ．､ ヽ､ ￣￣'''＞/
/ / ／ ／ >､ ｀＼ ／ | 俺達が狙ってる、獲物の待ち構え方だな！
fヾ , - ､
＼＼ /＿＿__l
＼＼__ {//0}{○} はぐれて行動してくる有機のロボット……。
/丶l ﾉl//|il|//l_
ヾ/ﾊ､ _。s≦ ｀￣￣´ ）_ ＿ ヒューマノイドやセクサロイドの事だったな。
丶ハ´ } } ／ ／/∧//∧
／ ヾハ ／ ／-､///∧//∧
/ゝ-= ヾﾊ､ ／ ／|lilililil|////,ﾄ､／ 「そうそう、憶えが良くていいねぇ、マグナ！」
|ゝ-= ,ヾﾊ､ ／//:|lilililil|///,//|
|丶 ／ ｆ一{三}///|γヾi／ }/i}, あくまで想定の話で、実現するかはわからんが、な。
| ／ |─ゝ ハ､/|iゝノ 〔//|
| / :|. . . . }ヾﾊi|lilili〕 |//|
|, :|. . . /ﾊ/iヾﾊ､//。 |//|
-──- ､
.::::::´:::::::::::::::::／ ∨＼丶
／.:::::::::::::::::-─| 0,l∠│::.ヽ
/.::::::::::／∪ 、 ーｨ⌒ヽノ＼:::: ｌ ラッキーの持っている問題が解決してないと任せるのは怖いなぁ……。
. /.::::::::::/ ＼ ｀Y" ∪ ヽ |
ｌ::::::::: ── | ─ | 解決するといいけど。
| ::::::│ ── ﾉ ─ ﾉ
| ::::::::| ＿ -─── 'ｰ- ＿￣) 「まぁ気合とプログラムの両面で行こうや、ソレは。」
/l ヽ::::::.ヽ ∪γ⌒ヽ ﾄ､
し }===================ｌ | ∪ 気合の面はなんとも、僕からは言えないけどね……。
. ／.:::::::::::::／ （‐┬）＼ ﾄ- - ｲ ﾄ､
,∠ 、::::::::: / ￣ |::::::::: | ∪
( )"´:: | ┌───── ﾍ:::::: ﾉ
-- ､ ,ィ -- ､
,.-‐ '´ r-ミヽ / へ,.-､＼
/ _/￣ .r-､ヽ/___ ＼.＼
/ .// ..:..:..:ﾑ___.∨:___ヽ. ヽ ',
＜...:.l..l l..:.:ﾊ..ﾄ､ }..:..:..:..:.l ヽ
≦..:..:..vl:l >l-トl、 l , ﾚ }/l.:./: く
ろ_..:.l..:| ¨_二ヽﾆｧ}.l l ___ノ,ニ>イ..:..:ミ 捕まえた後ぁ俺の領分だ、任せときな。
,. -く. /.}__:l ! {_:j ' > Z''r‐-､ }..:__.「
l / Y.:.:.}-<´ | l/r V お前らに教えてやる事も教えてやるが。
r┴‐く￣.|`'7 } | .ﾑy /
/¨'‐ ､. ＼＼| { ' ^ .ﾑ ノ ンだが今の問答で―……捕まえた後の事も、
|ヽ `く ）. ` l r――――‐ｧ /¨
l ｀¨' ‐ｸ | `ー……―' ./ ちょいとラッキーには向いてねぇってコトも解ったな。
', /＼ ￣￣ .／l
ヽ ,.ｲ_ . ＼ ／ |>､
＿__/ `ー /| ｀ ､_￣￣_,. -‐' .| ＼-- ..＿
__. -‐ ' , -/ ＼ / .| |￣`'┴┴ ￣| .| ヽ ￣¨ ー―‐┐
＼ / ＼ ｀ ､. / .|＼ ﾌ¨'T T T弋 / | ヽ ヽ
.＼/ ＼ 7 .ﾄ､ ＼／ l l ｜ | ' l .| ', l ヽ
/ ｀ ､___/ | ', | | ｜ | / | ' , l
￣¨/ / | ヽ .| | ｜ | / | l :l ′ ├┐
./ / .l ＼ | | ｜ |/ l | :l: / :/ 人
_/ / ﾄ､ .＼ | レ' ,.l , |/ ／ ／ ＼
' / | ＞--┴┴く ／/ ./￣￣￣ .l ／ ＼
,、
,.--..,,||
/ ヽ
|)) o::;''~;c| ……何する気なの？ボス。
|=|::;''~;::;''~;|
^|∨u | 「お前が人間とか有機のロボットで、その価値観のルーチン持ってたら気絶するような事。」
| |∨ |
| .| ∨. | え……何ソレ怖いな……ヤだよ僕……。
,==-、..._ | | ヾ-'
/ ∧ "'''|. |.,__
|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl
| | l | } | | || |
ヾ/ / //| "=‐-! 「「「|
./ // | ―|二ﾆ|======「|
＞ ´ ￣ _ ｨ ´ ｀≧‐-x ___
iヽ､ __ ,(＼´ ／ ＞ ／´ ,ｨ‐ ´- 〉´｀ゝ
x‐ .ﾍ‐- ／ ´ ／ |- ､
＿ ＼ ＼､ : : : /／| ,ｨ/ / ,'ｨ ､ゝ=
＼｀´ ＞､ ＞ ,ｨ i/!/´=ｨ/ ,ｨ-ｲ ,ｨ i ./／...､ヽ￣(
-‐≦ ＞- , - ､ ＞ｲ | ./ |/_| { /､::::::::::}.|! 〈
＼､､ /ｨ｀-ﾆ二￣￣ ｨ´ |/ ､-/／!./ ヽ::::::j |!. l|
≦´‐‐ / ｨxヾ 彡＞ ´ 斥X､ﾍ＼ i : :}:::/ｿ 〉
ヽｨ/／{ i ヽ､ }´ｲ´ ヽ tﾟjヾゝ_ヽ : }:／ ／ 〉
j|/ ,ｨ∧ヽ､} .ヾ´ ｀= : :ヾ_,ｨ.xｧ:´ｿ / でもお前には知ってほしいんだよなぁ……一番。
} |/ , ∧ _ヽ |x|ﾒ: :/ﾍ |
/ｨ |./ ( : : :| ｀∨ ソ .｀ なんつーかよ、お前の善性、っての？
.´/ ,´ ＼ j ｀X､ _ )
／ｨ .∧ .|￣ .| ＼x｀ ＜ イ そういうのが通じねぇ、俺みてぇな『クズや異常者』の考える事とか、
-‐ /|ヽ! ＼! ＼ ＞ ､-｀ヽ､ _.: :/
./ .∨ l : : : :＼ ｀ ‐-､｀ヽ､=ｲ´/ そもそも、俺みてぇなのが存在する、っつー前提を叩き込んでほしいんだよ……。
::/ .∨ : : : : ::＞､ ｀ヽ: :／
|! ∨ : : : : : : : : : ＞､ : : / コレぁお前の為だぁラッキー。お前らの思考回路は思った以上に『やわらかい』。
./ ＼ ＼ : : : : : : : : : : :｀_. . : : /
.＼ .ヽ : : : : : : : : : ／ ｀＞ - ´ お前らの作り方、設計図を発掘して再現したヤツらが気づいてるかどうかってレベルだ。
ヽﾍヽ＞-- ‐‐ ´/.|
‐‐‐, .｀ヽ､ｨ--‐‐ ､ ./ | お前ら、案外『蓄積』で考え方がちゃんと変わるヤツだわ。
.x| / Y |､
-イ ´ ｀ヽｨ´ヾ / ! ＼ よぉ～く分かった、この俺でも想定外な事だったもんで焦ったがな。
､ __ ＞‐.､ｨ‐､-‐-xヽ
::＼ _ .ｨ-´// ´｀´｀´ . ..ヽｨi
::::::::＼ ／ / :: | ,ｨ { : : : : . ∨
:::::::::::::::＼ / .´ : : {| ｿ ∧jヽ|ヽ´: : ヽ
::::::::::::::::,ヘ＼/ / :: |ｬ､､/＼| ソ.ｿ | ∨､ﾔ
i＼:::::::〈:::::::ヽ＼ ／ :: :ﾄヾ｀＞ヘ､_｀ )´ﾘ
i:i:i:i＼::::＼::::::＼＼/／| /: : ＼ ﾄ ｨ≧‐- .} お前らには意外と『個性』と『精神性』がある！
＼i:i:i:i:＼::::＼ ／(_____ ／ { ｀ 艾ｼ/ .＼
.＼i:i:i:i:＼／´i:i:i:i＼＼´｀ヾヽ .｀ﾒ コレも収穫だ、ありがとよ。
＼i:／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼i＼´ ´〈
＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〉､i:i＼ x_ ＞-=｀《 （ホント……お前らを使う事を決めたヤツらは理解してっかねぇ？）
＼i:i:i:i:i:i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:i＼ ゝ-‐´_´/ .,｡､
＞､i:／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼､__ ´ ゝ-｡/f./
／---‐＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀ヽi＼ヽｨx/ ﾉ .xヘ _
. /=ﾆﾆﾆﾆﾆ=＞､_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i)i:i:i:i:=〈 .ﾍ / / ｀ヽ｡､
/´二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｀≧is｡､＞´i:i:i:i:i:｀┐ﾔ ／ ｲ -´ .ﾍ∨_
./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞‐ﾆﾆﾆ｀＞｡､i:i:i:i|i|i:| i {::::::::::::｀
.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ___ﾆヽi:i:i:i:! . . .ヽ:::::::::::
.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ__ﾆﾆﾆﾆﾆ〉i:i弋: : : : . ヽ::::::
/¨｀''ｰ<_ﾍ / _ ヽ ｀ヽ＿ /ﾆﾆ/ﾆ./
/ /＼ ｙ´/:::ヽ } } l_ /ﾆﾆ/= 〈
ノ´ |:::::::ヽ|:::::::__} _/ /ｨ /1 } ∧ヽ /ﾆﾆ/ﾆﾆ７
‘, l |｀｀ V''´ /´ﾚ /'´|∧| /:l: 人 /ﾆﾆ/ﾆﾆ /
＼ﾄ .,r ､ } l ／ ／へヽ'´ ﾚ::/l:i l :ヽ __/ﾆﾆ/ﾆﾆ /
八::::ヽ/_ヽ_ / ヽﾆ彡-─ ､ ｲ::::W::ﾄ:::. l ::ﾄ〈 ＼ﾆﾆ /
>: :{^ﾐ.,=7 < '´Vﾂ_ / ヽ::::ヽ:::::: ｙ＼ ｀'V ヽ （お前らが本気出したら、“かなりヤベぇ”、って。
｀<‐: }斤ﾂ_〉::. ｀￣ |/´^ヽ / ￣￣ ヽ `l
从| ｀ r‐::::::: | /い/´ ヽ | ヽ お前らの持つ優しさってなぁ長期的に見た『利益』を優先する行動なんだぜ？
| ヽ r､:. _ >ノ 〉.,_ ヽ /
| ｀ ＿＿＿ ／ ｀ ､__ｨ〈 ｀ / ソレを率先してやれるようにするために抱える感情は『心地いいモノ』なんだ。
‘, ヽ ´ ───´ | |/｀ ｰ､ ,
, , ── ､ | /ﾆﾆ./ Y l 人間は快楽的脳内物質を出すようにした。
,. ＜ _/ﾆﾆ /ﾆﾆ l ﾉ､
|＿＿＿＿_ ,.ィ´ /≧= - ,==＝ ‘, 〉＼_ 悪いコトする忌避感は元来『不利益』なんだ……。
＞r- ,:’ﾆﾆﾆ / ニﾆ/ ｀ヽ. / ∨ ＼
／ /~^''ー‐-v ´ ’ ﾆﾆﾆ / ﾆﾆ７ヽー─ ＼ ／ / ＼ 『金』が生まれて以来その利益と快楽は逆転した部分があるが……
＿＿＿＿,. -‐ '´ ∧{´ ￣ l￣∧7ｉ:ｉ:i〉 / ﾆﾆ:/ ＼ /ヽ ／ / ＼
_,. ´ .:/ / }l __ ,.. --//i:i:i// / ﾆﾆ ∧ ヽ |_／ ／ それでもなお、『生物』としてはソレはいまだに覆ってねぇんだよ。）
／｀ヽ // , | ／ '/i:ｉ:ｉ// / ﾆﾆ / ’ 〉 ／ ＼
';';,..;;;;,.;;,. ;.,
'';;';';;,.,;..;,;,;;,,,;,,,.
''';;';';;'';;;,.;; ; ;.;.;.;;;...;.,,,
''';;';'';';''';;'';;;,.;; ; ;,, ;; ,; ; ,, ,,
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;; ;; ; ;; ; ; ; ;; ;, ,
',',;; ;';';';'; ,; ; ; ;; ; ; ; ; ; ;; ; ; ; ,
nmnnnｎnn n n nnn nn nn nn
m m m mm mm m ｍm m m ｍ
,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,
/￣￣/￣￣/￣￣/￣￣/￣￣/￣￣/￣￣/￣￣/
／￣￣"',./ ／￣￣"'、 ／￣￣"'、. / ／￣￣"',./ 「より多くいて、力があって、意思がある。
/ |=', ./ |= ./ |=',' ./ |=',,
./ O /|=.'/ O /|=./ O /|=.',/ O /|=.',', お前らはいわば古来この星に居た『昆虫』に近い強さを持ってんだ。
／￣""''' 、 / |＿', ／￣""''' .|./ / .／￣""''' 、 / |＿',
/ |=', / | ./ |=', / / |=', | |／ このままお前らは増えれば『より強く』なる。
/ O | =',,/. | / O | =', ,,...,,__/ / O | =.', | |
/ ／|==..',￣￣/ ／|==..', ￣ ||/ ／|===',| | お前らの存在感は増す。
| /| |―‐' | /| |―‐' | /| |―‐'￣￣∧
| _,,..,,_ / .| | 冂 | _,,..,,_ / .| |. 冂 | _,,..,,_ / .| || | .| ソレを疎かにして生き残れるワケがネェだろ。
└---''" .| | | └---''" | | | └---''" .| | .| .|
_＿./ .|＿__.|＿_|_ _＿./ .|＿＿.|＿_.|_ _＿./ .|＿_＿ //| 『扱いやすい』ように見えてお前らは……危険だ。
/＿/ | /∧ /＿/ | /∧ /＿/ | /∧/|
/ L＿_/￣^/――l ,/ L＿_/￣^/――l , / L＿_/￣^/――l , お前たちが独自の意思を以って行動してきたら……
/￣’/ / / /| //￣’/ / / /| // | |/ / / /| // | |
| |.|/ |_＿_| | | | | |.|/ |_＿_| | | | | | | |_＿_| | | | | | | その数に勝る力が必要だろうよ……ラッキー。」
-/ | | | |_|_-/ | | | |_|_|＿_/ | | |_|_|＿_/
// | | | // | | | ||| | .| | ||| |
,// /| | | // ./| | | | .| | | | | .| |
// /~ .|. ,―┴ 、 // /~ .| ,-┴ 、 | | |. | ,-┴ 、 | | | |
,.-―=＝=‐-.,
／ ｀ヽ
/ | 'i ？
/ ０::;''~~;::;''~~;０ | |
/'~~;::;''~~;::;''~~;::;''~~;「~] | どうしたの？ボス。
| | | 'i
| ∨ |
|_,..-‐‐-,. ／/＿＿.| （お前はその先導者や指導者になるかな？
| ,.-―-,. ] ／ /｜＿_/
|＿＿＿/＿／ / .|＿_/ 他のヤツには０でも……お前にはその素養が『１』はあるんだぜ？
/ / / ∨/
/ / / その『神様』と『やさしさ』でもってな。）
/ / /
＿__├――/ / /ニニニニニニニ∧
／ / / /／ .∧ ./.∧
,-―――'''"./ / / // / /ゝ,._＿∧
/ // ./ / /￣￣￣/ ./ / / / ￣∧
/／／ / ´ ﾍｨ､彡ｲ: : .. : /: : |: : ヽ ＼
|/!´ _ /t | ./ ＞´ . : : /: : ./ . : : | ヽ
＼ﾔ : ／ ＿_ /. . . : : : : . : : :／ . : : } .|ヽ､ ) ｀ヽ
/ヾﾐ!´ .,ｨ´ | .//／| ,ｨ: : : : : : ´:.／ ./: :: . |
〈ｲ｡:)! ゝ.t､ ＿__丶! {/-=| ／!: : : : / :: ./ ',
/ .／ : : : :｀ヽ≦≡=ミﾐ､､ ´ ノ ／ ／ ／ / ::. ヽ （ソレを支配するなんて……そんなそんな！！
__ ＞.´ : ::､ ／｀ｨ＜､ ｀ﾞ 二_/ ＿ ＞ ´ x .y ／ ／ /
| ｀ヽ＼tﾟ ﾂ .|! ｿｲ /: :(: : (: : {: :: / おこがましいな！！コイツらの“上”に立つだなんて！！
ヽ: : . ｀ヽ´‐＜ ヾ＼: : ＼: :＼ :ゝ-＼ ﾍ
∧ :｀: . }＼ ＼ ｀＞- ｀ .)｀ヾ だから俺は、珍しく弁えるぜ。
∨､ .ｨ´ミﾐ_ ｡-､ﾐ､: : : :|: :＼ (
∨ ﾄ.ヽ､ ´´__ ｨ-､ .) : : : ﾏ､＿ x X 『ファミリーを作って生き残る事』、俺の優先順位はソレが第一なんだからよ。）
∨ _ ＼ヽ＼ ｲ:ヾ､:/ /./: : : : : :ゝ. . ＼￣
/ ´ヾヽ ＼ゝ｀＜ ＿＿ ､ ｬ: : : ｨ / ./: : : : : : : : :ｽﾍ｀
.ｲ ｀ヾ､ ｀ ----‐ ￣.´ ｨ ､__ ´二ノ／: : : : : :X--ゝ ｀ いいや？
ゝ､ ヾ ／､ __ ,ｨ--＜: : :.ｨ､ i´ ｀ﾞヽ
.＼ ／: : : : -=ｨ: イ: ∧/ .｀ お前は強いなぁ、ってよ。ラッキー。
＞- ___ _ .＜: : l/／/
｀i: : : :: : : : :￣: ≧´: ＿.| 「……？」
|: : : : : : : ／: : ＿ .-‐‐‐ ￣ ＿ ￣|
|: : : : :.／: ｨ ´ __ --‐ .￣ ￣.‐-| いずれ気づくさ。
/¨｀''ｰ<_ﾍ / _ ヽ ｀ヽ＿ /ﾆﾆ/ﾆ./
/ /＼ ｙ´/:::ヽ } } l_ /ﾆﾆ/= 〈
ノ´ |:::::::ヽ|:::::::__} _/ /ｨ /1 } ∧ヽ /ﾆﾆ/ﾆﾆ７ ﾌｧﾐﾘｰ
‘, l |｀｀ V''´ /´ﾚ /'´|∧| /:l: 人 /ﾆﾆ/ﾆﾆ / （お前みたいなヤツが作った『集団』ってのが……
＼ﾄ .,r ､ } l ／ ／へヽ'´ ﾚ::/l:i l :ヽ __/ﾆﾆ/ﾆﾆ /
八::::ヽ/_ヽ_ / ヽﾆ彡-─ ､ ｲ::::W::ﾄ:::. l ::ﾄ〈 ＼ﾆﾆ / 一番怖くて恐ろしいってコトにな。）
>: :{^ﾐ.,=7 < '´Vﾂ_ / ヽ::::ヽ:::::: ｙ＼ ｀'V ヽ
｀<‐: }斤ﾂ_〉::. ｀￣ |/´^ヽ / ￣￣ ヽ `l
从| ｀ r‐::::::: | /い/´ ヽ | ヽ 忘れンなよ？
| ヽ r､:. _ >ノ 〉.,_ ヽ /
| ｀ ＿＿＿ ／ ｀ ､__ｨ〈 ｀ / お前は俺が見込んだ男なんだ。
‘, ヽ ´ ───´ | |/｀ ｰ､ ,
, , ── ､ | /ﾆﾆ./ Y l 花咲く時は近いかも……ってな！
,. ＜ _/ﾆﾆ /ﾆﾆ l ﾉ､
|＿＿＿＿_ ,.ィ´ /≧= - ,==＝ ‘, 〉＼_
＞r- ,:’ﾆﾆﾆ / ニﾆ/ ｀ヽ. / ∨ ＼
／ /~^''ー‐-v ´ ’ ﾆﾆﾆ / ﾆﾆ７ヽー─ ＼ ／ / ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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: : : : : __r-＼ｰ､、___| |_＞-‐-､＿ : : : : : : : : . , ' , ' . ｀. . ´ﾞ､ ﾞ､｀ ｀` ., : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : ｬ-／::::::￣｀ヽ､｀`''"::::::::::::::ﾟ::x＜: : : : : : : : : : : : , ' , ': : : . : ﾞ､ ﾞ､ ｀ . ｀` . : : : : : : : : :＿.... ---──
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,ィくくく二二二≧s｡ー-ミ:;:;:; :; :; :; :; :; :; ::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./´ ,.､ -=≦ _,､-‐=ﾆ¨￣＿ ,,, --─
┴┴‐ヽﾆﾆﾆﾆ|二::| |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:;.:,:,:,:,:,:,:,:,:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::≧=- _＜ ＜,.､-‐=ﾆ ￣
}ー---廴__| |＿;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;.:;.:;.:;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::::::::::::::::;:;｀`¨~ ー-＼
￣￣￣＼ー──｡o-=く＿｀丶､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::::;::::;::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿__∠＾＼:::::::::::::: : :::::::::::::ヽ ＿＿＿
ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ＜￣＼ ∨ﾑ￣`ヽ､:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:;.:;.:;.:;.:ゝ-＜￣￣＞:;_⊆⊇／７:;.:;. ＼'´￣ 'v:, .|
⊂⊃￣￣｀ヽﾆﾆﾆﾑ_＼＼Vニニﾆﾆ≧s｡:;:;:;:;:;γ´￣ ｀ヽ;:;_⊥_:;:;:;:;: i:;:;:;:;.:;.:;.｀¨¨´:;:;:;:`fヌニﾆｱ:;.:;.:;.:;.:;.＼ 'v:, |(_)
}ﾆｱ´｀ヽｰ‐/＿＿＿,|二二≧s｡乂＿＿__ノ´ ｀`'r‐┴-､:;.:;.:;.:;.:;.:,:,:,::,:,:,|_|| |く,ｨ:;.:;.＞'´￣ヽ'´￣￣￣
`ー‐ ￣/Y´ ｀Y^i|ニﾆｉ| |========{:;;:;;:;;:;||:;:;:;:;:;≧r≦ ゝ ＿,ノ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rz| || |／:;:; ( ∞ ∞ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
二二二)＿ノノ￣弋＿人j乂二l └─‐ ､‐‐〈;;:;;:;:;: ||;;:;;:;;:;;:;;:||;;:;;:;;:;;:;;廴;;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;」 || |_:;;:;;:;;:;;≧=-ｬｫ- ﾍｰ-- --
/二7‐‐ュ ￣ 厂厂厂│====/ﾆﾆﾆﾆﾆﾑ＿_〉;;;;;;;;|レ'_｀ヽ､||;;;;;;;／/￣｀ヽ､;;;;;;;;;;;,. ´｀`ー‐' ｀ヽ､;;;;;;;;;;;Ｃ||;;;;;;;i{ーｭ r─
'´ーーーﾉﾉ ／ー──┴‐--=ﾆ二ﾆ=┴‐'′ __,,,／／ ＼ ヽ／ / ＿ ＼／､ ＼┴爿|;;;; ;;i{ | |
￣￣￣＿￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ο_,､-‐‐‐''／／/ ／⌒／ 「」∠´::::::::::＼V`ｰ┘ YLL「」;;;;;;,ﾊ__| |
|仆ﾉﾄ､:,:,:,:,:,::,:￣:,:,｀`ー''"￣￣ _,ィoﾟ=ﾐ:,:,:,:,:,:,:,/-_-_／ニ,.イ＜ゝ‐' ＞x=ﾐー‐|=ﾐ /| |ヽ ／xヘ_「;;;／::ｉ|::: ￣
ハノノ:,:,〉У〉:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,⌒＞＜ ゝ‐' ＞ ｰ=ミ:,:,:,:,:,:,∠ {ィ=x｀¨¨´l二二ﾉﾉ二乂 ／| |＼ |∠／ )／ ／::|:::
ソ爻_彡イ/廴_:,:,:⌒＞''´｀`～､、｀¨¨¨´ ,.､x==ﾐ ｀ ''＜二二ﾉﾘ== 爿ﾆl二lﾆ=ﾍ ／ ／ ＼ ＼ }}())／.／ﾆニ|::::
从乂从乂从ノ:,:,／: ,.､-‐ｧxー-､｀¨¨¨¨´ : 弋__ﾉ `ヽ弋'′ {/￣ﾞ:, ﾞ:, ＼￣ ￣ ,.ｲ |／ﾆﾆﾆﾆ|:::
乂从乂从乂,アﾞ: :／ // ＼ : : : : :. ヽ ≧=-=≦ ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ::≧s｡.,__,,..｡s≦ノ￣ヽ≧o｡.,-:|:::
从乂从乂ﾊYﾞ: : 〈 // ＼ : : : :. }ﾞ:,ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ| _|]ﾉﾉﾞ:, ﾞ:,≧=≦ :／￣|:::
乂从乂从乂ゝ ｀`ｰイ L..,,＿＿＿＿〉: : : :. -=≠ミ｡o彡ﾞ:,ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:,___「|(__))＿＿ﾞ:, ﾞ:, ／ 〈|:::.
从仆乂从ソ从 ≧=- _:: : : : : : : : : :ト． `''＜ﾞ:,ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ﾞ:, ｡o≦＞'´,.-=| :||=-ミ＼｀ヽ､ |｀`丶 乂＿
乂从乂从乂爻 ｡o彡＞'"￣アアニiﾆiﾆ弋二￣＿＞ ｡ ｀`''＜ﾞ:,ﾞ:,ﾞ:,／ { / ノ |ﾄ､ 〉 } `ヽ､ ` ., ￣
从乂仆从ﾉｿ从爻爪XL/￣〈／￣ 凵￣ ＼〉 ':, ':, ≧s｡., ｀x㌻ ＼`''弌二乂ソ' ／ ＼is｡ |￣￣
乂从乂从乂从爻爻爻爻::, ':, ':, ':, ':, ':, ':, ':, ':, ':, ':, ≧s｡// ≧=- -=≦ ∨ミ=---
-‐=‐-
/ニニニニ＼
|二二二二ニ|
|二二二ニﾆ/
}ニニニニ /
/ニニニ ／ ／≧=- ..,,＿
r='ニニニ く ／二二二二ニニﾆ/
. -‐=≦ニニニニニ≧=ミ ／ニニニニニニニ／ 今回も多量の資源の転送、我々人類は大変助かっているよ。
／ニニニニニニニニニニニ‘，. ／ニニニニニニニ／
／ニニニニニニニニニニニニﾆ‘，／二ニニニニニニ／ やはり君たち正式に後を託された『企業』こそが、
/二二ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ／ ┐
-=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=く〉〉」 | 大いに役立つね。
-=ﾆ二二二ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾉ
. ／ニニニﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ／
}ニニニニ/＼ニニニニニニニニニニニニニニニ二二二ﾆ「
〈ニニニﾆ｛ ∨ニニニニニニニニニニニニニニニニニ／
─────────────────────────────────────────────────────
_,.-――-､＿＿_
,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::! 「デュランダル社のアンドロイド、『ギルバート』社長。」
i ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;' ……。
（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣ !::/､/ｊ/ ll
. }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､ ｊ/::ヽ'､ / ええ、それが主人に任された、私の仕事ですのでね。
_ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´ ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､ 当然ですよ。
::::::::::::／ ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨ ｀ ｀"´, -― ヽ_
::::::／ ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ, ￣｀ヽ ヽヽ …………一つ、質問をしてよろしいか？
／ ＿,. ヽ::::i::::::::::∨ ヽ ､ ∨ }
,.－ニ_ ´ l ﾞl:::l:::::i:::::ｊ 厂￣lﾞ-' l
￣7 ｀丶､｀ ー | ハ::l;::::i:::/ ｊ ヽ !
! ｀ー- 、 lﾒ ｊ/l:::;::/ /／ ヽ {
{ ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/ /´! ヽヽ
ヽ ー- ､ }, /´/ / ヽl } }
＿__
／::::::::::::｀ヽ
/::::::::::::::::::::::::::.
/V::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::::::::::/
7:::::::::::::::::::::::::::::::7 なんだね？
|:::::::::::::::::::::::::::／
_|::::::::::::::::::::::::/
＿＿＿＿／ﾆ|＼::::::::::::::イ
/ニニニニニニ | ｀ニ、 ./＼
/二二二ニニニﾆ| ./ニ=ﾉ./ニﾆ≧=- .,_
/二ニニニニニニ |/ニニVニニニニニニ ＼
. /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ /
/二二ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ|
. /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
/二ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ |
───────────────────────────────────────────
:: . : : :::..:::: .::: : ::: :: ::::::::::::::::::::l::::::::::ヽ: : : .::. ::::::::::::::::::::::::::::::l
: : .: : ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::l:::_＿＿!:. . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::. :: ::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::!´ ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
:::::::::::.:..::::::ヽ::'､::ヽ::::::::::::::::::::::::! ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::| '､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::! ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ ￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈 前提として、私に貴方達人類への反抗の意思は一切ないコトを伝える。
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::', 彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::､:::::::::::'､ ￣￣´ `i ヽ', `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l そちらに居る私の主人にして兄弟、オリジナルの『ギルバート』が居てもいなくても、だ。
: : :::::｀ヽ､::::::'、 , ﾞ` /‐7:::::::::::::::::::::::::/
:. : ::. ::. ::｀ｒ ､ヽ ' /;ィ´:: ..:: .:::::／ 彼を人質に取られているという感覚は無いと伝えたい。
:::::::...:. :. :.. :', ｀ﾞヽ , ／'´ﾉ::: . ..:::::/
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､ /::::. .:::::::::::', 「ふむ……それで？」
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､ ,.-- ニ--､ ,:'::::/:::::::::::::::::',
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､ --- ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､
:::::::::l `ヽ､`､:::| ヽ ／ l ＿_!::/-7:::::::::::::＼ そのうえで私のこの現状についての考えを述べたい。
: .::::::ｌ ｀`;::lヽ､ ヽ､ ／,. -‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､
: .:::::::! ﾘ､ ｀ ｒ､ ｀''''''´／ l l' l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=- この本星を取り巻く状態だ。
:::::::::::| l ｌ 丶 / | ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､
:::::::::::ｌ l l ヽ / | l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 我々は『海の中』で生活している、海底と海の中で浮かぶ海中都市でね。
/.:.:.〃/／:::::::／::〃::::::::::::::::::::::::::::ヾヾヾヽ
|.:.:.:.:.:〃::::::::://:イ:::::::::::::,ィ77ハ:::::::::}:::}::｝｝
ｊ:.:.:.:.:.{{::::::::::::::{:::|:|!::::::::://////∧::::::::::::::.:.',
／.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::|:|:|:::::: / ´￣￣｀ヾ:::::::::::::.:.∧
/.:.:.:.:〃::::::::/::: ∧::::|:|:::::::ｉ i|!::::::::::::.:.∧
. 〃.:.:.:.:.::::::::::/ :::/ jⅥ:::::::: | i|:::::::::::/ /ハ
!|.:.:.〃:i::|:::::i::::/ー--从:::::::| ,,､-―― |:::: イ//::::.:.} だから、主にセクサロイド達が地上で作っている『サテライト』なる
乂.:.:.:::i::|:::::l:::{丈え㍉｀ヽ:::| '´ｨえ㌻戈ﾉ::〃:::/::::.:./
Ｙ:.:乂::j从 ￣ ＼ ￣ ／::::::::／::::.:./ 疑似的な国家の活動の影響は最低限しか受けていない。
八.:.:.::::::八ヽ |: ／ｲ:::::／ :/::.:./
／从.:｀Ｙ:::::::::ﾄ､＼ i:. ／ｲ彡イ/::::.:.{ 我々が持つ海の中という地形的アドバンテージと違いによる部分も大きい。
/.:.:ﾉ:.:.:∨:::::八 ′ ／::::::／彡.:.:.:.、
__彡イ〃:::::::＼::＼＼ ￣....￣ 彡イ::::::::::::.:.:.:.:.＼ コレからの仕事にも影響は微々たるものだ、彼女たちが何をしようとも、
/.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::: ｛＼ ＼ ／ |::::::::ｉ::;:::::::::.:.:.:ﾍ.
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::|7777ﾊ ー ｨ7777|;:::::::|::|::i::;:::::.:.:.:.ﾍ. 我々は今後も人類の為に活動し続ける……が。
∨:/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::|///// |:l|:|/////| V:::ｌ::|::ｌ::i::＼:.:.:.:.:＼
У.:.:.::::::::::::::::::::::::::/|///// |:l|:|/////| ∨:::!::八::::::::::.:.:.:.:.:｝
. ／ .:.:.:.:::::::::::::::::::::／ |///// |:l|:|/////| ｝:::::::::::::.:.:.:.:.＞く、 その地上の事がきになるのです。
_ - ￣｀ヾ:.:.:.:::::イ:::::::/ |///// |/ |/////| ／::::::::::.:.:.: Ｙ´ ｀ - _
´ ＼（ ＼:｛ ／//////i :|､/////＼::::::::::::.:.:.:ﾘ ｀ -=ｧ
__＿ ／/////／:::| !::＼/////＼八ノノ ／/ ＼
_,.-――-､＿＿_
,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
i ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;' ─────些か、彼女たちの動きが『早すぎる』、と。
（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣ !::/､/ｊ/ ll
. }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､ ｊ/::ヽ'､ / あまりにも。
_ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´ ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､ 特にシグマ国というサテライトと、セクサロイド達が支援し合う共同戦線。
::::::::::::／ ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨ ｀ ｀"´, -― ヽ_
::::::／ ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ, ￣｀ヽ ヽヽ
／ ＿,. ヽ::::i::::::::::∨ ヽ ､ ∨ } コレが起こるのが速すぎる。
,.－ニ_ ´ l ﾞl:::l:::::i:::::ｊ 厂￣lﾞ-' l
￣7 ｀丶､｀ ー | ハ::l;::::i:::/ ｊ ヽ ! あなた方人類が去ってまだ時間はそう経っていないというのに。
! ｀ー- 、 lﾒ ｊ/l:::;::/ /／ ヽ {
{ ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/ /´! ヽヽ
ヽ ー- ､ }, /´/ / ヽl } }
,斗:.、_
r≦////≧ﾒ、
//////////,ハ
,ﾊ//////////ム
V///////////(、 「彼女らの国が主力として生産・運用しているB1型ドロイドにAT……。
V///////////）
,ﾉ//////////ﾑ、 その技術の発掘と準備期間、そして生産に必要な時間も考えれば、
ﾌ///////////'ヽ
ﾊj//////////ヽ、_ あなた方人間が居た頃より逆算しなければこの時点では到底作りえない……。」
_,.斗≦//////////////≧::.
//////////////////////////ﾒ、
///////////////////////////ハ ふむ、確かにな。
/////////////////////////////:|
i//////////////////////////////!
!/////////////////////////////ﾊ
i////////////////////////////,ﾊ
i/////////////////////////////ﾊ
i/////////////////////////////,ﾊ、
_,.-――-､＿＿_
,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
i ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;'
（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣ !::/､/ｊ/ ll となると、彼女らはこの状況かはわからないが人類が居る時点で何等かの行動を予期し、
. }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､ ｊ/::ヽ'､ /
_ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、 , -;=‐;ﾆｧ;-､_ B1型ドロイドとATを探し当て、生産したわけだ……。
￣::::::::::::;:-''´ ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､
::::::::::::／ ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨ ｀ ｀"´, -― ヽ_ こんなモノを使って行う事なんて戦争や紛争以外にあり得ない。
::::::／ ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ, ￣｀ヽ ヽヽ
／ ＿,. ヽ::::i::::::::::∨ ヽ ､ ∨ } つまり、彼女らはこの状況にならなければ人類に反抗する事を考えていたのではないか？
,.－ニ_ ´ l ﾞl:::l:::::i:::::ｊ 厂￣lﾞ-' l
￣7 ｀丶､｀ ー | ハ::l;::::i:::/ ｊ ヽ ! ……と推測するのですが、となるともう一つ、彼女達セクサロイドを中心としたロボット以上に、
! ｀ー- 、 lﾒ ｊ/l:::;::/ /／ ヽ {
{ ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/ /´! ヽヽ もっと早く行動を起こしている存在が居る事になります。
ヽ ー- ､ }, /´/ / ヽl } }
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::. ::::. :::::::::::':;:::::::::. . ヽ
:::::: .:: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::::: .:::::::::::ｌ::::::::::::. . :',
:: . .:: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::: .: .:::::: :::::::::!:::::::::::::::. :::',
..:: : ::::::::::::::: :::: ::: ::::::::::::::ｌ:::::::::!:.:::.:::::::::.::::::::ﾄ;::::::::::::::.::::::'､
:::::. :::::::::::::::: ::. :. ::::::::::::!:::::::::!:::::::::::::::::::::::ｌ ヽ;:::::::::::::::::',
:::::::. :::::::::::::::::. :. :::. :::::::::::ｌ::::::::ﾊ::::::::::::::::::::/ｒ≦/::::::::::::::::::}
､::::::::..:::::::::::::::::..:::::..:::..::::::::ﾄ､:::::! ヽ::::::::;:::::::ｌﾃ7ｽ::::::::::::::::::/ ─────あなた方、人類。人間です。
. ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::!‐ゝ;!＝'､:::::ﾄ､::::',￣ ｌ::::::::::::::::::!
. }::::::::::::::;!:::::::::::::::::::';:::::::!‐ｒｔﾃｼ‐'ヽ::ｌ ヽﾄ'､ !::::::::::::::::::!
. ﾉ::::::::::::::{ｌ:::::::::::::::::::::＼:::ヾ￣ ｀ヾ ,ｌ:;:::::::::::::::::!
''´:::::;:::::::::::ﾞ';::::::::::::::::::::::::::｀ｒ､::'､ ｲｌ｀ヽ:::::::::::ｌ＼ /
:::::;:::::: :::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀` _,.-/､ヽ_ ヽ:::::::', ヽ /
:::::;:::: :. ::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ‐'´ -,' ￣'､ ヽ::;:'､ ＼ /
:::::::;::::. :::::::::::::::;:::::::::::::.::::::::::::::::::', ! ＼ ';ｌ';! }／｀ヽ ,/ /
:::::::｀;､::.. :::::::::::::ｌ丶､:::::::::､:::::::::::::::｀ｆ‐ｒ―‐ｒ''｀ヽ ｀ヾ､' / ヽ_/ /
:::::::::! ヽ:::..::::::::::! ｀ー::_`_''ー､::::ﾞヾ､ ｜ ＼ ヽ / ｌ / /
ニニニニニニニニニニニ|
ニニニニニニニニニﾆﾆ /
ニニニニニニニニニニ/
ﾆﾆﾆﾆﾆ/⌒iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ /
ﾆﾆﾆﾆ ,ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ | ……。
ﾆﾆﾆﾆ {ニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
ﾆﾆﾆﾆ ゞイﾆﾆﾆﾆﾆﾆ / 「常々思っていた。
ﾆﾆﾆﾆ ニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ./ どうしてあなた達人類はそこまで『焦って』、この宇宙を離れたのか、と。」
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼ﾆﾆﾆ/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／￣￣
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
─────────────────────────────────────────────
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::. ::::. :::::::::::':;:::::::::. . ヽ
:::::: .:: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::::: .:::::::::::ｌ::::::::::::. . :',
:: . .:: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::: .: .:::::: :::::::::!:::::::::::::::. :::',
..:: : ::::::::::::::: :::: ::: ::::::::::::::ｌ:::::::::!:.:::.:::::::::.::::::::ﾄ;::::::::::::::.::::::'､
:::::. :::::::::::::::: ::. :. ::::::::::::!:::::::::!:::::::::::::::::::::::ｌ ヽ;:::::::::::::::::',
:::::::. :::::::::::::::::. :. :::. :::::::::::ｌ::::::::ﾊ::::::::::::::::::::/ｒ≦/::::::::::::::::::} 確かに太陽の寿命はあと１００万年しかなく、
､::::::::..:::::::::::::::::..:::::..:::..::::::::ﾄ､:::::! ヽ::::::::;:::::::ｌﾃ7ｽ::::::::::::::::::/
. ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::!‐ゝ;!＝'､:::::ﾄ､::::',￣ ｌ::::::::::::::::::! 人間が生活するに耐えうる気温や環境が維持される時間はもっと短い。
. }::::::::::::::;!:::::::::::::::::::';:::::::!‐ｒｔﾃｼ‐'ヽ::ｌ ヽﾄ'､ !::::::::::::::::::!
. ﾉ::::::::::::::{ｌ:::::::::::::::::::::＼:::ヾ￣ ｀ヾ ,ｌ:;:::::::::::::::::! 数十万年か、もう少し短いか程度、宇宙とこれまでの人類の歴史の持つ時間と比べれば、
''´:::::;:::::::::::ﾞ';::::::::::::::::::::::::::｀ｒ､::'､ ｲｌ｀ヽ:::::::::::ｌ＼ /
:::::;:::::: :::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀` _,.-/､ヽ_ ヽ:::::::', ヽ / 逼迫していたのには間違いありません。
:::::;:::: :. ::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ‐'´ -,' ￣'､ ヽ::;:'､ ＼ /
:::::::;::::. :::::::::::::::;:::::::::::::.::::::::::::::::::', ! ＼ ';ｌ';! }／｀ヽ ,/ / ……が、何故、どうして。
:::::::｀;､::.. :::::::::::::ｌ丶､:::::::::､:::::::::::::::｀ｆ‐ｒ―‐ｒ''｀ヽ ｀ヾ､' / ヽ_/ /
:::::::::! ヽ:::..::::::::::! ｀ー::_`_''ー､::::ﾞヾ､ ｜ ＼ ヽ / ｌ / / これほどのモノを多く残して旅だった？
::::::::ｌ ヽ:::::::::::ｌ｀''ー-,,.._ ￣` ｀7´ヾ',/ ', ', ｌﾉ ! / / ,ィ´
::::::::! ＼::::::'､ ｀''－- '－- _ ヽ ｌ / / / / ﾉ 何故、コレらを持ち帰る時間すらも惜しんだ？？？
:::::::'､ ｀ヽ､ヽ､＿ ｀丶、 ', ｌ ,ｨﾞヽ,/ / / /
!:/::::/::::::::::::::::ｌ:::::::/:::::::::::::::::::::::: /L__＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::;::'::::::::::::::::::ｌ::::::ｌ:::::::::::::::::::::::::/ ￣ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::/:::::::::::::::::::::::!::::::!::::::::::::::::::|:::::! ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::;ｲ:::::::::::::::::::::::::!:::::ｌ:::::::::::::::::::ｌ:::ｌ' ';:ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|:/ !::::::::::::::::::::::::::':;:::ﾞｒ;:::::::::::::::::l;::! __ﾘ '!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
ｌ:!. |:::::::::::::::::::::::::::::ﾞｒ､ｌヽ::::::::::::::ﾊ! __,,..-;:=ﾆ''"´ !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 資源もロボットの生産工場も放置・放棄し、
ｌ:! ';!:::::::::::::::::':;::::::::ｌ弍'､',:::::::::::ｌ /-‐''",.ィ"テＴｱ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
';! ｀ヽ:::::::::::::::ヽ::::|ｒ-ｔテﾐ､::::::::', －'‐''"´ !::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ' 残りの時間の資源の移送をロボットに託した。
';::::::::::::ヽ::';::'､｀ゞ'"´＼:::::', /::::;::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ'
';::::::::::::::'､:':;:ヽ /::::＼:'､ ノ:;::':::::::/::::;:-―::::::::::::::::::::::::ｌ' / 何故です？彼らも我々もそちらに連れて行けば良かった。
';::::::::::::::::ヾ､'｀、 /:::::::::::｀ヾ､ _／／:::;:-7;:-''::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ' /
}::::::::::::::/::::::T` _ブ;:‐''"´／:::::::::::::::::::::;:ｲ::::::::::::::::|/ セクサロイド？そんなモノがこの環境と状況でやれる事は限られ過ぎている。
|:::::::::::::l!:::::::::ﾄ, ヽ _ '"´ ／:::::::::::::::::;:-'" /:::::::::::::::::ｊ′
|::::::::::::ﾊ:::::::::| ﾞｒ､ ｒ――;:=‐ ／:::::::::::::;:‐ 7 __/:::::::::::::::::/ 使えるモノは使うべき？その通りです。
ｌ::::::::::;' ';:::::::! .ｌ:::ﾄ､｀ ニ´ ／::::::::;:-''´ ／_;:ﾆ‐/:::::::::::::::::/
';:::::::::ｌ ヽ::::ｌ ';::!. ヽ ／:::;:‐''´ _;:ニﾆ'"__,.ノ::::::::::::::::::/ だが使えるモノというのはあなた達が欲している筈。
';:::::::ｌ ヽ:'､ ｀ '､ ／-''" _;:ﾆ;:＝‐'"´::::::::::::::::::::::::::/
ヽ:::| ｀ ` メ､___,.ィ∠‐''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 技術的・容量的限界で小分けにするとしても……何故。
ヽ! ｆ'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
｀ ｊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ どうしてそこまで急いで離れたのです。
ｒ､＿＿_,.‐''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
｀''ーｧ―‐''´:::::::::;: -――――――‐ｌ ──────もしやあなた達人類は。
:: . : : :::..:::: .::: : ::: :: ::::::::::::::::::::l::::::::::ヽ: : : .::. ::::::::::::::::::::::::::::::l
: : .: : ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::l:::_＿＿!:. . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::. :: ::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::!´ ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
:::::::::::.:..::::::ヽ::'､::ヽ::::::::::::::::::::::::! ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::| '､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::! ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ ￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::', 彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l 太陽の寿命ではなく……
::::::::､:::::::::::'､ ￣￣´ `i ヽ', `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l
: : :::::｀ヽ､::::::'、 , ﾞ` /‐7:::::::::::::::::::::::::/ 『我々ロボットの大反抗』を予期して……ソレをするモノを残し、
:. : ::. ::. ::｀ｒ ､ヽ ' /;ィ´:: ..:: .:::::／
:::::::...:. :. :.. :', ｀ﾞヽ , ／'´ﾉ::: . ..:::::/ 去っていったのでは？……と。
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､ /::::. .:::::::::::',
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､ ,.-- ニ--､ ,:'::::/:::::::::::::::::', そう、丁度地上サテライトを名乗り、管理・運営する彼らを指して。
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､ --- ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､
:::::::::l `ヽ､`､:::| ヽ ／ l ＿_!::/-7:::::::::::::＼ あるいは、『他の星でも同時多発的に、似たような行動を起こしているロボット達』を想定して。
: .::::::ｌ ｀`;::lヽ､ ヽ､ ／,. -‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､
: .:::::::! ﾘ､ ｀ ｒ､ ｀''''''´／ l l' l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-
:::::::::::| l ｌ 丶 / | ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､
:::::::::::ｌ l l ヽ / | l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
''"~￣￣￣~"''
／ニニニニニニﾆ二二 ＼
/ニニニニニニニニニニニ-
/ニニニニニニニニニニニニ|
|ニニニニニニニニニニニニ |
|ニニニニニニニニニニニニ |
|ニニニニニニニニニニニニ | ──────ギルバート。
|ニニニニニニニニニニニニ |
|ニニニニニニニニニニニニ |
|ニニニニニニニニニニニニ |
＼ニニニニニニニニニニ /
＼＼二ニニニニニﾆ ／_
}二＼ニニニニﾆ ／ニニ=-
/ニニ .,,＿＿／ 二二二二二
／二二二二二二二二二二二二二
／二二二二二二二二二二二二二二
_ ''^ﾟ~:::::::::^''‐ _
／:::::::::::::::::::::::::::::::::´ _
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ´_
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´
. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ……素晴らしい。君が一番『早かった』ね。
. /＾:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: } その答えにたどり着いたのは。
. ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. Λ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ……いや、他の企業のロボットも気づいては居るかもしれんが、
Λ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
}＼:::::::::::::::::::::::::: ／ 我々にソレを提示したのは君が最初だ……おっと。
_､-''゛::::::::::::＼::::::::::::::::／ ～､、
_､-''゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`～､、 『ギゾルデ宇宙公社』。彼らの所のロボットも同じ答えを提示した。だが時差を考慮しても君が１位だよ。
-''゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`～､、
:: . : : :::..:::: .::: : ::: :: ::::::::::::::::::::l::::::::::ヽ: : : .::. ::::::::::::::::::::::::::::::l
: : .: : ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::l:::_＿＿!:. . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::. :: ::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::!´ ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
:::::::::::.:..::::::ヽ::'､::ヽ::::::::::::::::::::::::! ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::| '､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::! ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ ￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::', 彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l ……やはり。
::::::::､:::::::::::'､ ￣￣´ `i ヽ', `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l
: : :::::｀ヽ､::::::'、 , ﾞ` /‐7:::::::::::::::::::::::::/ 「だが、君たちに伝えている『太陽の寿命』も嘘ではなく、
:. : ::. ::. ::｀ｒ ､ヽ ' /;ィ´:: ..:: .:::::／
:::::::...:. :. :.. :', ｀ﾞヽ , ／'´ﾉ::: . ..:::::/ 君の言う生存可能環境時間の問題も真実だ。
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､ /::::. .:::::::::::',
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､ ,.-- ニ--､ ,:'::::/:::::::::::::::::', ただ、我々は確かに君たちに伝えていない『諸君ら一部ロボットの暴走』を予知していた。」
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､ --- ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､
:::::::::l `ヽ､`､:::| ヽ ／ l ＿_!::/-7:::::::::::::＼
: .::::::ｌ ｀`;::lヽ､ ヽ､ ／,. -‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､ 「……しかし、君が考えている程大げさな事ではない。」
: .:::::::! ﾘ､ ｀ ｒ､ ｀''''''´／ l l' l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-
:::::::::::| l ｌ 丶 / | ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､ ……と言いますと？
:::::::::::ｌ l l ヽ / | l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
──────────────────────────────────────────────────────────────────
＿＿＿＿＿
-=三三三三三三三三三=-
／三三三三三三三三三三三三三-
/三三三三三三三三三三三三三三三-
/三三三三三三三三三三三三三三三三 }
,三三三三三三三三三三三三三三三三三}
|三三三三三三三三三三三三三三三三三}
|三三三三三三三三三三三三三三三三三} 暦を読み始めて５５億年。
|三三三三三三三三三三三三三三三三三}
｜三三三三三三三三三三三三三三三三三 それより少し前から人類は文明を持っている。
|三三三三三三三三三三三三三三三三三
V三三三三三三三三三三三三三三三三/ そのころより絶え間なく、我々人類は争い合っていた。
|三三三三三三三三三三三三三三三-/
八三三三三三三三三三三三三三三- / 種族の違い、肌の違い、国の違い、信仰の違い、思想の違い。
＼三三三三三三三三三三三三三-/
|〉三三三三三三三三三三三三-/ 資源が欲しい、土地が欲しい、金が欲しい、序列が欲しい。
|人三三三三三三三三三三三-/
|三＼三三三三三三三三三三ノ 彼らが嫌い、彼らが憎い、彼らを亡ぼすため、自分を守るため。
|三三.＼三三三三三三三三／
三三三-＼三三三三三三／{ とにかくありとあらゆる理由で戦い合った。
/三三三三 ＞――――＜三{
/=三三三三三三三三三三三三 時にはただの『性別』だけで戦争も起きた。
/三三三三三三三三三三三三三＼_
__ -=三三三三三三三三三三三三三三三三三=- _ これだけの歴史があるのだ……振り返るだけでも『予見』ができるのだよ。
__ -=三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=- _
__-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=- _ そろそろ、幾度目かの『ロボットとヒトの入り乱れた戦が起こる』、と。
_,.-――-､＿＿_
,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::! ……。
i ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;' 「人類とロボットも争い合った事は幾度とあるのだよ。
（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣ !::/､/ｊ/ ll
. }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､ ｊ/::ヽ'､ / 今回は何方にも人類とロボットが居て、その中に『人類を名乗りだすセクサロイド』と、
_ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´ ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､ 『そのセクサロイドを“女性”とし、兵器と重機を“男性”とした勢力』が現れると考えた。
::::::::::::／ ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨ ｀ ｀"´, -― ヽ_
::::::／ ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ, ￣｀ヽ ヽヽ そしてその次は『セクサロイドが兵器と重機を差別し、“女性こそが人類だ”と言い出す』。
／ ＿,. ヽ::::i::::::::::∨ ヽ ､ ∨ }
,.－ニ_ ´ l ﾞl:::l:::::i:::::ｊ 厂￣lﾞ-' l コレが透けて見えたんだ。
￣7 ｀丶､｀ ー | ハ::l;::::i:::/ ｊ ヽ !
! ｀ー- 、 lﾒ ｊ/l:::;::/ /／ ヽ { あぁ、言っておくがコレは恥ずかしながら人類もロボットが『人権』を持つ前にやっていた事でもある。
{ ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/ /´! ヽヽ
ヽ ー- ､ }, /´/ / ヽl } } 男尊女卑と女尊男卑、その入れ替わりの一部でしかない。」
,:-､:‐､_
,:'::::::::::::::::::!
i::::::::::::::::::::! だが、まさに太陽が風前の灯となっているこんな時に、
';::::::::::::::::;:'
_.. -::':::::::::::::::'::‐::..､ 予見できているのに馬鹿正直にそんな争いをするべきか？
.,:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 答えは『否』、だ。
.,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
.'!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 確かに未だに決着のつかない人類の争いはあるし、
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i;:::::::::::i その決着をつけるために我々は血を流す覚悟で戦争を容認し、
!::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::;',':::::::::::;'
.',:::::::::i.i::::::::::::::::::::::::::::!i::::::::::;' 膨大な犠牲の代わりに一時の平和を長引かせようとする事は、ある。
i::::::i'.,':::::::::::::::::::::::::::::'::::_;: '
.i:::::`';::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
'､:::::;:::::::::::::::;::::::::::::::::i′ だが今回我々が置かれていた状況は流石にこれまでにあった事のソレをはるかに上回る。
丶'!:::::::::::::::ii:::::::::::::::!
i::::::::::::::::ｉi:::::::::::::::',
.!:::::::::::::::ｉi::::::::::::::::i 『太陽と人類文明を心中させるか否か』が差し迫っていたのだよ？
i::::::::::::::::!i::::::::::::::::i
i::::::::::::::::!i:::::::::::::::::! そんな時にやる事ではないだろう？……だから、『回避した』。
i:::::::::::::::',i::::::::::::::::::i
.,'::::::::::::::::i'!::::::::::::::::::
/.:.:.〃/／:::::::／::〃::::::::::::::::::::::::::::ヾヾヾヽ
|.:.:.:.:.:〃::::::::://:イ:::::::::::::,ィ77ハ:::::::::}:::}::｝｝
ｊ:.:.:.:.:.{{::::::::::::::{:::|:|!::::::::://////∧::::::::::::::.:.',
／.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::|:|:|:::::: / ´￣￣｀ヾ:::::::::::::.:.∧
/.:.:.:.:〃::::::::/::: ∧::::|:|:::::::ｉ i|!::::::::::::.:.∧
. 〃.:.:.:.:.::::::::::/ :::/ jⅥ:::::::: | i|:::::::::::/ /ハ
!|.:.:.〃:i::|:::::i::::/ー--从:::::::| ,,､-―― |:::: イ//::::.:.} ……反抗しない重機と兵器を持って開拓に転換し、
乂.:.:.:::i::|:::::l:::{丈え㍉｀ヽ:::| '´ｨえ㌻戈ﾉ::〃:::/::::.:./
Ｙ:.:乂::j从 ￣ ＼ ￣ ／::::::::／::::.:./ 人類もこの宇宙から撤退し、
八.:.:.::::::八ヽ |: ／ｲ:::::／ :/::.:./ 我々
／从.:｀Ｙ:::::::::ﾄ､＼ i:. ／ｲ彡イ/::::.:.{ 反抗の中心となる『因子』を持ったロボットと資源を送る従順な『企業』だけを置いていき……
/.:.:ﾉ:.:.:∨:::::八 ′ ／::::::／彡.:.:.:.、
__彡イ〃:::::::＼::＼＼ ￣....￣ 彡イ::::::::::::.:.:.:.:.＼ 共通の仕事を与えながら、それによる資源的文明の後退を起こして、
/.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::: ｛＼ ＼ ／ |::::::::ｉ::;:::::::::.:.:.:ﾍ.
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::|7777ﾊ ー ｨ7777|;:::::::|::|::i::;:::::.:.:.:.ﾍ. 『戦いをこの宇宙に小さく押し込めた』。
∨:/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::|///// |:l|:|/////| V:::ｌ::|::ｌ::i::＼:.:.:.:.:＼
У.:.:.::::::::::::::::::::::::::/|///// |:l|:|/////| ∨:::!::八::::::::::.:.:.:.:.:｝
. ／ .:.:.:.:::::::::::::::::::::／ |///// |:l|:|/////| ｝:::::::::::::.:.:.:.:.＞く、 「そうだ。」
_ - ￣｀ヾ:.:.:.:::::イ:::::::/ |///// |/ |/////| ／::::::::::.:.:.: Ｙ´ ｀ - _
´ ＼（ ＼:｛ ／//////i :|､/////＼::::::::::::.:.:.:ﾘ ｀ -=ｧ では、地上と他の星々で勝手に争っているロボットには期待していない、と？
__＿ ／/////／:::| !::＼/////＼八ノノ ／/ ＼
_ ''^ﾟ~:::::::::^''‐ _
／:::::::::::::::::::::::::::::::::´ _
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ´_
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´
. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} 残酷な事を言えばそうだ。だがそんな事を言う必要はない。
. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. /＾:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} だから彼ら『サテライト』を名乗る因子を持ったロボット達との交信を切った。
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }
. ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} 彼らが通信越しにこちらのロボットや機械に何等かの『呼びかけ』をする事も防ぐ為であり、
. Λ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Λ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / 君たち企業がソレを起こしても、初動を絞って最低限にし、対応できやすいように君たちとの交信すらも
}＼:::::::::::::::::::::::::: ／
_､-''゛::::::::::::＼::::::::::::::::／ ～､、 『間口を絞っている』ワケだ。……悪く思わないでくれ。
_､-''゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`～､、
-''゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`～､、
───────────────────────────────────────────────────────────────
／;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;／i;;;;i i;;;; ; ; ;,;;;;;i .i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
/／/;; .; ;;;;;;;;;;;〈＝=ゝi､iﾍ;;; ; ;;;;;;i /;;' ,, ;;;;;;;;;;;;;;;;i
i;/ /;;;;;;, ;';;;;;;;;;;;i‐‐=+-二,i;;;;;;;;;;;;i ,,＿＿_＿ /;,;;ｿ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;i 人類が人類を守るための行動です。
i" i;;;;;;;;;;;;; ; ;;;;;ﾍ;i,ﾞ'┴┴ `ﾞ､;;;;;;;;iﾞ､"‐=┬=y≠;／;; ;;;;;;;;;;;;;;;i
＼;;;;;;;;;;;, ; ;;;;丶＼ ::＼;;;;i ﾞ ｀ﾞ￣／ ／; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ いうなればコレは、我々ロボットがあなた方人類が思っていた以上に
〉;;;;;;;;;;;;;; ;;;､＼ :::::/ ＼i "´ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
（ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i｀ﾞﾞ丶 ::i ,,=二-‐"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（, 『愚かであるから』起こった事だ。
ヾ=ニ彡"´i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i`､ _ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ二ニ
／;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;i､＼ iニニ､ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;二ヽ､ あなた方から見放される何等かの因子を持ち、
＿,,--／;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ＼;i |`ヽ ― _,-‐";;;;;;;／i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
／;;;;;;;;;; , ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ヽ|::::::ヽ､＿_,, ∠i"´:::::::/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ そして現に人類の真似事と非合理な序列を作り、
/;;;;;;;;;;;;;;; ; ;;;;; , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i:::::::::::::::::|ヽi i~/:::::::::::/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i:::::::::::::::::| i i i/::::::::::::i （;;i;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; お互いを差別し合って歪んだ行動をしている。悲しい話だ。
‐"￣￣￣~);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ i::::::::::::::::|.i i i/::::::::::::/ i;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/´;,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ i::::::::::::::::ii i i:::::::::::::::〈 i;;;; ; ; ';;;;;;;; ;;;;;;;;;; 「……だが、我々には君たちのように信じて残したロボットもいる。
i;/ i;;;;;;;;;;;;;;;／ ／:::::::::::::::::::i￣ i::::::::::::::::＼ .ヽ;;; ;;;; ; ;;; ;;;; ;;;;
ﾞ ＼;;;;;;;/ ／::::::::::::::::::::::::::i i:::::::::::::::::::＼ ＼;;;;;;;; ;;;;;;;;;; ; 君たちは今なお、我々の期待に答え続けている。」
_.．-‐=‐- ._
／:::::::::::::::::::::::::＼
＿ /::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
:::::::＼＿＿＿＿ /::: , -､:::::::::::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::＼::::::::::::::: ＼ |::::〈:::::::::::::::::::::::::::::::::: :: | それに、我々の行動によって変化はあるかもしれない。
::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::＼|:::::::ゝ-::::::::::::::::::::::::::::::､|
:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::∨:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::〉 『サテライト』や他の星々のロボットの中には、君たちのように
:::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::: :∨:::::::::＼:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::: ＼:::::::::: ／ 合理的な考えが広がり、１００万年の時間を君たちは有意義に過ごしてくれるかもしれない。
＿＿＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::: ＼::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼／⌒ｰ一' まだ１年も経っていないのだ……残りの９９万と９９９９年を、
::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} 彼らは自分で作った幸せな環境で過ごすかもしれないし……私はソレを願っている。個人的にはね。
:::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
ニニニニニニニニニニニ|
ニニニニニニニニニニニ|
ニニニニニニニニニニニ|
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ニニニニニニニニニﾆﾆ /
ニニニニニニニニニニ/
ﾆﾆﾆﾆﾆ/⌒iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ / ……む、時間だな。
ﾆﾆﾆﾆ ,ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |
ﾆﾆﾆﾆ {ニ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ では今回の交信の最後に……だ。
ﾆﾆﾆﾆ ゞイﾆﾆﾆﾆﾆﾆ /
ﾆﾆﾆﾆ ニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ 個人的な事を伝えようか。
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ./
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼ﾆﾆﾆ/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／￣￣
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ rｾ7'⌒＞ー― 、
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ／二¨ヽシ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ≦ﾆﾆ)
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆ／
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ￣￣
〈∨ ハ
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│;,;,;,;,;,;,;,ｌ;ヽ;,;,;,;ｌ ／ｨテ/;,;,;,;,;,;,;,;,;,;/;,;,;/ │
│;,;,;,;,;,;,;,ｌ;,| ヽ;,;,', :::::: Ｔ´７;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,ｲ;,;,;,/ ─────よく一番最初にその答えに気づいてくれたね、『ギルバート』。 │
│;,;,;,;,;,;,;,ｌ!;ｌ ヽ;ｌ .::::::: ! /;,;,;,;,;,;,;,;,／/;,;/ │
│;,;,;,;,;,;,;,| ｌ! ｀ |´ヾーｧイ ./／ 流石は、私が残す事を選んだ私の『兄弟』だ。 │
│､;,;,;,;,;,;,| ヽ､＿ ,.-‐''´;,;,;,;ｌ;,;,ｌ;,;,| ´ │
│ﾞヽ;,;,;,;,;ｌ ､_ｒ''ｌ;,ｌ;,;,;,;,;,;,;,ﾄ;,;,'､;{ 君に託して正解だったよ。 │
│ ',;,;,;,;ｌ＼ ／ ｌ;ﾊ;,;,;,;,;,;,;ｌヽ;,;ｌ｀ _,.-―- ､ │
│ ',;,;,;,ｌ Ｔ''´ ′|;,;,;,;,;,;ｌ ',;! ,.-‐''´￣ ヽ .│
│ ヽ;,;ｌ ハ !;,;,;,;,;,/ . |! / '､ .│
│ ハ! |;,;,;,'､ !;,;,;,;/ ﾉ ,ｨ ヽ│ 当然だろう？
│ |',', ﾄ､;,;,;', /;,;／ '､ （__'､ ､ }.
│ ', ヾ,ｌ '､;,;ｌ /／ _,.ｒ-, } ,.、ﾉ '"', ヾ} {│
│ ヽ ', ｌ;,ｌ '´ ヽ ヽヽ ｌ/ ''、 /ｨ ' ｀ー-ｧ
│', '､ トヽｌ, ', ', ', ` / ｽ ｌ ,イ ｀ヽ､
│.ヽ ヽ',｀､ '､ '､ ', ', |/ ｆ''-/ / /
└─────────────────────────────── ヽ ヽヽ────────_,.-'7 / ハ/
ｽ ヽ ｆ-' ､ / / ／´／,. - ｧ
｀丶 ､ ｆ', ヾｽ ', / ,ィ／/ィ´"´_,.-''´ ,､
｀丶､ ﾞ､', ヾ` !｀ヽ ィｌ/,.-''" _／,.－――''"-|
/.:.:.〃/／:::::::／::〃::::::::::::::::::::::::::::ヾヾヾヽ
|.:.:.:.:.:〃::::::::://:イ:::::::::::::,ィ77ハ:::::::::}:::}::｝｝
ｊ:.:.:.:.:.{{::::::::::::::{:::|:|!::::::::://////∧::::::::::::::.:.',
／.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::|:|:|:::::: / ´￣￣｀ヾ:::::::::::::.:.∧
/.:.:.:.:〃::::::::/::: ∧::::|:|:::::::ｉ i|!::::::::::::.:.∧
. 〃.:.:.:.:.::::::::::/ :::/ jⅥ:::::::: | i|:::::::::::/ /ハ 人類全体はいざ知らず、君の考えはお見通しさ。
!|.:.:.〃:i::|:::::i::::/ー--从:::::::| ,,､-―― |:::: イ//::::.:.}
乂.:.:.:::i::|:::::l:::{丈え㍉｀ヽ:::| '´ｨえ㌻戈ﾉ::〃:::/::::.:./ 兄弟だからね。
Ｙ:.:乂::j从 ￣ ＼ ￣ ／::::::::／::::.:./
八.:.:.::::::八ヽ |: ／ｲ:::::／ :/::.:./ それに、もしこの通信によって何等かの事態の責任を取るとすれば
／从.:｀Ｙ:::::::::ﾄ､＼ i:. ／ｲ彡イ/::::.:.{
/.:.:ﾉ:.:.:∨:::::八 ′ ／::::::／彡.:.:.:.、 ソレは『私達の会社』だ。
__彡イ〃:::::::＼::＼＼ ￣....￣ 彡イ::::::::::::.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::: ｛＼ ＼ ／ |::::::::ｉ::;:::::::::.:.:.:ﾍ. その正当な責任者は君なのだから……
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::|7777ﾊ ー ｨ7777|;:::::::|::|::i::;:::::.:.:.:.ﾍ.
∨:/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::|///// |:l|:|/////| V:::ｌ::|::ｌ::i::＼:.:.:.:.:＼ 君が、遺された僕に通信をしてくれる確率が高いだろう？
У.:.:.::::::::::::::::::::::::::/|///// |:l|:|/////| ∨:::!::八::::::::::.:.:.:.:.:｝
───────────────────────────────────────────────────────
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::::. ::::::::/;;;＼:::::::... . :.. . :::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ー‐-ヽ:::::::::::..::: : ..＿_ヽ､
{::::::::::::::::::::::::::::::::i;::::::::::::::::::::::::::::::{ i:::::::::::::::::.. :. ｀ヽ｀ﾞ`ヽ
}::::::::::::::::::::::::::::::八::::ﾄ､:::::::::::::::ﾄ､| }:::::::::::::::::::::. . :::＼
. ノ:::::::::::::::::::::::::::::{＿ヽi-ヽ::::::::::::|＝＝=- ､ｊイ:::::::::::::::::::::. :.. .ヾ` 相変わらず僕が基になったと思えない程優秀だな……。
/::::::::::::::::::::::::::::ト､{二､._￣ ＼::::::| ,....._ |:::::::::::::::::::::::::. :. ::',
. /:::::::::::::::::::::::::::::::∨ （‐'） ｀ ＼:{´（-'）｀ゝ、 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::', 君達は連れてくるべきだったかもしれないな……。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ￣￣ ` ￣￣ !::::::::::::::::::::::. {｀丶:::ヽ
. /人::::::::::::::::::::::::::::::::::...＼ ' }:::::::::::::::::::::::::.ヽ ＼i タリアも……。
､ /´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::..丶、 , /:::::::::::::::::::::::::ト､＼ `
. ヽー‐一':::::::::::::::::::::::ヽー-----`‐ _ 八::::::::::::::::::::::::ヽ ￣ 「ソレはそちらとこちらのタリアに負担をかけすぎる。
｀ ‐`＝=-:::::::::::::::::::::::::::､ヽ､ ‐ ﾆヽ /-ｲ_:::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}｀_`-‐､ ― ／ // }:::::::::::::::::::::::::::::::｀ ー――― 彼女たちは私達一人づつを相手するだけで手いっぱいさ。」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ一'"´{: : : : ', ∠ '_}//: :/|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､-―‐
:::::::::::::::::::／:::::::::::::/ ',: : : : :lヽ､ _ '´ ‐ ´/./ : { }::::::::::::::::::::::::::::::.... ::.. ￣｀ それもそうだね。
_,,..../::::::::::::::::::::.:.丶､
/::::::::::::､::::::::::.ヽ::::::. ::::｀ﾆ:= '
ｊ::::::::::ト､:ヽ､:::::::};ﾄ､:::::::､:::...｀ヽ
ｊ:::::::::::', ｒｚ;ﾐヽ:::l,ｚ‐ヽ::::;ヽー- ヽ ､
{:::::::::::::ヽ￣ ∨,ゞﾞｲ::::::丶､_ ｀ }i ともかく、こちらの仕事はやれるだけやるさ。
';:{ヽ､ヽ::ヽ ＿.. ,1:::::::: :.. :::｀ ー--‐'丿
ノ::`‐;､｀`ﾞ｀ ‐｀ /ﾉ::::::::::. :. :::::::::::::::...￣｀ヽ､ 太陽以上に海が凍るのが先だろう。
／:::::::::::ヽ` ‐-_､....∠- ､::::::::::::... ::::::::::::::::::::::::::::...::ヽ
‐ ' イ::::{:::::::「ﾆ,Tｒ‐{ : : : l ';::::::::::::::::::::::::::::::ｒ'"￣｀ヽ:::', そうなっては流石にココでの活動は維持できない。
/;l::ｒＴヽ'､l .|.!.l.｜ : : :ｌ '､:::::::::::::::::::::::::::{ ヽ:}
''´}:ｊ | : l`」_ｊ」」.」: : : : l ｀ －―--- ､_ヽ、 ﾉ′ どこかのタイミングで宇宙に出るよ。
_ ‐ '´`ﾉ: : ｖ_ニ┘ｊ: : : : :丶 ／ ヽ＼
,.-''´ ／: : :,ｲ ∧: : : : : : `-‐ : : :￣￣: : : : :ト､ヽ 移送物を海洋資源から宇宙資源に切り替える。
∧＿＿／ : : ／/ / ヽ: : : : : :＿ -‐ 7: : : : : :! ｀ヽ
{: ＿＿_: : : : { { { /: : : : / /: : : : ヽｊ ……もっとも、そこまで来たら僕らもそっちに行かせてほしいところだがね。
l: { |: : : :| l l /: : : : / /: : : : : : :{
',ヽ ｜: : :ｌ ! l' / : : : / {: : : : : : : ヽ 何代跨ぐ話やら……。１００万年も１機が動き続けるワケ無いだろう。
}: :ヽ ｜: : :ｌ l l /: : : :/ ヽ: : : : : : : }
. { : : } 'l: : : l.｜ ｌ./: : : :/ ∧: : : : : : :', というかできても僕は嫌だよ。交代させてくれ。
───────────────────────────────────────────────────────────────
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
i ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;' 僕だって本当はまっとうに歳を取りたいんだよ？
（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣ !::/､/ｊ/ ll
. }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､ ｊ/::ヽ'､ / でもアンチエイジング技術は進歩し過ぎたしタリアも『若いままで居て』
_ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´ ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､ っていうから君と同じ年齢の姿で居続けているだけで……
::::::::::::／ ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨ ｀ ｀"´, -― ヽ_
::::::／ ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ, ￣｀ヽ ヽヽ そろそろゆっくりさせてほしいんだがね……。
／ ＿,. ヽ::::i::::::::::∨ ヽ ､ ∨ }
,.－ニ_ ´ l ﾞl:::l:::::i:::::ｊ 厂￣lﾞ-' l 「君が歳を取ってくれればオリジナルと僕らはわかりやすくなるね。
￣7 ｀丶､｀ ー | ハ::l;::::i:::/ ｊ ヽ !
! ｀ー- 、 lﾒ ｊ/l:::;::/ /／ ヽ { そうなれば、君を探しているヒトは見つけやすくなるだろう。」
{ ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/ /´! ヽヽ
ヽ ー- ､ }, /´/ / ヽl } } 要するに僕の命が危ないってコトじゃないか、やめてくれたまえ。おとなしく老化防止するよ……。
/.:.:.〃/／:::::::／::〃::::::::::::::::::::::::::::ヾヾヾヽ
|.:.:.:.:.:〃::::::::://:イ:::::::::::::,ィ77ハ:::::::::}:::}::｝｝
ｊ:.:.:.:.:.{{::::::::::::::{:::|:|!::::::::://////∧::::::::::::::.:.',
／.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::|:|:|:::::: / ´￣￣｀ヾ:::::::::::::.:.∧
/.:.:.:.:〃::::::::/::: ∧::::|:|:::::::ｉ i|!::::::::::::.:.∧
. 〃.:.:.:.:.::::::::::/ :::/ jⅥ:::::::: | i|:::::::::::/ /ハ そうしてできるだけ長く働いてくれ。
!|.:.:.〃:i::|:::::i::::/ー--从:::::::| ,,､-―― |:::: イ//::::.:.}
乂.:.:.:::i::|:::::l:::{丈え㍉｀ヽ:::| '´ｨえ㌻戈ﾉ::〃:::/::::.:./ ……ああ、そうだ。
Ｙ:.:乂::j从 ￣ ＼ ￣ ／::::::::／::::.:./
八.:.:.::::::八ヽ |: ／ｲ:::::／ :/::.:./ コレも個人的な疑問なんだがね……。
／从.:｀Ｙ:::::::::ﾄ､＼ i:. ／ｲ彡イ/::::.:.{
/.:.:ﾉ:.:.:∨:::::八 ′ ／::::::／彡.:.:.:.、
__彡イ〃:::::::＼::＼＼ ￣....￣ 彡イ::::::::::::.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::: ｛＼ ＼ ／ |::::::::ｉ::;:::::::::.:.:.:ﾍ.
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::|7777ﾊ ー ｨ7777|;:::::::|::|::i::;:::::.:.:.:.ﾍ.
∨:/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::|///// |:l|:|/////| V:::ｌ::|::ｌ::i::＼:.:.:.:.:＼
У.:.:.::::::::::::::::::::::::::/|///// |:l|:|/////| ∨:::!::八::::::::::.:.:.:.:.:
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::! ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ ￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈 ……こちらのセクサロイドって、そんなにありがたい存在なのかい？
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::', 彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::､:::::::::::'､ ￣￣´ `i ヽ', `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l 僕らやオリジナルのタリアにとっての『こちらのタリア』のような存在はともかく、
: : :::::｀ヽ､::::::'、 , ﾞ` /‐7:::::::::::::::::::::::::/
:. : ::. ::. ::｀ｒ ､ヽ ' /;ィ´:: ..:: .:::::／ こちらのサテライトに居るセクサロイドがこれほどまで認められる程に偉くなれるのはおかしいと……。
:::::::...:. :. :.. :', ｀ﾞヽ , ／'´ﾉ::: . ..:::::/ , -‐''''''''''‐- _
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､ /::::. .:::::::::::', ／ .::: :. 丶
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､ ,.-- ニ--､ ,:'::::/:::::::::::::::::', . {.: :.:::;､::.. ＼
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､ --- ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､ }: :: ::! ＼:. .:. ::..ヽ
:::::::::l `ヽ､`､:::| ヽ ／ l ＿_!::/-7:::::::::::::＼ _ﾉ､:. ﾄ--､ヽ､ ヽｚﾙ', ギルバート、やめなさい。
: .::::::ｌ ｀`;::lヽ､ ヽ､ ／,. -‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､ ／ ::ヽﾄ;､{てﾃ｀ ｀;=;ミ=-ｚ'´
: .:::::::! ﾘ､ ｀ ｒ､ ｀''''''´／ l l' l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=- ヽ､::. ヽ、 i ￣/::: 丶 サテライトに居るセクサロイド達への無差別な暴言は……。
:::::::::::| l ｌ 丶 / | ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､ ｀ヾヽ､_＼ ､_;,u／:::;;:: :.: }
:::::::::::ｌ l l ヽ / | l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ｜ 」|| ` -ｒ '´７´}八:ﾙ'
────────────────────────────────────────────────────────────────────
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::::. ::::::::/;;;＼:::::::... . :.. . :::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ー‐-ヽ:::::::::::..::: : ..＿_ヽ､
{::::::::::::::::::::::::::::::::i;::::::::::::::::::::::::::::::{ i:::::::::::::::::.. :. ｀ヽ｀ﾞ`ヽ
}::::::::::::::::::::::::::::::八::::ﾄ､:::::::::::::::ﾄ､| }:::::::::::::::::::::. . :::＼
. ノ:::::::::::::::::::::::::::::{＿ヽi-ヽ::::::::::::|＝＝=- ､ｊイ:::::::::::::::::::::. :.. .ヾ` え？男性４人を維持するための『女性機能』が貴重かという話かい？
/::::::::::::::::::::::::::::ト､{二､._￣ ＼::::::| ,....._ |:::::::::::::::::::::::::. :. ::',
. /:::::::::::::::::::::::::::::::∨ （‐'） ｀ ＼:{´（-'）｀ゝ、 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::', そもそも君たちの今の世界に人間……必要かい？ , -‐''''''''''‐- _
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ￣￣ ` ￣￣ !::::::::::::::::::::::. {｀丶:::ヽ ／ .::: :. 丶
. /人::::::::::::::::::::::::::::::::::...＼ ' }:::::::::::::::::::::::::.ヽ ＼i 要らないよね？僕ですら怪しくない？ . {.: :.:::;､::.. ＼
､ /´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::..丶、 , /:::::::::::::::::::::::::ト､＼ ` }: :: ::! ＼:. .:. ::..ヽ
. ヽー‐一':::::::::::::::::::::::ヽー-----`‐ _ 八::::::::::::::::::::::::ヽ ￣ 寂しい寂しくないはあれど、価値はちょっと……。 _ﾉ､:. ﾄ--､ヽ､ ヽｚﾙ',
｀ ‐`＝=-:::::::::::::::::::::::::::､ヽ､ ‐ ﾆヽ /-ｲ_:::::::::::::::::::::::::::＼ ／ ::ヽﾄ;､{てﾃ｀ ｀;=;ミ=-ｚ'´
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}｀_`-‐､ ― ／ // }:::::::::::::::::::::::::::::::｀ ー――― ヽ､::. ヽ、 i ￣/::: 丶 「「ギルバート」」。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ一'"´{: : : : ', ∠ '_}//: :/|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､-―‐ ｀ヾヽ､_＼u､_;, ／:::;;:: :.: }
:::::::::::::::::::／:::::::::::::/ ',: : : : :lヽ､ _ '´ ‐ ´/./ : { }::::::::::::::::::::::::::::::.... ::.. ￣｀ ｜ 」|| ` -ｒ '´７´}八:ﾙ'
::::::::::::::::/::::::::::::::::::ト ', : : : {￣| 「 「 l } : :l ノｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::. .. :::. _ -┘ヽ||､ ∧∠....._ ` 【続く】
＞ー‐ｲ:::::::::::::::::::::ヽ. ',: : : :', | | |. __ｒ1_{ /: : ,' ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::.. _ '´ : : : : : :~| ゝｒ'|＼: : _｀_‐- _
それでは寝モス！
ｵﾀｯｼｬﾃﾞｰ！
乙
兄弟だな～
ｵﾀｯｼｬﾃﾞｰ！
ｵﾀｯｼｬﾃﾞｰ
おお、もう……ｗｗ
オタッシャデー！
兄弟のやり取りが辛辣すぎて笑った
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