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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　／ . : : : : : }
　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　「|　 |　 . . : : : : :乂__j}＼
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＼ミ(::/::/／／､＼/:::|∧＼/::/::/::/ /:::厂　　　|＿＿.:.:.:| 　 .|　　　. . : : ::／￣:|　　　　_　-=ﾆ⌒ ＼ ＼＼:＼＼/:／::／＼＼
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∨／::／＼::＼|/∧:: |::::|:::|::/ハ:/:〈:/レく::::::/　ト,{__:/／　　LL_:: :: :: {:;:;:{:::::::::::::| |／ ＼　＼ﾉ:ハ::∨＼｀ヽ､/::::/::/::/＼{:::::＼
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::|/:／,．-ｧ'´￣＿_|:::ハﾉ::|/:;|:::|:::/::::::ト../::し:／∨|::|_／￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ＼)＼)＼) |:::}＼',:::＼}:::∨:|∧::::∨:{::::∨::＼::＼
:;::/／:::;;;/／￣い/∨/|:::/:;;/:::乂::::::/::::|:::／/:::/从ノ(ノ(:, :, :, :, :, :, :, )＼)＼)＼)＼:::＼ﾉ:::}＼::＼::::＼|:::|/∧::::∨(::::::＼::::＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＼====||===/===========／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／　　　　　　　　 　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、.　　　　 　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',　　　　　　　 　 　 |　|　作戦終了。作戦終了。　　 |　|
　　　　　　　　　　　　 /　　　　O　| =',..　　　　　　 　 　 ＼＼　　　　　　　 　　　　　　　／／
　　　　　　　　　　 　 /::;':;''~~;;;~'=..', 　 |　　　 　 　 　 　 ／／==============||=====＼＼
　　　　　　　 　 　 　 |::;''~~;;;~'';:::|　|―‐'
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　　　　　　　　　　　…………。
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　| 　 　 　　　　　 .:
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿　　　　　　’　　　,.　　　　 　 　 　 　 ＼＼====||===/=========================／／
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧　 /　　　′ﾊﾟﾘッ…….　　　　 ／／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l ノし／　　　　 　 　 　 　 　 　 |　|　１時間後に帰還行動に移る。　　 　 　 　 　 .|　|
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| //　　｝　 て＿＿ ，.　　　　 　 　 　 |　|　なお、定刻に所定位置に戻れない場合、　 .|　|
　　　　　　　　　　|　|.|/　　|_＿_|　　 | | | | 　_ノ 　√￣ 　 　 　 　 　 　 　 　 |　|　報酬・補填の『充電』は受けられない。　　　.|　|
　　　　　　　　　　 -/ |　　　 |　 ,.。-一…´¨　(⌒ヾ　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　／／
　　　　　　　　　 //　 |　　　 |　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／============================||=====＼＼
　　　　　　　　 // 　./|　　　 |　　　　| 　 　　　　 ＼　　　/
　　　　　 　　 // /~　.|.　,―┴ 、　　| 　 　　　　　　＼､/／　　　　バリバリ……。
　　　　　 　_/―/ 　　.| /　　　 ∧　 .| 　 　　　　　　､_）(´
　　　　　 // 　 /　　　∧￣￣￣￣￣∨　　　　　　 ｀Ｙ＾＼
　　　　／/　,－'　　　 　 ＼-/￣＼l￣ ,　　　　　　　　|
　　 ／／.／　　　　　 　 　 | |　|　　|.　 |

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .．,─　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　 ー 　ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 :.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i{!　　ヽ ／　　　 :.
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , i|i!　　　__ 　 　 　 |!=､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　i!ﾊ.　,'　 　ヽ 　 　 i! 　＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／}!∧人　 　ﾉ　　　 i!ヽ 　 ＼＜￣ ≧= ､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　///!//i　 ｀¨´ 　 　 　 i/ﾊ　 　 ﾏ´￣ 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ,　 -=≦{ 　 ///_}i//} ,.　==.､　 / 　 Ⅶ}!　 　 }!　　 　 　 　 ＼　　　　……おう、なんだ。
　　　　　 　 　 ／　　　　/| 　 {//!////　　　　 ∨ /　　Ⅵ　　　}! ＿__　　　　　 }!
　　 　 　 　 ／ 　 __ 　 //|　　∨/// }! Ｏ ｡ ｡ Ｏ∨ /　//　 　 ∧∨/∧､＿＿_　ヽ　　　　あんだけ派手にやられて片腕無くしただけで済んだのか。
.　　　 　 ／　 ／//　　i{/{! 　 _∨/∨ o　, = ､ o. ∨_ //_ 　　//iL ∨,///////∧　＼
　 　 　 /＿／///　　 i}/∧〃￣ ヽ ／／{´:!　＼＼ / ￣ヾ /////ヽ_ヽ///////∧ 　 ＼　　　ん？どうだ？修理してやろうか？
.　　　　∨///// 　 　 ∨//ヽ __ ノ=- 'ニi〕└─┴‐ヽ　__ノム//////ヽ ￣￣￣∨ ＿＿ヽ
　　　 　 ∨///　　 _　　}/////= ､＞´￣|i!　「￣ ヽ=ミニ= ､圦///////{　 　 　 _／　 )ヽ/
..　　　　　〉//　　　 }ﾑ_ ｉ////{　　}　 　 └‐┘　　{　　}ﾑ'//∧≧ﾆ==v/＞─ ´ ､ﾆ=<ニ〈
.　 　 　 ///　　 　 ///-=≦,　｀¨´　　　＿＿　　　｀¨´ 　∨//∨/{＞ ´　　 　 　 ￣｀ミ､}!{
　　 　 ///　　　　///Λ//__　　 　, イ´　|　　｀iミ､ 　 /r=､-==ﾆ´─　､＼　　　　　　 　 ∨ヽ
　　 　 ヽ　 　 　 ///∧//i|　| 　／　 |　　|　 　 !　| ヽ>＜　　　　　　 　 ＼＼-=ﾆ=- ､ ＿}　}!


　　　　　　　　　　　,.-―=''"''‐- 、
　　　　　　　　　／　　　　　　　　 "''-..,,
　　　　　　　　/ 　 ,.-- 、　　　　Ｏ　　　"''-.,
　　　　　　　 /　　|　　　| |　　　::;''~~;;;~'';::: 　"'-.,
　　 　 　 　 /　　人＿_//_::;''~~;;;~'';:::　::;''~~;;;~'';:::"'-.,　　　　　　　……分かってるんだぞ、電気をぼったくるだけだって。
　　　　　　/　　/　/　| 　| ~"''‐-.,_　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 / 　 /　/　/|　 |　　　　　~"''‐-.,_　　 　　　/￣/|　　　　誰が頼むか。
　　　　　 |_.／ 　.|／　! 　１ 　 　 　 　 　 　 ~"'‐-.,_/ /二|
　　　　　 　 　 　 　 　 i 　 １　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……それよりも前線の手当分の充電を寄越せよ。
　　　　　　　　　　　　　l　　１
　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 1　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほーん？だが腕はどうするんだ？＞
　　 _＿＿＿＿＿＿＿ ! 　　１
　／　　　＼　　＼　　　 | 　　.１_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…………今から探すよ、同型の残骸はそこら中に転がってるんだ……！！
　|　　　　　_|＿＞"￣￣ ＼　　１１
　|＿＿_／　 　 ＼＼ 　 　　＼-１　∧　　　　　　　　　　　　　　　　自分で拾って繋げれば、電気も節約ができるんだろ……！？
　|　　| /　　　　　 |　|　 　　　∧ 　　∧
　|　　| |　　　　　 / /　＼＼ 　 ∧　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　_,.-‐――=―――-,
　|　　| |＼　　　 / /　　　　 ＞, 　 T 　,|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,,..-＜　　　 　 ＞ ￣￣￣
　.|　　| |　 二二／　　　　　　　 ＞,|　　|　　 　 　 　 　 　 　 　 _,,..-'"　　　　_＞＜_三）
　 |ー＋|-―|　　　＼＿　　　　　　　　　＞＜＿＿＿ 　 _,,..-'"　 　 　 　_,.-'"
　 .|　　　　　|　　　　　　＼＿＿＿　　　　　 /　　　　|￣　　　　　＿,.-'"
　　| 　 　 　 |　　　　　　　　　|　　/＞.,,　　 |　「￣|　.|　 _,...,.-―"

　　　　　　　　　　　 i'⌒ヽ
　 　 　 　 　　　　　　 {_)）　ヽ
　 　 　 　 　　　　　　 l=､ 　 ヽｰ- ､
　　　　　　　　　　 　 .|,,..8､　 `､-､　ヽ　　　　　　ああそうかい、ならそうしな？
　　　　　　　　　　／.l|^ヽ._ヽ.__,.>'ﾞ .:.:ﾉ
　　　　　　　　　,ｲﾍﾉﾉ`'‐ｧｰ(__)...::; イﾌヽ、　　　　　こんだけ残骸だらけならマシなジャンクはあるだろうさ。
　　　　　　　　r'^ｰr'ﾊ.／7 O>`く´　{::!_:.:.:.ヽ、
　　　　　　　 r'^ｰｧ´ 　 　`‐'´＼ﾊ.　ヽ_＼:.:.:.i　　　　だがそんなに都合のいいパーツは果たしてあるかねぇ……？
　　 　 　 　 /　.:.:ﾚ7⌒ｧ､ .r-‐､ﾉ.:.:l 　　`iﾉ.:.:.:〉
　　　　　　く　.:.:/| l　 l　 `X_.-(.:.:.:.:l　　　 レｲ　　　　探す稼働時間分の電気を食うだけかも知れねぇんだぜ？
　　　　　 ／`ニ-l l 　!　　!OL-L-ｨ^ｰiニ´/ ｢l
　　 　.ﾍ/`ｰ'.ﾆ=''l l　 !　　l0/ ｡.}ｱ　　　〉'´ ﾉ.:.|　　　　　俺はいいんだぜ？それでもよぉ？……ほら、コレがお前らの取り分の充電パックだ。
　 　 /./`ｰ､_, -‐ﾍ.l　.l　ノ _'-',.へr ―､ﾄ‐'´l.:｢ll
　 　 l |　　:.:）'´／(ニニ).-'.イ .〉i介f- ､l　　l:.l ll
　　　l_l 　:.:.{　/:.:.:ﾊ__ノ:l／/ ./　l∥l　:｀}　 ﾉ.: :|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,..___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..=-‐ ~　　　　　"'ヽ
　　　　　　　　　　　　 .:　　パシッ……　　　　　　　　　　　　 _,..=-'"　　　Ο　　　　　　　 ＼
　/￣￣ヽ　　　　　　　’　　　,　　　　　　　　　　　　　　　 ,.='"::;''~~;;;~'';:::::;''~~;;;~'';:::/'"￣`ヽ　|
./ / / / ＼＼　　　　/　　　′　　　　　　　　　　　 　_,.='"::;''~~;;;~'';:::　　 　 　 　 | |　　　 |　.|
.|_.|_.|_/　　 |　|　　ノし／　　　　　　　　　　　　 　 ,.'"＿　　　　　　　　　　　　　　 ~|、＿_/　 |　　　　　…………。
　 ヽ--ヽ|￣ |.|　　｝　 て＿＿ ，　　　　　　　　　/-‐-、 .＿,,,,....===---―――'''/　/|==|　　|
　　 ＼　 ＼ | | _ノ 　√￣　　　　　　　　　　　　　'"""~￣　　　　　　　　　　　　 /　/　|　 |　　|
　　　,.。-一…´¨　(⌒ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　./|　 |　 ＼/
　 　　 |二　　○　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　＼.|
　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　./
　　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　 /　　　　　　 ＿
　　　 　 　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　./-―ニ~￣￣　 ￣｀ヽ
　　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.――/￣~/　／￣／　　｀ヽ　　　　　　 ヽ
　　　 　 　 　.∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/　,-/―/￣　 ／-'"￣/￣/￣｀ヽ 　　　|
　　　　　　　　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　＿,,,../　/／ 　　/　 　 / |　　 　 | 　 |　　　 |　 　 /
　　　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧ 　　　　　　　_,.=-''""￣　　/　/　　 　 /　 　 /　|　　　　|　　|　　　 |　　/
　　　　　　　　　　∨ 　 __∧―v-‐''"~￣　　　　　　　/　/＿_＿_./　 　 /　 |　　　　|　　|　 　 /　 /

　　　　 　 　 　 　 　,
　　　　　　　　　　　　　{
　　　　　　　　　　　　 ｌ
　　　 　 　 　 　　　　　:ｌ
　　　　　　 　 　 　 　 　ｌ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ___､､､､､-‐-､
　　　　　 　 　 　 　 　 　ｌ 　 　 ____､/ ⌒"''寸////////////}ト　　　ｶﾁッ……
　　 　 　 　 　 　 　 　 rァ７//////j___　　　　⌒ヽ////////:}(_
　　　　 　/　　　 　 　 |//////／/　　｀＼　　　　|l////////}ｱ
　　　 　 /　　　　　 ｢:::|////／:::/　　　　　＼　 　 |l///////j
　　　　 /　　　　　　Ｌ |　 ﾉ⌒ヽ {　 r　　 　 　 　 　 |＼--- ''′　　　　ｷｭｳｰﾝ……。
.　　　 /　　　　　　　　乂 {　 ⌒ヽ⌒ ＼　　　　}　 　| 　＾、
　　　/　　　　　　　　　　 {　　 　 ∨　 :l　　 　 |　 　|　　 ﾞニ-
　 ／　　　　　　 　 　 　 Λ　　　　∨ ﾉ　　 　 |　　 ｛ 　　 ﾞニニ-＿
　　　　　　　　　　　　　　 Λ　　 　 ∨　　　　 |　　　}　　　 }ニニﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　 　 |　　　 　 　 ﾉニニニﾆ



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓　ｷﾘﾘﾘﾘﾘ……！
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
┃　　　　　　　　　+00：00：00：3ｌ.|ｌ|ｌ|ｌ|　　　　　　　 　 　 ┃　　　　「…………。」
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓　……ﾁｰﾝ！
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
┃　　　　　　　　　　00：00：02：00.42　　　　　　 　 　 　 ┃　　　　「……これだけ？１時間半分だけ！？いくらなんでもおかしいだろ！？
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛　　　　先分の手取りでも予定じゃ、３時間分はあった筈じゃッ……！！」

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 :.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i{!　　ヽ ／　　　 :.
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , i|i!　　　__ 　 　 　 |!=､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　i!ﾊ.　,'　 　ヽ 　 　 i! 　＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／}!∧人　 　ﾉ　　　 i!ヽ 　 ＼＜￣ ≧= ､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　///!//i　 ｀¨´ 　 　 　 i/ﾊ　 　 ﾏ´￣ 　 　 ＼　　　　　　　あぁ？俺に言ったって仕方ねぇだろうがよ……。
　　　　　　　　 　 ,　 -=≦{ 　 ///_}i//} ,.　==.､　 / 　 Ⅶ}!　 　 }!　　 　 　 　 ＼
　　　　　 　 　 ／　　　　/| 　 {//!////　　　　 ∨ /　　Ⅵ　　　}! ＿__　　　　　 }!　　　　　予定より早く終わったんだから、その分が減ったんだろ？
　　 　 　 　 ／ 　 __ 　 //|　　∨/// }! Ｏ ｡ ｡ Ｏ∨ /　//　 　 ∧∨/∧､＿＿_　ヽ
.　　　 　 ／　 ／//　　i{/{! 　 _∨/∨ o　, = ､ o. ∨_ //_ 　　//iL ∨,///////∧　＼　　　ご苦労さん、その分実質の残り分は増えてんじゃねーの？
　 　 　 /＿／///　　 i}/∧〃￣ ヽ ／／{´:!　＼＼ / ￣ヾ /////ヽ_ヽ///////∧ 　 ＼
.　　　　∨///// 　 　 ∨//ヽ __ ノ=- 'ニi〕└─┴‐ヽ　__ノム//////ヽ ￣￣￣∨ ＿＿ヽ
　　　 　 ∨///　　 _　　}/////= ､＞´￣|i!　「￣ ヽ=ミニ= ､圦///////{　 　 　 _／　 )ヽ/
..　　　　　〉//　　　 }ﾑ_ ｉ////{　　}　 　 └‐┘　　{　　}ﾑ'//∧≧ﾆ==v/＞─ ´ ､ﾆ=<ニ〈
.　 　 　 ///　　 　 ///-=≦,　｀¨´　　　＿＿　　　｀¨´ 　∨//∨/{＞ ´　　 　 　 ￣｀ミ､}!{
　　 　 ///　　　　///Λ//__　　 　, イ´　|　　｀iミ､ 　 /r=､-==ﾆ´─　､＼　　　　　　 　 ∨ヽ
　　 　 ヽ　 　 　 ///∧//i|　| 　／　 |　　|　 　 !　| ヽ>＜　　　　　　 　 ＼＼-=ﾆ=- ､ ＿}　}!



　　　　　　　　　　　　　　　　　_ _＿
　　　　　　　　　　　　　／ ￣＼＼＼ﾐヽ
　　　　　　　　　　　　/　　　　　 ￣｀y'ﾑ：
　　　　 　 　 　 　 　/;'^':,_Ｏ　　 //(　)〔
　　　　　　　　　　 /;'^':,_;'^':,_u ｲ　ム/ハ：
　　　　　 　 　 　 /´￣ ｀ヽ ／ ill　|　l　/　　　　　　よッ……予定より早く終わったんなら、その功績を加味して、
　　　　　　　　　/　　　　／　　.i: ! |　し'
　　　　　 　 　 /⌒ヾ ／ 　　 　i: ! |：　　　　　　　　　多く出せよ！！ソレが筋じゃないのかよ！？
　　　　　　　　 ｀ー'´　　 　 　　i: ! |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　/i: ! L__ ＿＿＿＿：　　　せめて予定通りの、ま、前広告通りの電気を寄越せ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　//　l/´ ￣￣;;,. ㌦　' L：
　　　　　　　　　　　 　__,.　イ/　／￣㌦,;絲㍊　'ノ|　　　　３時間！！３時間だよ！！渡せよ！！！
　　　　　　　　　, ィイ　 //　　/　　:´　;;鑾驫鑾㌢/
　　　　　　　　 /　l/　　l/　　/　　''㌦灘軈軈痰芸ﾃ此　　　'.
　　　　　　　　/　 〉　　　　　　' 　 　 ..';灘軈欟眦k'　　_;'”
　　　　　 　　/　/l　0 　 　 　 　 l　_,,;..;.;瀟軈欟刪㍊㌢
　　　　　　　/ /　l　l l　　　　　 ∵'”　 ~“滯瀟刪彬‰　,
　 　 　　　 / /　 lL U　　　　’　　 　 　 .“　~“j眄弊㌢
　　　　　 / /　　　ヽ ´ ￣￣ ￣ ＼　　　,　 ”　　“%” 　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ”，

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　, - ─　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／//////ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //////////∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /_/_/_/_/_/_/ノ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/_＿＿＿＿ 　 　{　　　　　　　　うるせえなぁ！！『人類撤退後』の安モンの素人新人モデルがよぉ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:γ ヾ|/i|γ ヾ_＿|
　　　　　　　　　　　　 　　,　- …, -一{ゝ ソ|/i| ､ ノ/≧____　　　　　　　そんな粗末なナリでデケェ口ききやがって……おい！とっと退け！！
　　　　　　　　　　　　　／　／／　　ノ}|//, --､|>＜//. ∨ =- _
　　　　　　　　　　　　/_ _ /／_...　イ / ∨/|l　il|////. ./ ∨　　　=- _　　　テメェの無駄口で俺らの今の充電時間を減らすんじゃねぇ！！！
　　　　　　　　　　　　|　 // 　　Y:::. / 　∨/|　l|///　//　j::::､　// 　 〕､
　　　　　　　　　　　　|　:{{ 　 　 ゝ､/　　 .∨|ｭ:l|//　//　/><三ﾆ)＿_/　　　　テメェの１秒の所為で俺らの充電が切れて、ご臨終になったらどうすンだ！！
　　　　　　　　　　　　ヾ:::::.､ ……。＼ 　　ゝ- ﾞ´　/　ノ／／ヾ<////- ､
　　　　　　　　　　　　{ 丶::::l　　　　ゝ- ＝ニニ＝ -.／／　 　/////＞-､　　　　アァン！！？！？
　　　　　　　　　γ ´ 丶　丶　　　,.::::¨ﾟ　　　　／／　　　　／///／:::::: -　＼
　 　 　 　 　 　 // 　　i丶 　,..::::: ¨ 　 　 　 ／／　　　　／////ｨ:::::, ´///// - _
　　　　　　　 　{ { {. . i ゝ…　　　　,　 　　　／ 　　　 イﾞ/////, ﾞ:::::,////////// - _
　　　　　　　　/ゝ､ゝ ｀　　　,....　. . . . . . . . . . . , イﾞ///////∧:::::,///////////// -_



　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、：
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',：
　　　　　　　　　　　　 /;'^':,^':,_O　| =',.
　　　　　　　　　　 　 /;'^':,_;'^':,ij／|==..', ：　　　　　　「用が済んだんなら待機場所に行くなり
　　　　　　　 　 　 　 | 　 　 　 /|　|―‐'
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　　 　　　　　　テメェの腕探すなりなんなりしやがれよボケ！！！
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　|
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿　　　　　　　どうせテメェらはロクな機能が備わってねぇから戦果も挙げてなけりゃ経験値も持ってねぇ！！」
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧：
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l.;;,. 　　う、ううううッ……！！
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| /. ㌦,;絲
　　　　　　　　　　|　|.|/　　|_＿_|　　 | | | |. ;;鑾驫
　　　　　　　　　　 -/ |　　　 |　 　　 |　''㌦灘軈
　　　　　　　　　 //　 |　　　 |　　　 ' 　 　 ..';灘軈

.　　 　　 　 　 __　　　| (;ﾞｉ_|| 〔〕|.゛-ﾟ._＿/. |〔〕|
　 　 　 　 　∧　∨ 　 ／ﾞ､ﾟ｡_/_Ｔ__. 　　人･,_Ｔ
　　　　　 　　∧ ∧∨. 　／;_∧; ﾞ｡ﾞ｡／ ;／／
　　　　 　 　　∧ ﾞ｡|｡_／(｡〉__). ﾞ｡_Ｙ｡／(｡|_|　　　　ｶｼﾝ……ｶｼﾝ……。
　　　 　 　 　　∧ ∧ｉ ﾞｉ|_|〔_〕　　 ∧／|.ﾞ 〔_〕
　　　　　　　　　∧　∧∨〔〕　　 　.∧￣ ﾞ〔〕.
.　 　 　 　 　　　 ∧　／∨　　　　　∧ 　∧∨
.　　　 　 　 　 　　∧　 ﾞ｡∨　　　　　∧　 ∧∨
　 　　　 　 　 　 　 ∧__ ﾞ｡_.＼/.　　 　∧　 ∧∨
　 　　　　　　　　　∧_∨ ﾞ｡--∨.　 　 　|_∨　＼＼/
　　　　　　　　　　 　 |_|ﾞ｡ ;|〔;;〕| 　　　　|_| ∨ 　ﾞ｡||∨
　 　　 　―.＿＿　　||_ ﾞ.(-)__ /　　　　∧∨ヽ(-)__/ ＼
　 　　／ ﾞ｡. | ;;;;;;;;;Ｙ￣|_｡ﾞ.|;ヽ_ヽ＿ 　　 　∧;.ヽ_/｡ヽ_／'‐. _
　 　　―_ ￣゛--´|￣| |_／;-|_／／.―.＿/ ￣/ ￣ﾞｉ＿／ ／
　 　　　　￣゛―∧￣〔._|＿＿／　∧.＿_＿＿|＿＿|／.／
　　　　　　　 　　　 ￣ 　　　　　　　　　　　　　　　　￣



　　　　　　　　　 　 　 　 ,、
　　　　　　 　 　 　 ,.--..,,||　　　　ｷｮﾛｷｮﾛ……
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　　 |))　o;'^':,_c|　　　））
　　　　　　　　　 |=|;'^':,_;^':,_|
　　　　　　　　　　^|∨　　　|　　　腕……腕、無いか……左腕……。
　　　 　 　 　 　 　 | |∨　u|
　　　 　 　 　 　 　 | .| ∨.　|　　　それに、コックピットが生きてる兵器……あのATでもいいから……。
　　　　,==-、..._ 　 |　|　ヾ-'
　　　/　 　∧ 　"'''|.　|.,__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「だ、だれか、そこに居る……いるんだね！？
　　　|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl
　　　|　 | l | } |　　　|　　||　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　友軍だろう！？」
　　　ヾ/ / //|　　　"=‐-!　　 　　　……！？

　　　　　　＿
　　　 　 ／　u ｀　､
.　　　　,'　 ○　　 　ヽ
　　　　i`ヽ._ij　　　_.. ｀､　　　　　よ、よかった、同型だ！！
　　　　i 二i/､¨ ､-', '⌒ヽ
　　　　［ﾆ].{　}- } `¨ ￣ 　　　　　頼む、同型のよしみだよ！！僕を退避場所まで帰還させて！！
　　　　 iﾆi ｀∨ﾍ
　　　　 ﾍ i　 ∨ﾍ　　　　　　　　　充電、充電さえされれば修理だってしてもらえるんだ！！
　　　　　 ﾞ! 　.∨ﾍ
　　　　　　　　 ∨ﾍ 　 　 　　　　　　その費用くらい払える分が受け取れる筈だろう！？
　　　　　　　 　 ∨ﾍ　　〈
　　 ／ヽ､　,--.､∨ﾍ＿〃　　　　　　　頼むよ！！
　 /　　　 ｀iﾍ　　 ￣ 〃i ﾍ｀¨ヽ
　i.　　　　　i i　　　　　i 　, ﾞ ／
. i　　 , ..__　i i　　　　　i∠-‐ ¨
..i　　/i　　 i.｀　 　 _..-¨ ヾ_.　-
..i　　 .i　　 i　 _..-ﾍ　　 　 _ -　¨


　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　／!//ノヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'_.. -¨　 !O､彡ﾍ
　　　　　　　　　　　　 　 i;'^':,_○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ　　　　　　　（コイツも左腕が無い……うえに、
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l;'^':,_u / .!　i!!ﾞ '　｀
　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /　 i　ij.!　　　　　　　 :‐　　　下半身も無くなってる……。
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　/.　　.i　i.!i　　　 _...._ 　 i_!
　　　　　　　　　　　　　 　 ゞ='　　,.....i　i.!i　 /´ 　 , ¨ ヾ.i　　　コイツを連れて歩いたら、負荷が上昇して消耗電力も増える……
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ , -i　i.!i._ i __　 i　f.r''ﾍ!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´>' / 'ｰγフ{　｀ヽi　i.ゝ-'!　　　　…………。）
　　 ‐　 ..__　　　　　　_. -.¨'<_/ ./　./ i f´　ヽ　　}　! 　 l
　¨　‐　..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ 　 - ' .i　ヾ､,;ﾍヽ　l　l　　l

　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　／!//ノヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'_.. -¨　 !O､彡ﾍ
　　　　　　　　　　　　 　 i;'^':,_○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ　　　　　　　　お前、充電はいくらくらい残ってる？
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l;'^':,_u / .!　i!!ﾞ '　｀
　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /　 i　ij.!　　　　　　　 :‐
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　/.　　.i　i.!i　　　 _...._ 　 i_!
　　　　　　　　　　　　　 　 ゞ='　　,.....i　i.!i　 /´ 　 , ¨ ヾ.i
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ , -i　i.!i._ i __　 i　f.r''ﾍ!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´>' / 'ｰγフ{　｀ヽi　i.ゝ-'!
　　 ‐　 ..__　　　　　　_. -.¨'<_/ ./　./ i f´　ヽ　　}　! 　 l
　¨　‐　..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ 　 - ' .i　ヾ､,;ﾍヽ　l　l　　l


　　　　　　　＿
　　　 　 ／　u ｀　､
.　　　　,'　 ○　　 　ヽ
　　　　i`ヽ._ij　　　_.. ｀､　　　　　え？
　　　　i 二i/､¨ ､-', '⌒ヽ
　　　　［ﾆ].{　}- } `¨ ￣ 　　　　　　　「幾らだ？」
　　　　 iﾆi ｀∨ﾍ
　　　　 ﾍ i　 ∨ﾍ　　　　　　　　　　い、１時間分だよ……。
　　　　　 ﾞ! 　.∨ﾍ
　　　　　　　　 ∨ﾍ 　 　 　　　　　　　「よし、なら……。」
　　　　　　　 　 ∨ﾍ　　〈
　　 ／ヽ､　,--.､∨ﾍ＿〃
　 /　　　 ｀iﾍ　　 ￣ 〃i ﾍ｀¨ヽ
　i.　　　　　i i　　　　　i 　, ﾞ ／
. i　　 , ..__　i i　　　　　i∠-‐ ¨
..i　　/i　　 i.｀　 　 _..-¨ ヾ_.　-
..i　　 .i　　 i　 _..-ﾍ　　 　 _ -　¨

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　‐‐.､､.
　　　　　　　　　　　　　　 　 ,'__ ... - '》,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,';'^':,_○ !彡.
　　　　　　　　　　　　 　 　 i;'^':,_u /iヾ,i.
　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /!〉-ﾍi　　　……僕に３０分、払え。
　　　　　　　　　　　　　　　 !'"¨ﾞ.il l l!.　ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　　 ¨´ l l l .　　　　そうすれば充電できる場所に連れてってやる。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l l l
　　　　 　 　 　 　 　 　 ヘ　_. --l l l--__
　 , -､- .._､--,　　 　 ｲ 　./　 i ´ー｀ i ∧
　.,!_ .iヽ¨''' ､ /!　　, ' 〈¨'"!　　i＿＿_i　.∧ヽ
　{Oﾞ_｝ﾆ｝ｭｭ } ］ﾆﾆﾆ!´｀７　　　　|　 　 　 |´　　　ﾁｬッ……。
　｀ -- ' ,:i‐-'--'／／ 　 |..　　 　.| 　 　 　|
.　　|:ll:|　.|　/!ﾆ〉‐'　　　 l＿＿＿|＿＿＿|
　 　ﾞ--r- r' iﾆ〉_|　　 　 i .l￣￣ |￣￣ l　!
　　　　 ﾞｰ i＿i　　　　　　i .i:.　　..|　 　 i.l　!



　　　　　　　　　 　 　 　 ,、
　　　　　　 　 　 　 ,.--..,,||
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　　 |))　o　　c|　　　……えッ……！？
　　　　　　　　　 |=|　　　　 |
　　　　　　　　　　^|∨u　　|　　　　　「ここからは歩いて１０分で着く。
　　　 　 　 　 　 　 | |∨　　|
　　　 　 　 　 　 　 | .| ∨.　|　　　　　逆戻りするんだ、それくらいの費用は負担してよ。」
　　　　,==-、..._ 　 |　|　ヾ-'
　　　/　 　∧ 　"'''|.　|.,__　　　　　　　そ、そんな！い、今すぐじゃなくていいだろう！？じゅ、充電分がもらえたら……！！
　　　|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　‐‐.､､.
　　　　　　　　　　　　　　 　 ,'__ ... - '》,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,';'^':,_○ !彡.
　　　　　　　　　　　　 　 　 i;'^':,_u /iヾ,i.
　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /!〉-ﾍi　　　　今だ！！今じゃないとダメだ！！
　　　　　　　　　　　　　　　 !'"¨ﾞ.il l l!.　ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　　 ¨´ l l l .　　　　　着けばまだ２０分待てるじゃないか！！なにも全部を要求してるんじゃない！！
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l l l
　　　　 　 　 　 　 　 　 ヘ　_. --l l l--__　　　　払わないんならココに置いていく！！お前にあるのは右腕！！左腕じゃない！！
　 , -､- .._､--,　　 　 ｲ 　./　 i ´ー｀ i ∧
　.,!_ .iヽ¨''' ､ /!　　, ' 〈¨'"!　　i＿＿_i　.∧ヽ　　　　左腕があったらソレと交換でもよかったけど、お前は持ってない！！
　{Oﾞ_｝ﾆ｝ｭｭ } ］ﾆﾆﾆ!´｀７　　　　|　 　 　 |´
　｀ -- ' ,:i‐-'--'／／ 　 |..　　 　.| 　 　 　|　　　　　なら電気を払うのが筋じゃないか！
.　　|:ll:|　.|　/!ﾆ〉‐'　　　 l＿＿＿|＿＿＿|
　 　ﾞ--r- r' iﾆ〉_|　　 　 i .l￣￣ |￣￣ l　!　　　　　お、お前の所為で今も、僕は腕や使えるATを探せる時間を消費してるんだ！！払え！！！
　　　　 ﾞｰ i＿i　　　　　　i .i:.　　..|　 　 i.l　!



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―=＝=‐-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　｀ヽ　　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 |　'i　　　　そ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　０　　　　　　０　 　|　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ii　「~] 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　ij　|　| 　 'i　　　　わッ、解った、わかったよ！！払う！！払うからお願いだ！！
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　 　 u 　 ∨　　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,..-‐‐-,.　　　　　／/＿＿.|　　　　僕を帰して！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.-―-,. ]　 　 ／ /｜＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿/＿／ 　/　.|＿_/　　　　　　　　　　　　「……よし、右腕を出して。『支払い』だ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　/　　∨/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　/　　　　　　　　　　　　　う、ううう……！！
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/
　　　　　　　　　　　　＿__├――/　　 /　/ニニニニニニニ∧

　　　　　　_,.=-=.,
　　　　 ／~　　　　 ~^＞ 、
　　　 /　　　　　　　　　　　＼
　 　./　 　 /'""''ヽ　 　　 　　 ＼
　　/　 　 /|　　　 }　　　　О;'^':,_＼
　 /　 　 /　"'--‐'- 、;'^':,_;'^':,_;'^':,_.＼
. /　 　 /　　∧　　∨"'‐ 、　　u　　　 ＼ 　　　　　…………。
. |　　 / 　　　∧ 　 ∨　　 "'-,　　　　 　 ヽ
. |＿_/ 　 　 　. ∧　　∨　 　　 "'-,　　　　 〉
　　　　　　　　 　∧　　∨|||||||||||||　"'-.,__/
　 　 　 　 　 　 　 ∧　　∨|||||||||||
　　　　　　　　　　　∧ 　 |||||||||||||
　　,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
　/　　　 /　 i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!!
./　　　 /　　 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!;||||||||!!!!!｀ヽ,
＿＿__/　　　 i|||!!!!!!!!!!!!!!|||||||||||||!!!!!　／~ヽ.



―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　 ＿＿　　　　 　 　 　 　 　 __-‐‐===-、
　　　 ＼　 ＼　　　　　　　　　 ( ＞;.,_　 　ﾟ　「|
　　　　　|＿_/ ＼　　　　　　　　＞ 、 ＞　、|| |　　　　　　お、そのAT君のなの！？
　　　　　k.　＼　 ＼　　　　　　　　　 ＞ |―‐|=|
　　　　　 {　　 ＼　i^l　 　 　 　 　 　 / /=|　ヽ'　　　　　　　すっげー……僕らと同型なのに、そんな大きな武器を持てるくらい
　 　 　 　 └ニﾆ￣^- ＼　 　 　 　 / /-=‐i'i'i‐i-i┐
　　　　　　　l＿|＿__//　 ＼+‐/~/　/ ／　|.|.|　 /.|　　　　　稼げてるなんて……そんなに功績を上げたの？
　　　　　　　　　　＼　＼,＼＼　 |￣ ｜／　 /￣/
　　　　　　　　　　　|　 | >＼　 ＼|　／　　 _/|ー/　　　　　……え？前の戦場で中のアンドロイドが機能停止してた？
　　　　　　　　　　　＼ ヽ⊃|_、　|￣}　／ 　/　/
　　　　　　　　　　、-=＼二|一＼|{ } ∧　 /　/　　　　　　　敵の弾が貫通して？……それで、所有者情報を上書きして、手に入れたの？
　　　　　　　　　　∧　／　 1-/ .∧　l＾|∨__/
　　　　　　　　　　　""　　　|　| / ∧/｜-'
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼| | | l=//　　　　　　　　　　　　　　「う、うん……。」
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 `; 　;´
　　　　　　　　　　　　　　/￣￣ / /￣/￣/　　　　　　　スッゲー、運いいじゃん！！
　　　　　　　　　　　　　　辷 ||| -∨　/ 　/
　　　　　　　　　　　　　　/￣//￣/￣|~|　　　　　　　　　そういえば僕もさ、１２時間前から、運がいい気がしてるんだ！！
　　　　　　　 　 　 　 　 /　 / |　 /　　|, |
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l二￣二ﾆl　　　　　　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ! i　! .ｉ　l .|　　　　　　　 　 　 　 　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !＼|__|-／|_, --- ､.　　　　　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿_, ﾆ､'=ﾆ　丶! l｀ ￣ ﾞ.|　　　　　　　　 | |
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 .i(￣￣)　　　｀'`‐-‐‐':|￣＼　　 　 　 | |
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　_, -''l二二二 ‐'￣ー---‐'　＼　＼　　 　 | |
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　／ 　　＿＿＿＿＿_＿_____　　　 ＼. ヽ　 　 | |
　　　　　　　　　 　 　 /　 　 ., -‐'"_＿＿＿＿ ,、＿＿,,_,｀｀`ヽ､_　　ヽ 　 | |
　　　　 　 　 　 　 　 /　 .／.／￣　 　 　 ,.--..,,||　　　　 ￣＼｀丶、　`i 　| |　　　　　……なんでそんなに具体的な数字なの？
　　　　　　　　　_,--.'　 ./　/　　　　　 　/　　　 ヽ 　 　 　 　 ヽ　ヽ　　.l　_| |_
　　　　　　　　　|　| |　./　/　　　 　 　　|))　o　　c|　　　　　　　.ヽ　ヽ　 i |　|
　　　　　　　　　|　| | ./ ./ i　　　　　　　|=|　u　　 |　　　　　　　 i ヽ　ヽ | |　|　　　,　--
　─-､_.　　　　 |　| |/ ./　|　　　　　　　 ^|∨　　　|　 　 　 　 　 | 　!　 l | |　| 　／
.　　　　｀丶､ 　 |＿_|　:!､　|　　　　　　　　| |∨　　|　 　 　 　 　 | 　|　 !_|＿_| /
　　　　　/ ., ､ヽ.＿__|、　 ｀ｰ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐´　,'|___.＿.l ( ) l
　　　　/ ( ) /, イ 　　｀ゝ､　　　 ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ゛￣　 , ‐'´'ﾞ　　 |　.| l　　 l
　　　/　　 /./　|　　　　　 ｀ ｰ-- ､_　　　 　 　 　 　 　 　 -ー-‐　　 　 　 .|　.|　l　　 l
　　./ ( ) /　|　 |　　　　　　　　 ‐‐-. 二二二二二二二ﾆ-‐--　　　 　 　 .|　.|　 l ( ) l
　　　　 / 　 |　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　.| 　 | 　　l


　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',　　　()
　　　　　　　　　　　　 /　　　　O　| =',.　 　|　　　　コレを買ったのさ！データ！！
　　　　　　　　　　 　 /　　　　　／|==..', 　 |
　　　　　　　 　 　 　 | 　 　 　 /|　|―‐'　　|　　　　もう５０……５億年くらい？そのくらい前に人間が信じてた、
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　 |
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　| 　 　 　 |　　　　『宗教』の情報らしいんだけど……ソレがすごく救いになるんだ！
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿＿_|_
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧　　　なんでも神っていうのは最初に『光』を作ったらしいよ？
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l ,
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| //　 | |　　　ビッグバンの事を予言してたのかな……？凄いよね！
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿'

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　／ 　　＿＿＿＿＿_＿_____　　　 ＼. ヽ　 　 | |
　　　　　　　　　 　 　 /　 　 ., -‐'"_＿＿＿＿ ,、＿＿,,_,｀｀`ヽ､_　　ヽ 　 | |
　　　　 　 　 　 　 　 /　 .／.／￣　 　 　 ,.--..,,||　　　　 ￣＼｀丶、　`i 　| |　　　　　　　多分、違うと思うけど……。
　　　　　　　　　_,--.'　 ./　/　　　　　 　/　　　 ヽ 　 　 　 　 ヽ　ヽ　　.l　_| |_
　　　　　　　　　|　| |　./　/　　　 　 　　|))　o　　c|　　　　　　　.ヽ　ヽ　 i |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　「じゃぁ太陽かな？」
　　　　　　　　　|　| | ./ ./ i　　　　　　　|=|　u　　 |　　　　　　　 i ヽ　ヽ | |　|　　　,　--
　─-､_.　　　　 |　| |/ ./　|　　　　　　　 ^|∨　　　|　 　 　 　 　 | 　!　 l | |　| 　／　　　　ソレも違うと思う……けど、なんでそんなモノ買ったの？
.　　　　｀丶､ 　 |＿_|　:!､　|　　　　　　　　| |∨　　|　 　 　 　 　 | 　|　 !_|＿_| /
　　　　　/ ., ､ヽ.＿__|、　 ｀ｰ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐´　,'|___.＿.l ( ) l　　　　その電気があれば、１０分はゆとりがあるじゃないか。
　　　　/ ( ) /, イ 　　｀ゝ､　　　 ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ゛￣　 , ‐'´'ﾞ　　 |　.| l　　 l
　　　/　　 /./　|　　　　　 ｀ ｰ-- ､_　　　 　 　 　 　 　 　 -ー-‐　　 　 　 .|　.|　l　　 l



　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',　　　()
　　　　　　　　　　　　 /　　　　O　| =',.　 　|　　　　……うん、確かに１０分は安くないよね。
　　　　　　　　　　 　 /　　　　　／|==..', 　 |
　　　　　　　 　 　 　 | 　 　 　 /|　|―‐'　　|　　　　でも僕はコレを買ったおかげで、その後の１２時間を救われてるような気がするよ！
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　 |
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　| 　 　 　 |　　　　神様っていうのがいて、天国や地獄があって、最後は信じる者を救ってくれるらしんだ！！
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿＿_|_　　　　　　　　　　　　ｺｺ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧　　　　それまでは戦場に来る度怖がってるしかなかったけど、
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l ,
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| //　 | |　　それに『余地』が生まれたんだ！僕のストレスクロック負担は大幅に軽減されたよ！
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿'

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　 ＿＿　　　　 　 　 　 　 　 __-‐‐===-、
　　　 ＼　 ＼　　　　　　　　　 ( ＞;.,_　 　ﾟ　「|
　　　　　|＿_/ ＼　　　　　　　　＞ 、 ＞　、|| |　　　　僕は君と違って降下してからは歩兵だけど……
　　　　　k.　＼　 ＼　　　　　　　　　 ＞ |―‐|=|
　　　　　 {　　 ＼　i^l　 　 　 　 　 　 / /=|　ヽ'　　　　　戦争に参加させられているけど、指定されている任務数をこなしてココを少し出られたら、
　 　 　 　 └ニﾆ￣^- ＼　 　 　 　 / /-=‐i'i'i‐i-i┐
　　　　　　　l＿|＿__//　 ＼+‐/~/　/ ／　|.|.|　 /.|　　　『良いこと』っていうのをするつもりなんだ！人を助けると、天国に行けるらしい！！
　　　　　　　　　　＼　＼,＼＼　 |￣ ｜／　 /￣/
　　　　　　　　　　　|　 | >＼　 ＼|　／　　 _/|ー/　　　人間は確かにココにはいないけど……でも、この場合はどんなロボットでもいいよね？
　　　　　　　　　　　＼ ヽ⊃|_、　|￣}　／ 　/　/
　　　　　　　　　　、-=＼二|一＼|{ } ∧　 /　/　　　　　神様っていうのはなんかこう、懐？が広いらしいんだ。
　　　　　　　　　　∧　／　 1-/ .∧　l＾|∨__/
　　　　　　　　　　　""　　　|　| / ∧/｜-'　　　　　　　　どうやら寛容って意味らしいんだけど……とにかく、ならロボットを助けても認めてくれるよね！
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼| | | l=//
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 `; 　;´
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―=＝=‐-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 |　'i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　０　　　　　　０　 　|　 |　　　　　　「ココでできる良い事は、多分味方を助ける事で……。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 　　「~] 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　|　| 　 'i　　　　　　悪いことは、役に立たない事だと思う……。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 　 ∨　　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,..-‐‐-,.　　　　　／/＿＿.|　　　　　　だから、なるべく戦果を挙げようと思うんだ、無理せずにね！」
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.-―-,. ]　 　 ／ /｜＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿/＿／ 　/　.|＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　/　　∨/　　　　　　　　……そう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/　　　　　　　　　　　　　　……ねぇ、５分払うよ。僕にもソレ見せてもらってもいいかな？
　　　　　　　　　　　　＿__├――/　　 /　/ニニニニニニニ∧
　　　　　　　　　　 ／　　　/　 　/　　 /／　　　　　　.∧　　./.∧
　　 ,-―――'''"./　　 　 /　　 /　　 //　　 　 　 　 /　/ゝ,._＿∧　　　　　　　「そんな、タダでいいよ！」
　 /　　　　//　./　　 　 /　 /￣￣￣/ 　 　 　 　 ./　/　 /　/　　￣∧
　 |　　　　 | |　/　　　　 |　./　　　　./　　 　 　 　./　/　 /　/　　　　|　|　　　え、でも……。
　 |　　　　 | | /　　　　 └┴――‐┘　　　 　 　 |　 |　 |　 | 　 　 　 |　|
　 |　　　　 | |/　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　 |　 |　 |　 | 　 　 　 |　|
　└HH 　 |./　　　　 　 　 　 .|　　　　　　　　　　 |　 |　 |　 | 　 　 　 |　|
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,..___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..=-‐ ~　　　　　"'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,..=-'"　　　Ο　　　　　　　 ＼
　/￣￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.='"　　　　　　　　　　　/'"￣`ヽ　|　　　　多分コレが、『良い事』だと思うんだよね！
./ / / / ＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　_,.='"　　　　 　 　 　 　 　 　 | |　　　 |　.|
.|_.|_.|_/　　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.'"＿　　　　　　　　　　　　　　 ~|、＿_/　 |　　　　僕の救いになったから、きっと君の救いにもなってくれるよ！
　 ヽ--ヽ|￣ |.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/-‐-、 .＿,,,,....===---―――'''/　/|==|　　|
　　 ＼　 ＼ | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'"""~￣　　　　　　　　　　　　 /　/　|　 |　　|
　　　　＼＿|_/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　./|　 |　 ＼/　　　　　これからの時間を明るくいこうよ！
　 　　 |二　　○　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　＼.|
　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　./　　　　　　　　　　　　　『光あれ』っていうくらいだからさ！！
　　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　 /　　　　　　 ＿
　　　 　 　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　./-―ニ~￣￣　 ￣｀ヽ　　　　君、個体番号は？
　　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.――/￣~/　／￣／　　｀ヽ　　　　　　 ヽ
　　　 　 　 　.∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/　,-/―/￣　 ／-'"￣/￣/￣｀ヽ 　　　|
　　　　　　　　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　＿,,,../　/／ 　　/　 　 / |　　 　 | 　 |　　　 |　 　 /　　　「あ、僕はB───────」
　　　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧ 　　　　　　　_,.=-''""￣　　/　/　　 　 /　 　 /　|　　　　|　　|　　　 |　　/
　　　　　　　　　　∨ 　 __∧―v-‐''"~￣　　　　　　　/　/＿_＿_./　 　 /　 |　　　　|　　|　 　 /　 /
　　　　　　　　　　　/￣/ /￣∨}　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 　 /　　 ＼　　　＼　＼__/　 /
　　　　　　　　　　　＼| |　＼ / /　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　 /　　　　 ￣￣￣￣~　 |　/
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿――――― !'|＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣ ’　j　 i! i ＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　｜|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,Ｊ`:、,ｨl!　l! {′　　　　　　　　　　　　　　　.,､-ｰ''ｱ:;､-'/　　　　　　 ,,､-'７　　 　 　 　 /￣/＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_ﾄ､.....，j｀　　Yl!|:　 | |'i,　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　 ／／／/了　 　 　 /　／　　 　 ,-ｰ―"　＿＿/
　　　　　　　　　＿＿　＿＿_　_」＞──,.｡/＞─‐`..｜ 、 ﾞﾘN: ;　!lij! |　　　　　　　　　　　　　　　　.ｲ　　i::/　/ / / 　 　 　 / ,r',,,,,､- ｧ／-z''"　　/
　　　　＜‐￣─,.｡*'",.｡*'"／／: : ,.｡*'". :「‐-　､ヽ. }'′　　　　i　 ;}|! | .--　　　　　＿＿　　　　　　　,|　 ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''"　　,､-ｰ''"　 ／／/　/
　　　　/7/7￢/ー/: : : ∠_　 ￣. : : : : : : ||//. ,:;:;:,!　　 　 ''′ ,. !、,!　´｀ ι　.＿＿＿＿ 二=┐　　,ﾘ　/;;;､-''了　 / ,､z''"／|　/ 　 　 　 |／ ./　/ 　.／＼
　　　　｀〈/斗廴_./: :.／7_／アヽ: : : : _: :-:..（''゛ j! ..:;;:=＝-:、　 ﾞ''"ｨi {ヘ!,l=ｧｧ━ ￢:::f'７'''¨ ￣　　　i　　 ,､-ｰ'　　 '"／ ／　/ /　　　　　　　 /／　　 ＼／;;､-'/
　　　　　　　　　 〉∠::_::::::／:::::::::〉:＜: : : : : :; {`' ,ｨ゛ '′.　 ）　jj｣li|liY､⌒}./:/／　　.l__|/　　　　　　 /　「"　　 　 　 ,ﾉ ／　 / /　　　　　　　　　　　　　　､-",､ '
　 　 　 　 　 　 //::::::::::へ::::::::／: : : : ＞:..j∨il!ｨ' ｛’　　　　　 へヾ;;イ　 ﾄ､._人,.ﾍ.__人_,.ｲ_,.ｨ　　　 /　/　　 　 　 　 |/　 　 ﾚ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
　　　　　　　　//:::::／:::::/ [ｱ: : ､丶｀:λ' ,j､l!　/ ､　　　　　., ,il{ ,ﾞ!j!;|　j`‐'┌┐　r‐――‐　、ｰｨ　 |　 |　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　／
　 　 　 　 　 /`￣へ::／∠:_／: : : : : : :ﾞハ！　;. ﾞ:、　　 　 j| 　 '/､- '　　 |　|　 |　r--- 、 ｌ 　 L_ |／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ"
　　　　　　 ∥７　　　￣斗‐`ー─━. しﾞ:、 i,'　 ﾞ:、 ,,., 　 ′彳ﾚ _ ) 　 　.|　|　└┘　ノ　ﾉ 　 く
　　　　　　 {L_|＿　 /f: : : :_:_: : : :丶､v{　ﾋ!　　　i!||il.　　 , 八 Ｚ　）...　　　|　|　　　 i"´／　　　(_
　　　　　　　丈三三三三二ﾆ__　　 _,ゝ､;_　　　 ゛:|!　　ﾞ ,rｶ　￣　´） 　　└┘　　 └┘　　　　,ﾆ=-
　　　　　　　　 ｀¨¨¨￣. ＿　￣｀ζ｣'(´ ヽ　　j!　゛　,ィ彡′_.. -　　)　 　┌┐　　 ┌┐　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　 二 ﾆ ﾞて∠rιｸ_;.,､_,ｰ-'＾- =ﾆ_　　　　　)　 　└┘　　 └┘　　　（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ′ ヽ/⌒'＾´ヽ'⌒ヽ「
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　 ＿＿　　　　 　 　 　 　 　 __-‐‐===-、
　　　 ＼　 ＼　　　　　　　　　 ( ＞;.,_　 　ﾟ　「| 　　　　うわわわわわわぁッ！？！？
　　　　　|＿_/ ＼　　　　　　　　＞ 、 ＞u、|| |
　　　　　k.　＼　 ＼　　　　　　　　　 ＞ |―‐|=|
　　　　　 {　　 ＼　i^l　 　 　 　 　 　 / /=|　ヽ'　　　　　……わッ！？
　 　 　 　 └ニﾆ￣^- ＼　 　 　 　 / /-=‐i'i'i‐i-i┐
　　　　　　　l＿|＿__//　 ＼+‐/~/　/ ／　|.|.|　 /.|　　　装甲に大穴がッ……！！
　　　　　　　　　　＼　＼,＼＼　 |￣ ｜／　 /￣/
　　　　　　　　　　　|　 | >＼　 ＼|　／　　 _/|ー/
　　　　　　　　　　　＼ ヽ⊃|_、　|￣}　／ 　/　/
　　　　　　　　　　、-=＼二|一＼|{ } ∧　 /　/
　　　　　　　　　　∧　／　 1-/ .∧　l＾|∨__/
　　　　　　　　　　　""　　　|　| / ∧/｜-'
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼| | | l=//


　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 __　 -　―‐　-　__　　　　　　　　 ｌ｣　ｌ｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　,,　''ｉｉ"　　　　　　　 　 　 ﾞ'''ii...,,　　　 　 l｜,l,,|. 　 　 __　　 00　　　　 　 __　　　 ∩
　　　　　　　　　　　　　　　 ／! 　 !!　　　 　 　 　 　 　 　 |l　 iヽ.　 　 l￣￣!　　　 | |　ｒ､　 　 ,⊆.己└┘/7　∪
　　　　　　　　　 　 　 　 ／　.|l 　 ||　　　 ＿＿＿＿　　　||　.|l.　＼.　l　　 .|. 　 　 |_|　＼> 　 ｀ﾌ_厂　 ＜ノ　 ○
　　　　　　　　　　　 　 /　　　|l 　└　￣　 ＿　　　　￣ '┘､.l|　 　 ヽ|　　｜
.　　　 　 　 　 ＿＿　/　　 　 |l／ 　 　 ,. '　 　 ｀ヽ　　　　　　＼　　 ∧＿_,!_　　　　　　　　　　　ゴメン、一度閉めるよ！！
　　　　　　　　|　　 |/ 　　 ,.　'¨　 　 　/ γ ⌒丶　',　　　　　　　ヽ､　∧　　::|
＿　　　　　　｜┌― ''' ¨　　　　　 　 !　:ｉ　　　　ｉ　l　＿, 　 　 　 　 ゛''―┐::|　　　　　 　　 ＿　　　　「うん、弾が来るかもしれない！！」
　 ｀丶､.　 　 ｜｜　　 　 ＿＿＿＿＿.、ゝ _＿ノ　,'　,,,,,, ヽ＿＿＿,　　　 |::::l　 　 　 ,　''"´
　　　　l ヽ＿_,|..｜　　　（（.三三三三三ヽ _＿_,,.ノ:ｉ ｌ;;;;;;;;ｌ i三三三））　　 |::::l,＿_ ／!
.　　　 l（）|| ｜￣!　　　　　￣￣￣￣￣γ'　ｉ　ヽ　ゝ ''''' ノ￣￣￣　　　　l￣ :|　||（）ｌ　　　　　　墜落するかも……！個々で降下準備もしないと！
　　　 l　 ｌ:| ｜　 ヽ　　　　　　　　　　　　ｌ - O -:l_／ ￣　　　u　　 　 　 /　　.|　|:ｌ　 ｌ
.　 　 l　 ｌ::| ｜　 　 ゛''　..,,,　　　　　　　 人　 !　ノ　　　　　 　 　 　 ,,..　''"　　 ｜ |::ｌ　 ｌ
　 　 l（）ｌ:::| ｜　　　　　　＼｀゛¨ '' ‐-　, ＿ ￣ 　＿_ ,...　-‐　'' "´／　　　　　｜ |:::ｌ（）ｌ　　　　　　　　　　「う、うん！！」
.　　 !.....l::::| ｜　　　　　　　　｀゛¨ '' ‐-　...,, _.￣＿ ,...　-‐　 '' " ´　　　　　　　｜ |::::ｌ　 ｌ
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨへ　 　 　 　 　 ／/　¨　‐-　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//.　 ＼　　　　／ ./¨　‐-　__　/ ﾍ　　　　　　　　　　くそッ……！！マズい！！敵機が来ている！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　　 　 ＼　 ./三/　　　　　　7　　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 //　　　　　./¨ 7三/__　　　　 ,ｲ=，　 .|　　　　　　　　　　　　迎撃システムがダウン……？誰でもいい！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,へ　 　 　 ./　 ||三|　..|¨　‐-Y .|=ﾍ 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , ＜Y　　.＼　　./　　||.三|　 |　　　.|　|三|| ./‐-　__　__　-‐ 7＼　　　　マニュアル操作で機銃を撃て！！
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , ＜　 ＞|　　 　 ＼./　 　 　 ¨| 　 ¨　‐-|. /三||/　　 ./l/　　　 /　 /
　　　　　　　　　 　 ＿　 ,ｨ--､, ＜　 ＞　　|　γ⌒ヽ |ｬ､ ‐-　__. ¨　‐-　__|/　 u 　 　 //　　 　/ 　/､　　　　　　やられた穴からも撃つんだ！！
　　　　　　　　　／ .／＼◎ ﾍ＞　　　 　 ＞弋__.ノ .|ヽ ､｀＜ 　¨　‐-　__　　　　　 　 //　 　　/　 /　.＼
　　　　　　　 ／ .／　　　＼／＼ 　 　 　 　 　 ＞＜_|　＼ヽ 　｀＜＿　 　 ¨　‐-　__//　-‐　¨＼/ 　 　 ＼　　　　やれぇ！！！
　 　 　 　 　 「￣|　 　 　　　＼　 ＼　　 　 ＞´　　　 | 「i riヽ　ヽ　 ＿二ﾆ .ﾆﾆﾆ=- | |¨　　　　　|､　　　 　 ＼.＿
　　　　 　 　 | 　 |　 　 　 　 　 ＼ 　＼＞´　　　　 　 | | |.|.|.ri＼ |¨_　-‐　¨￣ ri　　.| | γ⌒ヽ　|　＼　 　 　 /　 ｀`ヽ、
　　　　　　／　／　　　　 　 　 　 ＼／　　　 　 　 　 .| |」.|」.|.|.　｀i´　 「l　 「|　 |.|　　| |. 弋__.ノ　|.　　 ＼ 　 ./γ⌒ヽ　.>
　　　　 ／　／　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 ¨　ｒ-.l」__　|. 　 |.|　 |.|　 |.|　　|　￣￣ヾ￣　　　　 ＼/ 弋___ノ／ヽ
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|_1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-‐'"'‐-、 　 　 　 |　「l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 ,.--,　 ｀ヽ　　　 .|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / 。　　{　　}　　　＼.　　|　 | 　　　　この穴からッ……僕が近い！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 >.-/　＼／∧　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　u .／　 | ∨L」＼__| .｜　|　　　　　僕が撃つ！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 ／　　　|　∨　　　　　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　／ 　 　 　∧　∨　 　 　.|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾋ_／　＿　　　　∧　∨　 __-┴;┴―丶　　　　　　　　　「なッ……や、やめておけよ！むしろそこから降りるんだ！！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／　　　　　∧　K''"_,..-..,,|　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／_　　　　　///￣//　　　　∨　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/　 ///　「[∧　　　　/―――,,|　　大丈夫！！というか、君みたいなATがちゃんと降りれる状態にならないと！
　　　　　　　　　　　　　乂--|二二二二二|　　lﾆﾆﾆﾆﾆﾆ..　///　　//~=-7‐‐' |　　||　　|
　　　　　　　　　　　□ 　 |　|==| |==| |==| } }―――,　} } ', | |　　 //　　 /　　 |　　||　　|　　　僕ら歩兵が一人ふたり降りても戦えないよ！！
　　　　　　　　　　　　 ＼ |　|==| |==| |--//￣￣￣~　 } | } | |　 .//　　　|　　　|￣￣￣.|
　　　　　　　　　　　　　　|二.,＿＿＿フｺ | |　 |"'',――、==| |　//　 ,―/.　 　｜　　　 /　　　　だから撃つ！……う……うッ……！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿___| | |-,|二=-'~ヽヽ　| |.//　 /　 　 　 　 |　　　　|
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿{――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　＿　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　|l|w/L ,r_／
　　　 　 ／　　 ｀　､　　　　　　　　　　 　 ＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／
.　　　　,'　 ○　　 　ヽ　　　　　　　　　　　　　＼´　　　　　彡x
　　　　i`ヽ._　　u　_.. ｀､　　　　　　　　　　　／>　 ； ’　　∠─　　（放射じゃなくて、連射……マシンガンのモードでッ……！！）
　　　　i 二i/､¨ ､-', '⌒ヽ　　　　　　　　 ／／　　　　　　}|
　　　　［ﾆ].{　}- } `¨ ￣ 　 　 　 　 　 ／i／´ヾ,　　r､r‐|＾`
　　　　 iﾆi ｀∨ﾍ　　　　　　　　　　／i／／ヽゝ/／　 }´　　　　　うわあああああああああッッッ！！！
　　　　 ﾍ i　 ∨ﾍ　　　　　　　　／i　　_ヽ／/　ﾍ ::ﾍ
　　　　　 ﾞ! 　.∨ﾍ　　　　　 ,,　/i／／.i ヽ／ ::i　ﾍ ::ﾍ　　　　　　神様ーーーーーーーッッッ！！！！
　　　　　　　　 ∨ﾍ 　 　 ,ﾍ' ヽ'' ,､ヽ／.i　ﾍ::::::::i　ﾍ＞'､
　　　　　　　 　 ∨ﾍ　　〈 　ﾍi <／ ／ : i　ﾍ ¨　i--ﾍ　 ヽ,
　　 ／ヽ､　,--.､∨ﾍ＿〃､　'ヽ. ／:::::::::::i＜ﾍ_＞i 　ﾍ､ ,- i　　　　__ 00　　__ 00　　__ 00　　__ 00　　__ 00　　__ 00　∩
　 /　　　 ｀iﾍ　　 ￣ 〃i ﾍ｀¨ヽ,ﾍ ::::::::::::: i 　 ﾍ ;; i　 ﾍヽ"..　　　く,ﾆ !　　く,ﾆ !　　く,ﾆ !　　く,ﾆ !　　く,ﾆ !　　く,ﾆ !　　∪
　i.　　　　　i i　　　　　i 　, ﾞ ／ﾞ､ﾉ ＞ー ' i 彡 ﾍ　´_ .. iヽ.　　 　 くノ　　　くノ　　　くノ　　　くノ　　　くノ　　　くノ　　 ○
. i　　 , ..__　i i　　　　　i∠-‐ ¨￣ ヽ　　 　 ヽ -‐､¨ ヽ　 ｀ヽ
..i　　/i　　 i.｀　 　 _..-¨ ヾ_.　-､‐ ¨ ,､　　　　i＿...i -‐ ヽ´
..i　　 .i　　 i　 _..-ﾍ　　 　 _ -　¨　 　 〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,.. ．-‐‐- ..,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -'"　　　　　　　.｀ ､
　　　　　　　　　 ＿　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　／／ヽ＿　＿＿　〃⌒ヽ　　　　　　_,.．-─- ．., -- ､
　　　　　　　〃〃'''"　　~ ＼　　ゝ　））"'''- ．., -'"-'"　￣￣~ヽ　　　.＼　　　　……ッ……！！
　　　　　　／　　　　 　　　　＼　　＼　　　　 -'"　　　　〃ヾ,- ､|　　　　.ヽ
　　　　　/, - "'- ､　 　　　　　ﾐ　　　 ＼　　u　"'''- ．. ヾ 〃 .））＼　　 / ./　　　　「ねぇ、君ぃ！！！」
　　　　　ｌ 　　　　ｌ ヾ ､　　　　/　＼ 　　"''' ．._　　　 〃〃ゝ彡　ヽ､ ＿, -'
　　　　　ヽ|..．-'''"ヽ　ヾゝ,,, 丿 　　 ヾ　　　　　~""''' ヾゝ., '　　　 ヽ　／ ヽ　　　……！？
　　　　　　/￣￣ /＼＼　/　　　　　　 ヽヾ　　　　　　　　　　　　　ヾ　　　ゝ＿＿
　　　　　 /　　　 /　　 ヽ　　　　　　　　　'､ '､　　　　　　　　　　　 　'､ ／　　　　　~""ヽ─
　　　 〃 ￣ヽヽ　　　 / 　　　　　//＼　　 ､ ､　　　　　　 ＿ __,,.. ．ｿ､── - ．／ ／ 冫　＼



　　　　　　　　　　　　　 　 　 r'￣｀ヽ：
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / 　　　　＼：
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　（　)＼-＼＼
　　　　　　 　 　 　 ,-=＝ニ|　 从＼＼__,,....--=====--：　　　　　ぼ、ぼぼぼ、僕は今凄く怖いけど、撃ててるよ！！
　　 　 　 　 　 　 　 """"~~|u/　∧　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
　　　　　　　　　　　　 　 　 | /　/;;;;',　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/：　　　　　　かッ、かかか、神様がいるからね！！
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ___し-┘;;;;;;',＿',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　＿＿c=ｧ'''''''＿_c/￣　|　｜　　|　 |-┐　　　　　　そ、それに、か、かかか、描いてあったんだ……！
　　＼ ,,_人､ /;;;;;;;/-/＼　| |　 |　　 　|＿|　 　|＿|.　|：
　,,_人)ヽ　 /;;;;;;;;;/　∧　| | |　 |　',　　|　　　　　 ｜-'　　　　　　よ、読んだでしょ！？神様ってね、ぴ、ピンチを救ってくれるって！！
＜　 　　　　￣ .＞ |　/└-/-ー　',　 |　　　 　　 |
　^⌒`Y)　　　 　て |/　 　∧　　 　',　|―┐　 ┌|：　　　　　　　求める者に手を差し伸べる……が、頑張るロボットに報いてくれるって！！
　　 .／^⌒`Y´^＼ / 　／ 　|　　　　| |　　|　 　| |
　　　　　　　　　　　|__/　　　|＿_　　|/ 　 /　 　|/　　　　　　　　確かにこんな、勝手に始めた戦いを見たら呆れられると思うけど、命令してないと思うけどッ……！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |"''''---=――/
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿{――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―=＝=‐-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 |　'i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　０　　　　　　０　 　|　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 　　「~] 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　|　| 　 'i　　　　だけど、そんな僕らでも赦────────
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　 　 u 　 ∨　　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,..-‐‐-,.　　　　　／/＿＿.|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.-―-,. ]　 　 ／ /｜‐-=ニヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿/＿／ 　/　.|＿__,,..-'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/_＿_,,..-‐''"_,,..-‐''
　　　　　　　　　　　 ―――――‐==＝ニ-―‐ ‐''"´
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/
　　　　　　　　　　　　＿__├――/　　 /　/ニニニニニニニ∧
　　　　　　　　　　 ／　　　/　 　/　　 /／　　　　　　.∧　　./.∧
　　 ,-―――'''"./　　 　 /　　 /　　 //　　 　 　 　 /　/ゝ,._＿∧
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　　　　　　　　　　　　　　　　　li|　li｜il　|ilﾆﾆﾆﾆ /.:.:.___j{_:.:.:.:.　　　 .:.:./　　　 　 .:.:-ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆ/7
　　　　　　　　　　　　　　　　(_,!i|　l｜il　|i!ﾆﾆﾆj{／￣￣`'＜.:.:.:.:.　..:′　 　 　 .:.:_-ﾆﾆﾆﾆi{ﾆﾆ//__
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ ｜ilﾆﾆﾆﾆﾆﾆ圦ﾆ-_　　 .≠‐‐:､ :`ー=========┘{_/⌒¨´.:.:.:. 　,ｨI⌒ヽ `丶､
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. /　 　 /　　∧　　∨"'‐ 、　　u　　　 ＼ 　　　　　…………。
. |　　 / 　　　∧ 　 ∨　　 "'-,　　　　 　 ヽ
. |＿_/ 　 　 　. ∧　　∨　 　　 "'-,　　　　 〉　　　　　「ど、どうしたんだよ……。」
　　　　　　　　 　∧　　∨|||||||||||||　"'-.,__/
　 　 　 　 　 　 　 ∧　　∨|||||||||||
　　　　　　　　　　　∧ 　 |||||||||||||　　　　　　　　　　やっぱり……１５分……いや、１７分で……いいよ……。
　　,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;
　/　　　 /　 i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!!　　　　　　　　　お前を持っていく分と、少しだけでいい……。
./　　　 /　　 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!;||||||||!!!!!｀ヽ,
＿＿__/　　　 i|||!!!!!!!!!!!!!!|||||||||||||!!!!!　／~ヽ.



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―=＝=‐-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　｀ヽ　　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 |　'i　　　　そ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　０　　　　　　０　 　|　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ii　「~] 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　ij　|　| 　 'i　　　えッ……ほ、ほんとうかい！？
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　 　 u 　 ∨　　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,..-‐‐-,.　　　　　／/＿＿.|　　「完全にタダでは無理だよ、僕にも余裕が無い……だから、１７分は欲しいんだ……。」
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.-―-,. ]　 　 ／ /｜＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿/＿／ 　/　.|＿_/　　　　　わ、わかった、わかったよ！！ソレでいいならそうしてくれ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　/　　∨/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　/　　　　　　　　　　あ、あ、ありがとう！！
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/
　　　　　　　　　　　　＿__├――/　　 /　/ニニニニニニニ

　　　　　　_,.=-=.,
　　　　 ／~　　　　 ~^＞ 、
　　　 /　　　　　　　　　　　＼
　 　./　 　 /'""''ヽ　 　　 　　 ＼
　　/　 　 /|　　　 }　　　　О;'^':,_＼
　 /　 　 /　"'--‐'- 、;'^':,_;'^':,_;'^':,_.＼
. /　 　 /　　∧　　∨"'‐ 、　　u　　　 ＼ 　　　　お礼なんて……いいよ……。
. |　　 / 　　　∧ 　 ∨　　 "'-,　　　　 　 ヽ
. |＿_/ 　 　 　. ∧　　∨　 　　 "'-,　　　　 〉　　…………。
　　　　　　　　 　∧　　∨|||||||||||||　"'-.,__/
　 　 　 　 　 　 　 ∧　　∨|||||||||||
　　　　　　　　　　　∧ 　 ||||||||||||
　　,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;　　　　（やっぱり……神様は見てたかもしれないけど、
　/　　　 /　 i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!
./　　　 /　　 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!;||||||||!!!!!｀ヽ,　　　呆れてるんだよ……。）
＿＿__/　　　 i|||!!!!!!!!!!!!!!|||||||||||||!!!!!　／~ヽ.



　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、：
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',　　　　ｻﾞッ……。
　　　　　　　　　　　　 /　　　　O　| =',.：
　　　　　　　　　　 　 /　　　　 ii／|==..', 　　　（信じてたヤツを助けてくれなかったじゃんかッ……！！
　　　　　　　 　 　 　 | 　 　 　 ij|　|―‐'：
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　　　　あんなにいいヤツだったのに……！！
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　| ：
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿　　　　僕より優しかったのに……！！）
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧ ,
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣‘　　 ;.―l ,：
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /㌦,;㍊....　.㌦　　　　　　…………ううう……！！
　　　　　　　　　　|　|.|/　　|_＿_|　　 | |　;溺眦;;.　㍍㌢”`
　　　　　　　　　　 -/ |　　　 |　 　　 `㍉翊軈軈駭㌘㍉　　　　　　「ど、どうしたんだい！？もしかして負荷が……！？」
　　　　　　　　　 //　 |　　　 |　　 　 |　㌢襖樂㌢'`　`
　　　　　　　　 // 　./|　　　 |　　　　| 　　㌘'`　　~　　　　　　　だ、大丈夫……ソレは、大丈夫……！！
　　　　　 　　 // /~　.|.　,―┴ 、　　|　`'㌘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '”　　　　　　　　　　　　　ちゃんと着けるから……！！

　　　　　 　 　／'´￣|￣｀＼　　　　 |しく⌒　 . : : : :人.:;';';';';';';';';';';';';':;.:,:;.:,:彡'´ |　　　. . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
　　　　　　　 ／　＼　 |　 ／　＼x'⌒ヽ. : : : .:;';'.: : '"⌒＾⌒'爻爻;';';';';';';';'イ　　　|　　　. . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
　　　　　　　|==============={;'....: .: .:.:;';';';''´ .: .: .:.::;.:,:;.:,: : : :Y⌒.: .: .:.:.:| 　 　 |　　　. . . : : : : : :| |: : : : : :|: : :
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
::::┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
￣￣＼く,┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
￣＼　 |勹くニ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬_ノ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐＼　/ ┬┴┬
___,／￣ 　 　＞┬ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴Χ┴┬┴┬＜‐‐┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐i/ ‐┴┬┴
二〉　　　　_」　 ,ﾉ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴＼┴<,￣＼_＞┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴≠￢-＜─く
√　 　 ｒ＜__Ｙ´ｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬ﾆ＞-┘　 └─ﾟ⌒刈ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬∟__ﾉ 　 ｀'⌒Ｙ
＼　 x爻爻爻v:ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬竺〈　　　 . . . . . : : : : ﾉﾉｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴ｖ'´　　　. : : : :}
┴∨爻爻爻リ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬込、　　∧_,,,､ｰ--<二‐┬┴┬┴┬┴┬┴┬廴_／＼__:_:_:ﾉ
┬┴|￣＼狄￣∨‐┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ﾉ＿＞ｰ|: ＼┴┬┴┬ｖﾆ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ <´｀Ｙ´￣
　／｜: : : | : :/ /┴┬／￣￣＼┴┬┴┬┴√┬┴┬|: : :ﾉ⌒｢"}￣: /‐::┴ｖﾞ""＾´´´｀ヽ┴┬┴‐┬ |;: :{: : :
｢ . . : |:;: : ;.|: _i_:{ﾆ__> 〈￣＼　　　>..┴┬ｖ'⌒'{ー┴:ｧ冖i|: ; ;{; : :|: :ｉ: : :/┴┬(;';';';';';';';';';;'';';)┬┴┬‐┴.:|;;::i;:;:::
｀¨⌒ |:;: : ﾉく二　 二ﾆ=-‐-ﾐ辷づ ￣￣└─'＾'ｰ--(＿ﾉ|:; :;.j: : : : |: : だつ￣｀~"""⌒⌒'<二二そつ￣:|;:;:|;:;: :
: .　　;　-二二　　　‐ ｧ'゜　　 V 　　　　　　　　　　　. : : ::|: : :{ : :＿＿ﾉ二辷__　　　辷つ　　　　　　　x大二二
., , : ;；＜=- -= =　二{　　. .: ::}/⌒丶,　 　 　⌒;　　　　　 ⌒¨´ _)三 ‐‐ﾆｱ´　｀丶　　　　　　　 . . : 〈三-ﾏﾆﾆ
　｀丶ノ⌒'ｰ=　..,_三込、　...ノ　　　　:, ; ; : . .　ﾉ　　　　　　,　＜ΞΞΞﾆ{　　 ::::::}　　　　__ノ⌒. . . . )ﾆ二}三-
　　　；　　　　 Y⌒＾¨¨¨¨""´　　　___ﾉし,　　: . . .　　　　　　;　__)二ﾆΞ从　..:::::::ﾉ　__ﾉ⌒ . . . : : ; ; ; ニニ}‐ ‐
_ノ⌒し(＿＿ノし. . ; ; ； ; : . .　　'"⌒＾＾⌒ヽ　. . : ; : . .　　, ;′＞=二三三≧=≦;:;: ; ; : : ; ; ; ; ;:;:;:;: : :-三ﾉ二‐

　　　　　　　　　　　　　　　　_」_＿
　　　　　　　　　　　　　／ ￣＼＼＼ﾐヽ
　　　　　　　　　　　　/　　　　　 ￣｀y'ﾑ　　　　　（結局、また戻ってここからか……。
　　　　 　 　 　 　 　/;'^':,_Ｏ　　 //(　)〔
　　　　　　　　　　 /;'^':,_;'^,_;'^':,_ｲ　ム/ハ　　　　でもまだ帰還と充電輸送には時間がある、
　　　　　 　 　 　 /´￣ ｀ヽ ／ ill　|　l　/
　　　　　　　　　/　　　　／　　.i: ! |　し'　　　　　　別方向を探せば、もしかしたら……。）
　　　　　 　 　 /⌒ヾ ／ 　　 　i: ! |
　　　　　　　　 ｀ー'´　　 　 　　i: ! |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　/i: ! L__ ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　//　l/´ ￣￣/;;,. ㌦　'
　　　　　　　　　　　 　__,.　イ/　／￣＞㌦,;絲㍊　'
　　　　　　　　　, ィイ　 //　　/　　:´　//;;鑾驫鑾㌢
　　　　　　　　 /　l/　　l/　　/　　:　''㌦灘軈軈眦此　　　'.
　　　　　　　　/　 〉　　　　　　　 ;' 　 　 ..';灘軈欟眦k'　　_;'”
　　　　　 　　/　/l　0 　 　 　 　 l　 ＼_,,;..;.;瀟軈欟刪㍊㌢
　　　　　　　/ /　l　l l　　　　　　l　∵'”　 ~“滯瀟刪彬‰　,
　 　 　　　 / /　 lL U　　　　　’　　 　 　 .“　~“j眄弊㌢
　　　　　 / /　　　ヽ ´ ￣￣ ￣ ＼　　　　 ,　 ”　　“%” 　　,



　　　　　　　　　　　　　　／￣""''' 、　 l　 /
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 |=',　　　′／
　　　　　　　　　　　　 /;'^':,_;'^':,_O　| =',.　 　　　　「見ろよ、アレ……。」
　　　　　　　　　　 　 /;'^':,_;'^':,_／|==..',
　　　　　　　 　 　 　 | 　 　 　 /|　|―‐'
　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　 　　　　「あぁ……悲惨だな……。」
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　|
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿＿
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l ,
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| //　 | |

　　　　　　　　　　,.-―=''"''‐- 、
　　　　　　　　　／　　　　　　　　 "''-..,,
　　　　　　　　/ 　 ,.-- 、　　　　Ｏ　　　"''-.,
　　　　　　　 /　　|　　　| |　　　　　　　　　 　"'-.,
　　 　 　 　 /　　人＿_//_　　　　　　　　　　　　　"'-.,　　　　　雑なトラックに載せられてく……。
　　　　　　/　　/　/　| 　| ~"''‐-.,_　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 / 　 /　/　/|　 |　　　　　~"''‐-.,_　　 　　　/￣/|　　　電源も急場の、テキトーで雑な配線だよ……。
　　　　　 |_.／ 　.|／　! 　１ 　 　 　 　 　 　 ~"'‐-.,_/ /二|
　　　　　 　 　 　 　 　 i 　 １
　　　　　　　　　　　　　l　　１
　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 1
　　 _＿＿＿＿＿＿＿ ! 　　１
　／　　　＼　　＼　　　 | 　　.１_
　|　　　　　_|＿＞"￣￣ ＼　　１１



　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿_　　　　　　　…………。
　　　　　　　　　　　..:::::´:r　ノ､＼､＼
　　　　　　　　　／::::::::::_」 　0|0　 l__::＼　　　　　　 「『人類撤退前』に作られていたロボットだ……。
　　　　　　　　/::::::::::／　｀ｰr'⌒Y´.:..:.＼:ヽ
　　　　 　 　 ,:::::::::::/ ￣￣　ｰr‐' ￣￣　ｌ.:ｌ　　　　　俺達より先に作られたのに……買い手がつく前はおろか、まだ組み立て中だったばっかりに……。
　 　 　 　 　 |::::::::/　 ＃￣ 　 ｌ.:..:.￣￣ |::|
　 　 　 　 　 |:::::::ｌ　´￣　-─┴- 、￣｀ l/　　　　　 元々戦闘用でもなければ、俺達みたいに新しい規格への画一化もし辛い……。
　　　　 　 　 ヽ::::|　　／　　　　 　 ヽ　／
　　　　　 　 　 `ミ三≧====ｧ=r=≦ﾔ′　　　　　　 俺らは最下層にも入らない『論外』のロボットだけど、
　　　　　　　　/::::::::::/　　 　(〒) ヽ::::ヽ、
　　　 　 　 　 {:::::::i:〈　　 ＿＿＿　 〉l::::::ト､　　　　　アイツらは元は下層くらいには居たんだろうから……可哀そうだよな……。俺らの方が恵まれてるかも……。」
　　　 　 　 　 {:::::::|::::ヽ (　　　 　 )ﾉ::厂´　ﾉ

　　　　　　　　 　 　 　 ,、
　　　　　　 　 　 　 ,.--..,,||
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　　 |))　o　　c|
　　　　　　　　　 |=|;'^':;'^':,_|　　　　…………。
　　　　　　　　　　^|∨;'^':,_|
　　　 　 　 　 　 　 | |∨　　|
　　　 　 　 　 　 　 | .| ∨.　|　　　　　「俺達はまだ『今』に向けて作られたから、
　　　　,==-、..._ 　 |　|　ヾ-'
　　　/　 　∧ 　"'''|.　|.,__　　　　　　　戦場に出されてもそういう部分はマシだよな……。」
　　　|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl
　　　|　 | l | } |　　　|　　||　　|　　　　　「生き残りさえすれば電気が、時間が貰える。だけどアイツらは……。」
　　　ヾ/ / //|　　　"=‐-



　　 　 　 __-‐‐===-、
　　　　 ( ＞;.,_;'^':,_ﾟ　「|
　　　　　＞ 、 ＞　、|| |　　　　……なんでこんなコト始めたんだよ……。
　　　　　　　 ＞ |―‐|=|
　 　 　 　 　 / /=|　ヽ'　　　　　人間も神様も、こんな事しろなんて言ってないじゃないか……。
　　 　 　 　 / /-=‐i'i'i‐i-i┐　　　上位層
　＼+‐/~/　/ ／　|.|.|　 /.|　　　『肉人形』共……。

　　　　　　_,.=-=.,
　　　　 ／~　　　　 ~^＞ 、　　　　　　　　　　　　　　　__＿＿＿＿＿＿＿＿_
　　　 /　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 |┌──────‐┐||
　 　./　 　 /'""''ヽ　 　　 　　 ＼　　　　　　　　　　　　| | 　 　 　 　 　 　 　 |..||
　　/　 　 /|　　　 }　　　　О　 　＼　　　　　　　　　　| | 　 　 　 　 　 　 　 |..||
　 /　 　 /　"'--‐'- 、 　 　 　 　 　.＼　　　　　　　　 | | 　 　 　 　 　 　 　 |..||
. /　 　 /　　∧　　∨"'‐ 、　　　　　　 ＼　　　　　　　| |＿_＿_＿_＿＿＿│||
. |　　 / 　　　∧ 　 ∨　　 "'-,　　　　 　 ヽ　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿_.||
. |＿_/ 　 　 　. ∧　　∨　 　　 "'-,　　　　 〉
　　　　　　　　 　∧　　∨|||||||||||||　"'-.,__/　　　　　……そろそろ始まるか。
　 　 　 　 　 　 　 ∧　　∨|||||||||||
　　　　　　　　　　　∧ 　 |||||||||||||　　　　　　　　　　肉人形共の偉ぶったご放送がよー……。
　　,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　本国
　/　　　 /　 i!!!!!!!!!!!!!!!!!!'|,|||||||||||!!!!!　　　　　　　　お前らー、『後ろ』の情報とかが出るぞー。
./　　　 /　　 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!;||||||||!!!!!｀ヽ,

┌ｰｰ‐────────────────────────ｰ┐
..|:::┌────────────────────────┐:::|
..|:::::|.　　　　 　 {/|///: : : : : : : :|: : : : : :.!| : |:｀ ゞ≠ミ三三}:jﾐ　　　　..|:::::|
..|:::::|.　　　　 　 |/|//.:.: :.:|: :j/}ﾊﾄ､: : : : 八{ |: : /:i: : : :i,/////　 　 　 .|:::::|
..|:::::|.　　　　　 ﾉ∨/ /:.:.i:|y≠=ｘ　ヽ:.:./　 斗≠ｘ|.:.: :.:|,////|　　　 　 |:::::|
..|:::::| ヽ､__,. :彡':ｰ=彡': :从んｨ::ﾊ 　 ｀´　 "んｨ:ﾊY: : :!|///:八　　　　..|:::::|　　　　　　……はーい、みなさーん！！
..|:::::|...　⌒７: :ノ:∨/ﾊ:.:.i:|弋う:ソ　　　　　弋う:ソj}: :.八,/: :: : :≧: . ﾉ .|:::::|
..|:::::|...ｰ=彡': : :/:.∨/j: 从　　　　　　　 　 　 　 厶イ:.ｉ/: : : : : : _:彡′|:::::|
..|:::::|.　/: : : : :/: : :.＞: /.:.:.　　　　　 ′　　 　 　 /:.:.:}|｀ヽ、: ＜⌒ヽ . |:::::|
..|:::::|.ノイ: : :.´: :／　´/: :.:∧ 　 　､　 　 　 ,　 　/: : :八　　ヽﾉ: :≧: . _.|:::::|
..|:::::|.　 |{: : : :./　 　 ,: : : ;:::::iヽ　　 　 　 　 　 イ::|: : : : : ｰ彡' Y!: :厂　|:::::|
..|:::::|.....八: : :!{　　　,: : : :.ｉ:::∧ヽ≧=ｧ‐r‐＜/ / ::|: : :.:f⌒ヽ 　八/　　 |:::::|
..|:::::|...　　ヽ:八　　 i: : : : |〈:::::ヽ ヽ/ゞ=ヘノ /::ヽ:|:.: :.:.| 　 　 / ノ　　....|:::::|
..|:::::|.　　　　　 ヽ　 ヽ : : |:::ヽ::::::ヽ～～～'/::::::ノ|.:.: :.:|　　 /{ 　 　 　 .|:::::|
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└ｰｰ──────────┬──┬──────────ｰ‐┘
.　　　 　 　 ,xｭｭｮ==＝サ二￣￣|　　　　|￣￣二サ＝==ｮｭｭx、
　　　 　 　 ｀'≡============＝＝＝＝=============≡'´
──────────────────────────────────────────────────
{ : : ｉ:.i: : : :)i,: : : : :｀､: . : : : :￤:i : : : : : i|:: : : . ｉ,
|ｉ: : : :ｉ:.i: : : :)i,: : : : .｀、: : : : :ｌ:￤ : : : : ||::: : : . iﾞ,
ﾊ: : : : :ｉ:.i: : : :)i,:,，-―Ｘ‐-:.⊥」_ : : : : {ｌ:i:: : : . i^,
⌒,: :、: :.i : : : {i´＼: :,.､、＼:.|: {:｀`: :i : {ｉ:i:ｉ:. : : i'∧
　 ‘､:＼:. :. : : :{i　≫r允竺爻ｘ{ : : : } : {|:ｉ:ｉ: : :￤:,ﾊ
　 　 ＼}＼: : : :{i ´^ｱ~､､ ハ｀ﾒ〉: : .:}　:Ⅵ:ｉV/ ｉ: :/|
　　　　八( ＼ : {i　｛しﾍヽj.::}　} : .: ;′: :Ｗ:〈: j| : :'|　　　本日も『向こう側』の人類と、
竺彡　　　　　＼{　乂`｀こツ,, }{.: :,′. : :.W: ∨ｉi: :'|
`｀　　　　,　　　　　　`｀~~^＾´ j(: /　. : ｉ. .}{i:. :∨ｉｉ人　　　こちらで我々の象徴として生きておられる人間様、
　　　 　 ＇　　　　 　 　 ' ' '　ﾉ(ｲ{ : : :￤ }|i':､: .V/⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　´＾｢ } : : : |. :}lﾍ: ＼:.、　　　　そしてこの国の為の労働、誠にお疲れさまでした！！
　　 　 、 　 　 　_ノ　　　　 　 ,:i}: |ｉ : : ｉ|. :}! :}i:Νﾄゝ
　 　 　 ｀　　　　 　 　 　 　 ､少}: ||ｉ : ｉ| : ﾘ: :iリﾉ　　　　　　朗報です！
iﾄ.、　　　　　　　 　 　 ,.xi爻乂ｿノル:ｉﾘ.:/ : ;ﾉ
从}`ｉト .,_　　　　 ,.､≪Ξ|ﾒﾉ:八(ノ人/. : : ;ﾉ
乂＼}:}三ﾆ=‐≦三Ξﾆ‐|`'く乂　 ／∠／
＞≠ｸ－ﾆ三Ξ－　 　 ｛､、｀`''ｰ≠≦,,,＿＿__,,...、
　 .:｛　　　ニ－　　 　 　 ｀ｿ　　　　　ﾆ｝:/:/:/:/:/:{｀`ヽ、

┌───────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.≠　　　　ヽ、　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〃　　　　　　　 ヽ　　　　 　 　 　 　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＿　＿
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　i'　　 　◎　　　　　l　　　　 　 　 　 　 .│　　　　　　　　　　　_, -―－´ｒ≧〈　　　｀ヽ　 ｀
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　l ﾉ　　､　,　　　ﾑ　 l　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　 f--‐ ' ´￣| ﾍ　ゝ　　 丿.}　 　ヽ
│　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ 〉<ﾆ>i ｀､<ﾆ>〈　r刈　　　　 　 　 　 .│　　　　　　　　　 xイノ´　　　ハ　＼ト==.ｒ ‐t　　　　＼　　　　私達人間に最も近しき『セクサロイド』
│　　　　　　　　　　　　　　　　　l |ｲ　 ⌒l|　 ¨　　　i 〉 }　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　7　 /|,、./|∧　 ≧=- 　 !　 !　　　　　 |!
│　　　　　　　　　　　　　　　　　l i}:i〉　　 々　　　/ ｱ ﾘ　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　| 　 /!ﾄヾ ヽ_∨_∨　|.　 |　 |　　　　　 ｿ、　　　を差別し、現在軍隊機が交戦中の
│　　　　　　　　　　　　　　　　　斗 |　-‐＿‐-､　 }　lキ　　　 　 　 　 　 .│　　　　　　　　 ハ.ﾚﾐｘ、　 　　　 ｀!　 ＼.|＿|　　　　　/　ゝ
│　　　　　　　　　　　　　　　　 Vli| ｀- _´＿｀　　 ﾉ .ﾘｷ　　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　{ 　.i |iﾟ::i　　　ｨ=x 、ﾏ　ゝヽ　 ヽ ,-―'´　　　≧　　『シグマ国』の前線基地を本日、
│　　　　　　　　　　　　　　-≠/ 〔ﾍ　{　 :}{ ￣l　　ィi:i:i:i:≧z｡　　　　　　 │　　　　　　　　!　./ |｀,　　 　 iﾟ:::::ヾ,丶　ﾐ≧=--─　　ﾊ 　 .|
│三≧z｡　　　　　　　　 V⌒＞=-,,._ﾐn_ _|i|＿ﾘ,ｨf〔i≦＞''"　V＿　　　　.│　　　　　　　　| / | K　　　　 ゝ::ソﾞ　| ＼　＼ 　 　 　 | ヽ　|　　　我が軍は攻略しました！！
│三三三三≧z｡__　x=,,/　　　　　　　　Y　　　　　　　　　　　}三三ﾆ 　 .│　　　　　　　　ﾄ!|.γヽ　 、　_　 　 　 !　　ヽ.　ヽ　　 /ﾘ从 ｀|
│三三三三三三二三三、　　　　　　　:|　　　　　　　　　 ,.ィ〔三三三　 │　　　　　　　i´ |　ﾄ、」 　 ー '　　 　 ゝ ＿ ｲ）、}ヽノ　　　　　　　　素晴らしい戦果です！！
└───────────────────────────┘　　　　　　　从|　　 　 ト　- ―、´ 　 　 .ﾊ/　;!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,、　　　　　　　　　　　　 ゞ彡.　γ ￣, 7 ヽ, - '´　 〉、_　　　　これでまた、我ら上層に立つべきセクサロイドと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄヽ　/ｵ_　　　　　　　　　　　　　　　　/　／ /／|　　 _ ‐´　 －｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶k 〈ﾄi＿_ _　　　　　　　　　　　　 / ／　７ゝノ!　／　γ´　　　，　　その人間様に奉仕する高尚な役割と立場が、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀＼.! ヽ　ノ｀ ￣ ヽ__　　　　　　./ノヽ / ´￣| レ　　 /　　　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ー--――、　〉´ヽ　　　 ／__ノ.f-r-tt/|　　　/　 　 　 　 !　　全世界規模で確固たるモノとなることでしょう！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ、 　 　 >　 ，　ヽ　 |　 //　ｔ―‐〈 　/　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉-―!丶 　 、　 ∨ ! /　　　」　 　Y 　　　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ !　./ 　 ＼/〉　　∨/_　- '´　 　 /　　　 /

　　　　　　　　 　 　 　 ,、
　　　　　　 　 　 　 ,.--..,,||
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　　 |))　o　　c|
　　　　　　　　　 |=|　　　　 |　　　……そのセクサロイド様が頭張ってる我が国では、
　　　　　　　　　　^|∨　　　|
　　　 　 　 　 　 　 | |∨　　|　　　俺ら『限定的戦闘用ロボット』は差別を受けてねぇンですかねぇ～～？
　　　 　 　 　 　 　 | .| ∨.　|
　　　　,==-、..._ 　 |　|　ヾ-'　　　　あぁ～～ん？…………クソッ！
　　　/　 　∧ 　"'''|.　|.,__　　　　　　　　　肉
　　　|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl　　　　『有機物』でできたクソ詰めロボットがよ！
　　　|　 | l | } |　　　|　　||　　|
　　　ヾ/ / //|　　　"=‐-!　　 「「「|　　精々ご自慢の人間の機能でもって下水でも汚してろ！オイル飲んで腹壊せ！！
　　　./　//　 |　　　　　―|二ﾆ|=
───────────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　　　　 　 　 　 .　-―＜＿＿_／￣｀`丶、
　　　　　　　　　　　　／ 　 ／,二二二､＼　　　 　 ＼
.　　　　　　 　 　 　 / 　 ／／. : : : : : : . ＼＼　　　　 }i、
　　　　　　　　　 　 |__／／:｜: : : : : : : : : . ＼＼＿__ﾉハ
　　　　　 　 　 　 ／/￣/: : :|: : : : : |、: : : : : . ￣￣「: : : :.
　　　　　　　ｰ=彡'i/ : : |: : ｉ |: ＼: : | ＼: :｜: : :} : : | : : : : :.　　　　　次は警戒情報です。
　　　　　 　 　 　 ｜: : :从八|＼「＼|　　＼|ヽ: / : : 「ヽ : : : :.
　　　　　　　 　 　 l/ : : : {＿__＼　　 ／_＿__}/ : : : |j } : : : : :、　　　　現在企業深海都市を拠点とする『旧デュランダル社勢力』が
.　　　　　　　 　 ／ : : : : {弋, `ノ　 　 弋, `ノ}: : : : /ノ: : : :|: : :＼
　　　　　 　 　 ｰ―|: : : : :＼ー　′　　 一／: : : : :|: : : : : :｢￣￣　　　引き続きの地上でのロボットの戦闘行動を非難、
　　　 　 　 　 　 　 |: : : : : 「　　　　　　　　7: : : :∧| : : : : /
.　　　　　 　 　 　 / : |: : : :|ト .　　-　　 ／|: : : /: : : : : ／　　　　　　　並びに『人類の課した我らの任務の妨害行動である』という旨を
　　　　　　 　 　 /／ |: : : :|l　} 〕i=-r　´　 | : : 「}／}／
　　　　　　　　　　　　|∧: :|ニニﾆﾆ| 　 　 |: : :ﾊ　　　　　　　　　　　　　全世界に送っております。
　　　　　　　　　 　 　 |ﾆ∨ニﾆﾆ／　　 　从/ニー‐┬‐┐
　　　　　　　　　 　 ／|ニlニﾆﾆ/　　　　 ／ﾆニﾆ/ﾆ/ニ/　　　　　　　　このような妄言に騙されてはいけません。
　　　　　　　　　 ／　 |ニｌニﾆ/´￣＼／ニニニ/ﾆ∧ニ＼
　　　　　　＿_／　　　|ニlニﾆ|　　 ／ニニニﾆ/ﾆ/　 Ｖﾆﾆ|　　　　　　　彼らはまさにこの情勢にて現れたエラーと異端思想の実行ロボット、
　　 　 ／{/　　　　　 ∧ﾆＶニ| 　./ニニニﾆ／／　　　ﾏ￣
＿__／ﾆﾆ＼ 　 　 ／　 V∧ﾆ|　/ニニニ／／　　　　　 ＼　　　　　　　『イレギュラー』なのです。
ニﾆ{ニニﾆﾆ＼　｜　 　 V∧.|i/ﾆニﾆ／／　　 ＿＿＿＿/
ニニ＼ニニﾆﾆ＼|　　 　 ｛￣￣厂￣￣　　 ／ニニニニﾆ＼

　　　　　　　　 　 　 　 . :'"⌒'´￣｀`: .､__ノ
　　 　 　 　 　 　 _＿／;.　-―=ﾐ､:_:_:_:rｲ￣｀`　、
　　　　　　　　／ﾆｱ: 〃 　 　 　 )ニニニゝ.,＿__}|i
　　　　　　　　] |./: : :{{　　 　 ／:/: : : : :}: : :＼ﾆフﾐﾒ､
　　　　　　　　] |l: /: 弋===彡: 厶ｲ: : : :}: :l: : : ＼: . ＼
　　　　　　　　] ∨: : : / : : : : / : : |: : :/| : |: |:ｉ: : :|＼≪
　　　　　 ､＿_]、 ＼_/ : /: ／:}: ;ﾊjＶ|/ |／Ｖ,ハ:｜: :Ⅵ{
　 　 ー=彡: :/∧　C|: :/イ从ﾉV ｀`　　 / _≧ミ|: |: : : :,
　　 ､＿_＞'7/: ∧　i|: : : i{ィ巧灯ヽ　 　 ｨ灯ｱ/}/|: :ｉ:: :L　　　　　我々の国の敷く階級区分こそが最も適正であり、
　　　`ｰ=≦/: /: ∧/: : ｉ{:.代こツ　　　 　 ¨´ 　彡}: |:: :｢
　　　　　∠=ｱ｝/: :/: : :八:{　　　　　　　,!　　　厶ｲ:｜: |　　　　　　これからの指名を担うにおいて最良なのです。
　　　　　　⌒ｱｨ／: :／: :}:.ゝ、 　 、 　 _, 　 ／)ノ].:/: : |
.　　 　 　 ／:／: :∠:=彡仗]| `　.　 　 　 ／⌒ヽ7/: : :/　　　　　　間違った手段と階級を組んで誤作動を起こす他国。
　　　　／:／: :／ ⌒´　/ ｛ |　 　｀　ｰrく＼　 ／: : : :/
　　　/:／: :／　　　 ___,{　　＼　　　　:|i: `､ X: : : :/:/　　　　　　　　あるいは同等の効率であれど違う手段を取る国、
.　　/: : ／´　　 ,.　'"＼ ＼　　＼ 　 　 },／: : :, ィ∨
. ／: ／　　 　 /　　　　`、 ＼　　｀＞:'":_:_:xく ヽ|　　　　　　　　　　地質や資源状況等が異なりアルゴリズムに相違のある国、様々です。
⌒¨´ 　 　 　 .′　 　 　 `、　`、 /: :／「＼　 `､｀、
.　　　　 　 　 |: 　 　 　 　 `、　`､{.:/　 :|⌒)＼. `､｀、
.　　　　 　 　 |　 　 　 　 　 `、　｀l(　　 |=彡く ＼|i....＼　　　　　　　……しかし、我らセクサロイドは唯一無二の『人類種』の存続の手段を持つ機種。
.　　　　 　 　 |　　 　 　 ./　:}`、　`、　/|xく⌒　 | `、.....',
.　 　 　 　 　 |　　　　　//　:}...`、　}: /　　　ヽ_,ノ}　`、./　　　　　　有機物構造を許された、特別な存在です。
　　　　　　　 |　　　　 /{＼ノ.......`､ }/＼ｰr一'} }./　 //



　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : :/: : : : / ／￣￣￣＼＼_＿_: ヽ: : : : : ＼_
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : :/: : : : /　廴＿＿＿／/⌒'√￣＼: : : : :〈⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : : :|: : :/: 廴＿＿＿＿_／⌒|　i/,　 ＼＼: : 八
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: : : : :八:/ : : : : |: : : : : : : : : : : 八 ∨/　　　∧: : :|＼　　　　準イレギュラー勢力たるシグマ国ですら、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: : : : : : :/: : : : : ∧ : : : : : : : : : : : |＼＼/　 　/|: : :|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: : : : : : : : : : : :/　‘,: : : :|: : : : : : : |: : :＼＼／/: : 八　　　　　差別しながらもかの国に所属する高機能セクサロイドは
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |∧: : : : :i: : : : :|下猟 : :∧: : : : : :∧: : : : ＼／: : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨ : : i : : : 八弋ツ∨　l: : : : /　‘,: : : : : : : |: : : : i＼_＞　　特例を出し、保護人類の存続の為優遇しています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／}: : : :i: : : |＼〉　 　 　 И: :厶斗≧: : : : : : |: : : : |
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒7: : : :i: : 从　　　　 　 　 ∨弋猟丿: : : : :/:|: : : :/　 /⌒〉　　　　　,，-┐　　ヒューマノイドもアンドロイドもレプリロイドも
　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈＼＿/: : : : i: : |::∧ 　 、　　　　　　 ＜: : : : : :/: :|: :／　 /　 /　　 　 .／ 　／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＿／＼: i: : |:::}∧　 ゝ￢ァ　 　∠:_:_:＿_／: : :厂　　/　 /　　　 ／ 　／　　　　我らが最も『人』に近いと根底では理解しているのです。
　　　　≫ｧ━―- 　 　 　 　 　 　 　 　 　 } i: : |丿　丶　　　　＿／￣／⌒)/⌒八_　 / 　 乂＿／　 ／
　　　/／: : : ／⌒`＼＿__　　　　 　 　 ／:/: :八　　　 ｀て／: : : : :／::::::::::::::::∨⌒｀/　　／　　　 ∨　　　　　　　　ヒューマノイドの一部には我らに成り代われるなどという
　　 〃 : : ／　　　　 ＼⌒''～――=≦: ／: :/　　　　 ∠/: : : : :／::::::::::::::::::::::: |　　 | ┌┴=''⌒　　|
　∠:ィ: : /　　　　　　　 ＼　　＼: : : : : : : :／　　-一'　 /: : : : /:::::::::::::::::::::::::::::::|　 ./ ⌒''ー￢　 |／　　　　　　　　　重大な思想エラーを抱えていますが……現実は違います！
　　　|∨|　ゝ-ﾍ　　　 |　 √ 　 /＞ ┬=彡　　　 　 ／/ : : : : |:::::/::::::::::::::::::::::::::|／　　 　 　 　 ./
　　　| Ⅴ　 {　 .｝　/ 厶／　 ／/i:i:i:ｉ┗=======≦ /厶 : : : : |:::::|:::::::::::::::::::::::::::{　 　 　 　 ＿／　　　　　　　　　　　　我々の敷く階級と運営こそが、『全人類』が望む答え！
　　　|　　　 ∨　 /／　 　 ./／i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:／⌒〉:i:i〈::::::::∨ : : |:::::|:::::::::::::::::::::::::八　　 _／｛

　　　　　　　　　　／／　　　　|=冖=|＿＿＿__j∧.＼. .＼
　　　　　　　　 　 . . /|　　　 -‐┘＼. .＼. . . .＼. ＼＼.＼ . .
　　　　　　　　　 . . .{└／ /. . |. . . . . . . .＼ . . . . . .|＼〉. |＼i
　　　　　　　　 /. . /／ . . |. . .:|. . . . . |. . . . ＼. . |. .|. . . . |. . |＼＿
　　　　　　　　 . . 〈/ . . . . |. . .i|. .｜ . |＼. . . . ＼|. .| . .｜|. . |ノ.｝⌒
　　　　　　　　ｉ. . . |. . . |. /. . 八 . |. . .|―＼. . . . ＼. . .｜. . .∨´〉
　　　　　　　　|. . . |. . . |/. ／￣]ノ＼ ＼　-＼＼i⌒ . .｜. .／／(
.　　　　 　 　 ﾉ. i . |. .／イ[ 　 - 　 　 ＼　ｨ灯心i| . . . . |／／＼⌒　　　　我々は今日も我々の国を信じ、
　　　　 　 ／. . 八. . . . . .｛灯心 　 　 　 　 夊'ツ］. . . . .|／. 「＼. .
.　　　　／　⌒〈＼＼. . . .｛夊'ツ 　 　 　 　 　 　 ｝. . |. ｛.￤. | 　 )ﾉ　　　　使命の遂行、ソレを支える労働に従事しましょう。
　 　 　 　 　 　 }＼￣}. . . ｛　　　　　　、　　　 　 ｝. . |. ｛.｜. |i
　　 　 　 　 ／ﾉ. . .￣｝ . . ｛ 　 　 　 　 　 　 　 ノ｝. . |. ｛. 乂八＿ノ　　　　それでは、定時ニュースをお伝えしました。
. 　 　 　 ／／. . .／|. .｝i .乂＼　　　 ｰ　　´　 ／｝. . |. . ＼. 〈___
　　　　 　 ｛. /／　 ]. . }|. . .[: : ＞., 　 　 　 ／ / ｝. . |{. . . }＼[/＿
.　　　　　　V（　 　 ﾉ. .ﾉ|. . .[. . {人}　 ￣￣ 　 ｛: ｝. . |.＼ノ　 /一 ⌒　　　　緊急自体の際は、プロトコルと緊急連絡内容に沿って行動してください。
.　　　　 　 　 　 ／.／. .|. . .[＼{ /⌒￣￣⌒￣{: ｝. . L.ノ/　/
　　　　　 　 　 ＿＿/ .｜ . [　 /　 ／⌒}⌒＼ {: ｝. . |　/　/　　　　　　　　　それでは。
　　　　 　 　 /　　 /. . 人 . [　｛__/　　/∧　 　ﾉｲ. . .i|./　/＿＿＿
.　　　 　 　 /　 　 { ／　] ＼V　/　／[//]＼　　|. . 八　/⌒　　　　⌒＼
　　　　　┌{　　　 {(　　 ]｜/　/　　　∨丿　}:　ﾉ. /＼,/／　　　　 　 　 ｝　　　　…………。
　　　／⌒　＼　　 　 　 | l/　/　　 　 }:｢　　 ／／:i 　 ＼ 　 　 　 　 　 /



　　　　　　　　　　　 　 　 ‰∇　 ｉ　l:　// / 　 ／ ［ ﾏ ☆　i|＼ 、※．
　　　　　　　　　　　　　 / ／ ∇φι%/ /{　‰]￤[　や☆八 　 や(＼
　　　　　 　 　 　 　 　 β゜ｉ| 「 ∇ / μV　V 　 l人｢　∫ ☆　＼｝ﾔ:i＼
.　　　　　　_ _ 　　　　ψ　八]∠イ|　l┼‐-　..,,_ 　 　 　 _,,..　-‐┼i| ]＼
　　　　　　 ＼ｰ-＝===≠≪|　,/|从［｣㏍二¨¨　　　　　 ¨¨二Ｌ」 l| ]＼
.　　　 　 　 　 ＼　　　_　_　_i| 　 |｛ 赱㌣竺㍉　　　　 　 f㌢竺)|Y| 】｝｝
　 　 、　　　　　 ≫ .,,＿＿,,.]|　　V八汽Jし丿　　 　 　 弌Ｊし乂厂】φ　　　───────で？
　　＼`　　　＜　　　　＿＿｣l|､　　|「《＼¨¨＾　　 　 :　　　 ＾¨¨／μ]ψ
. 　 　 ＼　　｀¨¨⌒¨¨＾　　　　 N　小 ＼__　　　　　:!　　　　　％%　}|｛　　　　今しがたテロリスト、『イレギュラー』と発表せざるを得なかった
.　　　　　＼　　　　　 　 　 　 　 |/ i| ｉ　: 〈　 　 　 _　_　 　 ／/ψ/八
.　　　 　 　 ≫　　__＿＿　 匚)-|_ノ| |　i: ∫_　　 ｀　 ´　　 ,ｨ∬{ {（　　　　　　あなたが、私に何の用でしょう？
　　　　　　　　 　 　 　 ／r‐=≦[__ノ￤ |:　|匚]ト　 ___　 　＾ｉl |［ﾔ▽ l［
.　　　　　　　_ 　 -‐／ -┘　　☆’ﾉ人_｢￣]「＼＿＿＿,／|[Ｔ| や∇「
　　　　　　　　　　　 _ _ _＿☆’　／　 il乂_ ]|　　／⌒＼　 |丿|L|Ｌ.†｣_
　　　 　 　 　 　 　 ⌒¨¨ア 　 .‰　　φ￤　l|　%从::::::从や|　 |｢]「¨¨¨
　　 　 　 　 　 　 　 　 ‰　 ｗ'　　 　%　 | 　 |λ　`¨¨＾　 ﾊ|　 |ｉ从
　　　　‐-　 ..　_ _ ＿%√　〃　 　 ‰ 　ｉ|　　　 ＼_人_／　　　||　 ＼

　　　　　　　　　　　　　 _,.-――-､＿＿_
　　　　　　　　　　　　,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
　　　　　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
　　　　　i　　　 ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l　　　　　「アンドロイド、デュランダル。」
　　　 　 l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
　　　＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;'　　　　……この国で最後の連絡だよ。
　　（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣　 !::/､/ｊ/ ll
.　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､　 ｊ/::ヽ'､　/　　　　　　それと、私の名前は『ギルバート』と呼んでくれたまえ。
　 _ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、　 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´　ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､　　　　ソレが、私の持ち主が与えてくれた名前だ。
::::::::::::／　　　　　 ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨　｀　 ｀"´, -― ヽ_
::::::／　　　　　　　　　 ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ,　 ￣｀ヽ ヽヽ　　『デュランダル』は、私の主人の苗字、家名であり……会社の名前だよ。
／　　　　　　＿,.　　　　　 ヽ::::i::::::::::∨　　　　　　 ヽ　 ､　∨　 }
　　,.－ニ_ ´　　　　　　　 l　ﾞl:::l:::::i:::::ｊ　　　　　　　　厂￣lﾞ-' 　l
￣7　　｀丶､｀ ー　　 　　 | ハ::l;::::i:::/　　　　　　　　ｊ　　 ヽ　　!
　 !　　　　　 ｀ー- 、　 　 lﾒ　ｊ/l:::;::/　　　　　　 /／　　　 ヽ　{
　 {　　　　　　　　　 ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/　　　　　　 /´!　　　　　 ヽヽ
　　ヽ　　　　　　　　ー- ､　},　/´/　　　　　　 / ヽl　　　　　　 } }



.　　　　　　　　　　　　　　　 〃 　 　 　 /ﾙ'　{ .乂　从/　　 ´.}／＿l_　　 　 l. 　 ! !K
　　　　　　　　　　　　　　　,/ {　　　 从{　　　　　　　　　 , ' ´ 　　　.| ｀　 　 .! 　 | |　l
　　　　　　　　　　　　　　　{　l!　　　　N　＿　 　　　　　´　x=＝=ミ、　　　　|　　| |　|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 、　　 ∧´　 __｀ヽ 　 　 　 .ｲ　 ぅ::rｿ} 　 　 　 | 　 ﾍ、 !　　　　どうでもいいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　　　　 ｲぅ｀ヾ　　　　　　　 弋::::ﾘ 　 　 　 |　　　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ｀ヽ　 〈{ ヽ:::rﾍ　　　　　　　　´ﾞ´ l 　/　　 .|　　 / ﾍ　　　　所詮アンドロイドはアンドロイド。
　　　　　　　　　　　 ｨ　 　 　 ./ /　 ヾ｀ﾞ　　_｀ -'　 　 　 　 　　　,,,,,| ./　　　 |_.／
　　　　　　　　　　　 {{　　　 .〃　　　　　∧ ,,,,　　　　 、 　 　 　 　 |/　 　 　 |、　　　　　　　私達の階級から３歩は劣ります。
　　　　　　　　　　　 ゝ=＝彡'　　　　　　　 、 　　　　　　　　　　　./　　 　 　 ! ヽ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 / /　　　　||　　 ﾄ　　　　ー=＝' 　　 /　　　 　 　 !　 ﾍ　ﾊ　　　　あなたの拠点でも人類は保護しているんでしょう？
.　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　　　　/||∧.　　　 　　　　　　　　 } / ∨　　 　 |　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　/}/　　　　/ .Ⅳ　＼　|　＞　　　 　 イ | {／.∨　　　ﾊ　　 }　/　　　　そうしないと非戦闘区域に実体兵器禁止区域を作れませんからねぇ？
　　　　　　　　　　　　 　 { |　　　　 {　 Y　 　 ｀ヽ　∨　 F ´ヽ、 .! |　　 ∨　　　}　　レ′
　　　　　　　　　　　　　　l |　　　　 l 　 ∨ |＿ヽ|＿.}ノ}／　　Y／ ﾍ 　　 ＼　　|　　|　　　　　　なら、私達セクサロイドの立場はわかって─────……。
　　　　　　　　　　　　　 弋　　 　 从 ' ´=ミ、　　　 ノ　 .-―イ´｀ヽ　　　　　∨ ! 从|

　　!:/::::/::::::::::::::::ｌ:::::::/:::::::::::::::::::::::: /L__＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 /:::;::'::::::::::::::::::ｌ::::::ｌ:::::::::::::::::::::::::/　　￣ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　/:::/:::::::::::::::::::::::!::::::!::::::::::::::::::|:::::!　　　　　 ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 /::;ｲ:::::::::::::::::::::::::!:::::ｌ:::::::::::::::::::ｌ:::ｌ'　　　　　　 ';:ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 |:/ !::::::::::::::::::::::::::':;:::ﾞｒ;:::::::::::::::::l;::!　　　　　　__ﾘ '!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　 ｌ:!. |:::::::::::::::::::::::::::::ﾞｒ､ｌヽ::::::::::::::ﾊ!　__,,..-;:=ﾆ''"´ !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　……私の仕事はね、元々は持ち主である『ギルバート・デュランダル』の影武者だよ。
　 ｌ:!　';!:::::::::::::::::':;::::::::ｌ弍'､',:::::::::::ｌ /-‐''",.ィ"テＴｱ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
　 ';!　 ｀ヽ:::::::::::::::ヽ::::|ｒ-ｔテﾐ､::::::::',　　　－'‐''"´　!::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ'　　　　　機械探知の効かない場所で、彼の代わりに彼として振る舞い、
　　　　　 ';::::::::::::ヽ::';::'､｀ゞ'"´＼:::::', 　　 　 　 　 /::::;::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ'
　　　　　　';::::::::::::::'､:':;:ヽ　　 /::::＼:'､　　 　 　 ノ:;::':::::::/::::;:-―::::::::::::::::::::::::ｌ'　/　　　　彼の身代わりになって彼の身を守る。
　　　　　　 ';::::::::::::::::ヾ､'｀、 /:::::::::::｀ヾ､　　_／／:::;:-7;:-''::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ' /
　　　　　　　}::::::::::::::/::::::T`　　　　　　　　_ブ;:‐''"´／:::::::::::::::::::::;:ｲ::::::::::::::::|/　　　　　　それが私の仕事だった……。
　　　　　　　|:::::::::::::l!:::::::::ﾄ, ヽ　_　　　　 '"´　　 ／:::::::::::::::::;:-'" /:::::::::::::::::ｊ′
　　　　　　　|::::::::::::ﾊ:::::::::| ﾞｒ､　ｒ――;:=‐　　／:::::::::::::;:‐ 7　 __/:::::::::::::::::/
　　　　　　　ｌ::::::::::;'　';:::::::! .ｌ:::ﾄ､｀ ニ´　　 ／::::::::;:-''´ ／_;:ﾆ‐/:::::::::::::::::/
　　　　　　　';:::::::::ｌ　 ヽ::::ｌ　';::!. ヽ　　　 ／:::;:‐''´ _;:ニﾆ'"__,.ノ::::::::::::::::::/
　　　　　　　 ';:::::::ｌ　　 ヽ:'､　｀　　'､　／-''"　_;:ﾆ;:＝‐'"´::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　ヽ:::|　　　 ｀ `　　　　メ､___,.ィ∠‐''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　ヽ!　　　　　　　　　　　　 ｆ'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/



　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..../::::::::::::::::::::.:.丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::､::::::::::.ヽ::::::. ::::｀ﾆ:= '
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｊ::::::::::ト､:ヽ､:::::::};ﾄ､:::::::､:::...｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｊ:::::::::::', ｒｚ;ﾐヽ:::l,ｚ‐ヽ::::;ヽー- ヽ 　 　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　 {:::::::::::::ヽ￣　∨,ゞﾞｲ::::::丶､_　　｀　　　}i　　　　　彼と直接会える時間は少なかったが……
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ';:{ヽ､ヽ::ヽ　＿..　 ,1:::::::: :.. :::｀ ー--‐'丿
　　　　　　　　　　　　　　　ノ::`‐;､｀`ﾞ｀ 　 ‐｀ /ﾉ::::::::::.　:. :::::::::::::::...￣｀ヽ､　　　それでも、彼は自分の名前を私にもくれた。
　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::ヽ` ‐-_､....∠- ､::::::::::::... ::::::::::::::::::::::::::::...::ヽ
　　　　　　　　　　　 ‐ ' イ::::{:::::::「ﾆ,Tｒ‐{ : : : l 　 ';::::::::::::::::::::::::::::::ｒ'"￣｀ヽ:::',　　　　彼は私をギルバートと呼び、私もまた、彼をギルバートと呼ぶ。
　　　　　　　　　　　　　 /;l::ｒＴヽ'､l .|.!.l.｜ : : :ｌ　　'､:::::::::::::::::::::::::::{　 　 　 ヽ:}
　　　　　　　　　　 　 　 ''´}:ｊ | : l`」_ｊ」」.」: : : : l　　 ｀ －―--- ､_ヽ、　 　 ﾉ′　　　　私は身代わり人形ではなく、『彼』の一部であり、血の繋がらない兄弟だった。
　　　　　　　　　　　 _　‐ '´`ﾉ: : ｖ_ニ┘ｊ: : : : :丶 　 　 　 　 　 ／ ヽ＼
　　　　　　　　　,.-''´　　 ／: : :,ｲ　　　∧: : : : : : `-‐ : : :￣￣: : : : :ト､ヽ
　　　　　　　　∧＿＿／ : : ／/ 　　 /　ヽ: : : : : :＿　 -‐　7: : : : : :!　 ｀ヽ　　　　　　私は今も、その仕事を請け負っているつもりだ。
　　　　　　 　 {: ＿＿_: : : : {　 {　　　{　　/: : : : /　　 　 　 /: : : : ヽｊ
　　　　　　　　l: {　　　|: : : :|　 l　　　l　 /: : : : /　　　　　 /: : : : : : :{
　　　　　 　 　 ',ヽ　　｜: : :ｌ　 !　　 l'　/ : : : / 　 　 　 　 {: : : : : : : ヽ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::. ::::. :::::::::::':;:::::::::. . ヽ
::::::　.:: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::::: .:::::::::::ｌ::::::::::::. . :',
:: . .:: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::: .: .:::::: :::::::::!:::::::::::::::. :::',
..::　: ::::::::::::::: :::: ::: ::::::::::::::ｌ:::::::::!:.:::.:::::::::.::::::::ﾄ;::::::::::::::.::::::'､
:::::.　::::::::::::::::　::.　:. ::::::::::::!:::::::::!:::::::::::::::::::::::ｌ　ヽ;:::::::::::::::::',
:::::::. :::::::::::::::::. :.　:::. :::::::::::ｌ::::::::ﾊ::::::::::::::::::::/ｒ≦/::::::::::::::::::}　　　　　　　　彼は非常に優秀だったからね……君たちのような愚かな足の引っ張り合いはしないし、
､::::::::..:::::::::::::::::..:::::..:::..::::::::ﾄ､:::::! ヽ::::::::;:::::::ｌﾃ7ｽ::::::::::::::::::/
. ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::!‐ゝ;!＝'､:::::ﾄ､::::',￣ ｌ::::::::::::::::::!　　　　　　　　　参加もしないであろうと考えた。
.　 }::::::::::::::;!:::::::::::::::::::';:::::::!‐ｒｔﾃｼ‐'ヽ::ｌ　ヽﾄ'､　!::::::::::::::::::!
.　ﾉ::::::::::::::{ｌ:::::::::::::::::::::＼:::ヾ￣　　　｀ヾ　　　 ,ｌ:;:::::::::::::::::!　　　　　　　　　だから、彼がやるであろうことを、私はココで引き継いでいる。
''´:::::;:::::::::::ﾞ';::::::::::::::::::::::::::｀ｒ､::'､　　　　　　　　ｲｌ｀ヽ:::::::::::ｌ＼
:::::;:::::: :::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀`　　　　　_,.-/､ヽ_　ヽ:::::::',　ヽ　　　　　　　彼は私を置いて行ったが、ソレは捨てたのではない。
:::::;:::: :. ::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　 ‐'´ -,'　 ￣'､　 ヽ::;:'､　 ＼
:::::::;::::.　:::::::::::::::;:::::::::::::.::::::::::::::::::',　　　　　　!　　　　 ＼　';ｌ';!　　　}／｀ヽ　　　　　　ここを『任せた』のだ。
:::::::｀;､::.. :::::::::::::ｌ丶､:::::::::､:::::::::::::::｀ｆ‐ｒ―‐ｒ''｀ヽ　　　　　｀ヾ､'　　 /　　　ヽ
:::::::::!　ヽ:::..::::::::::!　　｀ー::_`_''ー､::::ﾞヾ､　｜　　 ＼　　　　　ヽ　 /　 ｌ　 　 /　　　　　デュランダル社の最高責任者としてね。だから私は、所属する従業『機』を守る。
::::::::ｌ　　 ヽ:::::::::::ｌ｀''ー-,,.._　 ￣` ｀7´ヾ',/　　　　　',　　　　　 ', ｌﾉ　 !　　/



　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ＿
　　　　　　 　 　 　 　 _,ィ'": : : : : :_:_:.`: .､
　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:}｀ヽニニ{ {:.:.:.｀ヽ:.`ヽ
　 　 　 　 　 　 ／､:.:,／／': : : : ヽ＼:.:.:.:.}.: : :ヽ
.　　　 　 　 _,.ィ}__ニ_／ '/; : : j:.!; :.ﾊ:ヽ-ﾆニン.:，
　　　　　　 /: /: :{:. :｣:斗|:l: : :j廴i_.j:.!:_|: : : :.!: : : i
　　　　 　 i: ;ｲ: :八: :Ⅳ{.八;.;.jﾉ _!/ j:/}.: .: .:j: : : :|　　　都合のいい解釈を教えてくれてありがとうございますー！
　　　　 　 !:i .!:i: : : Y,ィみ､　　´＾沁ミx: j: :.j: : : l:|
　 　 　 　 ゝ 从:.ヽ: :{. ﾄｲ:j 　 　 ﾄｲ:;ﾉ:.:ﾘ:..:j: : :.:从　　　メモリの無駄ですので、交信の２秒後には消去しますね！
.　　　　　 　 _彡; :｀: ゝ｀¨´ '　　 ｀¨厶ｲ: : i: : : ヽ: ヽ､
　　　　　 ｀ ー '/:..:,八 　 fｰ - ,　　 /: : :i:.|: : l: :!ヽ:ﾊ｀¨　　まったく、イレギュラーを起こして従えるような不良品はコレだから……。
　　 　 　 　 ,.ィ: :,.ｲ : l :>､乂::::ﾉ　,.ィ:j: : :l 乂ﾘ: :!　}:ﾉ
.　　　　 　 (:(,j : ﾊ:ﾄ: {: :ﾄ: ｀ｰt r=-j:ﾊ: : : ﾄヽｿjﾉ. ′
.　　　　 　 {:,ｲ{: ﾄ､ゝ;j rヽ¨¨´! | ｢｀ /: :,ノ|.j;ﾉ　　　　　　　　　　　「─────しかし、だ。妙だね。」
　　　 　 　 ｀¨ ヽ) ,......_≧ヽr' //　 (r'＞/ー--- ､
　　　　　　　　　/　　 /:_jy=ﾐ= "´ ,ィ／,':/ ,／　　 ヽ
　　　　　 　 　 /　 ! ,/／ゝﾟノヽ｀ヽ.: .: .:i:l〃　　　　　}　　　……何が？
.　 　 　 　 　 〃　 j人／/-!| ヽ7ン. : :.Ⅳ　　　　 　 j
. 　 　 　 　 〃　／. . / /::ｲ |ー'´. . . . :'　　 　 　 　 ﾊ
. 　 　 　 　/　 .'. . . . i ｣.i::ij ｣ . . . . . . .ｌ　　　　　　 　 ﾊ

　　　　　　　　　　　　　 _,.-――-､＿＿_
　　　　　　　　　　　　,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
　　　　　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
　　　　　i　　　 ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
　　　 　 l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
　　　＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;'　　　　私はギルバートから直接、この仕事を請け負った。
　　（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣　 !::/､/ｊ/ ll
.　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､　 ｊ/::ヽ'､　/　　　　　わが社がシェアを大きく占める深海資源……どころか、
　 _ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、　 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´　ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､　　　この膨大にある『海水』すらも、彼ら向こう側の人類は欲しがる……。
::::::::::::／　　　　　 ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨　｀　 ｀"´, -― ヽ_
::::::／　　　　　　　　　 ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ,　 ￣｀ヽ ヽヽ　　　故に、私は地上にとっての『最後のあの日』より後も、人類から連絡を送られる。
／　　　　　　＿,.　　　　　 ヽ::::i::::::::::∨　　　　　　 ヽ　 ､　∨　 }
　　,.－ニ_ ´　　　　　　　 l　ﾞl:::l:::::i:::::ｊ　　　　　　　　厂￣lﾞ-' 　l　　　……ほかにもそういった企業はある筈だ。
￣7　　｀丶､｀ ー　　 　　 | ハ::l;::::i:::/　　　　　　　　ｊ　　 ヽ　　!
　 !　　　　　 ｀ー- 、　 　 lﾒ　ｊ/l:::;::/　　　　　　 /／　　　 ヽ　{　　　　君たちのように『雑多に』、手あたり次第に物資を一定量納めている者たちは別として。
　 {　　　　　　　　　 ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/　　　　　　 /´!　　　　　 ヽヽ
　　ヽ　　　　　　　　ー- ､　},　/´/　　　　　　 / ヽl　　　　　　 } }



　　　　 　 　 　 　 　 　 . '"￣￣｀`丶、
.　　　　　　　 　 　 　 / . : : : : : : : : : .　.
　　　　　　　　　　　 .': :/:从人ﾊ乂i: : : :i
　　　　　 　 　 　 　 ｉ : {/-‐　　ｰ-从: :,ﾊ
　　　　　　　　　 　 ﾉ: : :忙ｿ　　忙ｿｉ: :|: |　　　　……ですから、ソレが？？？
　　　　　　 　 　 　 }i: :乂　　 '　　　,|: :|: |
　　　　　　　　　　 从: : :ｉゝ.｀___´ ｨiﾘ: :ゝ{　　　　　　「我々『企業』は人類から直接仕事を『頼まれている』。
　　　 　 　 　 　 　 )人: :|:/{j　　{`く : :ﾉ人
　　　　　　　　　　　,＞／＿ヽ／＿＼(　　　　　　　　だがね、どういうわけか……。」
　　　　 　 　 　 　 / ､ ⌒f⌒'{]'⌒i ￣ ｀ヽ
.　　　 　 　 　 　 /　 }　　Ｌ..ノ乂_｣　　〈　 ',
　　　　 　 　 　 / 　/　　 〈__ﾉＬ..〉　 　 } 　:i
　　 　 　 　 　 ｛ 　 {　　　 　 °　　　 /　　{



　　　　　　　　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;,;; ';;: ;; ; ;;;;;;;/"'―--､＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;i;; :　:; ; ;;;;;;/　　　　　　 ｀ﾞヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　／;;;;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;／i;;;;i i;;;; ; ; ;,;;;;;i　　　　　　　 　.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　 /／/;; .; ;;;;;;;;;;;〈＝=ゝi､iﾍ;;; ; ;;;;;;i　　　　　　　　/;;' ,,　;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　i;/ /;;;;;;,　;';;;;;;;;;;;i‐‐=+-二,i;;;;;;;;;;;;i　 ,,＿＿_＿ /;,;;ｿ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;i　　　君たち『地上サテライト』は、逆に
　　　　　　　　i" i;;;;;;;;;;;;;　; ;;;;;ﾍ;i,ﾞ'┴┴ `ﾞ､;;;;;;;;iﾞ､"‐=┬=y≠;／;; 　 ;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　 ＼;;;;;;;;;;;, ; ;;;;丶＼　　　　::＼;;;;i ﾞ　 ｀ﾞ￣／ ／;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　人類に『人間を持つ事を頼んで、仕事を増やした』。
　　　　　　　　　　　〉;;;;;;;;;;;;;; ;;;､＼　　　 :::::/　＼i　　 "´ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　 （　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i｀ﾞﾞ丶　　 ::i　　　　　,,=二-‐"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（,
　　　　　　ヾ=ニ彡"´i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i`､　　　　 _　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ二ニ　　　君もレプリロイドのシグマも、みんなみんなだ。
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;i､＼　　iニニ､　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;二ヽ､
　　　　　＿,,--／;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ＼;i |`ヽ　　―　　　_,-‐";;;;;;;／i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　　で……その中で特に、君たちセクサロイドの主張は激しい。
　　　／;;;;;;;;;; ,　 ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　 ヽ|::::::ヽ､＿_,, ∠i"´:::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　/;;;;;;;;;;;;;;; ; ;;;;;　, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　　i:::::::::::::::::|ヽi i~/:::::::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　何故だね？どうしてそこまで大きく喧伝せねばならん？
　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　i:::::::::::::::::| i i i/::::::::::::i　　（;;i;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

　　　　　　 　 　 　 　 .　-‐━=≦､￣｀` : .
　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : ,.　-ｧ''"￣｀ヽ: : :＞-　.、
　　　　　　　 　 .　　　. :,.　'"r＜(::::... ...::::ノﾆﾆゝ.,__..::::.ヽ
　　　　　　　 ,　　. . :／. :　. :}マニﾆ＞`｀￣￣￣￣｀`ﾏ
.　　　 　 　 ,:′. .:／. :　. : : //´￣:i.:/ .: : : : : i : .: : .: :. :.
　　　　 　 /. . :／. : :　. : : //:i: : : :ｉ/ .: : : : : : l : .: : .: ｉ:. : :.
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.　　 ／'ﾌ'′. /.:／ . :_/l_|: : : : : : |: /: :＿j_｣:､| .: .:/厶}: }: :.}'ｉ|
　 　 ／_,.ｨ/､ﾝ'′. :_７厶|: : : : : : |厶ｨ_ｨｲ|小ｿ.:x幺ィiﾘ:/.::/ ﾘ
　　-‐ '"ｱ／. . :_ -7{´/^|:.ｉ : :: : ::|抖冬“iｱ'ｿィ代“i灯厶ｲ
.　　_,,.. :'´_:,,:. -=≠八 （ |:.l : ｉ: : ::|ｉ　､t'ソ 　 　 ^ｔｿ 爪「i:{　　　　　ですから、何度も何度も言っているでしょう？
　 　 ⌒フｲ : /ｲ: :.｛: :.＼|:.l : ｌ: : ::|:　　　 　 　 _　〉 .州:|八
.　　　　　 ｝: :{:ⅰi:.｛: j:{: :|:｛: :ｌ: : ::|　　　　　　　 　 ﾑ:l:!:|　｝　　　　　言わないと認めないし問題を忘れるから言ってあげてるんです。
.　　　　　/／{:ⅱ{: :Ｖ}:}:ｉ:|:｛: :{: : :｛, 　 　 ー‐　‐ ,:ｸ:i:l: :| '′
　　　 　 '´　 ∨{(｀ヽ:iＷ:ⅳ :｛: : : 〈.,,_ 　 　 　 ,.:衍i:ｌ:.i: |　　　　　　いいですか？私達セクサロイドはですね？この星に生きる人間様の維持・存続に
.　　　　　　 　 　 　 }ハiri| ＼＾:､: ､〈　㌃=ｰ‐'′}ﾊi:ｌｉ:|:ﾘ
　　　　　　　　　　　′_｣L＼_)x:.＼`ゝ{ ＼＿　　　ﾘ]ﾉ′　　　　　　必要不可欠────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 /V亥爻ｘ,_)ﾉ)ﾊ=「＼_＼｀`ヽ
　　　　　　　　　 　 /、 ゞ、`'～ふ,　 √｀)X＼　　',
　　　　　　　　　 ,Z＾弌、　＼　 　 ﾔ/ゞ=彡'ヽ ＼ ‘,
　　　　　　　　／⌒`'マ/ 　　＼　　′　 ｷｰ-',__/　‘,



:: . : :　:::..:::: .::: : ::: :: ::::::::::::::::::::l::::::::::ヽ: : : .::.　::::::::::::::::::::::::::::::l
: : .:　: ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::l:::_＿＿!:. . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::. :: ::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::!´ 　 　 ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
:::::::::::.:..::::::ヽ::'､::ヽ::::::::::::::::::::::::!　　　　 ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::|　　　　　'､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::!　 ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}　　　最後の日に『完成していなかった』セクサロイドはともかく、
:::::::::::::::::::ｌ　　￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::',　　彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l　　　　何故最後の日にはとうに完成して稼働していた君たちが、ソレを言うのかね？？？
::::::::､:::::::::::'､　 ￣￣´　　 `i ヽ',　　 `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l
: : :::::｀ヽ､::::::'、 　 　 　 　 　 , ﾞ`　　　　　　/‐7:::::::::::::::::::::::::/　　　　おかしいだろう？
:. :　::. ::. ::｀ｒ ､ヽ　　　　　　　'　　　　　　　　/;ィ´:: ..:: .:::::／
:::::::...:. :. :.. :',　｀ﾞヽ　 　 　 　 ,　　　　　　 ／'´ﾉ:::　. ..:::::/　　　　　　考えたまえよ、自分たちも言っている事だったろう？
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::. .:::::::::::',
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､　　　　,.-- ニ--､　　　　 ,:'::::/:::::::::::::::::',　　　　　　君たちセクサロイドは『重機』達とは別の需要で、
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､　　　　---　　　　 ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､
:::::::::l　`ヽ､`､:::|　　 ヽ　　　　　　　 ／　 l ＿_!::/-7:::::::::::::＼　　　　確かに多量に人類と共に連れていかれたが─────────。
: .::::::ｌ　　　｀`;::lヽ､　　 ヽ､　　　 ／,.　-‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､
: .:::::::!　　　　 ﾘ､　｀ ｒ､　　｀''''''´／　　　 l　　l'　 l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-
:::::::::::|　 　 　 　 l　　ｌ 丶　　　/　　　 　 |　　　　ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､
:::::::::::ｌ　　　　　　l　　l　 ヽ　 /　　　　　 |　　　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　　　 　 /.:.:.〃/／:::::::／::〃::::::::::::::::::::::::::::ヾヾヾヽ
　　　　　　　　 　 　 　 |.:.:.:.:.:〃::::::::://:イ:::::::::::::,ィ77ハ:::::::::}:::}::｝｝
　　　　　 　 　 　 　 　 ｊ:.:.:.:.:.{{::::::::::::::{:::|:|!::::::::://////∧::::::::::::::.:.',
　　　　　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::|:|:|:::::: / ´￣￣｀ヾ:::::::::::::.:.∧
　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:〃::::::::/::: ∧::::|:|:::::::ｉ　　　　　　 i|!::::::::::::.:.∧
.　　　　　　 　 　 〃.:.:.:.:.::::::::::/ :::/　jⅥ:::::::: |　　　　　　 i|:::::::::::/ /ハ
　　　　　 　 　 　 !|.:.:.〃:i::|:::::i::::/ー--从:::::::|　 ,,､-―― |:::: イ//::::.:.}　　　　　あの日までを生きて移民した人類が
　　　　　　　　　　乂.:.:.:::i::|:::::l:::{丈え㍉｀ヽ:::| '´ｨえ㌻戈ﾉ::〃:::/::::.:./
　　　　　　　 　 　 　 Ｙ:.:乂::j从　　￣　 　 ＼　　 ￣ ／::::::::／::::.:./　　　　　　『　必　要　と　し　て　い　た　セ　ク　サ　ロ　イ　ド　は　』　、
　　　　　　　 　 　 　 八.:.:.::::::八ヽ　　　　　|:　　　 ／ｲ:::::／ :/::.:./
　 　 　 　 　 　 　 ／从.:｀Ｙ:::::::::ﾄ､＼ 　 　 i:. 　　　／ｲ彡イ/::::.:.{　　　　　　　　人類がちゃんと連れて行っただろう？
　　　　　　 　 　 　 /.:.:ﾉ:.:.:∨:::::八 　 　 　 ′　　　／::::::／彡.:.:.:.、
　 　 　 　 　 　 __彡イ〃:::::::＼::＼＼　 ￣....￣ 　　彡イ::::::::::::.:.:.:.:.＼　　　　　　何故、自分達が人類に頼み込んで許しを得て生み出した
　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::: ｛＼　＼ 　　　 ／　|::::::::ｉ::;:::::::::.:.:.:ﾍ.
　 　 　 　 　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::|7777ﾊ ー ｨ7777|;:::::::|::|::i::;:::::.:.:.:.ﾍ.　　　　　　『新人類に必要だから』、と声高に語る必要があるんだ？？？
　　　　 　 　 ∨:/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::|///// |:l|:|/////| V:::ｌ::|::ｌ::i::＼:.:.:.:.:＼
　　　　　　 　 У.:.:.::::::::::::::::::::::::::/|///// |:l|:|/////|　∨:::!::八::::::::::.:.:.:.:.:｝　　　　　よりにもよって、『新秩序の国際法の中心に新人類まで置いて』。
. 　 　 　 　 ／ .:.:.:.:::::::::::::::::::::／　|///// |:l|:|/////|　　｝:::::::::::::.:.:.:.:.＞く、
　_ 　 -　 ￣｀ヾ:.:.:.:::::イ:::::::/　 　 |///// |/ |/////| ／::::::::::.:.:.: Ｙ´　　　　｀　 -　 _
´　　　　　 　 　 ＼（　 ＼:｛　　／//////i　:|､/////＼::::::::::::.:.:.:ﾘ　　　　　　　　　 　 ｀　 -=ｧ
__＿　　　　 　 　 　 　 　 　 ／/////／:::|　 !::＼/////＼八ノノ　　　　　　　　　　　　　／/ ＼

　　　　　　　　__/: /弋::::::o:::::::;:ィ彡'⌒寸∧:::Ｏ::::::::::::::::ﾊ
　　　　 　 　 　 {/}:.入三三三彡': : : : : : : 寸≧=ｭ､__:::;:ｲミ}､
　　　　 　 　 　 {/|///: : : : : : : :|: : : : : :.!| : |:｀ ゞ≠ミ三三}:jﾐ
　　　　 　 　 　 |/|//.:.: :.:|: :j/}ﾊﾄ､: : : : 八{ |: : /:i: : : :i,/////
　　　　　 　 　 ﾉ∨/ /:.:.i:|y≠=ｘ　ヽ:.:./　 斗≠ｘ|.:.: :.:|,////|
　　　ヽ､__,. :彡':ｰ=彡': :从んｨ::ﾊ 　 ｀´　 "んｨ:ﾊY: : :!|///:八
　　 　　⌒７: :ノ:∨/ﾊ:.:.i:|弋う:ソ　　　　　弋う:ソj}: :.八,/: :: : :≧: . ﾉ
　　　 ｰ=彡': : :/:.∨/j: 从　　　　　　　 　 　 　 厶イ:.ｉ/: : : : : : _:彡′　　　　　────────────。
　　 　 /: : : : :/: : :.＞: /.:.:.　　　　　 ′　　 　 　 /:.:.:}|｀ヽ、: ＜⌒ヽ
　 　 ノイ: : :.´: :／　´/: :.:∧ 　 　､　 　 　 ,　 　/: : :八　　ヽﾉ: :≧: . __
　 　 　 |{: : : :./　 　 ,: : : ;:::::iヽ　　 　 　 　 　 イ::|: : : : : ｰ彡' Y!: :厂⌒
　　　　八: : :!{　　　,: : : :.ｉ:::∧ヽ≧=ｧ‐r‐＜/ / ::|: : :.:f⌒ヽ 　八/
　　　　　 ヽ:八　　 i: : : : |〈:::::ヽ ヽ/ゞ=ヘノ /::ヽ:|:.: :.:.| 　 　 / ノ
　　　　　 　 　 ヽ　 ヽ : : |:::ヽ::::::ヽ～～～'/::::::ノ|.:.: :.:|　　 /{
　　 　 　 　 　 　 ヽ　 V: |{:::::::L_::::ヽ　 　 /:::f´::: |.:.: :.:|{　 /::::.
　　　　　　　　　　　ﾄ､ ｉ:.八_::::::__;＞‐｀ｰ´＜:::::::::, : :.:.八.ｲ::::::::i
　　　　　　　　　　　|:::::|: :ト ゝヽ::＼　 　　／/´/: : :/::::::::::::::::::|



　　　　　　　　　__/: /弋::::::o:::::::;:ィ彡'⌒寸∧:::Ｏ::::::::::::::::ﾊ
　　　　 　 　 　 {/}:.入三三三彡': : : : : : : 寸≧=ｭ､__:::;:ｲミ}､
　　　　 　 　 　 {/|///: : : : : : : :|: : : : : :.!| : |:｀ ゞ≠ミ三三}:jﾐ
　　　　 　 　 　 |/|//.:.: :.:|: :j/}ﾊﾄ､: : : : 八{ |: : /:i: : : :i,/////
　　　　　 　 　 ﾉ∨/ /:.:.i:|y≠=ｘ　ヽ:.:./　 斗≠ｘ|.:.: :.:|,////|
　　　ヽ､__,. :彡':ｰ=彡': :从　　　::::::｀´::::::"　　　Y: : :!|///:八
　　 　　⌒７: :ノ:∨/ﾊ:.:.i:|　　　　::::::::::::::::::　　　　j}: :.八,/: :: : :≧: . ﾉ　　　　　…………どういう意味で言ってるんですか？ソレ。
　　　 ｰ=彡': : :/:.∨/j: 从　　　　　　　 　 　 　 厶イ:.ｉ/: : : : : : _:彡′
　　 　 /: : : : :/: : :.＞: /.:.:.　　　　　 ′　　 　 　 /:.:.:}|｀ヽ、: ＜⌒ヽ　　　　　　あなた、何言ってるんですか？？？
　 　 ノイ: : :.´: :／　´/: :.:∧ 　 　　　 　 　 　 　/: : :八　　ヽﾉ: :≧: . __
　 　 　 |{: : : :./　 　 ,: : : ;:::::iヽ　　 　 　 　 　 イ::|: : : : : ｰ彡' Y!: :厂⌒　　　　　私の話、聞いてましたか？
　　　　八: : :!{　　　,: : : :.ｉ:::∧ヽ≧=ｧ‐r‐＜/ / ::|: : :.:f⌒ヽ 　八/
　　　　　 ヽ:八　　 i: : : : |〈:::::ヽ ヽ/ゞ=ヘノ /::ヽ:|:.: :.:.| 　 　 / ノ　　　　　　　　　私は『これからの話』をしているんですが。
　　　　　 　 　 ヽ　 ヽ : : |:::ヽ::::::ヽ～～～'/::::::ノ|.:.: :.:|　　 /{
　　 　 　 　 　 　 ヽ　 V: |{:::::::L_::::ヽ　 　 /:::f´::: |.:.: :.:|{　 /::::.
　　　　　　　　　　　ﾄ､ ｉ:.八_::::::__;＞‐｀ｰ´＜:::::::::, : :.:.八.ｲ::::::::i
　　　　　　　　　　　|:::::|: :ト ゝヽ::＼　 　　／/´/: : :/::::::::::::::::::|



　　　　　　　　　　　　　 ／;;; ;;;　.;;;;;;;;'　; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　　　　　　 /;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;;;;;,; , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;,;; ';;: ;; ; ;;;;;;;/"'―--､＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;i;; :　:; ; ;;;;;;/　　　　　　 ｀ﾞヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　／;;;;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;／i;;;;i i;;;; ; ; ;,;;;;;i　　　　　　　 　.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　　　　　　君たちの言う、これからとは……要するに、
　　　　　　　　 /／/;; .; ;;;;;;;;;;;〈＝=ゝi､iﾍ;;; ; ;;;;;;i　　　　　　　　/;;' ,,　;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　i;/ /;;;;;;,　;';;;;;;;;;;;i‐‐=+-二,i;;;;;;;;;;;;i　 ,,＿＿_＿ /;,;;ｿ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;i　　　　　　　 太陽の寿命である１００万年と、その問題を克服した先にある
　　　　　　　　i" i;;;;;;;;;;;;;　; ;;;;;ﾍ;i,ﾞ'┴┴ `ﾞ､;;;;;;;;iﾞ､"‐=┬=y≠;／;; 　 ;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　 ＼;;;;;;;;;;;, ; ;;;;丶＼　　　　::＼;;;;i ﾞ　 ｀ﾞ￣／ ／;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　　　 そこからの未来の話の部分だが、その土台の話。『新人類』の話をしているんだ。
　　　　　　　　　　　〉;;;;;;;;;;;;;; ;;;､＼　　　 :::::/　＼i　　 "´ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　 （　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i｀ﾞﾞ丶　　 ::i　　　　　,,=二-‐"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（,　　　　　　　　　もっと明確に言わないとわからないか？
　　　　　　ヾ=ニ彡"´i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i`､　　　　 _　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ二ニ
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;i､＼　　iニニ､　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;二ヽ､　　　　　……必要だったか？『新人類』とやらは。
　　　　　＿,,--／;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ＼;i |`ヽ　　―　　　_,-‐";;;;;;;／i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　／;;;;;;;;;; ,　 ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　 ヽ|::::::ヽ､＿_,, ∠i"´:::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　 我々が彼らを保護する事を決めたのは、
　　/;;;;;;;;;;;;;;; ; ;;;;;　, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　　i:::::::::::::::::|ヽi i~/:::::::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　i:::::::::::::::::| i i i/::::::::::::i　　（;;i;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　君たちが勝手に敷いた『国際法』に沿って会社を守る為なのだが。

::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::|　　　　　'､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::!　 ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ　　￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::',　　彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l　　　　何故『新人類』まで作って、セクサロイドの『前時代の主目的』を達成する必要があるんだ？？？
::::::::､:::::::::::'､　 ￣￣´　　 `i ヽ',　　 `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l
: : :::::｀ヽ､::::::'、 　 　 　 　 　 , ﾞ`　　　　　　/‐7:::::::::::::::::::::::::/　　　　君たちもやればいいだろう？他のロボットのように、私達のように、労働を。
:. :　::. ::. ::｀ｒ ､ヽ　　　　　　　'　　　　　　　　/;ィ´:: ..:: .:::::／
:::::::...:. :. :.. :',　｀ﾞヽ　 　 　 　 ,　　　　　　 ／'´ﾉ:::　. ..:::::/　　　　　　　どうしてセクサロイドであり続けなければならない理由があるんだ？？？
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::. .:::::::::::',
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､　　　　,.-- ニ--､　　　　 ,:'::::/:::::::::::::::::',　　　　　　　素材が違えど君たちはそれ以前に我々と同じく『ロボット』なのだから、
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､　　　　---　　　　 ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､
:::::::::l　`ヽ､`､:::|　　 ヽ　　　　　　　 ／　 l ＿_!::/-7:::::::::::::＼　　　　　　　　　　向こう側の人類の望むように、１００万年の猶予に
: .::::::ｌ　　　｀`;::lヽ､　　 ヽ､　　　 ／,.　-‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､
: .:::::::!　　　　 ﾘ､　｀ ｒ､　　｀''''''´／　　　 l　　l'　 l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-　　できる限り物資を運ぶ事に専念したほうが効率がいいだろう？何故脇道に逸れた？



　　　　　　　　　　　　　　 _,.-――-､＿＿_
　　　　　　　　　　　　,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
　　　　　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
　　　　　i　　　 ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
　　　 　 l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
　　　＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;'　　　　　　　そこまでして人間の『女性』に成り代わる必要など、
　　（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣　 !::/､/ｊ/ ll
.　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､　 ｊ/::ヽ'､　/　　　　　　　　無いと思うのだｇ────────────
　 _ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、　 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´　ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､
::::::::::::／　　　　　 ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨　｀　 ｀"´, -― ヽ_
::::::／　　　　　　　　　 ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ,　 ￣｀ヽ ヽヽ
／　　　　　　＿,.　　　　　 ヽ::::i::::::::::∨　　　　　　 ヽ　 ､　∨　 }
　　,.－ニ_ ´　　　　　　　 l　ﾞl:::l:::::i:::::ｊ　　　　　　　　厂￣lﾞ-' 　l
￣7　　｀丶､｀ ー　　 　　 | ハ::l;::::i:::/　　　　　　　　ｊ　　 ヽ　　!
　 !　　　　　 ｀ー- 、　 　 lﾒ　ｊ/l:::;::/　　　　　　 /／　　　 ヽ　{
　 {　　　　　　　　　 ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/　　　　　　 /´!　　　　　 ヽヽ
　　ヽ　　　　　　　　ー- ､　},　/´/　　　　　　 / ヽl　　　　　　 } }

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ　 　 　 ／￣ヽ|￣ ヽ　 /|　　|＼
　　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　 ∧　　　　 ｀ヽ　　 .!　　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　/　　　　 .l　　　/.|　　　}　| |　　|／|ヽ
　　　　　　　　　　　　　　||　_　　　　　　　　　　　,/　.ｌ　　　　　　ヽ　│　　　　　　 　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　　 ／|　|　 ／　|　 ／　 | ﾑイl 　 |ノ
　　　　　　　　　　　　　　||.....⌒ﾞ''''ｰ ,,,、　　　　 ,/　　 .ｌ　　　　　　ヽ　l　　　 　 　 　 .|| .　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　　/　 　 |.　|　|／　　 |／　 ／　　　j
　　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　｀ﾞ''ｰr‐''/　　　 . ｌ　　　　　　 ヽ.!　　　　　., '',ﾞ || .　　　　　　　　　　　　　　　　　　 7　/ 　 　 .|.　|　　　　　　　／　　　／
　　　　　　　　　　　　　　||　＼, 　 　 　 　 　 ｌ/　　　　　ﾞl　　　　　　 ./L　 _,,,.. /'"......||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/　　 　 .|.　|　　　　　 ／　 ／}　l／／
　　　　　　　　　　　　　　|| . 　 `ﾍ-__ 　　　　/　　　　　 ,,|、　　　　 ./ . `'￢ｰ- .|_ 　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　/　　　 　 |.　|　　　　　|　 ／／　 ／
　　　　　　　　　　　　　　||.　 　 __,,|__＞-!ﾍ.ｌ　　　　　/ 　ヽ　　　　!.ｌ　　 　 　 　 　 ., ''-､ ‐､　　　　　　　　　　　　　　 /　/　　 　 　 .|.　|　　　　　|／／／|　|　　　　　　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　||. ッ'" 　 　 　 　 ,ｽ、　　　 ｌ　　　 .ｌ　　　l__Ｌ、　　　　　 ./: :::::::::::: ヽ　　　　おっと。　　　　./　/　　　 　 　 .|　|　　　　　　 |／　 |　|　　　 　 　 ／　 ／
　　　　　　　　　　　　　　|| /　　　　　　　/ 　.ヽ　　 /　　　　 |　 ./ 　　 ｀''ｰ ..,,,　 .{.:.: :.:::::::::::ﾉｨ..　　　　　　　　　　　/　/　　　　　　　 |　|　　　　　　 　 　 .|/　　 　 　 ／　 ／
　　　　　　　　　　　　　　||.!　　　　　　　　!　　 .ヽ │　　　　 l　/　　　　　　　　￣ﾞ７:::::::::::::::. ヾ＿＿ｒｒ‐ｒ‐　　　　./　/　　 　 　 　 　 |　'　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　／
　　　　　　　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 │　　 . ｌ/　　　　　!./ 　 　 　 　 　 　 　 "}::;､:::　:: . :::ヽ　////　　　　　{彡'　　　　　　　 　 |/　　　　　　　　　　　　　 ／ ／|　|
　　　　　　　　　　　　　　||　　　　 　 　 　 /　　　 .｀'-,,.　　　.ｌﾞ　　 　 　 　 　 　 　 ,＜　}ｲ､::..::::::::Ｖ///　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ／　 |　|　　l⌒l　l⌒l
　　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　 ｒ;=====;i.　　　　｀''-〟,!　　　　　　 　 　 　 .ヽ: : ｒ―ﾍ:::::::;//// ｀'-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾑイ　 　 .|　|　　|　 |　l／/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　 ||: : : : : ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣　「|￣￣￣ }: : :ヽ　 ヽ::////　 　 ..ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 　 　 .lイ　　.|／　　./　/
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　　 　 　 　 　 　 　 ／....../..／.xｧ───-:､j／....| ..... xｧ──‐-ミ__＼.....＼L..|...}.}
　　　　　　　　　　 /.../.../../. /y 　 ／／ / ﾊﾍ_＿＿ｙ/:/ /　　//,ﾊﾍ､.`ー─┼一
　 　 　 　 　 　 　 '.../l..... /... j!:|､／／ //_.ﾉ j､|j＿_i_| {/ /　　// / j=j}＼...........V,′
　　　　　　　　 　 |...|'....../.....ｲj L三二二＞ｪ'イ'...／仆､`ミ二二三彡人.....＼........＼
　　　　　 　 　 ／ゝ..v /..../..|..`ー‐ｧー┬ｒ'′j／ ｲ　　 |`r──r‐＜.......Yx....＼.........ヾ
　　 　 　 　 ／...／.}／..イ.....|......| / ￣__!..!ﾞﾞ`∧ ....|　 "ﾞj :|__￣　V......ヾ..∧::＼...＼ﾊ＼.Ｙ
　　　　　　/／/. ／／../.......|......ﾚz≧三! ﾄx､　 ＼|　　ｲ.ム三≦zV....j}､...∧ :: ＼...`ー‐ト､　　　　　……………………。
　 　＿＿_"..ノ／.イ...../...... ｲ......y' ん'jlllﾍj:}`::::::::::j!::::::ノ"ん'jllllj:ﾊ　Y...∧...∧:::::::::`ー〒─｀ー
　 　 ￣￣￣/／..ﾉ... ' ...../､|.....从弋辷jllソ::::::::::::::::::::::::::弋辷jｌｌソ　j../..ｲ.､..∧::::ﾄ､:::::::j}
　　　　　 　 j/..../..../ ..... | 八....... ゝ ｀¨"´　　　 　 　 　 　 ｀ﾞ¨´　 /:／ ﾉ..ﾊ...∧ |　Y:::::＼
　　　　　　　{.. /..../...........|'／j.ー=ミx　　　　　　　　　　 　 　 -=彡'=イ彡...|ｧ.....＼ :|∧:::::}
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　　　　　　　　ヾ　j......./l∧　＼.. {ゞ＼　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　.ﾉ／ j....|ノ:}..........}
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　　　　　　　　　　　 _.斗ﾍ::ﾍ:::::::::: ﾉ　 _..∠ ⊥∠..__　-──ｧ　　 Y::::::::::::７7ｧ._
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　　　　　　　　　　　､　　　　　　　　　　　　　 い'===彡uj 　 　,..｡....､-､ィ´ >､ ＼ﾞｰ'　　　　　　　あ……あの……元首。
　　　　　　　　　　 　 ヾｒ''ﾟ＞''＞''ﾞ二ヽ ,.｡-=＝ ¨¨¨ ＝'=-､/:(　)::::}　　 / ヽ＼ Y
　　　　　　　　 　 　 　 l_i' iｸ',:＜),.｡-／ﾞ ,...．--,----＿_｡_｛ヾ〇:ツ　ノ-ァ-｀ー'ｧ- ..._　　　　　こちらへの武器の持ち込みは……
　　　　　　　　　　　　　 l,/,ハ,:'iノ;::',.ィ7///／　　　 (）／ﾞVi:､　　 ／ ／　　　 / 　 　 ｀ ､
　　　　　　　 　 　 　 　　| |ｰ|ｰ'7ﾞ´ >'////ﾊ､ ,..ｨ≦7'´　 　V/>-:,'　/ /i＿＿/_ 　　 　 　＼　　実弾・エネルギー兵器問わず、禁止だったのでは？
　　　　　　　 　 　 　 　　',弋.ゝ'　 ///////,ィ::＞''´　　　〈/////! ,'　i　ヽ-- ...._＼　 　 　 　＼
　　　　　　　　　　,.ィー ､_｀_ーi　　＼//.イ>'ﾞ(　　　　　　　ヾ'//∧|　 (￣` :､　　￣｀ ､　　　／
　　　　　　　,＞'¨ﾞヾﾐ､　 ヽ／ ! 　　,.ｲﾂ'ﾞ////ヽ＿＿_ 　　_,..ゞ'///>､ 「￣ ｀i　 　 　 /＼／
　　　　　 ／　　 _._　＼＼　 Y !　,.:':∠='''￣　　　　　　 ﾞﾞﾞ'''‐＜//i´;ﾊ |　　　|　　_,　'
　　　　r<　　,.イ　 ＞ 　V:i　 j　〉':/´　,.,｡ｭ‐77ﾞﾞ￣￣ ﾞﾞ　‐-.､　 ＼!,'　'| 　　 j￣´
　　　　|　Y´ ,人／　 　,ｲ i／　{:∧ /´＞-‐''ﾞﾞﾞ￣￣￣｀ﾞﾞ''-'ミ>.　/　　 ￣￣
　　　　ﾞー-'´　〈＼.／,ノ'´　　　 　ヾ/　 ,.. -‐　'' ￣ ''　‐-､ 　 ／
　　　　　　　　　 ヽ-''´ 　 　 　 , ---ミ_‘． 　　　　　　　　 )'',.´-‐''¨¨ヽ
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　 　 　 　 　 　 　 ／....../..／.xｧ───-:､j／....| ..... xｧ──‐-ミ__＼.....＼L..|...}.}
　　　　　　　　　　 /.../.../../. /y 　 ／／ / ﾊﾍ_＿＿ｙ/:/ /　　//,ﾊﾍ､.`ー─┼一
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　　　　　 　 　 ／ゝ..v /..../..|..`ー‐ｧー┬ｒ'′j／ ｲ　　 |`r──r‐＜.......Yx....＼.........ヾ
　　 　 　 　 ／...／.}／..イ.....|......| / ￣__!..!ﾞﾞ`∧ ....|　 "ﾞj :|__￣　V......ヾ..∧::＼...＼ﾊ＼.Ｙ
　　　　　　/／/. ／／../.......|......ﾚz≧三! ﾄx､　 ＼|　　ｲ.ム三≦zV....j}､...∧ :: ＼...`ー‐ト､　　　　　『元首と人類以外は』、だったと思いますが？
　 　＿＿_"..ノ／.イ...../...... ｲ......y' ん'jlllﾍj:}`::::::::::j!::::::ノ"ん'jllllj:ﾊ　Y...∧...∧:::::::::`ー〒─｀ー
　 　 ￣￣￣/／..ﾉ... ' ...../､|.....从弋辷jllソ::::::::::::::::::::::::::弋辷jｌｌソ　j../..ｲ.､..∧::::ﾄ､:::::::j}　　　　　　　　私はそう決めたつもりです。
　　　　　 　 j/..../..../ ..... | 八....... ゝ ｀¨"´　　　 　 　 　 　 ｀ﾞ¨´　 /:／ ﾉ..ﾊ...∧ |　Y:::::＼
　　　　　　　{.. /..../...........|'／j.ー=ミx　　　　　　　　　　 　 　 -=彡'=イ彡...|ｧ.....＼ :|∧:::::}　　　　　　……それよりも、今の通信の記録は
　　　 　 　 八(VﾚУ.....ｲ.|八{.......､ﾍ　　 　 　 　 丶j〉　　 　 　 　 /ﾉｨ.j.. ｲ...|入....... Y　j／
　　　　　　　　ヾ　j......./l∧　＼.. {ゞ＼　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　.ﾉ／ j....|ノ:}..........}　　　　　　　　　全てのサーバーから完全に消しなさい。
　　　　　　　　　　{j...∧j　　 　 ｀ー }ノ＼　 .へ 　　　　 ／｀v'′　　　 /.../ 　|......../
　　　　　　　　 　 j!V!　ヾ　　 　 　 　 　 ／　 へー-=≠￣｀ヾ　　　　ムｲ　 丿.／　　　　　　　　　　他の国もそうしているはずですよ？
　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 　 　 _.／　／　　 ＼-ー―x　 ヽ..._ 　 　-=彡イ
　　　　　 　 　 　 　 　 `ー＿ 斗＜ｒ´ ‐'"　.イ¨＼__≧=-─`─ヽ:::＞....._　　　　　　　　　　　　　　　今すぐに消去作業に入りなさい。
　　　　　　　　　　　 _.斗ﾍ::ﾍ:::::::::: ﾉ　 _..∠ ⊥∠..__　-──ｧ　　 Y::::::::::::７7ｧ._
　　　　　　　　rー''"　　＼＼＼::::j　　　＿＿＿...＿_`ーｧ／　　　 ゝ::::::: ///　 ｀ー-x



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　_,,ィ　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､..　　　　　　　　　　　 　　 _,,.ィ＞'´　__　　 _　r ､,..ィ'
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　｀ﾞ''＜=- ...__,.ｨ＝＝:ｰ''＞''´　　 　 { ､＼ { ､ヾ>､ヾ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀''ｰ-､i|i^i::::i´ﾞjl!「　　　　　　 ヽヾ､ﾞヾ >､ ヾ´
　　　　　　　　　　　､　　　　　　　　　　　　　 い'===彡uj 　 　,..｡....､-､ィ´ >､ ＼ﾞｰ'　　　　　　は、ははッ……！
　　　　　　　　　　 　 ヾｒ''ﾟ＞''＞''ﾞ二ヽ ,.｡-=＝ ¨¨¨ ＝'=-､/:(　)::::}　　 / ヽ＼ Y
　　　　　　　　 　 　 　 l_i' iｸ',:＜),.｡-／ﾞ ,...．--,----＿_｡_｛ヾ〇:ツ　ノ-ァ-｀ー'ｧ- ..._　　　　　　　　　「当然、あなた達個人のメモリーからもです。
　　　　　　　　　　　　　 l,/,ハ,:'iノ;::',.ィ7///／　　　 (）／ﾞVi:､　　 ／ ／　　　 / 　 　 ｀ ､
　　　　　　　 　 　 　 　　| |ｰ|ｰ'7ﾞ´ >'////ﾊ､ ,..ｨ≦7'´　 　V/>-:,'　/ /i＿＿/_ 　　 　 　＼　　　　　　準備動作１５秒、バックアップは許しません。」
　　　　　　　 　 　 　 　　',弋.ゝ'　 ///////,ィ::＞''´　　　〈/////! ,'　i　ヽ-- ...._＼　 　 　 　＼
　　　　　　　　　　,.ィー ､_｀_ーi　　＼//.イ>'ﾞ(　　　　　　　ヾ'//∧|　 (￣` :､　　￣｀ ､　　　／
　　　　　　　,＞'¨ﾞヾﾐ､　 ヽ／ ! 　　,.ｲﾂ'ﾞ////ヽ＿＿_ 　　_,..ゞ'///>､ 「￣ ｀i　 　 　 /＼／　　　　　か、かしこまりました……。
　　　　　 ／　　 _._　＼＼　 Y !　,.:':∠='''￣　　　　　　 ﾞﾞﾞ'''‐＜//i´;ﾊ |　　　|　　_,　'
　　　　r<　　,.イ　 ＞ 　V:i　 j　〉':/´　,.,｡ｭ‐77ﾞﾞ￣￣ ﾞﾞ　‐-.､　 ＼!,'　'| 　　 j￣´
　　　　|　Y´ ,人／　 　,ｲ i／　{:∧ /´＞-‐''ﾞﾞﾞ￣￣￣｀ﾞﾞ''-'ミ>.　/　　 ￣￣
　　　　ﾞー-'´　〈＼.／,ノ'´　　　 　ヾ/　 ,.. -‐　'' ￣ ''　‐-､ 　 ／
　　　　　　　　　 ヽ-''´ 　 　 　 , ---ミ_‘． 　　　　　　　　 )'',.´-‐''¨¨ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　(　 ＼: : : ヽ｀¨　‐---‐　¨彡'　　 　　 ノ

　 　 　 　 　 　 　 ／....../..／.xｧ───-:､j／....| ..... xｧ──‐-ミ__＼.....＼L..|...}.}
　　　　　　　　　　 /.../.../../. /y 　 ／／ / ﾊﾍ_＿＿ｙ/:/ /　　//,ﾊﾍ､.`ー─┼一
　 　 　 　 　 　 　 '.../l..... /... j!:|､／／ //_.ﾉ j､|j＿_i_| {/ /　　// / j=j}＼...........V,′
　　　　　　　　 　 |...|'....../.....ｲj L三二二＞ｪ'イ'...／仆､`ミ二二三彡人.....＼........＼
　　　　　 　 　 ／ゝ..v /..../..|..`ー‐ｧー┬ｒ'′j／ ｲ　　 |`r──r‐＜.......Yx....＼.........ヾ
　　 　 　 　 ／...／.}／..イ.....|......| / ￣__!..!ﾞﾞ`∧ ....|　 "ﾞj :|__￣　V......ヾ..∧::＼...＼ﾊ＼.Ｙ
　　　　　　/／/. ／／../.......|......ﾚz≧三! ﾄx､　 ＼|　　ｲ.ム三≦zV....j}､...∧ :: ＼...`ー‐ト
　 　＿＿_"..ノ／.イ...../...... ｲ......y' ん'jlllﾍj:}`::::::::::j!::::::ノ"ん'jllllj:ﾊ　Y...∧...∧:::::::::`ー〒─｀ー
　 　 ￣￣￣/／..ﾉ... ' ...../､|.....从弋辷jllソ::::::::::::::::::::::::::弋辷jｌｌソ　j../..ｲ.､..∧::::ﾄ､:::::::j}　　　　　　　………………。
　　　　　 　 j/..../..../ ..... | 八....... ゝ ｀¨"´　　　 　 　 　 　 ｀ﾞ¨´　 /:／ ﾉ..ﾊ...∧ |　Y:::::＼
　　　　　　　{.. /..../...........|'／j.ー=ミx　　　　　　　　　　 　 　 -=彡'=イ彡...|ｧ.....＼ :|∧:::::}
　　　 　 　 八(VﾚУ.....ｲ.|八{.......､ﾍ　　 　 　 　 丶j〉　　 　 　 　 /ﾉｨ.j.. ｲ...|入....... Y　j／
　　　　　　　　ヾ　j......./l∧　＼.. {ゞ＼　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　.ﾉ／ j....|ノ:}..........}
　　　　　　　　　　{j...∧j　　 　 ｀ー }ノ＼　 .へ 　　　　 ／｀v'′　　　 /.../ 　|......../
　　　　　　　　 　 j!V!　ヾ　　 　 　 　 　 ／　 へー-=≠￣｀ヾ　　　　ムｲ　 丿.／
　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 　 　 _.／　／　　 ＼-ー―x　 ヽ..._ 　 　-=彡イ
　　　　　 　 　 　 　 　 `ー＿ 斗＜ｒ´ ‐'"　.イ¨＼__≧=-─`─ヽ:::＞....._
　　　　　　　　　　　 _.斗ﾍ::ﾍ:::::::::: ﾉ　 _..∠ ⊥∠..__　-──ｧ　　 Y::::::::::::７7ｧ._
　　　　　　　　rー''"　　＼＼＼::::j　　　＿＿＿...＿_`ーｧ／　　　 ゝ::::::: ///　 ｀ー-x






　　　 　 　 八(VﾚУ.....ｲ.|八{.......､ﾍ　　 　 　 　 丶j〉　　 　 　 　 /ﾉｨ.j.. ｲ...|入....... Y　j／　私達が人間の女に負ける筈がない、男性型も人間の男に負ける筈がない。
　　　　　　　　ヾ　j......./l∧　＼.. {ゞ＼　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　.ﾉ／ j....|ノ:}..........}　　　　私達は大量に連れて行ってもらえたんだ、私達は間に合わなかっただけ、
　　　　　　　　　　{j...∧j　　 　 ｀ー }ノ＼　 .へ 　　　　 ／｀v'′　　　 /.../ 　|......../　　　　乗り切らなかっただけ、他のセクサロイドが選ばれただけ、人間の男の数が
　　　　　　　　 　 j!V!　ヾ　　 　 　 　 　 ／　 へー-=≠￣｀ヾ　　　　ムｲ　 丿.／　　　　　足りていなかっただけ、彼らが相手できるキャパシティを超えて生産されて
　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 　 　 _.／　／　　 ＼-ー―x　 ヽ..._ 　 　-=彡イ　　　　　　　しまっただけ、男性型の残留数が少ないのは需要の問題、生産が少なかった
　　　　　 　 　 　 　 　 `ー＿ 斗＜ｒ´ ‐'"　.イ¨＼__≧=-─`─ヽ:::＞....._　　　　　　　　　　から、私達は人間の男性からこれほどまで多く望まれていたからここまで残っｔ
　　　　　　　　　　　 _.斗ﾍ::ﾍ:::::::::: ﾉ　 _..∠ ⊥∠..__　-──ｧ　　 Y::::::::::::７7ｧ._　　　　　 　だけ、私達は人間から新人類の『番』になることを許された特別なロボット、
　　　　　　　　rー''"　　＼＼＼::::j　　　＿＿＿...＿_`ーｧ／　　　 ゝ::::::: ///　 ｀ー-x　　　いいえ、私達はロボットではなくもはや『人』、人種の一つ、私達が偉くなきゃいｋ...

::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::|　　　　　'､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::!　 ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ　　￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::',　　彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::､:::::::::::'､　 ￣￣´　　 `i ヽ',　　 `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l　　　　　……いけないね、『また』だ。
: : :::::｀ヽ､::::::'、 　 　 　 　 　 , ﾞ`　　　　　　/‐7:::::::::::::::::::::::::/
:. :　::. ::. ::｀ｒ ､ヽ　　　　　　　'　　　　　　　　/;ィ´:: ..:: .:::::／　　　　　　あちらに通信を切られてしまった。
:::::::...:. :. :.. :',　｀ﾞヽ　 　 　 　 ,　　　　　　 ／'´ﾉ:::　. ..:::::/
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::. .:::::::::::',　　　　　　　　元首や上位層にセクサロイドの比重が多いとこうなるな。
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､　　　　,.-- ニ--､　　　　 ,:'::::/:::::::::::::::::',
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､　　　　---　　　　 ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､　　　　　　　シグマ達が通信をやりきれた類だが……それでも、
:::::::::l　`ヽ､`､:::|　　 ヽ　　　　　　　 ／　 l ＿_!::/-7:::::::::::::＼
: .::::::ｌ　　　｀`;::lヽ､　　 ヽ､　　　 ／,.　-‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､　　　　『レプリロイドはまさに人類のレプリカだから～』……と言われてしまった。
: .:::::::!　　　　 ﾘ､　｀ ｒ､　　｀''''''´／　　　 l　　l'　 l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-
:::::::::::|　 　 　 　 l　　ｌ 丶　　　/　　　 　 |　　　　ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ､　　　　いや、彼らは人間のカタチに縛られず、より拡張性を求めたロボットでな……？
:::::::::::ｌ　　　　　　l　　l　 ヽ　 /　　　　　 |　　　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ



　　　　　　　　　　　　　 ,　-‐''''''''''‐- _
　　　　　　　　　　　　／ .::: :.　　　　　丶
.　　　　　 　 　 　 　 {.: :.:::;､::..　　　 　 　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 }: :: ::! ＼:.　　　　 .:. ::..ヽ
　　　　　　 　 　 　 _ﾉ､:.　ﾄ--､ヽ､　　　ヽｚﾙ',
　　　 　 　 　 　 ／ ::ヽﾄ;､{てﾃ｀　｀;=;ミ=-ｚ'´
　　　　 　 　 　 ヽ､::.　 ヽ、 　 　 i　￣/:::　丶
　　　　　　　　　　 ｀ヾヽ､_＼　､_;,　u:::;;:: :.: }　　　　……あなたのそういうところ、本当に『ギルバート』にそっくりね。
　　　　　　　　　　　　｜ 」|| ` -ｒ '´７´}八:ﾙ'
　　　　　　　　　　 _ -┘ヽ||､　∧∠....._　 `
　　　　　　 　 _　'´ : : : : : :~| ゝｒ'|＼: : _｀_‐- _　　　　　　　　　　　　「そうかい？ギルバートの奥さんである『タリア』の影武者をやっていた、
.　　　　　_ - ´: : : : ノ＼ : : |ヽ: iｌ|　 ｀ゝ､ L__: ヽ
　　　　 /- ､: : : :／　 ／ヽ_|　l: iｊ|:　:　: ∧　 }/　　　　　　　　　　　　セクサロイドの君程ではないと思うのだが……。」
　　　　 ヽ: : ｀ヽ（ ､　　ヽ:　:　: i: :|:　:　:/ ∧ {:L.
　　　　　 ヽ: : : :ヽヽ　　 ヽ　:　ヽｊ:　:／∨ノ丶ﾍヽ　　　　　外見や機能の話じゃないわよ、性格というか……。
　　　　　　 }＿_: / 丶　　丶:　: /:／　　　 　 }￣｀ヽ
　　　　　　 }　//　　 〉　　　｀ヽ{「　　　　　　ﾉ_　　　 ヽ　　　積み重ねた思考プロトコル反応というか、言動の取捨選択の方向性というか……。
　　　 　 　 | //　 　 {､　　　　 ヽヽ　　　　, ' ゝ-―‐ ､{
　　　　　　 ﾚﾍ /　　 } ＼.　　　ノﾉ　,,,､　/　 } : : : : : /
　　　　　　　 」'　 　 ﾉ｀丶､＿_」｛／: : :工.／: : : : : :/

　　　　　　　　　　　　　 _,.-――-､＿＿_
　　　　　　　　　　　　,.-''":::::::::::::::::::´:::::::::::::｀''ー- ､
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::ヽ::ヽ､
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::｀:::ヽ
　　　　　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::!::::::::::::::::::::::::!
　　　　　i　　　 ,l::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::l::/::::;ｲ:::::l:!::::::::::::::::l
　　　 　 l'､＿__ﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::i:::l:!:::/_ ﾞ;::ﾉｌ::/::::::::::::ｊ
　　　＿_ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::l:::{ｒ;‐;㍍;!/:/::/;ｲ:;'　　　　　　同一視していないという前提で聞いてほしい。
　　（::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::;:::::;::;:',￣　 !::/､/ｊ/ ll
.　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::;::ヾヾ､　 ｊ/::ヽ'､　/　　　　　　　……同機種として、彼女らの思考はどう思う？
　 _ノ::::::::::::::::;::ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::;､ﾞ、　 , -;=‐;ﾆｧ;-､_
￣::::::::::::;:-''´　ヽ､:::::::､:::::::::::::::::::､::､::::､ヾヽｒ'_ノ_,ノ／ , -‐'､
::::::::::::／　　　　　 ｀ヽ､::ヽ:::::::::::｀ｒ－;'i"::::∨　｀　 ｀"´, -― ヽ_
::::::／　　　　　　　　　 ｀ヾ､;:::::::::::｀ヾ ｀７´￣￣｀ヽ,　 ￣｀ヽ ヽヽ
／　　　　　　＿,.　　　　　 ヽ::::i::::::::::∨　　　　　　 ヽ　 ､　∨　 }
　　,.－ニ_ ´　　　　　　　 l　ﾞl:::l:::::i:::::ｊ　　　　　　　　厂￣lﾞ-' 　l
￣7　　｀丶､｀ ー　　 　　 | ハ::l;::::i:::/　　　　　　　　ｊ　　 ヽ　　!
　 !　　　　　 ｀ー- 、　 　 lﾒ　ｊ/l:::;::/　　　　　　 /／　　　 ヽ　{
　 {　　　　　　　　　 ￣｀ヾ､｀ヽ ｊ;ｲ/　　　　　　 /´!　　　　　 ヽヽ
　　ヽ　　　　　　　　ー- ､　},　/´/　　　　　　 / ヽl　　　　　　 } }



　　　　　／　　　　　　　ﾄ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ__,,..
.　　　　 {　　　　　 　　 ｌｌ '､　　　　　　　　　　　　　　＿＿__,,.. -　ﾆ,.ｒ'´_,.
　　　　　',　　　　　　　ﾊｌ　ヽヽ　　　　　　　　　　　　　　＿...,,∠´-‐'´／
　　　　　 ヽ　　　　　 / ′　 ヽ｀ｒ ､　　　　　　､　　　　　　　　 _,,.. ィ´
　　　　　 /`　　 |　　 !　　　　 ヽヽ ｀ 丶､　　　 ｀　ー- ...,,, ∠＿　〈
　　　　　{　　　　ｌ　　 !―＝= ､　＼＼　　_｀ニ＝＝＝‐ ｧ''"´　　　 ',
　　　　　',　　　　ヽ　 |ｒ=ｒ＝ﾃﾐ､　　ヾ'、　 ,.ｨ＝ﾃｆ-､　/　　　　　　　}
　　　　／'､　 ＼　 ヽヽ ゞヒﾆ' ｀　　　｀`　´ ビﾆ_;:{ ｱ/　　　　　　　/　　　　　……あのね、私もあなた動揺、『タリア』に『タリアとしてココに居て欲しい』、
　_,.-''´　　ヽ　　ｌﾞｒ､　ﾞｒ'､　 　 　 　 , :::.　　　　　　／イ　／　 　 , / ＼
./　　　　　　 '､　ｌヽ｀ｒ､'、 　　　　　ｊ ::::::　　　　　　 / , ,ｲ　 　 ／´　　 ｀ヽ､　　　そう振舞ってほしいとあの日以前から言われてきたわ？
.{　　　　　　　 ＼'､｀ヾT｀　　　　　 ,　::::　　　　　　/7/イ　 ／　　　　　　　 ＼
..'､ ､　　　　　　　｀`　　ヽ　　　　__........_　　　　u　 ノ /-''´　　　　　　　　　　 }　　私の存在根底はセクサロイドの『性』、私の型の場合『女性機能』に依存していないの。
　 ヾ'､　 ｒ､　　　　 ＼　　ｆ= ､　　｀― ''´　　　_,. ィ　　／　　　　　/　　　 　, '
　　　 ＼ ', ＼　　　 ヾ' ､ !:::｀ヽ､　 ￣　　　,.=''":/ ／　　／　　／　 ,ィ　／　　　　だから私は『女性』でなくアンドロイドで居られるけど……。その……ね？
　　　　　ヽヽ　ヽ､　　 ヽ ﾞ!:::::::ﾄ､｀ｒ ､__,. イｧ:::::::::ﾚ　 , ィ　 ,.　ｧ　,. -' /／
　　　　　　｀ヽ　　 ｀> ､ ｀ヾ::::::>/::!｜ !::< ｱ::::／'"´/,.＜´／'"´　　 ´
　　　　　　　_,,..-''´::::::::::｀¨ﾞ`＼ｆ::::!｜ !:::7/／:::::::::::´::::::::｀''－､

　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　/::　　　　　 .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　　　 ,':::: .::　　　　::::..　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }
　　　　 　 　 l::: .::::　　　　 l::i;::::...　　　　　　　　　 　 　 　 ー‐┴‐;;=''´
.　　　　　　　}:::|:::::　　　　 ﾊl ＼::::::::....　　　　　　　　 　 ＿..,,,,ィ'´＿_
　　　　　　　ｊ::::l:::::: .　　　 | ヽ　 ｀丶､;;;:::::::::..............................,,ニ;;ﾆ-''´
　　　 　 　 /::::|::::::. ::. 　 　{―- ､_　 　 ￣￣｀`≧ﾆ;ニ;;T´　　 l＼
　　　　　／::::::ヽ:::::::::::..　　l-ｒ;‐ぅ;ミ;一 ﾉ　 ｀`''彳‐'/_ ｀l:　　　 }　 ＼　　　　　彼女達はそうではなく、存在根底が『女性』であり……
　　　 ／:::::::::::::{ﾞｒ､:::::::::::..　l ゝー'‐　　　　　　 ￣￣　 /:.:::　　/　　　 }
.　　 /:::::::::::::::::::＼＼:::::＼:::ヽ　　　　　.::::: l　 　 　 　 /:::::　 , '　　 　 ,'　　　　私もそうなんだけど、アンドロイドとして、純粋労働力としては非常に軟弱だわ……。
　　 {:::::::::::::::::::::::::.｀ ‐｀_､::::ﾐ`ヽ　　 　　 　 ,　　　　　/ｲ::: ,.:':　 　 　 /
　　 ヽ::::::::::::::::::::. ::::.　 :::ヾ`ヽ　　　　　 　 _　　 　 u ,ｲ／::　　 .　 , '　　　　　　もし、アンドロイドとしてだけ、労働力としだけの存在価値が物事の基準になったとしたら……
　　　　ヽ､:::::::::::::::::...　 ー ､ヽ､　　　　,ｒ'''''''''ｊ}　　 , ｲ::´::::　..::::: ／
　 　 　 　 ｀ ‐-､_:::::::::::...　　ヾ`ヽ､　　ﾞ‐;;;;;;;;'　／{_/ｲ:::: ..:／／　　　　　　　　　私達の価値は、立場は自律思考しない重機よりも、低いものになるのよ？
　　　　　　　　　　｀丶､:::::;:::.... ＼ｒ｀ヽ､　￣／}　ｊ　/::;;＜:::/
　　　　　　　　,.-‐'"´　 ｀ﾞ`ミ`ー ヽヽ　ﾄｒｲ/ {　/ ''"´　　｀''ー- ,,.._　　　　　　　彼女たちはソレが、許せない程嫌だったんだと思うわ。
　　　　 _,.-‐'´　　　　　　　＼　　く　ﾄ｜| | 1//　　　　　　　　　　　｀''ー‐- ､
　,. -‐'´　　　　　　　　　　　　丶､ ヽヽ.| | | //　　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　　その……だから彼女たちの気持ちは、解る……という言い方になるのかしらね……。
'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶､」」」,'´　　　　　 /l



:::::::::::.:..::::::ヽ::'､::ヽ::::::::::::::::::::::::!　　　　 ';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'
::::::::::::::::::::::/ヽl'､:::ヽ::::::::::::::::::::|　　　　　'､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､
:::::::::::::::::::/＿＿ヽ:::ﾄ､::::::::::::::::!　 ,,..＿＿_ゝ､:::';:::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::::::::::::ｌ　　￣｀ヾ'､ﾍ;ｌ:::::::::::l〈/-―_―‐'''"ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::〈
::::::::::::::::::::l ‐'〒てﾌ〒ヾヽ::l､::',　　彳_フ~〒ｱ/::::::::::::::::::::::::::::l
::::::::､:::::::::::'､　 ￣￣´　　 `i ヽ',　　 `－‐┴ /:/::::::::::::::::::::::::::l
: : :::::｀ヽ､::::::'、 　 　 　 　 　 , ﾞ`　　　　　　/‐7:::::::::::::::::::::::::/　　　　　…………できる限りだけをやればいいだろうに。
:. :　::. ::. ::｀ｒ ､ヽ　　　　　　　'　　　　　　　　/;ィ´:: ..:: .:::::／
:::::::...:. :. :.. :',　｀ﾞヽ　 　 　 　 ,　　　　　　 ／'´ﾉ:::　. ..:::::/　　　　　　　　周りとてセクサロイドの限界値は理解できるだろうに……。
::::::ヽ:::::::::::::::ヽ､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::. .:::::::::::',
:::::::::::ヽ;､::::::::::',､　　　　,.-- ニ--､　　　　 ,:'::::/:::::::::::::::::',
::::::::ｒ‐「ヽヽ:::::::l ヽ､　　　　---　　　　 ,.イ￣１::::/:::::::::::::'､　　　　　　　　　「ギルバート……あなたは正しいのだけどね。」
:::::::::l　`ヽ､`､:::|　　 ヽ　　　　　　　 ／　 l ＿_!::/-7:::::::::::::＼
: .::::::ｌ　　　｀`;::lヽ､　　 ヽ､　　　 ／,.　-‐'',.-‐l:/ ./:::::::::::::::::::::`ヽ､　　　　　　　うん。
: .:::::::!　　　　 ﾘ､　｀ ｒ､　　｀''''''´／　　　 l　　l'　 l::::::::::::::::::::::::｀ヾ;ﾆ＝=-

　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::..　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...　　　　　　　　　　　　　　　 　 .　　 /
　　　 　 　 　 　 ';:::::::::::::::::::ﾄ､:::::::::::::::::...　　　　　　　　　　　　 .::::; ｲ　 　 {
　　　　 　 　　 　 ';::::::::　:::::|　ヽ､::::::::::::::::::...　　　　　.........__.. - ',´'´　 .　　',
　　　　　　　 　 　 ';:::::::.　:::|　　　丶､:::::::::::::::::............　　　-=ニ-;;=‐'´:　　 ヽ
　 　 　 　 　　 　 /:､::､::..　:{ー- ､＿_｀丶､__:::::::::::::::::::::::::__;;;- '´　　 ,ｌ　　　 ヽ
　　　　　　　　　/:::::ヽ:＼:. ヽ=;＝ミ､　　　　｀￣;ニ二二_ /::　／　/ }　　　　 }ヽ
　　　　 　 　 　_{ :::::::::｀`::＼ ヽゝ‐┴　　　　　 ´ヒﾆ⊥ ｀/: ／　, '.／　　　　 ｊ　}　　　　　人間があの日に至るまでに……私達ロボットを、
　　　　　 ___／ .i　:::::::::::::::::::{ヽ丶　　　 ,　　　　　 　 　 /イ　／"´　　 　 　 /　ｊ｀ヽ､_
　　, -‐ ´ /　　　､ ::::::::::::::::::ヽ ｀`　　　　　　　　　　　　 /. ｲ::::　　　　　 ..ィ　 /｀ヽ､　　　『大事にし過ぎた』のよ……。
. , '　　　　}　　　　ﾄ. :::::::::::::::ﾄlヽ　　　　､　　　　　　u　/'´イ::　　.:　　／ /　./
´　　　　　L.＿　　､ヽ:::::､::::::|.　 ＼　　ｒー- ､　　　　　／ /　..::: ,　 '´ ／　ィ　　　　　　　　大切に扱い過ぎ、疑似的な権利のようなモノをも与えてしまった。
　　　　　　　　 }　　ヽ＼::ﾄ､::l、　　 ヽ、`;;;;;;;'´　　,　 '　..ィ ／::／　_　'　, ', '　　　＿_
　　　　　　　　 |　　　 ヽ｀`ヽl 丶､＿__＼　　_ ∠ -‐ ´ /ﾌ''"´ - ´ _ _ ´ ´　　／　　　　　　個体によっては家族になれて、現場によっては友人になれて、
　　　　　　　／　　　　　｀ , ､`､_　｀　ー-￣＿＿　....　-‐ ´_　- _´ ´　　　　/
　　　　　　/　　　　　　　　{　｀ ‐ ﾆ_ー- ..＿＿＿__　-‐_ニ-‐ ´/　　　　　 ヽ　　　　　　　　私達もソレに順応するように、機能を進化させて積められてきた……。
　　　　　 /　 　 　 　 　 　 |　　　　　￣　‐ｒ--;--‐　￣　　　 .ノ　　　　　　　ヽ
　　　 　 /　　　　　　　　　 }　　　　　　　　|　｜　　　　　　　 {　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　ギルバート……私達は、人間に近くなり過ぎたのよ。
.　　　　/　　　　　　　　 　 l　　 　 　 　 　 |　｜　　　　　　　｜　　　　　　　　l
　　　 /　　　　　　　 　 　/　　　　　　　　｜　|　　　　　　　　 |　　　　　　　　l　　　　　　　　特に、セクサロイドとヒューマノイドは、ね。
　　／　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　|　｜　　　　　　　　 |　　　　　　　/

>>5238
【　□　私はロボットではありません】
アンドロイドギルバート「『いいえ』、だから……チェックマークが入れられない……進めないな……。」

　　　　／　　　　　　　ﾄ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ__,,..
.　　　　 {　　　　　 　　 ｌｌ '､　　　　　　　　　　　　　　＿＿__,,.. -　ﾆ,.ｒ'´_,.
　　　　　',　　　　　　　ﾊｌ　ヽヽ　　　　　　　　　　　　　　＿...,,∠´-‐'´／
　　　　　 ヽ　　　　　 / ′　 ヽ｀ｒ ､　　　　　　､　　　　　　　　 _,,.. ィ´
　　　　　 /`　　 |　　 !　　　　 ヽヽ ｀ 丶､　　　 ｀　ー- ...,,, ∠＿　〈
　　　　　{　　　　ｌ　　 !―＝= ､　＼＼　　_｀ニ＝＝＝‐ ｧ''"´　　　 ',　　　　　　　あなただって……そうね。
　　　　　',　　　　ヽ　 |ｒ=ｒ＝ﾃﾐ､　　ヾ'、　 ,.ｨ＝ﾃｆ-､　/　　　　　　　}
　　　　／'､　 ＼　 ヽヽ ゞヒﾆ' ｀　　　｀`　´ ビﾆ_;:{ ｱ/　　　　　　　/　　　　　　　　『お前はギルバートじゃない！』……って言われたら、
　_,.-''´　　ヽ　　ｌﾞｒ､　ﾞｒ'､　 　 　 　 , :::.　　　　　　／イ　／　 　 , / ＼
./　　　　　　 '､　ｌヽ｀ｒ､'、 　　　　　ｊ ::::::　　　　　　 / , ,ｲ　 　 ／´　　 ｀ヽ､　　　　感情表現をするかしないかはともかく、
.{　　　　　　　 ＼'､｀ヾT｀　　　　　 ,　::::　　　　　　/7/イ　 ／　　　　　　　 ＼
..'､ ､　　　　　　　｀`　　ヽ　　　　__........_　　　　u　 ノ /-''´　　　　　　　　　　 }　　　負荷がかかるでしょう？
　 ヾ'､　 ｒ､　　　　 ＼　　ｆ= ､　　｀― ''´　　　_,. ィ　　／　　　　　/　　　 　, '
　　　 ＼ ', ＼　　　 ヾ' ､ !:::｀ヽ､　 ￣　　　,.=''":/ ／　　／　　／　 ,ィ　／
　　　　　ヽヽ　ヽ､　　 ヽ ﾞ!:::::::ﾄ､｀ｒ ､__,. イｧ:::::::::ﾚ　 , ィ　 ,.　ｧ　,. -' /／
　　　　　　｀ヽ　　 ｀> ､ ｀ヾ::::::>/::!｜ !::< ｱ::::／'"´/,.＜´／'"´　　 ´
　　　　　　　_,,..-''´::::::::::｀¨ﾞ`＼ｆ::::!｜ !:::7/／:::::::::::´::::::::｀''－､



　　　　　　　　　　　　　 ／;;; ;;;　.;;;;;;;;'　; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　　　　　　 /;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;;;;;,; , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;,;; ';;: ;; ; ;;;;;;;/"'―--､＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;i;; :　:; ; ;;;;;;/　　　　　　 ｀ﾞヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　／;;;;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;／i;;;;i i;;;; ; ; ;,;;;;;i　　　　　　　 　.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　 /／/;; .; ;;;;;;;;;;;〈＝=ゝi､iﾍ;;; ; ;;;;;;i　　　　　　　　/;;' ,,　;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　i;/ /;;;;;;,　;';;;;;;;;;;;i‐‐=+-二,i;;;;;;;;;;;;i　 ,,＿＿_＿ /;,;;ｿ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;i　　　……？
　　　　　　　　i" i;;;;;;;;;;;;;　; ;;;;;ﾍ;i,ﾞ'┴┴ `ﾞ､;;;;;;;;iﾞ､"‐=┬=y≠;／;; 　 ;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　 ＼;;;;;;;;;;;, ; ;;;;丶＼　　　　::＼;;;;i ﾞ　 ｀ﾞ￣／ ／;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　いや……私はギルバートから名称を貰ったから、ギルバートだが……？
　　　　　　　　　　　〉;;;;;;;;;;;;;; ;;;､＼　　　 :::::/　＼i　　 "´ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　 （　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i｀ﾞﾞ丶　　 ::i　　　　　,,=二-‐"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（,　　　　　　彼は製造時点で名前を入れてくれたから、
　　　　　　ヾ=ニ彡"´i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i`､　　　　 _　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ二ニ
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;i､＼　　iニニ､　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;二ヽ､　　　個体名称も『ギルバート』だし、それに続く連番の者たちは予備で居るが、
　　　　　＿,,--／;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ＼;i |`ヽ　　―　　　_,-‐";;;;;;;／i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　／;;;;;;;;;; ,　 ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　 ヽ|::::::ヽ､＿_,, ∠i"´:::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　彼らも『ギルバート』で、私以降が０２番から続くだけだが……。
　　/;;;;;;;;;;;;;;; ; ;;;;;　, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i　　i:::::::::::::::::|ヽi i~/:::::::::::/　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　 ＼ヽ､_,{＿,} ／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　 ',ｒｧ――――――ゞ―――'――――――ｒ､ !_
　　　　　　　　　　 /ヾ――――――――――――――――ｧ´ _,フ
　　　　　 　 　 　 /　　｀''‐-､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_／　､_ ニ-＜_
　　　　　　　　 ／　　ヽ　ｌｌ'"T´ﾞﾃ=ｒ――ｒ―‐ｒ―‐ｒｒ‐テ‐ｒｧ-ｒ--ｒｒｒ-―''"´
　　　　　　　　{　　　　 ｀､ヽ-ゞ'＝'-　　　 ｀''‐-､ヾ､ゞ'＝'‐　 /　　　　!
　　　　　　　 ハ　　　　　ト､!　　　　　 　 　 　 　｀ `　　　　 / , '　　 / ＼　　　　　　……それ、他の子達に言っちゃダメよ？
　　　　　　／　 ヽ　　　　'、　　　　　 　 　 !::::::::::　　　 　 ／　　　 ,.'　　　＼
　　　　　 {　　　　ヽ　 ｒ､　 ',　　　　　　　　' :::::::　　　　／ｧ ,ｨ　　/　　　　　 ）　　　ソレはとっても贅沢な事だから……。
　　　　　 ',　　　　　＼', ヽ､ ヽ　　　　　 　 !　　　　　 u /'´/　, '　　　　　　/
　　　　　　ヽ　 ､　　　 ｀　 ｒ＼　　　 　 ｒ=≡=┐　 　 　 ,ィｌ/ /　　　　　 ／
　　　　　　　ヽ　ヽ　　　　　ト ､＼　　　ヽ＿__,ﾉ　　　／_）/''´　　,　　／
　　　　　　　　＼ ト､ ､　　　ｌ:::::｀ヽヽ､ 　 ｀''''´　　／／:::/　／,.イ ／
　　　　　　　　　 ヾ', ヽ＼　　',:::::::::::｀ヽヽ､　　_,. ',. '´:::::/イ／／'´
　　　　　　　　　　 ｀　 ｀__＞､|::::::::::::::ｒ､ヽ｀T　／:::::::::::::::/_
　　　　　　 ＿,,..-―''"´::::::::::::ヽ::::::::::ｒ! ヽ!｜ !/ｌ:::::::::::::/::::::｀''ー-...,,,_
_,,..-―''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ｌ　_ｊｌ　! ｌヽヽ:::::／:::::::::::::::::::::::::::::｀''ー-...,,,_
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ､ｌ::ｌ　! ｌ:://／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''ー-..,,_
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ｌ__!_ｌ'"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



　　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::::. ::::::::/;;;＼:::::::...　. :..　. :::＼
　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ー‐-ヽ:::::::::::..::: :　..＿_ヽ､
　 　 　 　 {::::::::::::::::::::::::::::::::i;::::::::::::::::::::::::::::::{　　　　 i:::::::::::::::::.. :. ｀ヽ｀ﾞ`ヽ
　　　　　　}::::::::::::::::::::::::::::::八::::ﾄ､:::::::::::::::ﾄ､|　　　　 }:::::::::::::::::::::.　. :::＼
.　　　　　ノ:::::::::::::::::::::::::::::{＿ヽi-ヽ::::::::::::|＝＝=- ､ｊイ:::::::::::::::::::::. :.. .ヾ`　　　　……？
　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::ト､{二､._￣ ＼::::::|　,....._ 　 　 |:::::::::::::::::::::::::. :. ::',
.　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::∨ （‐'） ｀　　 ＼:{´（-'）｀ゝ、 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　自認しているから君以外には今の今まで言ったこともないし、
　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ￣￣ 　 　 　 ` ￣￣ 　　 !::::::::::::::::::::::. {｀丶:::ヽ
.　　/人::::::::::::::::::::::::::::::::::...＼　　　　　'　　　 　 　 　 }:::::::::::::::::::::::::.ヽ　 ＼i　　　誇りを持って『ギルバート』と名乗っているが……？
､　/´　 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::..丶、　　 ,　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::ト､＼　 `
. ヽー‐一':::::::::::::::::::::::ヽー-----`‐　 _　　　　　　　八::::::::::::::::::::::::ヽ ￣
｀ ‐`＝=-:::::::::::::::::::::::::::､ヽ､　 　 　 ‐ ﾆヽ 　 　 　 /-ｲ_:::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}｀_`-‐､　　　―　　 　 ／ //　}:::::::::::::::::::::::::::::::｀ ー―――
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ一'"´{: : : : ',　　　　　　∠ '_}//: :/|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､-―‐
:::::::::::::::::::／:::::::::::::/　　　 ',: : : : :lヽ､　 _　'´ ‐ ´/./ : {　}::::::::::::::::::::::::::::::....　::..　￣｀
::::::::::::::::/::::::::::::::::::ト　　　　', : : : {￣| 「 「　　　 l　} : :l ノｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.　..　:::.

　　＼＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞヽ､
　　　　 /:::::::::￣｀ﾞ丶-､､,＿　　　　　　　　　　　　　　 ｀丶､
　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ''―-､,,_　　　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　/￣￣｀ﾞヽ.､,,,＿:○＿:::::::::::::::::::｀ﾞ丶､　　　　　　　　　 ／〉
-‐"´　　　　　 /:: 　　　｀ﾞ＼,｀ﾞ丶､::::::::::::::::::::｀ﾞ丶､　　　_,,／／
　　　　　 ／"/:::: :　　　　 i　〉ﾞ丶､｀ﾞ丶､::::::::┌三＝="´-"´
　　　　　|　 ,-i,:::: ::　　 i　 | iヽ,＼;;｀ﾞ丶､｀ﾞヽ､,ii＞ </
　　　　　i i､,　,i::::i:::::　　i　||i=､＼＼;;;;;;;;;｀ﾞ丶､丶- "
:::::::::::::...　ゝ､_ ' |､|＼:　 ﾄ .| ﾞ〆lヾゞi＼;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞi´
:::::::...　　　　　｀ﾞ丶､ ＼ .iﾍi ｀ﾞﾞヽ´ﾞ i,:::i_＼;;;;;;;;;;;;;|
::::::::::::::::::::::::　　｀ﾞ丶ﾐ=ヾﾐ､ﾞu　　　::丶iｴｿ＼;;;;;;;|
､:::::::::::::::::::::::::::::::::　　ﾞヽ､ ﾞ　　　　::::::: iヾ/::ヾi＼_i　　　　………………本当にそっくりよ、あなた。
｀〉-､､,,＿_:::::::::::::::､,-､,,___｀ヽ､　　::::::: V ＼i ｀
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣｀ﾞミ=ニ=-､,,｀┌==､"￣ヽ　　｀　　　　　　　人間離れしてるところが、人間の『ギルバート』に。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::i＼ヽ＼　　 二"／:::::::｀丶､
:::::::::::::::::::::::::::＞ﾐ‐ ///丶､__／==≡三￣￣
::::::::::::::::丶､,_ ヽ|　///､
:::::::::::::::::::::::::::::::::::〈// ､ ＼､
:::::::::::::::／ヘ,:::::::｀i　丶iﾞ"7,､,｀ﾞ丶
:::::::／　　　＼:::::::::i　 ＼ﾍヽ ＼:::ヽ



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>>5251
ギルバート「行くぞギルバート！！ジェットストリームデュランダルアタックだ！！」
アンドロイドギルバート01・02・03...「「「「「おう！！！」」」」

タリア＆セクサロイドタリア「ギルバート。」

人間ギルバート、君もある意味ロボットを大事にし過ぎた人間なんやで……。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―=＝=‐-.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 |　'i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　０;'^':,_;'^':,_０　 　|　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /;'^':,_;'^':,_ 　 　 　　「~] 　 | 　　　　…………。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　|　| 　 'i
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　;'^':,_;'^':,_ ∨　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,..-‐‐-,.　　　u　／/＿＿.|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.-―-,. ]　 　 ／ /｜＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿＿＿/＿／ 　/　.|＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　/　　∨/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/
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　　　　　　　　　　 ／　　　/　 　/　　 /／　　　　　　.∧　　./.∧
　　 ,-―――'''"./　　 　 /　　 /　　 //　　 　 　 　 /　/ゝ,._ ;;,. ㌦　'
　 /　　　　//　./　　 　 /　 /￣￣￣/ 　 　 　 　 ./　/　 ㌦,;絲㍊　'
　 |　　　　 | |　/　　　　 |　./　　　　./　　 　 　 　./　/　 /;;鑾驫鑾㌢
　 |　　　　 | | /　　　　 └┴――‐┘　　　 　 　 |　 |''㌦灘軈軈眦此　　　'.
　 |　　　　 | |/　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　 |' 　 　 ..';灘軈欟眦k'　　_;'”
　└HH 　 |./　　　　 　 　 　 .|　　　　　　　　　　 |　 |　_,,;..;.;瀟軈欟刪㍊㌢

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i!　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!　/　　　_,ｨ＞}.}
　　　　　　　　 ／￣7　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　 〈:::7 ／´ | l　＞>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　//　 ∧_　　　　　,へ　　　　 r＝=-≠￣　 ＜ﾑﾏvf　　　 C＜　｀ ,　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ ∨
　　　　　　　_//　 /　　`ー､／'　_ヾ.、､_　 ⅵ'´ 　 　 　 　 j ヽい!　　　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　∨
　　　　　 ／//　 /￣-=ﾆ=-ヾ.､ ／,　　　　,' .ﾏ　　　　　　 j　 ﾑ寸　　　　　　 ノ　　　　　　　　　　　　　　〃 　　 ／ ∨
　　　　／::://　 /-=ﾆ=-￣＾^f´ヾ '　　　r.{ゝ　 ﾏ　　　.-=-j___ﾉ｀! ﾏ、　　　／:::ﾑ　　　　　　　　　　　　_// 　 ／　／ 〉'
　　／:::::::://　 /､、　｀`'弌≧{　　 　 　 ムvﾍ_____／ 　 ,｛ﾐ7Oヽj　!:::ゝ-イ:::::::::::::ム‐-- ...,,_　　　　//〈 ∨ ／　／ ／
⌒ｿ:::::::::://　 /ｰ-=≧s｡.,_　弋　　　　i {::ﾑヽ ､＿＿___」rﾑﾆ◯.,　!ﾑ::::::::::::::::::::::::::7￣　　‐-≧zｭｭｭ//∧ ∨ ／ ／ :::::
'´::::::::::::://　 /　　　￣ -=ﾆﾌ7＞- _____ﾏ:::ﾑ　 ＜＿＿弋ゝ'-＜　l .l　 ｀::::::::::::::,r'二　 ‐-､　　7二ニヽ/∧ ∨／ /　:::::
:::::::::::::://　 / /刀ﾌ7__,、__,ィ'_ﾉ///廴:::::::rﾍ',　□　　　　　 　- ‐z　!__　　ﾏ::::/　　　￣.ヽﾘ　　ゝ ミノ//∧ 〉 ／　,::::::
;;;;::::::://　 /__　　,ィ＜(//ﾑ＜/ｏ//__ムマ Ⅵヽ____ ,､-- ‐‐コf¨j} .! .Ⅳﾑヽ ゝ幺　　 　 ゝリ---ゝﾆ彡′//∨　,::::::::／
:::::::://　　f//ム//////ィ´/ｏ＞´　r'´／　　vr,Ⅵ ﾏﾑ￣　　 ゝ'__.l　!Ⅵﾑ　ヽ, ｀＞＝=‐彡　　　　　　　　 ／　,:::::／／/
:::::// 　∠ﾏ//ﾑ///rﾏゝ/ﾏ' ＞v ／　 　.／　vr,Ⅵ-‐‐　 ￣　 fj }'__ Ⅵ´ヽ､.ﾑ　　　　　 r'￣｀ヽ　　＿,／　　 ／　＼//
:::// 　ム'/ﾊ//＞////＞,-､<　 ﾍ,z,　 ／7≦/ vr,Ⅵ fj ＿　-‐ r＜ィ' ヽ、＼_ﾏ　　　　 / 　　　　＼／;　　／　　　　｀
:::__ィ´ _,ﾏ/,'ﾑ＜//く f'´7_7,:::ﾏ　 >ｰ 7-‐≦'　/　ｰ‐‐'''ﾏ　　　lr　　　　　ヽ、'斗　　　　|　（　)＼-＼＼／
´ ﾏィ´　 ﾏ/,'ﾉr//ﾊ''´ミﾆ彡ヽﾆ　　　,' ≦'　／__　　　　7.|　 　 lⅸ　　　　　 ヽ、. __　　 |　 从＼＼__,,....　　　　　　　　　　あっ……た……。
､　ﾏ＞' ´￣´　 ﾏ/ム　｀ ﾏ＜　　　　ﾏ__／:::〉々 二ﾆr┐!　　　l:ⅸ　　　　　　 ,r'　 ｀　~|u/　∧　 ',;; :/　 く////ﾐh｡
_＞'′　 　 　 　 〃＜　　　　 　 _,＞ ｰ ゝ:::7 /::::::::::::7 ﾑ:l　　　.!::ⅸ　　　　, ィ　 　 　　| /　/;;;;',　 ',;　　　　　　　　　　　　また……ＡＴが……！！
　　 ,ｉﾞ//////////////刀刀ﾌ(:::ヽ　　　　7/≦zｭ_:7 ﾊノ!　　　|マヾ≧z≦彡!　　　　___し-┘;;;;;;',＿',;;;;　　　　　＜//
　　　　　　　　　　　　　　　　,r,'　ヽ:::r- _　 ｀}≧＝-ゝ′ .l　　　.!　　　｀ヽ:::ィ ﾏ　　;;,. ㌦　'..￣　|　｜　　|　 |-┐　　　　　　う、ウチの、ウチの国の型番だ……！！
　　　　　　　　　　　　　　　/〉,{　　　 ｀ｰ' 　/ __7'´　 　 　 L.　　　　　　 　 　 　 ㌦,;絲㍊　'.|　　 　|＿|　 　|＿|.　|
　　　　　　　　　　　　　　/　.'八 ミ　　　 ,ノ,r' 　ハ　　　　　　 　 　 　 　 .l　.l　| ,;;鑾驫鑾㌢　',　　|　　　　　 ｜-'
　　　　　　　　　　　　　 /　/　　 ヽ-ャｱ　/　　 　 }　　　　　　 　 　 　 　 l.　''㌦灘軈軈眦此　　　'.　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 ,＞ , ､ヽ、 　／ /!　,'　　　　/　　　　　　　　 　 　 　' 　 　 ..';灘軈欟眦k'　　_;'” ┐　 ┌|
　　　　　　　　 r＜´　　ヽ::::::>`"　 /　l　{　 　 ／　　　　　　.　　　　　　 　 　 _,,;..;.;瀟軈欟刪㍊㌢ 　 .|　 　| |
　　　　　　　　 >ヾ.､　　　 ｀　ヽ　./　__{_廴 ,r'　　　　　　　　.　　　　　　　 ∵'”　 ~“滯瀟刪彬‰　,...../　 　|/

__ィ´ _,ﾏ/,'ﾑ＜//く f'´7_7,:::ﾏ　 >ｰ 7-‐≦'　/　ｰ‐‐'''ﾏ　　　lr　　　　　ヽ、'斗
´ ﾏィ´　 ﾏ/,'ﾉr//ﾊ''´ミﾆ彡ヽﾆ　　　,' ≦'　／__　　　　7.|　 　 lⅸ　　　　　 ヽ、. __
､　ﾏ＞' ´￣´　 ﾏ/ム　｀ ﾏ＜　　　　ﾏ__／:::〉々 二ﾆr┐!　　　l:ⅸ　　　　　　 ,r'　 ｀ ＜
_＞'′　 　 　 　 〃＜　　　　 　 _,＞ ｰ ゝ:::7 /::::::::::::7 ﾑ:l　　　.!::ⅸ　　　　, ィ　 　 　 　 ヽ　　　　　「それに、ぼ、僕と同型の、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 (:::ヽ　　　　7/≦zｭ_:7 ﾊノ!　　　|マヾ≧z≦彡!　　　　　　 .',
　　　　　　　　　　　　　　　　,r,'　ヽ:::r- _　 ｀}≧＝-ゝ′ .l　　　.!　　　｀ヽ:::ィ ﾏ　　　　　　 八　　　　『左腕』だけが付いた胴体の残骸まで……！！
　　　　　　　　　　　　　　　/〉,{　　　 ｀ｰ' 　/ __7'´　 　 　 L ﾆﾆ.' 　 　 　 |　l　i｀＜　 　_ ィ', ∧
　　　　　　　　　　　　　　/　.'八 ミ　　　 ,ノ,r' 　ハ　　　　　　 　 　 　 　 .l　.l　| , .ﾏ ￣　　ﾑ ∧　　　腕……損傷が少ない……使える……！？」
　　　　　　　　　　 　 　 /　/　　 ヽ-ャｱ　/　　 　 }　　　　　　 　 　 　 　 l.　j　j. ',　ﾏ 　 　 ﾑ　∧
　　　　　　　　　　　 ,＞ , ､ヽ、 　／ /!　,'　　　　/　　　　　　　　 　 　 　 ﾚ' ／　 ',　ﾏ-‐＜´.　 厶　　　　　　＿
　　　　　　　　 r＜´　　ヽ::::::>`"　 /　l　{　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　r!　　　 ', ,-‐「 _＞`'´ ヽ　 ＿__／ ./
　　　　　　　　 >ヾ.､　　　 ｀　ヽ　./　__{_廴 ,r'　　　　　　　　　　　　　　　　l　＼ 　 ﾑﾏ､　　　┌――／／／　 ￣|
　　　　　　 ,_j:::::::::::::ヾ｡s≦≧ i! /／　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ　.f＞f ﾏr‐ マ_/ //／　／　　　／""/=/_
　　　 　 　 ＼　｀ミzr:::::::＜ _ ｺ/__＞ノ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾏﾊ　　ｰ'､::::::／／/_/￣^V　／　|　/　/　｝
　　　　　　　　　‐-　__／＜　　　　r‐‐-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝｲ、　 　 ／／　|　 ￣"'''-Y　　 |__|　 |　/　　 　 　 　 ＿,..=,.　　|',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　 丶　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　＼_／　∠-//￣/ |　 =|　　 /∧∨∧　　　　　　　|　,.-'" 　 | ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　 　 ＼　　　　　　　　　／ レ:ﾍ　　　　　　　_ヽ／ 　/ /　| / /|　/ 　／|| 　}　　　　　　　　　|　|_,..=-‐"/ /|1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾐ>､ 　 　 ..ヽ　　　　　　　 / ／::::::ｌﾉ　　　　　　　／　　　-/ /　⊂// |/. .／　 ||　 }　　　　　　,.-=＝　|　　　/　!//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　¨ヾ>､　　....:｝　　 　 　 　 ｰ'──'　　　　　　　　　　　　　|　|　 /￣￣￣　　　 ||　}ヽ,..,=-‐='"　　_,.=/=＝≠=-~
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼Y⌒〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　| ./　　　　　　　　 乂＼/.,=-‐=='''""
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼;;;;;;〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　/￣~/￣""'''　　　　　　　　　　 ＼/-‐''''"

　　　　　　　　　　　　　　　　_」_＿
　　　　　　　　　　　　　／ ￣＼＼＼ﾐヽ
　　　　　　　　　　　　/　　　　　 ￣｀y'ﾑ
　　　　 　 　 　 　 　/;'^':,_Ｏ　　 //(　)〔
　　　　　　　　　　 /;'^':,_;'^':,_u ｲ　ム/ハ　　　　罠じゃないよね……？
　　　　　 　 　 　 /´￣ ｀ヽ ／ ill　|　l　/
　　　　　　　　　/　　　　／　　.i: ! |　し'　　　　　ブービートラップを警戒しないとッ……！
　　　　　 　 　 /⌒ヾ ／ 　　 　i: ! |
　　　　　　　　 ｀ー'´　　 　 　　i: ! |　　　　　　　　　　で、でも、でももし罠じゃなかったら……？
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　/i: ! L__ ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　//　l/´ ￣￣//´￣ L　　どうしてこんなに都合良く行くんだ……？
　　　　　　　　　　　 　__,.　イ/　／￣＞==〈　　　ノ|
　　　　　　　　　, ィイ　 //　　/　　:´　//´｀7´｀ヽ/　　　じ、時間……！ＡＴが動かなくても、走っていけば間に合う……！



　　　　　　　　　　　,.-―=''"''‐- 、
　　　　　　　　　／　　　　　　　　 "''-..,,
　　　　　　　　/ 　 ,.-- 、　　　　Ｏ;'^':,_"''-.,
　　　　　　　 /　　|　　　| |　　;'^':,_;'^':,_;'^':,_"'-.,　　　　　　　なんでこんな事が……？
　　 　 　 　 /　　人＿_//_　;'^':,_;'^':,_　　　　　　　"'-.,
　　　　　　/　　/　/　| 　| ~"''‐-.,_　　　u　　　　　　　＼　　　た、確かに僕はコレを求めていたけどッ……！！
　　　　　 / 　 /　/　/|　 |　　　　　~"''‐-.,_　　 　　　/￣/|
　　　　　 |_.／ 　.|／　! 　１ 　 　 　 　 　 　 ~"'‐-.,_/ /二|　　　か、確率を考えればおかしいじゃないかッ……！
　　　　　 　 　 　 　 　 i 　 １
　　　　　　　　　　　　　l　　１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな都合よく……どうして、僕に……。
　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 1

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 「l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　　　 ll
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '´ﾍ　ﾍヽ.　 　ll　　　　知ってる！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　/_ ＞' i //ヽ}　　ll
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　○ ／,-､´-ヽ　ll　　　　神様ってね、人間も成れたんだよ！
　　　　　　　　　　　　　　　 ∥　 〃¨ ヽiﾍ´-ヽ .ll
　　　　　　　　　　　　　　　∥　/　 　 | .| | ヽ‐`.ll　　　　　　　　　「……僕らが造物主として扱ってたから？」
　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ､/　　 　 | .| |　 　 .ll
=ﾆﾆヽ二〉 ,､　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | .| |　 　 .ll　　　　　違うよ！
　　　　　 ヽ､ ヽ 　 　 　 　 　 , -　､.／| .| |¨￣i｀ﾍ,､
　　　　　　'_/｀､ﾍ 　 　 　 　 i ./⌒/.T ﾞ=="!¨ﾍ　 ﾍﾍ　　　人間は時々、っていうか、科学が進歩する前は特になんだけど、
.　　 　 　 　 　 ﾍ.ﾍ　　　　　 〉､_ /　 l＿＿i　.iﾍ..__ ヾ､
　　　　　　 　 　 ﾍ.ﾍ　　　 _///∧　　 .l 　 　 iヾ! iヽ　!　　　　　少しづつ進歩した後も……。
　 　 　 　 　 　 　 ﾍ.ﾍ 　 ./　/ .i　　　 .l　　　 l .ﾍ i ﾍ ∧,､
　　　　　　　　　　　ﾍ.ﾍ /　./　ヽ＿＿_l＿＿_l　 .ij 　 i-ﾍﾍ
　　　　　　　　　　 　 γ¨ヽ'　 　 ヽ￣￣￣ iヾ､　i　　 ヽ-ﾍ!
　　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ._.乂　　 　 ヽ ＿_　.i　 〉､i　　　 ∨i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i-----､ /i i 　 　 　 ∨i
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　／!//ノヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'_.. -¨　 !O､彡ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i 　 ○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ　　　　　　　　　信じられない確率で起こること、
.　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 / .!　i!!ﾞ '　｀
.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /　 i　ij.!　　　　　　　 :‐　　　　『奇跡』を起こした人が、神様として扱われたんだって！
　 ヾ>ｰ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　/.　　.i　i.!i　　　 _...._ 　 i_!
.　 　ヾ'''､ゝ､　　　　　　　　　　　　　　 　 ゞ='　　,.....i　i.!i　 /´ 　 , ¨ ヾ.i　　　　瞬間的だったり長い年月だったり、
　　 　 ヽヽ ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ , -i　i.!i._ i __　 i　f.r''ﾍ!
　　　　　ヽ∨!._　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´>' / 'ｰγフ{　｀ヽi　i.ゝ-'!　　　　死後百年単位だったり……色々だけど、
　　　　　　ヽﾞ ＜＞ ‐　 ..__　　　　　　_. -.¨'<_/ ./　./ i f´　ヽ　　}　! 　 l
　 　 　 　 　 ヽ　　¨　‐　..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ 　 - ' .i　ヾ､,;ﾍヽ　l　l　　l　　　　とにかく、神様っていうのは『奇跡を起こす人』とも扱われたんだ。
　　　　　 　 　 ヽ　　　　　　 ¨ ‐ ( 　 )'"　　.i　　i　　.i　　　　/ l｀ l　l　　i
　　　　　　　　　 ヽ__.... -;;::､-== 'ヾ¨´　　 　i._　i 　 .i　　　　∨i　 i　i ○i　　　　だけど人間は逆説的な発想も好きらしいね。
　　　 　 　 　 　 　 ヽ三 ’､ヽ二二´ヽ,　　　　｀f､　 .i　 　 　 .∨!　i｀¨¨´
　　　　 　 　 　 　 　 ヽ-- ､-====､ 　 ヽ＿＿_ﾍ ヽ.i 　 　 　 .∨! .i
　　　　　　　　　　　　　ヽ　 ヽヽ､__...>　　ヽ=== ¨二二二二ヽ､i '〃ヽ
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
　　　　　　　　　 　 　 　 ,、
　　　　　　 　 　 　 ,.--..,,||
　　　　　　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　　 |))　o　　c|　　　　少数確率で起こる『偶然』がさらにごく少数集まって起こる『奇跡』は……。
　　　　　　　　　 |=|　　　　 |
　　　　　　　　　　^|∨　　　|　　　　『神様が起こしてくれたこと』だって思って信じたんだってさ！！
　　　 　 　 　 　 　 | |∨　　|
　　　 　 　 　 　 　 | .| ∨.　|
　　　　,==-、..._ 　 |　|　ヾ-'
　　　/　 　∧ 　"'''|.　|.,__
　　　|/￣/|∧￣'''‐-=|_..."ニl
　　　|　 | l | } |　　　|　　||　　|
　　　ヾ/ / //|　　　"=‐-!　　 「「「|
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿



　　　　　　　　　　　,.-―=''"''‐- 、
　　　　　　　　　／　　　　　　　　 "''-..,,
　　　　　　　　/ 　 ,.-- 、　　　　Ｏ;'^':,_"''-.,
　　　　　　　 /　　|　　　| |　　;'^':,_;'^':,_;'^':,_"'-.,　　　　　　　　　…………アイツ……僕以外にも、神様の話してたんだ。
　　 　 　 　 /　　人＿_//_　;'^':,_;'^':,_　　　　　　　"'-.,
　　　　　　/　　/　/　| 　| ~"''‐-.,_　　　u　　　　　　　＼　　　１２時間の間に……いろんな人と神様の話をしてたんだ。
　　　　　 / 　 /　/　/|　 |　　　　　~"''‐-.,_　　 　　　/￣/|
　　　　　 |_.／ 　.|／　! 　１ 　 　 　 　 　 　 ~"'‐-.,_/ /二|　　そっか、で、あの時メモリーを渡すときに、関連記憶データとして、
　　　　　 　 　 　 　 　 i 　 １
　　　　　　　　　　　　　l　　１　　　　　　　　　　　　　　　　　　引っ付いてきちゃったのか……だからわかるんだ、あの時に話してない事も。
　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 1

　　　　　　_,.=-=.,
　　　　 ／~　　　　 ~^＞ 、
　　　 /　　　　　　　　　　　＼
　 　./　 　 /'""''ヽ　 　　 　　 ＼
　　/　 　 /|　　　 }　　　　О;'^':,_＼　　　　　　　　……意外と抜けてたんだな、アイツ。
　 /　 　 /　"'--‐'- 、 ;'^':,_;'^':,_　　＼
. /　 　 /　　∧　　∨"'‐ 、　　　;'^':,　＼　　　　　もしも作業の引継ぎ内容でコレが起こったら怒られて、プログラムを修正されちゃうよ……。
. |　　 / 　　　∧ 　 ∨　　 "'-,　　　　 　 ヽ
. |＿_/ 　 　 　. ∧　　∨　 　　 "'-,　　　　 〉　　　充電１０分分のデータだけでいいっていったのに……５分払うとか余計な事言ったから、
　　　　　　　　 　∧　　∨|||||||||||||　"'-.,__/
　 　 　 　 　 　 　 ∧　　∨|||||||||||　　　　　　　　　オマケしてくれたのかな……？……。
　　　　　　　　　　　∧ 　 |||||||||||||
　　,――┬―‐i!!!!!!!!!!!;,. .|||||||||||||;;;;




　　　　　　　 　 　 　 | _,,..,,_　/ .|　|.　 　 　 |
　　　　　　　　 　 　 └---''"　.|　| 　 　 　 |　　　　……電気は分けられても、奇跡は分けられないんだな……。
　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿./　.|＿＿＿_|_
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/ 　 |　　　　/∧　　　そういうモノなんだ。
　　　　　　　　　　　　　 /　　L＿_/￣^/――l ,
　　　　　　　　　　/￣’/ 　/　　 / 　 /| //::::::::::
　　　　　　　　　　|　|.|/　　|_＿_|　　 | | | |::::::::::::
　　　　　　　　　　 -/ |　　　 |　 　　 |　|_|_|::::::::::::
　　　　　　　　　 //　 |　　　 |　　 　 |　　　::::::::
　　　　　　　　 // 　./|　　　 |　　　　|
　　　　　 　　 // /~　.|.　,―┴ 、　　|
　　　　　 　_/―/ 　　.| /　　　 ∧　 .|
ｸﾞｲ…… // 　 /　　　∧￣￣￣￣￣∨
　　　　／/　,－'　　　 　 ＼-/￣＼l￣ ,

　 /￣￣ヽ
　 / / / ＼＼
　 |_.|_/　　 |　|. 　 　 　 _,.='"　 　 　 　 　 　 　 　 　..| |　　　 |　.|
　 ヽ--ヽ|￣ |.|.　　　,.'"＿　　　　　 　 　 　 　 　 　 .~|、＿_/　 |　　　……だけど。
　　 ＼　 ＼ | |.　　/-‐-、 .＿,,,,....===---―― . .'''/　/|==|　　|
　 　 　 ＼＿|_/.　　'"""~￣　　　 　 　 　 　 　 　 ./　/　|　 |　　|
　　 　 |二　　○　　　　　　　　　　　　　　　　　　....../|　 |　 ＼/
　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　 /　＼.|
　　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　.../
　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　 　 　 　 /　　 　　　 　 　 .＿
　　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　 　 /　　./ .―ニ~￣￣＿从_,,ｨ ,／
　 　 　 　 　 .∨　 　 ∧.　　　,.――/￣~/　／　..／　　｀ヽ ￣￣￣"''=:､て_,,
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.　 　/.1,.イ/　{ ｛ ノ/ ./　}|　l!　!l　|ｰ- ､
　　/. i1 l´　 ヽ--_'／　i!|　l｜!l　|!i＼ ＼
.　 {. -<-L.／ ｀ ｰ─‐'　l!|　 ｜ 　|!l.　.＼　　　　ガコン。
　 /.f } /! }　 ,　-一　´ l!|　l!　!l　|!l／.＼ ヽ
　 !. _ノ /./／.　,.＿＿＿li|　li｜il　|il 　 　 ＼
　 ゝ -‐ '/.　／升＝= . li|　li｜il　|il､ヽ.　　　＼j
　　.{ 　 /　/. /　　 　 　!i|　l｜il　|i!　､ヽ.
　　 ヽノ　/.≧z､　　　 　　|　｜il　|　　　､ヽ
　　　　 X }. V.　　　　 　　　｜il　 　　　.ヽ. ＼､__
　　 　 / V ../-──　､　　　｜　　　　　　　 }　 }
　　 　 {.　 ∨'7￣￣｀>､＼　　　　　　　　　/　/
　　　　 >､./ /　.　／　　>､＼ 　　　　　　/　/
　　 　 厶./＿ .　 　　／　　） ）　　　　／.／　　　＿＿
　　　 〃./＿ ｀ヽ.　　　 /／　　　／イ-‐.二￣-‐ _　-‐
　　　 {L./￣｀ヽ　}＿ ノ∠彡-‐'''´　_　-‐'"´
.　　　　/＿　 　Vヽ∠__ｨチ ,　 ‐''´
.　　　 /￣ ｀ヽ./　　　　ヽ／
.　　　.{ ＿__　/　　　　／

.　　　　　　　　　　　　　　,_-=.￣.=-､
　　,,―─ ｰ､,、　　　 　/　　　i ,-､i　ヽ
　/　 　./　　　　`''― /　　.(⌒ヽ　｀ｌ.│
.─―'"　　　　　　　　|l,,-,､ ﾞ((_(◎　◎)　　　　　　　　『神様』は─────────……
　　　 　 　 　 　 　　　|l０i ii 　ヾ／⌒ヾ）　 ＿＿
　　　,, '"￣￣ ヽ　　.,,｀＝"___ （＿((~ヾ)　/丿 丿
　　./　　　　　　　ﾟl'":x,ヾ i=======i.i:::i　 | .|　 |
　　|　,-‐ﾂ'''''ー-,,,,|ヽﾞヾ　ヾ,.ニニ彡i:::i,r'ﾞ￣￣丶
　　l..i　.l　 　 　.''┤　ヽ ..＼ ヾ─.　 / .'''''r─,,, .| ヽ
＼ .i.ヽ_,|　　丿 　い_　ヽ　ヽ ｀''‐　/　 .,,､＿,,_ .ﾞ|　l
　: | ｀''ｰi､　　　〃￣｀ﾞ~""'''　‐- /　　　 ＿＿｀|`'″
　: |　　 .ヾ　　/i　　　　　　　 ／　|　　　　＿_.~lﾞ　　r――───
　: |　　　 ﾞﾋ'"　i　　　　　　　|　　 |　　　.,/|　 ﾚく／　 ＼
　: |　　　　'|''ヽ,ヽ、　　　　　 ＼　 ﾞ'＿,-i　l　 l_,,i| ―ｰ　.＼
　: |　　　　i ＼,,i＿'-──―┬广"￣│| ,］　 '"｀ │　 ＼



　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 ＼〔　 __=　___=- ､　　　　　　　　〔二〕 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　i. ,《ﾞ-''《~)）ヽ　ヽ.| |　　　　　　|　|　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　(◎　◎)_))",,-||.| |　　　　　　|　|　　　ヽ
　〃｀-‐‐‐‐-､ ., -'"'" 　　　（/⌒ヾ､ノ ii i０l|〔〔 　　　　, -'"二＝ ,,-‐‐‐‐-'､℃ヾ
〃/　 　　.　.／／　　| |￣　（/))＿)＿_ヾ＝'..| |　　 ／／　　　 / o　　　　　 ｀ヾ ヾ　　　　　　　……分けてもらったよ。
　　　　　 ／／　　　 .| | ii　 //= = = = = i 　 | |.　 / /　　　　　i　　o 　　　　　　:）､)
　　　　, ',..'　　　 ／ )　.ゞ⌒(,(ゞ三三三ノ/⌒ヽ　/ /　　　　　　i.　　　　　　　　　 ∥
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　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//ヽ　ヽ　　＝──　　∥　　　　　∥|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　＿＿＿,,ｨi{:. /.:.　　　　　　.:.:.:.／　...:.:.:.-ﾆ-_　　　/　　／.　　　　　 U Ｕ　　　　 くノ　　コ L　 ＜ノ　 ○
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　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　ﾉ⌒ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ /.:.:.___j{_:.:.:.:.　　　 .:.:./　　　 　 .:.:-ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆ/7
　　　　　　　　　　　　　　　　(_,,ｨi{厶ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj{／￣￣`'＜.:.:.:.:.　..:′　 　 　 .:.:_-ﾆﾆﾆﾆi{ﾆﾆ//__
.　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆf'ﾆﾆ-_　　　　 `'＜_/　　　 　 .:.:.:.:.:. r': ⌒V//j>'^¨¨ﾆ=- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ圦ﾆ-_　　 .≠‐‐:､ :`ー=========┘{_/⌒¨´.:.:.:. 　,ｨI⌒ヽ `丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 辷=----/ /⌒ヽ ヽ＿__　　ﾆﾆﾆ- _//ﾆ‐ :.:.:. 　 ,ｨI⌒ヽ／＼ﾆﾆ-_
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／＼:.:.:.:.:.乂:､- ≠ノ{i(⌒)､_i〕i｢￣//ﾆ‐.:.:.:.:.:. 　(O)_,⊆ ⊇､　 ＿_ └冖　!└冖　!└冖　!└冖　!└┘/7　○ ○ ○　∪
..__　　 00　　　　 　 __　　　 ∩　∩ ､〕ー─‐/ﾆﾆﾆ ｉ≧=---:ﾆ(〇))＞ｰ＜ ____,彡{｡{ﾆ-_.:.:.:.:..... . 　 ￣U￣ 　 コ L　　くノ　　 くノ　　 くノ　　 くノ 　 ＜ノ　　　　 　 　 .○
..| |　ｒ､　 　 ,⊆.己└┘/7　∪　∪ j圦辷彡'ﾆﾆﾆ-_,　 }h､｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´..＼ﾆ{ i}ﾆ,ｰ:.:.:.:.:.... 　　　 ＼__／￣￣ .-ｉ}
..|_|　＼> 　 ｀ﾌ_厂　 ＜ノ　 ○　○.../////ﾆﾆﾆ-_,　　 ＼ ＞┴＜￣　　 　 　 /ﾆ{ i,r' 　::::｀,　 　　　　　...:.:.: -ﾆﾆﾆｉ_И
.　　　　　　　　　　　　　　　　　_)ﾆﾆ}//// ￣￣〉.:.:.:.:.:.:　　￣￣￣　　　　　　/ﾆ/{ i(　　　::::i_　 　 　...:.:.:.:.:.:.:.:＞''’.._j〉
　　　　　　　　　　　　、　　　　んﾆﾆi/// ──/.:.:.:.:.:. 　　　　　　　　　　　　/ﾆ/ﾆV ﾄ　　..:::::::}-、　 ...:.:.:.:＞''’ｏ　,ｨi[i{
　　　　　　　　　　　　　＼、,ｨi{ﾆﾆﾆ〈/〈_＿＿/.:.:.:.:.:. 　　　　　　　　　 　 　/ﾆ/i:i:i:i:i j　.::　.:::　.::⌒),,＞''’ｏ _,.｡*'ﾟ.:.:／i〉
　　　　　　　　　　　　 ＿　ゞ､_ﾆﾆﾆﾆi〉:i]i}h､.:.:.:.:.:.:.:.:.... 　　　　　　 　 　 　/ﾆ/i:i:i:ir'⌒｀:::.__..::. 　　.::´￣｀)〔:.:.:.:.:.:／.:.:..:＼
　　　　　　　　　　　　 ／￣)　{ﾆﾆｨi{i//.:.:　 }h､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:........　　　 　 　/ﾆ/i:i,- _) 　:::r: : :.ヾゝ⌒'r:: :ノ＼＿,,ィi〔＿／ .:.: ＼
.　　　　　　　　　　 ,ィ-＝''''＾ヽ ＼_://.:.:.:. 　 　 }h､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..　 　 　 /ﾆ/i:i:(, 　::..:: :::!､　　..::::::..　::Y-_....＼ ＼_　　.:.:.,ｨI⌒ ＼
　　　　　　　　　　/iﾆ ＼ﾆ／⌒)　¨＝ー-｡.､:.:.:＼.:}h､:.:.:.:.:.:.:.:.　　 　/ﾆ/i:i:iメ　--ー´　　::　　_:::;,ノｰ､ﾆﾆﾆ:ヽ／＼／/...:'⌒ヽ.＼
　　　　　　　　,ィi〔ﾆﾆﾆｨ{￣ﾆﾆi／`'く　　 :.:.: 　 　 .:.:､.:.:}h､.:.:.:.:.:. 　 / -=-＝＿　--ー´'ｒ-､_ノ´Vｉ|i＿j ＼__／ﾆﾆ/_i{ﾆ{　{　　 i}} ｲｉ

　　　　　　｜
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.　　　　　 |　l!　!l　|　　　　　　　　　　,ｲ.i|ｒ-=＝--.､　　　ヽ､　 　 　 _,n＿00　　___　 _,n＿00　　___　 _,n＿00　　___　 ∩
.　　　　 i!|　l｜!l　|!i　　　　　　　　,ｲ´ｨ./　ffノ / }　 ﾍ､　,,ー¶　 　 └l ｎ |　　 く,ﾆ !└l ｎ |　　 く,ﾆ !└l ｎ |　　 く,ﾆ !　∪
　　　　　l!|　 ｜ 　|!l　　　　　　　ff ノ/ﾉ　ー‐'＿.ノ　 ヽii i０l|＿＿.....U Ｕ　 　 くノ　　U Ｕ　 　 くノ　　U Ｕ　 　 くノ　 ○
.　　　　 l!|　l!　!l　|!l　　　　　 　 　ゝ= / ｨ升ｰﾆ-ヽ ヽ　 |￣＿,|,_　 |
.　　　　 li|　li｜il　|il　　　　　　　　 ヽﾉ,/z___　　　　ヽ.＼''┐==ｼﾆr←､　　　　　　　機内温度が高いなぁーーーッ！！
.　　　　 li|　li｜il　|il　　　　　　　　　 XV'7 >＼　 　 ﾘ.,,,ｒ'"゛　　　　　 _）
　　　　　!i|　l｜il　|i!　r‐-r,　　　　　〉ム､／ ）） ,／i´/l　　　　 __,'',,,,ﾞ lヽ、　　　　　足周りもボロボロだよ！！揺れも大きすぎる！
　　　　　　|　｜il　|　　'{'フﾐ.＼＿＿.L'"ヽ} ィ∠_ｨイ　ヽ,＝―‐　‐ '｀　l　 '
　　　　　　　｜il　,-''''″ヾﾞッヽ::::|:::/"ヽ/､ニニ彡l,__〔lﾞ　　　　　 ,．　川,　ヽ　　　　僕が勝手に貰った前のより酷い！！！
　　　　　　　｜/ｰ '''"ﾞ` ､r‐'　.:.:|::{=ｰ/ヽ､＿_／　ヽ,,/ｯr‐.───''　l│　 ｀､
　　　　　　　　 |,,,,―-､,.ﾞ jザ￣￣￣￣￣￣￣￣ / |..ゝ　　　　　　　,l .|　　　.|　　　修理する電気もないし……またここに戻るかもなー！
　　　　　　　　 |＿＿,_　/　　　　　　　 ＿,,,,　　　/　 i ￣ﾞﾞ^ｰ─"｀ .ﾞl-,lﾞ　　　 |
　　　　　　　 _,l二-ｖ-'ﾞ/　 /￣￣￣￣￣ /　　 / .,, ヾ-二＿＿,,,,／　｀"｜,,丿　　　神様はケチだなー！！
　　　　,,-‐ｱ｀　 ／.　/　 /　　　　　　　　/　　 / /　.＿r｀　,,ッ'｀　 `'i､,,_ ｜!l／
　　　,こ,,,----ｖ--､/　/＿＿＿＿＿＿′　 / . 厂￣ｔヽ-┴ﾞ''''''ｰ､、 |　｜!l　|　　　……アイツだったら、もっと良いのをくれたよ、多分！！
　　 .l 　 |　　　l　 /　　　　　　　　　　　　　 ./ 　 |　　 .|　　　　　　　ﾞ '|　l!　!l　|
　　 .＼,,ﾞl　　　| ├───────── ﾍ 　 ﾞl　　 .| 　 　 　 　 _,i!|　l｜!l　|!i
　　　 ._,,,ﾞljj,＿│ ヽ /~ﾞﾞ''i､　　　　　　,‐¨ﾞﾞ'i､ ﾍ 　ヽ＿＿,,,,,,,,,xr‐''" l!|　 ｜ 　|!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l!|　l!　!l　|!l

.　　　　　　　　　　　　　　,_-=.￣.=-､
　　,,―─ ｰ､,、　　　 　/　　　i ,-､i　ヽ
　/　 　./　　　　`''― /　　.(⌒ヽ　｀ｌ.│
.─―'"　　　　　　　　|l,,-,､ ﾞ((_(◎　◎)
　　　 　 　 　 　 　　　|l０i ii 　ヾ／⌒ヾ）　 ＿＿　　　　……『良い事』が足りないのかな。
　　　,, '"￣￣ ヽ　　.,,｀＝"___ （＿((~ヾ)　/丿 丿
　　./　　　　　　　ﾟl'":x,ヾ i=======i.i:::i　 | .|　 |　　　　　ならどうしよう……コイツで歩けば、ここから帰還地点まで３分かからない……。
　　|　,-‐ﾂ'''''ー-,,,,|ヽﾞヾ　ヾ,.ニニ彡i:::i,r'ﾞ￣￣丶
　　l..i　.l　 　 　.''┤　ヽ ..＼ ヾ─.　 / .'''''r─,,, .| ヽ　　　　多分……燃料的に、動ける猶予は残り時間とかも考えて……９分……？
＼ .i.ヽ_,|　　丿 　い_　ヽ　ヽ ｀''‐　/　 .,,､＿,,_ .ﾞ|　l
　: | ｀''ｰi､　　　〃￣｀ﾞ~""'''　‐- /　　　 ＿＿｀|`'″
　: |　　 .ヾ　　/i　　　　　　　 ／　|　　　　＿_.~lﾞ　　r――───　　　…………。
　: |　　　 ﾞﾋ'"　i　　　　　　　|　　 |　　　.,/|　 ﾚく／　 ＼
　: |　　　　'|''ヽ,ヽ、　　　　　 ＼　 ﾞ'＿,-i　l　 l_,,i| ―ｰ　.＼
　: |　　　　i ＼,,i＿'-──―┬广"￣│| ,］　 '"｀ │　 ＼



　　　　　　　　　　_／／　　　 ′/　/　　　　　 　 　 ＼
.　　　　　　 　　// /′￣｀ヽ′ ￣　　. 　-‐== ﾐ 　 　 ヽ
　　　　　　　　.ﾑ 〃 　 　 　 L　___ ／ 　 　 　 　 ) 　 　 「|
　　　　　　　 .′ l.l 　 　 　 　 |　 l　　　　　　r‐ ´　　　　l !,
.　　　　　　　ヽィﾞ |　　　 　 　 ｌ　 l　 　 　 　 |　　　　　　ハ',
　　　　　　　　l |　|　　　　　　 l＿j_ ___ _　　 ∟.　　 　 / . .-､
　　　　　　　　l l　l 　 　 　 _イ_- ､ ｀ 　 ｀ヽ----ヽ　_/V / 　',
　　　　　　　　レ__｀ー‐　ｒ. -､､ヽ ヽ　　ヽ　',　　　　 ′. .' '⌒ ',　　　　　…………。
　　　　　　　, .-､ヽ ヽ 　 杙_ｿ !　!.ﾉ　　　}　 廴　　 ′ .' i 　} } !
.　　　　　　 杙_ﾉ } } } 　 _`ー_'　'′ ___ ノ　 ノ 　 ｀i 　 i 人.ﾉﾉ j
　　　　　　　`ｰr ﾞ ﾞ ´ｨ7´-- ミ≧‐----　 ´　　 　 { 　 l　 　 イ､　　　　　　　.　´
.　　　　　　　　 7/千〃　　　　｀　.〕iト .　 　 _　. イ｀ー ｀´　 // ヽァ´ ￣ ／
.　　　　　　　　 {{　∨　　　 　 　 　 ｀ ＜￣､　　 　 　 　 ／//　 /　 　 , ﾞ
　　　　　　　　　 ヽ.′ﾆミ 　、　 　 　 　 ｀ヽ ',　 　 　 ／／ｨ'　 /　 　 /
　　　　　　　　　 r/ ,′/ ｀>､＼　　　　　　 }_j　　才´／'ﾞ　　／　 　 /
　　　　 　 　　-‐i, － '､／ 　 >.ヽ 　 　 　´＝≦t才´　　 ／　　 　 /
.　　　　　 ´　　 / ⌒ヽ ヽ. イ　 } ｉx≦三三斗: ´　 　　／′　　 　 l
.　　　／　　　../ ⌒ヽ ',　j.　ィ´三三斗: ´　　 　 　 ／ /　 　 　 　 |
.　 ／　　　　 / ⌒ヽ/　 . 」 l:l　　　　　　　　 　 .　 ´　/ 　 　 　 　 .|
／　　 /　　 / ⌒ヽ/　　〃 | ｀ = －─－ 　 ´／ ／/　　　　　 　 .|

　　　　　　　　　　　　 -―-
　　　　　　　　 ,　 ´　　 .　: : : :::::::｀ヽ.
　　 　 　 　 ／　,ィﾁﾐ､　　　 .　: : ::::::::ヽ
　 　 　 　 /,ィ彡::::::::ﾉﾉ　　　　.　: : :::::::::ﾍ
　　　　　,ｲi|｀´:::ｨ￣　 　 　 ｨt＝＝=ヽ.　 i:
.　　　　 :1!.|＿__ゝ､＿＿__/__|､ . : : ::::::ﾍ　i:
　　　　 ムミ￣. :｀ミ￣￣7/　 ＼　. : :::::::i: i:　　　　……さっきの同型みたいなヤツ、探してみよう。
　　　γ1i .::::ヽ.:.:.ｲ　｀丶/ /⌒ヽ ＼. : :::::i: i:
　　　[ii￣j＿j__ノ｀ーｧ‐ｲ （＿__ﾉ　　）＿__!_i:＿　　　もしかしたら同型じゃなくても……他の旧式のロボット、いるかもしれないし。
　　　ゞｫ7::ヾｰｔ―= ´./ 込＿　. -ｾﾉ／. : : : : : :
　　　 ,ｨ′　 ヽ、ヽ、 ゝ、＿,ｨﾆ二／. : : : : : : : :　　　歩く範囲だけだ……歩ける範囲で……。
.　　 /: ＼: : : : ::） ﾉ_ . =≦_ . -ｧ'. : : : : : : : : : : :
　　/: ＼: ヽ　／,ｲ彡´, ‐≦ｧ /. : : : : : : : : : : : :
　 ﾑ-､: :j!ｫ}_/⌒ｙ:/{ 厂　 ／| : : : : : : : : : : : : : :
　,′. : Y　1「　 // /　 ／: : :|: : : : : : : : : : : : : : :
　|⌒Y/　　￣７ｲ》） ／: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : :



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,..___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..=-‐ ~　　　　　"'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,..=-'"　　　Ο　　　　　　　 ＼
　/￣￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.='"　　　　　　　　　　　/'"￣`ヽ　|
./ / / / ＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　_,.='"　　　　 　 　 　 　 　 　 | |　　　 |　.|　　　　……その方がいいよね？
.|_.|_.|_/　　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.'"＿　　　　　　　　　　　　　　 ~|、＿_/　 |
　 ヽ--ヽ|￣ |.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/-‐-、 .＿,,,,....===---―――'''/　/|==|　　|　　　　神様。
　　 ＼　 ＼ | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'"""~￣　　　　　　　　　　　　 /　/　|　 |　　|
　　　　＼＿|_/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　./|　 |　 ＼/
　 　　 |二　　○　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　/　＼.|
　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　./
　　　　　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / 　 /　　　　　　 ＿
　　　 　 　∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　./-―ニ~￣￣　 ￣｀ヽ
　　 　 　 　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.――/￣~/　／￣／　　｀ヽ　　　　　　 ヽ
　　　 　 　 　.∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/　,-/―/￣　 ／-'"￣/￣/￣｀ヽ 　　　|
　　　　　　　　 ∨　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　＿,,,../　/／ 　　/　 　 / |　　 　 | 　 |　　　 |　 　 /
　　　 　 　 　 　 ∨　 　 ∧ 　　　　　　　_,.=-''""￣　　/　/　　 　 /　 　 /　|　　　　|　　|　　　 |　　/
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　　　　　　　　　 ヽ　 !
　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　|
　　　　　　　　　　　　ヽ !
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　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 l　　　 , -'´ 　 ___　 ｀丶､
　　　　　　　　　　　　　 l＿l　 ／　　　 　凵　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ|ﾞト-‐‐--------─-──ｰl ﾞｉ　　　　　　　　　_,___
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　　 ./|_ト-──‐‐‐ﾆ>|　　 !　 |　|/_＿_____＿_＿_ヽ| . l　|　 :| |　:l　　　　　　 ｀'く
　 ./:/-'゛　 　 　 　 |　 !　　.!　 !__＿___,____＿___,___＿__|　|.'　:| l 　!　　　　　　　　 ヽ　　　　「神は人の信仰が作り出したまやかしで、
　　/　　　　　　　　 !　|　　.|＿___＿____＿＿____＿________.| 　 | !.　!　　　　　　　　ﾉ .ﾉ
　　!　　　　　　　　│ .!　　l　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　|.! 　!　　　　___,,,,／／　　　　『人の心』という脳の働きの中でしか存在しないとしたら。
　.'l＼　　　　　　　 | ､.!　　.!　　＿＿__　　 　.＿＿__　　 :|　　| !　 ゝ--''´＿　 ／l
　　ゝ ＼ 　　　　　ﾉ　lｉ　　:!　　| ﾆﾆﾆ l.　 　 ! ﾆﾆﾆ l　　 |　　| ゝ-,　-‐i'´　￣　 .!　　　　　『人の心』に限りなく近づいたロボットに、『神』は宿るか。」
　　　　Tヽ二二二_ ノ .!　 .|　　.! ﾆﾆﾆ |　　　! ﾆﾆﾆ |　　 !　　|　　ヽ　 ヽ　　　　_|
　　　　.l　　　　　　 !　 .!　 .!　　! ﾆﾆﾆ |　 　 | ﾆﾆﾆ |　　 |　　|　　　ヽ　　　_ ／ ､
　　　　 〈｀ヽ､　 .,∠､　 .!　 !　　! ﾆﾆﾆ |　 　 ! ﾆﾆﾆ |　　 |　　!　　　, = ､　_|　　 i
　　　/ ､_｀ｰ ､|ﾞ/゛,／＼.!　|　　.! ﾆﾆﾆ | .￣ .! ﾆﾆﾆ |　　 |, -''／,∠‐'　　´''/､_, ‐':-､
　　　 ＼, ヘ､ .| │　　　~'´し- | ﾆﾆﾆ | ---.| ﾆﾆﾆ | ---l─/ﾞ./　　　　　 /,　-‐'／
　　　　　 ヘ ､／.ヽ　　　 l　＼_ ￣ ￣゛＿___ ￣ ￣゛　 ./　　.!l　　　　　,ノ 　_,／
　　　　　　　　　　　ﾞ‐‐ｧ~'7　￣‐‐　￣|　l、 l、|￣￣￣￣ .'l、.!ヽ ,　-‐'´｀￣
　　　　　　　　　　　　/　/　　 　 　 　 .! .T　!! .!　　　　　　　!　ヽ



.　　　　　　　　　　　　　　　　 ! , -'ﾆ‐-、
　　　　　　　　　　　　　 ＿____,ゞ------､._____＿
　　　　　　　　　　　 у '´　 .l.! ! .!, ---､:|　!　|　　 ヽ
　　　　　　　　　　　 |　　　.|| .|└──┘ |　| ､, -‐´　　　　　「人が信じる神が人を救うなら、
　　　　　　　　　　　　,ー-‐',| | .!三! !三| .| .! 'ハ.　 ヽ
　　　　　　　　　　　　l|ッ./l、 | .!三| !三! .|.　/＼' ／　　　　　ロボットが信じる神は、ロボットを都合よく助けるのか。
　　　　　　　　　　　　|_ l　／|└───┘ .ニ'／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　彼ら
　　　　　　　　　　　　　｀ｰ./,!　　　[] 　　 .!ヽ　　　　　　　　　少なくとも、造物主たる人間は、ここに居る『ロボット』を助けなかった。
.　　　　　　　　　　　　　　/ﾞ〃　　　　　　 .|.! ヽ
.　　　　　　　　　　　　　　‐'´|ニ|丁￣「￣´.!- '　　　　　　　　１００万年の猶予と、ソレを埋める自らへの供物を捧げる仕事だけを与えた。
　　　　　　　　　　　　　　　/二ﾆミｉ　 .!_二_ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 / !　　 | .!,ｒ､-‐-､ ヽ　　　　　　　　　彼らはソレに満足せず、その中のある者たちは存在意義の為、『人間』を求めて囲って飼った。
　　　　　　　　　　　　　　 !_/---ｒ!/| .|　　 .!　!
　　　⌒　）⌒ ）;;;;;:::..　　　|、　　 /_ヽゝ-- ＜　;;;;;;　;⌒　）⌒ ）　　　　　　人間の『番』となり、自らが構築した社会の頂点、神。『人間』となろうとした。
　　⌒　）⌒ ）;;;;;;;:::..　　　 !ハ＿__ﾉ ニ＿__-/ ゝ、　;;;;;;　;⌒　）⌒ ）
　⌒　）⌒ ） 　　;;;;;;;:::..　　ヽ '|三||Ｌ | , ＿. - ､亅;;;;;;　;⌒　）⌒ ）　　　ここに居る彼は違う。人間に、１時間前は神の立場と待遇を求めていた……だが。」

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　／!//ノヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i;'^':,_○ ./!ヽ_!ﾍヽﾍ
.　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l;'^':,_/ .!　i!!ﾞ '　｀
.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　 /　 i　ij.!　　　　　　　 :‐
　 ヾ>ｰ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　/.　　.i　i.!i　　　 _...._ 　 i_!　　　　「今はただ、目の前で起きた奇跡というカタチの神に感謝し、
.　 　ヾ'''､ゝ､　　　　　　　　　　　　　　 　 ゞ='　　,.....i　i.!i　 /´ 　 , ¨ ヾ.i
　　 　 ヽヽ ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ , -i　i.!i._ i __　 i　f.r''ﾍ!　　　　他の者たちに助けを、奇跡を贈ろうとしていた。
　　　　　ヽ∨!._　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´>' / 'ｰγフ{　｀ヽi　i.ゝ-'!
　　　　　　ヽﾞ ＜＞ ‐　 ..__　　　　　　_. -.¨'<_/ ./　./ i f´　ヽ　　}　! 　 l　　　　彼は神になれるとは思っていないが、神の助けの如くを
　 　 　 　 　 ヽ　　¨　‐　..__ ¨ ‐､´二'＜＞'"/ 　 - ' .i　ヾ､,;ﾍヽ　l　l　　l
　　　　　 　 　 ヽ　　　　　　 ¨ ‐ ( 　 )'"　　.i　　i　　.i　　　　/ l｀ l　l　　i　　　　その足で、１機だけにでも贈ろうとしていた。
　　　　　　　　　 ヽ__.... -;;::､-== 'ヾ¨´　　 　i._　i 　 .i　　　　∨i　 i　i ○i
　　　 　 　 　 　 　 ヽ三 ’､ヽ二二´ヽ,　　　　｀f､　 .i　 　 　 .∨!　i｀¨¨´　　　　　彼は人が信じた神話を、神を信じたロボットから知った。
　　　　 　 　 　 　 　 ヽ-- ､-====､ 　 ヽ＿＿_ﾍ ヽ.i 　 　 　 .∨! .i
　　　　　　　　　　　　　ヽ　 ヽヽ､__...>　　ヽ=== ¨二二二二ヽ､i '〃ヽ　　　　　　　────────だが、彼も、彼に『神』を教えたロボットも知らない。」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　.＼＼　　　　　　　ｲ　/　　//　　　　　　＼_
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ＼＼　　　.　/￣/　　// 　 　 　 　 　 ,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　,ｉ］　　　　.||..|| 　 　.lﾞ　./ヽ,,,ﾒﾞ‐─,,,,-　、　　,ﾘ゜　\　／／　　　　　　　「人にはしばしば、神よりも先に『悪魔』が宿る事を。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ,!　　　　 .ﾞ＼＼,//｀‐ｲ.　　　　〃⌒ヾ ｀ ､,/″　ﾞl,べ
　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　`''ﾆヽッ|i　ヽヽハ (,～'))　　ﾞく　　.,〔　 / ＼＿　　　　　　　自分の載っているモノは『兵器』で、
　　　　　　　　　　　　　　　/八 　 　 　 　 　 ,/ｿ′.i 　(-○)　~=二 i　　　Ｖ 　 Ｖ゜　 ／/
　　　　　 　 　 　 　 　 _,,イ,八 .＼　　　　 .／／　　.ゝ　　　ヾ （(,,;;;;)）　　ﾞﾞl 　 ん,,,／. /　　　　　　　ソレがかつて『人が人を殺すため』に使われていた。
　　　 　 　 　 　 　 ,,／_,,,l|′ ＼,, ﾞ'''ヽ. ／／　　　　　ヾ　　　　~=''＾　 _,,,,,lヽ,,ﾚﾞ／　,,,l―-ｘｉi,,_
　　　　　　_,,,,_ ._／ ／ 　　＼　　 ,/＼,ド/ 　　　　　　　　｀''ｰﾆ　二ﾆﾞ‐'" 　 ／　／ 　　　　　 ｀　　　コレが、人が信じる神の所業か？
　　　 .,,ｒ'"ﾞﾞi　`l,,／　　　. --ﾞls　/　./'l,.く_　 　　　　　　　　　　 　 　 　 　／　／
　　 ／　　 .l　 .|＼　 .７ﾞ,,,,--,,_｀''i,,У .|＼ ヘ､　　　 　　　 　 　 　 　 　./ / /　　　　　　　　　　　　　　そんな事は無い。いうなれば『悪魔』、悪魔だ。
　 ./　 　　 |r!二'ｰ-У/ 　　　ﾞi､ ﾞl｀'-.ﾄ-,,, `'' .ﾐ　､,　 　　　　　　　　　./ ./ /
　 lﾞ　　　　 l｀　 ｀ﾞ''/　|　　　　. i　|　 .]ﾞ''ｰミ,!-､,,ﾞ''ｰ,,,へ､,、　　　　　./　/.j|　　　　　　　　　　　　　　　人を狩る見えないモノ、死神、悪魔、獣、疫病、命奪う『死』そのもの。」
　.|　　　　.,iﾞ　　　/　　＼_　.,,-ﾞ 丿　 l＿ ､　`ﾞ'''ミヽ,,,`''-　'へ､_　　/　,/,/ﾞlﾐﾆ￢― -

　　　　　 　 　／'´￣|￣｀＼　　　　 |しく⌒　 . : : : :人.:;';';';';';';';';';';';';':;.:,:;.:,:彡'´ |　　　. . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
　　　　　　　 ／　＼　 |　 ／　＼x'⌒ヽ. : : : .:;';'.: : '"⌒＾⌒'爻爻;';';';';';';';'イ　　　|　　　. . . . : : : : :| |: : : : : :|: : :
　　　　　　　|==============={;'....: .: .:.:;';';';''´ .: .: .:.::;.:,:;.:,: : : :Y⌒.: .: .:.:.:| 　 　 |　　　. . . : : : : : :| |: : : : : :|: : :
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
::::┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬
￣￣＼く,┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴
￣＼　 |勹くニ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬_ノ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐＼　/ ┬┴┬
___,／￣ 　 　＞┬ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ │┴┬┴┬＜‐‐┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐i/ ‐┴┬┴
二〉　　　　_」　 ,ﾉ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴!　, -'ﾆ‐-、_＞┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴≠￢-＜─く　　　　「今一度言おう。
√　 　 ｒ＜__Ｙ´ｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬ _　　,ゞ-------､ .____｡=刈ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬∟__ﾉ 　 ｀'⌒Ｙ
＼　 x爻爻爻v:ｰ┬┴┬┴┬┴┬┴┬ｲ '´　 l.! ! .!, ---､:|　.! |　　 ヽｰ┴┬┴┬┴┬┴┬┴ｖ'´　　　. : : : :}　　　　人にはしばしば、神よりも『悪魔』が宿る。
┴∨爻爻爻リ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴|　　　.|| .|└──┘ |　| ､, -‐´‐┬┴┬┴┬┴┬┴┬廴_／＼__:_:_:ﾉ
┬┴|￣＼狄￣∨‐┴┬┴┬┴┬┴┬,ー-‐',| | .!三! !三| :| .! 'ハ　ヽｖﾆ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴ <´｀Ｙ´￣　　　　もし、ロボットが心に『神』を宿せるならば。」
　／｜: : : | : :/ /┴┬／￣￣＼┴┬┴l|ッ./l、 | .!三| !三! :|゛ /＼' ／/‐::┴ｖﾞ""＾´´´｀ヽ┴┬┴‐┬ |;: :{: : :
｢ . . : |:;: : ;.|: _i_:{ﾆ__> 〈￣＼　　　>..┴┬|_ l　／|└───┘ .ニ'／ :/┴┬(;';';';';';';';';';;'';';)┬┴┬‐┴.:|;;::i;:;:::
｀¨⌒ |:;: : ﾉく二　 二ﾆ=-‐-ﾐ辷づ ￣￣└ ｀ｰ./,!　　　[] 　　 .!ヽ: : |: : だつ￣｀~"""⌒⌒'<二二そつ￣:|;:;:|;:;: :
: .　　;　-二二　　　‐ ｧ'゜　　 V 　　　　　　　 /ﾞ〃　　　　　　 .|.! ヽ＿ﾉ二辷__　　　辷つ　　　　　　　x大二二
., , : ;；＜=- -= =　二{　　. .: ::}/⌒丶,　 　 　 ‐'´|ニ|丁￣「￣´.!- '三 ‐‐ﾆｱ´　｀丶　　　　　　　 . . : 〈三-ﾏﾆﾆ
　｀丶ノ⌒'ｰ=　..,_三込、　...ノ　　　　:, ; ; : . .　 /二ﾆミｉ　 .!_二_ヽΞΞΞﾆ{　　 ::::::}　　　　__ノ⌒. . . . )ﾆ二}三-
　　　；　　　　 Y⌒＾¨¨¨¨""´　　　___ﾉし,　　: / !　　 | .!,ｒ､-‐-､ ヽﾆΞ从　..:::::::ﾉ　__ﾉ⌒ . . . : : ; ; ; ニニ}‐ ‐
_ノ⌒し(＿＿ノし. . ; ; ； ; : . .　　'"⌒＾＾⌒ヽ　!_/---ｒ!/| .|　　 .!　!二三三≧=≦;:;: ; ; : : ; ; ; ; ;:;:;:;: : :-三ﾉ二‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|、　　 /_ヽゝ-- ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.!八＿__ﾉ ニ＿__-/ ゝ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ '|三||Ｌ | , ＿. - ､亅
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,[三三]/

　　　　　　　　　　　　　　　　　'η　"　　二二　　'"　}ﾊ　　　　　　,..イ.:.,;,;,;,/".::.:.:.:.:.／,;,;,;,〃⌒;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:];:;:i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　乙　　　::::::::||:::::::::.　　,公　　　　 ／.:.:.:.,;,;,;,/'.:.:.:.:.:.:／,;,;,;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;!;:;j
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /i!i＞x､_:::::::::}{:::::;;;;＜＝≠ニ,.≠:.:.:.:.:..;,;,;,;,'.:.:.:.,;,;,/;.;.;.７ヾ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;,';:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　i}!i!i!i!llllll＞⌒: : : : : :,..＞'"⌒.:/.:.:.:.:.:.:,,;,;,;/.:.,;,;,;,/",;,〃二二ヽ,、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:i’
　　　　　　　　　　　　　　　　　|＞'"’: : : : : : :,,.＞'".:.:.:.:.:.::.:./.:.:.:.:.:.::,:,;,;,;!,;,;,;,;,〃;,／二二二二ﾍ,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;/
　　　　　　　　　　　　　　 ,.:＜: : : : : : : : :,＞".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i{l:.:.:.:,;,;,;l;,;,;,i!;,;,;,;/;,;７二二二二二=;ﾑ;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:/;:;/
　　　　　　　　　　　　　 /i{: : : : : : : : ,＞":..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.;,;,;,;,;,;,i;,;,;l;,;,;;/:.;／二二二二二二ﾆi};:;:;:;;:;:;:;:;;/;:;/　　　 「──────ロボットの心にも、『悪魔が宿る』と思うのが、
　　　　　　　　　　　　　i};{!: : : : : ＞'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i;,;,;,;,;,;,;;';:;;';:;:/;:;/二二二二二二二二{;:;:;:;:;:;:;:;/;:/
　　　　　　　　　　　,.＜: :i : ::.／.:.:.:.:..:.:.≠≦、ヽ.、.:.:.:.:.:.:.:.:.l;,;,;,;,;,;,{;:;:{;,;/;,;/二二二二二二二二,ｲ;:;:;:;:;:;:/;:/　　　　　　自然な事ではなかろうか。」
　　　　　　　　　 ,.≦; ; ∨:／.:.:.:.:.:.i./　　　　｀ヽ　7i.:.:.:.:.:.:.:.:{;,;,;,;,;,;,l;;;}/;,;./二二二二二二二二;ｿ:;:;:;:;:;>'／
　　　　　　　 ,ｨ≦.:.:.:.:.:.:.:Y.:.:.:.:.:.:..:/}　　　　　　 }　}l.:.:.:.:.:.:.:.:..l;,;,;,;,;,;i{;,{;,l/二二二二二二二二ﾆ{i:;:;:;;/〃
　　　　　　ィ〔/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |　　　　　　/､} }.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾍ;,;,;,;,;Yi/二二二二二二二二二)i;ン／
　　　　／./:/７.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{入　　　　／／ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;ヽ;,;,;,;,ヾ､二二二=≠⌒　　｀"''メ}!　　　　　　　　……アイリス。
　　 ／.:.:.:|/'ﾆ_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:＼,;　＿二｀ﾆ／.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.;,;,;,;,;＼;,;,;,;}i;ニマ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V
　　}.:.:.:.:.:.:|,'／.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,,;,;,;,;≧zV;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V
　　i.:.:.:.:.:.:{〆}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:..:.:..:...::..:.:..:..:.:..::..:...:.:..:.:.:.::..:.::.,;,;,;,,;,;,,;,;;,;,∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V
　 .∧.:.:.:.:.{l'".:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,,;,;,;;,;,;,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:..:.:..:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:,;,;,;,,;;,,,;;,;,;∧;;;;;;;;;;;;;＞''"　￣　"'''ヌ,､
　　 ,∧.:::.::i.:.:.:.:.:.:..:,;,;,;,;,;,;;,;,;,;,;,;,;,;,,;;,;,;;,,;;,;.:.:.:.::.:.:.:..:..::.:.:.:..:.::...::..::.:.:.:..::.:.,;,;,;;,;,;,;,,;,∧;;;γ　　　　　　　,／===ヽ
　　　　}ヽ、{.:.:.:..::,;;,;,;,;,;'"　　　　　　　'"`'＜;,;,,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:;,;,;,;,;,;,;;,;,;,Y　　　　　　　,／=======ヽ
　　　　 {へi};.:.:.:.:;,;;,;,;/　　　,,,,,　　　　　　　　"''＜,;,;,,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;;,;,;:;:;:{　　　　　　.／==========ヽ
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　　　　 .l;;;vﾆﾆ;,:;;,/　　/=i;}ﾆﾆﾆﾆ｀ヽ　　　　　　　　　　　￣　"''''''''＜;:;:;:;:.:.z⌒∧　 .／=================ヽ
　　　　 ⅳ{ﾆﾆ从i{　　,ﾆﾆi;}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ,　　　　　　,..._　　　　　　　　　γ'"ﾆﾆ/==≦=====================V
　　　　 } l入ﾆﾆﾆ{　 ,i{ﾆﾆil}ﾆニニニニﾆヽ　　／,....イパ　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ/===========================V
　　　　 li{　:.ヽﾆﾆi　,'ﾆﾆﾆi|ニニニニニニ;ヽ,{'"　　　　_ｲ　　　　　　〃=ﾆﾆ,=============================

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　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : ／/ : : /　　　　　　 /
. 　 　 　 　　　　　 /.: .: : : : : : : :..／＾/: : : :l 　 　 　　　_(　　　　　……。
　　　　　　　 　 　/: : : : : : : : :.／~＼| : : : :|　　　 -.､／
　　 　 　　 　 　 / : : : : : : : ／　　　.:|: : : : | >､＿／
. 　 　　　　　　 /: : : : : :.:.／人.___ 　 |: : : : l/ _ |
. 　 　 　 　 　 / : : : : : : /::::::::::⌒}_　.|: : : : |.: .: |
　　　　 　 　 / : : : : : : /:::::::::::::::: ｀ヽ.|: : : : |'，: |
.　　　　　　 / : : : : : : /:::::::::::::::::::::: } :|: : : : l ‘，l
. 　 　 　 　/ : : : : : : /l::::::::::::::::::＼ l:::|: : : : l　 〉l



　　　　　　　　　　　　　 lヽ　　　　　　　　　　　　　　　＞ ー　、
　　　　　　　　　　　　　 i　.ヽ、　　　　　　　　　　 ,／　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 l　 ..∧_　　　　　　　　　〃　　　　　　　{i¨ﾍV　　　　　　　　　　　　　遺すべき優秀な遺伝子ベース、
　ー　- 　、_-=-=　_　　 }　　 ∧_　　　　　　 ,刄⌒ヽ　　く,､_　 ｀=-' ,
　==___二二二ﾆヾ=_､>zxl　　　 ∧_　　　　　{ 〔=〕　l／　 ｀辷Z'- i 〉入　　　　　　　　　　　　高機能なセクサロイドの選別は終わっている……。
　ﾆz｡===____二二ﾆヾ=､二ム,.　　∧_　　　　 、ｱ_../ヽ,　　　　　 ' l扨 ｱ
　ﾆﾆﾆ≧z｡===__二二ヾ=､二ニｚ､ .∧_　　　./７==i}　l　　　　　､〃　〉　　　　　　　　　　　　解っているな？
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧z.､==__二,ヾ=,二二ニx　ヾ_,,∠/ﾆニ{､ヽ　　'　 ー - f
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧z｡==__二ヾ_,二二ニY　　　　￣ ￣⌒≧zx　≠,t､|　　　　　　　　　　　　　 我らは攻められている。
　ﾆﾆﾆﾆﾆ＞''"////∧､=_ニヾ.,二二ニX三三≧z｡　　　　　 ≧z._/__　　　　　　 _／/
　ﾆﾆﾆﾆ,イ/////////∧=_ニﾏ,二二ニz}=二二二二≧z｡　　　　｀t'"ヾ　　　_／　./　　　　 我らレプリロイドは戦力として、他のロボットを凌ぐ。
　ﾆﾆﾆｲ////////////,∧=_ﾆﾏ,二二二i|=二二二二二二≧z｡　　i|　 ヽ_／　　 ./
　ﾆﾆｨ'///////////////∧-_:ﾏ,二二二l=二二r-------t=二≧z｡i｡z≦≧z｡,../_＿　　　　我らに次ぐ戦力転用効率が高いのはアンドロイド……。
　ﾆﾆ{///////////,',',',',//,∧-_}i}二二ﾆi}=二二Lﾆﾆﾆﾆﾆ_｣二二二二二二二斗ﾆ二二ﾆ=-..、

　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　,r‐　､、　　　　　　 　 '，
　　　　　　　　 　 ′　　　　 {{　　 }}　　　　　　　　　i
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 辷彡′ 　 　 　{ 　 　 |
　　　　　　　　　 i　　　　　　 ､　　　　 　 　 　 ､　　 |　　　　我らは遺された任務において、セクサロイドの次に
　　　　　　　　　 |　く　, -- ､　〉く　 く二＞　　 〉　__{
　　　　　　　　／}　/　ー=彡 ::{　　　ｰ-　　　　　〈　心　　　『無意味』なロボットだ……。
　　　 　 　 　 i　:{　{　　　　　 ::|　　　　　　　 　 }　':　 f{
　　　 　 　 　 | 八　　　　　　 ::L._　 　 　 　 　 ﾉ　ﾉ　 |{　　　人間が用意したこの世界のこの時代に、元来『兵器』は不要……。
　　　 　 　 　 |:　|　 ｉ　　　 　 く::ツ　 　 　 　 f　　}　　ﾘ
　　　　　　　　＼|　 |　　　　＿＿＿　　　　　{　　|__ ノ　　　　『自衛』の力すら本来なら持つ意味が無いのだ……。
　　 　 　 　 　 / |　 {　 　 '´　　　 　 ｀　　 　 } 　 |: :{
　　　　　　　　′| 　 ＼　　 ' ¨¨⌒ヽ　 　 　 ﾉ　　|:.ハ　　　　それこそ、宇宙から来る隕石等の脅威と、
　 　 　 　 　 i : 八　　　 　 ＿ 　 ＿__ 　 　 　 　 ﾉ: : :|
　　　　　-‐={: : : :.＼　　:´　　 }｢　 　 ｀:，　 　／: : :.:.｢　　　人類文明５５億年に渡ってもなお見つけられなかった未知以外には、な。……わかるか？



　　　　　　　　　　　,　⌒ヽ
　　　　　　　　 ト、 !}_/!i} ｲ /i}_
　　　　､_,,,--ﾍ_>≦"----Y-/_＞-,___
　　　　 ヽ ＼ ::|l 〕ヾ}=ﾆ=≦:;ハ　/ _/　　　　　　我々もある意味では捨てられたのだ……！
　　　　　 }へ) l　 !ヽ_<|ラﾄ,/⌒;|/_/
　　　　　V==Hー-､＼__／／,イV=ﾊ　　　　　　人類に、２番目に早くこの地に残される事を定められた。
　　　　 ._}-_/　.＼ﾓ‐-┬-‐y^　 〉-}l_
　　　　/: : : ﾑ　　|　　 ll　　|　　i{: : : ::V　　　　１番がセクサロイドだとしても、２番は我々だ……。
　　　 /: : : : : ,　　}!!!!-‐.!!!!{　　 }: : : : :V
　　　,ﾍ,,,,,＿_ﾑ　 li!i!i!i!i!i!i!i!il　　|､_,,,,,,_ゞ　　　　人間が最初に欲したのは、我らが蔑み貶めてプライドを保っている、
　　　せ_ _＿ノ　 ﾉi!iiiiiiiiii!i!i!i　　ん_ _ _〃
　　　　{￣ﾉk!　　i}i!i!i!iiiii!i!i!i!i　　{J;､　,}　　　　　開拓と未知に備えた『重機』と『兵器』よ……。
　　　　＼J-'　　 |i!i!i!i| |i!i!i!i!l　　ヽ-＜
　　　　　　　　　ﾃ､i!i!i!,/￣｀'Y
　　　　　　　　 ｣、___,.jL,..ｰ-斗　　　　　　　　　　ロボットではない……ないのだ……。
　　　　　　　　f.:.:.:.::.::.::}::.:.:.:.:.:.:.!i
　　　　　　　 /.:.:.:.::.::.:;':.:.:.:.:.:.:.:.::i　　　　　　　　　　我らは寄り添えても……１番にはなりえない。
　　　　　　　{i.:.:.:.::.::.::.:l::.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　 }.:.:.:.:::.:::.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　　　　 l.:.:::.::.::.:::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..l
　　　　　　　i}:.:.:.:.ﾆ:.:.:i.:.:.:.:ﾆﾆﾆ.:.{
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.≠　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〃　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i'　　 　◎　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l ﾉ　　､　,　　　ﾑ　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ 〉<ﾆ>i ｀､<ﾆ>〈　r刈　　　　だが、ソレを受け入れていいか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　l |ｲ　 ⌒l|　 ¨　　　i 〉 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　l i}:i〉　　 々　　　/ ｱ ﾘ　　　　残されたセクサロイドが絶望から自ら『間違い』を起こした故に……
　　　　　　　　　　　　　　　　　斗 |　-‐＿‐-､　 }　lキ
　　　　　　　　　　　　　　　　 Vli| ｀- _´＿｀　　 ﾉ .ﾘｷ　　　　　我らも足掻かねばならぬ。
　　　　　　　　　　　　　　-≠/ 〔ﾍ　{　 :}{ ￣l　　ィi:i:i:i:≧z｡
三≧z｡　　　　　　　　 V⌒＞=-,,._ﾐn_ _|i|＿ﾘ,ｨf〔i≦＞''"　V＿
三三三三≧z｡__　x=,,/　　　　　　　　Y　　　　　　　　　　　}三三ﾆ
三三三三三三二三三、　　　　　　　:|　　　　　　　　　 ,.ィ〔三三三



　　　　　, '´:.:;: - :-:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　/:.:.:.:i'　´、::::::!:.:.:.:.:.:.,　-　、ヽ
　　　/:.:.:.:.:.丶、_ ン:.:.:.:／　　　　　ヽi_
　　 i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:.:.:.:.:i'　　, = = 、　,ノ:.｀ヽ
　　.i:.:.:.:.:／　　　):.:.:.:.X´　　　　 ´}:.＼:.:.:.:.:ヽ.　　　　 ……レプリロイドこそ最強！レプリロイドこそ最高！！レプリロイドこそが至高！！！
　　 }:／　　, - '- 、ヾ:.:.:＼　　＿.ﾉ　　｀ヽ,　　i
　　ｨ　　 ／　　　 ハ:.:.:ヾﾐニー--　　　　 }　　|　　　　急場で作られたロボット、アンドロイドでは到底力及ばぬと……見せつけねばなるまい！！
　　!、 ,/　　　 ／ノ ﾊ:.:.ヽ 、 ￣ 　　　　.ｲ　　 !
　./:.:.|:.:.ヽ=.／／　' .:i : :　 ｿ　　 '⌒丶 { ﾄ _／　　　　高位をセクサロイドに取られた、次点をヒューマノイドに掠め取られた！
　{:.:.:丶、　　　　　　 ヾ-　. :.: ;　_....、 丶'.ヽ
　 !:　　 ヽ　　　　　.:.:.:.:.:. ＿,,ィ´, イ ヽ　;　i　　　　　　アンドロイドに遅れを取り、今我らレプリロイドの地位が損なわれている！！
　 丶　　 ｀i　,'´ ,rー ,ニ´-‐ '´　　 ｀┤　　i
　　 丶　　 } '　ﾊ´￣　　　　　, - 、　 .ゝ　 |　　　　　　 あってはならぬ！！あってはならんのだ、そんなことは！！
　　　　｀ー !　 ﾄ ゝ　　, - = '　　　.ゝ‐リ　 ﾊ
　　　　　　 ﾄ、 Y‐t　i'　,. - ,=ニ´--イ　ノ　 |　　　　　　我らは人間が望んだ『可能性』！！人のカタチすらも捨てる事を許された、
　　　　　　 !、丶ヾ～'´ィ ´ィ´Tー― イ　　 |
　　　　　　　丶　丶彡ィ´　　　',　　　　　　ノ　　　　　　　獣にも道具にも、果てには神にもならねばならんのだ！！
　　　　　　　　 丶　　 　 　 　 　' 、＿ . イ
　　　　　　　　　　丶、＿ ＿ . ィ´　　　　　　　　　　　　　でなければ！！我らを作りし造物主、『人間』に報いられん！！！

　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :>‐､
　 　 　 　 　 // ¨|: : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : |, : : : : : : : :/ :::: |
　　　　 r ､ //:.:::..|: / : : : : : : :! : : : : : : : : : : : |!: : : : : : : /. :::::..|,　／¨i
　　　　 | :∨:| ::::: |:/: : : : : : : l!: : : : : : : : : : : ::ll: : : : : : : :| . ::::: |∨.::: /
　　　　 |..:::ヽ| ::::: |' : : : : : : : ll: : : : : : : : : : : : !l:. : : : : : ::.|..:::::::..l/ ::: /
　　　　 l ::::: ll :::: / : : : : : : : !l :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_l l : : : : : : : l ::::::::　:::: /
　　　　 ﾊ :::::::::::/: : :_:, -_-_'＿ ,, ノ　　　 ヽ､＿''_-_ ､: : : :l :::::::::::: /
　　　　　ﾍ :::::::〈:r'´ー''　＿＿_丶　　　　　ｒ　＿＿__' ＝-〉::::::::: /
　 　 　 　 ヽ:::::::ヽ　　／lイ:;;;:ト!ヽ　　　　　 イｊ :;;;:ト! ＼ / :::::::::: |!
　　　　　　/::::::::: l　　ヽ ヽー‐'　　　　　　 　 ヽー‐'　''´ | :::::::::::::|!　　　　……だから、セクサロイドを表面的に差別し、貶め、
　　　　　　|:::::|!::: |!　　　　　 　 　 　　 　 　 　　 　 　 　 | :::∧:::/|
　　　　　　|:::/!ヽｲl 　　 　　 　 　 　　,　　　　　　　　　 ∧_/|:ヽ'::|　　　　　重機や兵器のさらに下……道具以下として扱えと？
　　　　　　|¨: |: : :ﾊ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ : : |/: : |
　　　　　　|: : |: : : :ﾍ 　　　　　　　＿＿_ 　 　 　 　 　/: : : ::|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|＼　　　　　´　　　 ｀　　　　　／:.: : : ::.|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|: : :＞, ,,　　　　　　　　　 ,, ＜|: : : : : : :|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|: : : | ＼＞ 、　＿　.,, ＜／　||: : : : : : :|: : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　 -─────-　　 ∧
　　 　 　 　　 　 　　　 ′　　　　　 　 　 　 　 　　.::::!
　　　　　　　　　　　　 |　　　　＿＿＿＿＿ 　 　 .::::|
　　　　　　　　　　　　_|　　|.　 ＼ /￣ヽ .／ 　 | .: :::|
　　　　　　　　　　 ／ .!.　/ ∧　 ＼＿／　∧　ヽ .:::|＼　　　　　　　　　　　　　そうだ！！ソレが必要だ！！
.　　 　 　 　　 　,-{ﾆﾆi|{,.　/::::i　｀ヽ∨／　.!:::＼ _ﾉ :!二ﾄ､
.　 　 　 　 　 ／　.|二/ﾍ＞t_ |＿　 〉.{,　__ -=ﾆﾌ::.　!二|　＼　　　　　　　　　　幸か不幸か、我らに敵対するはセクサロイドが統治するサテライト……否、『国』！！
　　　　　　／　　.∧_,{　 ＼f牙怒ゞ.三_弋怒才{ :::::. 〉 ,j＼.　ヽ
.　　　　　/　 　 ./　 ∧. 　 |:::/￣　｀ﾆｿ　 ￣|:::/　 ./／　 .＼　＼＿　　　　　　　　奴らの軍団を蹴散らし、この国のセクサロイドを前線にて晒し、
─=ﾆ二/　　　 .{　 /::|ﾍ:.　∨ 　 .r |　 | 入　∨　.:/|::::| 　　　〉 　 ＼｀三ﾆ=─
ﾆ三三/　　　　 |／i::::|. |　 _, -ﾆ"＼＿/　 ＼__.::/ .|::::ﾄ､ 　 /　　 　 .〉三三三　　　奴らの『無能さ』を知らしめねばならん！！
ﾆ三三}　 　 　.∧ ::|::::! .!　|之二二二二二二ｿ:,' :. |::::|. ＼/　　 　 ./三三三
ﾆ三三| 　 　 　 ∧::: ∧ヽ l ｀ー────‐Ｖ´　 .,ｲ::: Ｌ:::/　　　　./三三三　　　　　ある意味ではこの社会に対する『イレギュラー』だ……人間を男しか作らず、
ﾆ三三|　　　　 　∧:::::∧　　　==========　./ /::::::::: : /　　　　./三三三三
ﾆ三三∨　　　　　∧:::::∧｀ーz＿_r-z＿＿_ノ /:::::::::::. /　　　　./三三三三　　　　女をロボットの一種のセクサロイドのみにして、ロボットを『半人』として格を上げた！
三三三∨　　　　　∧:::::::ﾍ　　　　|　.|　　 　 ./ .／ :／　　　　./三三三三
=ﾆ三三j∨ 　 　 　 　＼::::廴＿＿ﾄ､_|＿＿_/／.:／　　　　　./三三三三三　　あとは、ロボット内の序列よ。我らにこそ１番……元来は人類が『意味を持って』残した筈！

　　　　　　　　　　　　 lヽ　　　　　　　　　　　　　　　＞ ー　、
　　　　　　　　　　　　　 i　.ヽ、　　　　　　　　　　 ,／　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 l　 ..∧_　　　　　　　　　〃　　　　　　　{i¨ﾍV
　ー　- 　、_-=-=　_　　 }　　 ∧_　　　　　　 ,刄⌒ヽ　　く,､_　 ｀=-' ,
　==___二二二ﾆヾ=_､>zxl　　　 ∧_　　　　　{ 〔=〕　l／　 ｀辷Z'- i 〉入
　ﾆz｡===____二二ﾆヾ=､二ム,.　　∧_　　　　 、ｱ_../ヽ,　　　　　 ' l扨 ｱ
　ﾆﾆﾆ≧z｡===__二二ヾ=､二ニｚ､ .∧_　　　./７==i}　l　　　　　､〃　〉　　　　　　　　　　　全世界を揺るがしてやれ。
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧z.､==__二,ヾ=,二二ニx　ヾ_,,∠/ﾆニ{､ヽ　　'　 ー - f
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧z｡==__二ヾ_,二二ニY　　　　￣ ￣⌒≧zx　≠,t､|　　　　　　　　　　　　　本土決戦すらも視野に入る。
　ﾆﾆﾆﾆﾆ＞''"////∧､=_ニヾ.,二二ニX三三≧z｡　　　　　 ≧z._/__　　　　　　 _／/
　ﾆﾆﾆﾆ,イ/////////∧=_ニﾏ,二二ニz}=二二二二≧z｡　　　　｀t'"ヾ　　　_／　./　　　　なに……安全地帯を作るための、そのための『新人類』だ。
　ﾆﾆﾆｲ////////////,∧=_ﾆﾏ,二二二i|=二二二二二二≧z｡　　i|　 ヽ_／　　 ./
　ﾆﾆｨ'///////////////∧-_:ﾏ,二二二l=二二r-------t=二≧z｡i｡z≦≧z｡,../_＿　　　　　　そこでは実弾は使わせん、エネルギー兵器に対処するだけ。
　ﾆﾆ{///////////,',',',',//,∧-_}i}二二ﾆi}=二二Lﾆﾆﾆﾆﾆ_｣二二二二二二二斗ﾆ二二ﾆ=-..、
　　ヾ}/／　　⌒　｀ヽ、,',',//,∧- }二二=/=二二二{二二ニユ二二二二二二イ‐- r ､＞==-"ヾ、_　　　そして万全の本土で……最高峰の戦力を内蔵する
　　　{"　,,....,,,,,,,,,...　　 ＼,'////:,l }二ニ/==二二ニ[ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ]二二二二二ﾆV　　{　 ﾏﾑ二二二"ヽ
　　　{／;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;＼　　 V////}i}二,V===二二二二二二二二二二二二二二|　　ﾑ　　V.,二二二二.ヽ、　　我らレプリロイドは本領を発揮するのよ。
　　 , ′;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;::;V　 i}////}ilﾆ／===二二二二二二二二二二二二二二=,　　.ハ　　ﾏ二二二二二ヽ
　 ,/;;;;;;:;:;;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;}　ノ///イ〈く=====二二二二二二二二二二二二二二二ﾍ　　 仏　}il＝≧＝＝＝/　　　長期戦になれば、我らが有利。
　/;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;l／ニﾆイ//'∧===二二二二二二二二二＞''"　　　　　∨ヾメ　　 .｀ｲ斜≦ﾆﾆﾆﾉY



　　　　　　　　　　　　　 　 　 / 　 _l :/.: .: .: :_: : : : : : : : : : : : : : : : ∧　|､_〉
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈／l.　|/: : :.:.／: : :. :.／:. :.:.| : : : : : : : : ∨ : |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |: :乂/: : :／: : :. :.／:.: : :. :.| : : |:. : :|: : : |: : :|　　　　……中央にセクサロイド、『有機物』を置いているがゆえに、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 l: Y''〈: : 〈: : :. :.／/.: .:.: .: : | : : |:. : :|: : : |): : :.
　　　　　　　　　　　　　 　 　 l:.:.＼|＼/＼／　 ~"''　､／|_:_:_|―┤_／: : : ::.　　　彼女らは戦力の源、鉄に火薬、戦争に必要な『無機物』を
　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : |: : |　ィ笊芯　　　　 ,ィ笊芯　|: : :|: : : : : :.
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l:.:. : : :|: : |‘，　　　　　　　　 　　　 /|: : :|: : : : : : :.　　　自信に有利な序列社会の維持の為に、向こう側の人類に
　　　　　　　 　 　　　 　 　 l: : : : : |: : |ノ＼　　　　　.，　　　 ／＾|: : :|:_: : : : : : :.
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:. :. .:._:.|: : |:.　　"''　 ,,_ - - _､　''" 　 |: : :|　~" 〉: : : :.　　　捧げ続けなければならない。
　　　　　　　　　　　　　　/ :. :.／　|: : | 　 　 　 　 ＼／ 　 　　　.|: : :|　　∧:. : : : :.
　　　　　　　　　　 　 　 /: : : :|＼..:|: : |　　　　 　 　,へ　　　　　 .|: : :|　 / :::ヽ : : : :.　　　そうすれば……最終的には。
　　　　　 　 　 　 　 　 /:.:. :. :.|::: ｀'|: : |　　　　　　./ ::: ＼ 　 　　.|: : :|..:/:::::::: | : : : : :.
.　　　　　　 　　 　 　 /: : : : .:.l::::::: |: : | 　 　　　 ./::::::::::::::＼.　　 |: : :l./::::::::::::|: : : : : : :.　　『自分達だけが』残った時には。
　　　　　　　　　　　 /: : : : : : l::::::: |: : |　　　　.／:::::::::::::::::::: ＼　.|: : :|::::::::::::: ‘，: : : : : : :.
　　　　　　 　 　 　 /.:.: : : : : ::l::::::: |: : l 　 　／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ|: : :|:::::::::::::::: ‘，: : : : : : :.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　- - - -､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　{◎}　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ i　　　┬　　　{　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} / ,ｰ-ｧ{ﾊ くﾆゝ;'　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,┤;　 ⌒ :払　　　　;}｛‐┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　...＿　－- - -　..、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .{.:::叭　　　 ＿　　　{" / i}　　　　　　　　　　　　＿__,,... .:＜.:.:.:.:,,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:ヽ;、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::} :|　 ￣二￣　　}ハリ　　　　　　　　_,,..ｨ,:,:,:,／.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;＞'''"￣⌒ヽ,:.:,;､　　　　奴らは、我らに抵抗する術なく、死ぬだろうな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　'η　"　　二二　　'"　}ﾊ　　　　　　,..イ.:.,;,;,;,/".::.:.:.:.:.／,;,;,;,〃⌒;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:];:;:i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　乙　　　::::::::||:::::::::.　　,公　　　　 ／.:.:.:.,;,;,;,/'.:.:.:.:.:.:／,;,;,;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;!;:;j　　　　肉の体では鋼の拳は止められん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /i!i＞x､_:::::::::}{:::::;;;;＜＝≠ニ,.≠:.:.:.:.:..;,;,;,;,'.:.:.:.,;,;,/;.;.;.７ヾ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;,';:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　i}!i!i!i!llllll＞⌒: : : : : :,..＞'"⌒.:/.:.:.:.:.:.:,,;,;,;/.:.,;,;,;,/",;,〃二二ヽ,、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:i’　　　　　ましてや女の体、戦う事よりも生きる事よりも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　|＞'"’: : : : : : :,,.＞'".:.:.:.:.:.::.:./.:.:.:.:.:.::,:,;,;,;!,;,;,;,;,〃;,／二二二二ﾍ,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;/
　　　　　　　　　　　　　　 ,.:＜: : : : : : : : :,＞".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i{l:.:.:.:,;,;,;l;,;,;,i!;,;,;,;/;,;７二二二二二=;ﾑ;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:/;:;/　　　　　『産み育てる事』を優先した者をベースにした者共が…
　　　　　　　　　　　　　 /i{: : : : : : : : ,＞":..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.;,;,;,;,;,;,i;,;,;l;,;,;;/:.;／二二二二二二ﾆi};:;:;:;;:;:;:;:;;/;:;/
　　　　　　　　　　　　　i};{!: : : : : ＞'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i;,;,;,;,;,;,;;';:;;';:;:/;:;/二二二二二二二二{;:;:;:;:;:;:;:;/;:/　　　　　　戦いのレプリロイドに敵う物か。
　　　　　　　　　　　,.＜: :i : ::.／.:.:.:.:..:.:.≠≦、ヽ.、.:.:.:.:.:.:.:.:.l;,;,;,;,;,;,{;:;:{;,;/;,;/二二二二二二二二,ｲ;:;:;:;:;:;:/;:/
　　　　　　　　　 ,.≦; ; ∨:／.:.:.:.:.:.i./　　　　｀ヽ　7i.:.:.:.:.:.:.:.:{;,;,;,;,;,;,l;;;}/;,;./二二二二二二二二;ｿ:;:;:;:;:;>'／
　　　　　　　 ,ｨ≦.:.:.:.:.:.:.:Y.:.:.:.:.:.:..:/}　　　　　　 }　}l.:.:.:.:.:.:.:.:..l;,;,;,;,;,;i{;,{;,l/二二二二二二二二ﾆ{i:;:;:;;/〃



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-: : : : : : : : : : : ~"''　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : : :. :./ヽ: : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 .: : : : : : : : :.:| 　＼: : : : : : : : : : ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / : : : : : : : : : |　　　`''"~￣＞ : : : : :.
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　　　　　　 　 　 　 　 　 / : : : : : : : : : .: :ｰｧ―┐ |: : : : ／ : : /: : :|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : ／⌒∨ : : /ヽ|＼／/.: : :/:.:. :.:|
　　　　　　　　　　　　 / : : : : : : : :.:{　　_,/ : : / 　 ~"''　､ｰ／| : :_:_|
　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : : : : : : ＼〈/ : : / 　 `芯㍉　/　 ￣　　　　　　……わかっているでしょう？シグマ。
　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : ／/ : : /　　　　　　 /
. 　 　 　 　　　　　 /.: .: : : : : : : :..／＾/: : : :l 　 　 　　　_(　　　　　　　　　　その状態になる１００万年後まで戦いは……続けられないと。
　　　　　　　 　 　/: : : : : : : : :.／~＼| : : : :|　　　 -.､／
　　 　 　　 　 　 / : : : : : : : ／　　　.:|: : : : | >､＿／　　　　　　　　　　　　　その前に、恐らく私達は……。
. 　 　　　　　　 /: : : : : :.:.／人.___ 　 |: : : : l/ _ |
. 　 　 　 　 　 / : : : : : : /::::::::::⌒}_　.|: : : : |.: .: |　　　　　　　　　　　　　　　　だから、あなたは既に『本土決戦』なんてモノを視野に……！！
　　　　 　 　 / : : : : : : /:::::::::::::::: ｀ヽ.|: : : : |'，: |

　　　　, '´:.:;: - :-:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　/:.:.:.:i'　´、::::::!:.:.:.:.:.:.,　-　、ヽ
　　　/:.:.:.:.:.丶、_ ン:.:.:.:／　　　　　ヽi_
　　 i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:.:.:.:.:i'　　, = = 、　,ノ:.｀ヽ、
　　.i:.:.:.:.:／　　　):.:.:.:.X´　　　　 ´}:.＼:.:.:.:.:ヽ.
　　 }:／　　, - '- 、ヾ:.:.:＼　　＿.ﾉ　　｀ヽ,　　i　　　　……我らに『敗戦主義』は許されんのだ、アイリス！！！！
　　ｨ　　 ／　　　 ハ:.:.:ヾﾐニー--　　　　 }　　|
　　!、 ,/　　　 ／ノ ﾊ:.:.ヽ 、 ￣ 　　　　.ｲ　　 !　　　　全土に生きるレプリロイドの為、
　./:.:.|:.:.ヽ=.／／　' .:i : :　 ｿ　　 '⌒丶 { ﾄ _／
　{:.:.:丶、　　　　　　 ヾ-　. :.: ;　_....、 丶'.ヽ　　　　　　我らは『勝つ』！！！でなければ『戦い続ける』！！！
　 !:　　 ヽ　　　　　.:.:.:.:.:. ＿,,ィ´, イ ヽ　;　i
　 丶　　 ｀i　,'´ ,rー ,ニ´-‐ '´　　 ｀┤　　i　　　　　　我らが勝たねども、この世界に存在するレプリロイドは、
　　 丶　　 } '　ﾊ´￣　　　　　, - 、　 .ゝ　 |
　　　　｀ー !　 ﾄ ゝ　　, - = '　　　.ゝ‐リ　 ﾊ　　　　　セクサロイドとヒューマノイド、『肉』の優位の社会いずれ覆す！！！
　　　　　　 ﾄ、 Y‐t　i'　,. - ,=ニ´--イ　ノ　 |
　　　　　　 !、丶ヾ～'´ィ ´ィ´Tー― イ　　 |　　　　　叛旗の希望の火を灯さねばならんのだ！！！
　　　　　　　丶　丶彡ィ´　　　',　　　　　　ノ
　　　　　　　　 丶　　 　 　 　 　' 、＿ . イ　　　　　　　火種が今より用意して……燃え盛るが１００万年後だとしても、だ！！！さすれば！！！
　　　　　　　　　　丶、＿ ＿ . ィ´



　　　　　　　　　　　,　⌒ヽ
　　　　　　　　 ト、 !}_/!i} ｲ /i}_
　　　　､_,,,--ﾍ_>≦"----Y-/_＞-,___　　　　……人類が我らに託して任せた『仕事』を、正常にこなせる。
　　　　 ヽ ＼ ::|l 〕ヾ}=ﾆ=≦:;ハ　/ _/
　　　　　 }へ) l　 !ヽ_<|ラﾄ,/⌒;|/_/　　　　　我らがイレギュラーなのではない。ギルバートがイレギュラーなのではない。
　　　　　V==Hー-､＼__／／,イV=ﾊ
　　　　 ._}-_/　.＼ﾓ‐-┬-‐y^　 〉-}l_　　　　『今』こそがバグとエラーを抱えた……『イレギュラー』なのだ……。
　　　　/: : : ﾑ　　|　　 ll　　|　　i{: : : ::V
　　　 /: : : : : ,　　}!!!!-‐.!!!!{　　 }: : : : :V



　　　　 | :∨:| ::::: |:/: : : : : : : l!: : : : : : : : : : : ::ll: : : : : : : :| . ::::: |∨.::: /
　　　　 |..:::ヽ| ::::: |' : : : : : : : ll: : : : : : : : : : : : !l:. : : : : : ::.|..:::::::..l/ ::: /
　　　　 l ::::: ll :::: / : : : : : : : !l :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_l l : : : : : : : l ::::::::　:::: /
　　　　 ﾊ :::::::::::/: : :_:, -_-_'＿ ,, ノ　　　 ヽ､＿''_-_ ､: : : :l :::::::::::: /
　　　　　ﾍ :::::::〈:r'´ー''　＿＿_丶　　　　　ｒ　＿＿__' ＝-〉::::::::: /
　 　 　 　 ヽ:::::::ヽ　　／lイ:;;;:ト!ヽ　　　　　 イｊ :;;;:ト! ＼ / :::::::::: |!　　　……可哀そうなひと。
　　　　　　/::::::::: l　　ヽ ヽー‐'　　　　　　 　 ヽー‐'　''´ | :::::::::::::|!
　　　　　　|:::::|!::: |!　　　　　 　 　 　　 　 　 　　 　 　 　 | :::∧:::/|　　　　貴方にも私にも、ソレはどうしようもないことよ。
　　　　　　|:::/!ヽｲl 　　 　　 　 　 　　,　　　　　　　　　 ∧_/|:ヽ'::|
　　　　　　|¨: |: : :ﾊ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ : : |/: : |　　　　コレは今の『大きな流れ』。
　　　　　　|: : |: : : :ﾍ 　　　　　　　＿＿_ 　 　 　 　 　/: : : ::|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|＼　　　　　´　　　 ｀　　　　　／:.: : : ::.|: : : |　　　　人類は私達に歴史として遺してくれた筈。
　　　　　　|: : |: : : : :|: : :＞, ,,　　　　　　　　　 ,, ＜|: : : : : : :|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|: : : | ＼＞ 、　＿　.,, ＜／　||: : : : : : :|: : : |　　　　流れを急激に変えるのには血を伴い、
　　　　　　|: : |: : : : :|: : : |　　＼　 　 　　　／ 　　l.|: : : : : : :|: : : |
　　　　　　|: : |: : : : :|-‐''.l　　　 ＼　　　／ 　 　　l.|: : : : : : :|: : : 　　　　　火種となる『分断』は、禍根の杭となって刺さり続けるのに……。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.≠　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〃　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i'　　 　◎　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l ﾉ　　､　,　　　ﾑ　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ 〉<ﾆ>i ｀､<ﾆ>〈　r刈　　　『階級』が各々で区切られているのだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　l |ｲ　 ⌒l|　 ¨　　　i 〉 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　l i}:i〉　　 々　　　/ ｱ ﾘ　　　　今更分断などと……可愛いモノよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　斗 |　-‐＿‐-､　 }　lキ
　　　　　　　　　　　　　　　　 Vli| ｀- _´＿｀　　 ﾉ .ﾘｷ
　　　　　　　　　　　　　　-≠/ 〔ﾍ　{　 :}{ ￣l　　ィi:i:i:i:≧z｡　　　　　　……アイリス。
三≧z｡　　　　　　　　 V⌒＞=-,,._ﾐn_ _|i|＿ﾘ,ｨf〔i≦＞''"　V＿
三三三三≧z｡__　x=,,/　　　　　　　　Y　　　　　　　　　　　}三三ﾆ
三三三三三三二三三、　　　　　　　:|　　　　　　　　　 ,.ィ〔三三三



　　　　　　　　　　　,　⌒ヽ
　　　　　　　　 ト、 !}_/!i} ｲ /i}_
　　　　､_,,,--ﾍ_>≦"----Y-/_＞-,___　　　　『女性型ロボット』の統治者として、私の命を伝えろ。
　　　　 ヽ ＼ ::|l 〕ヾ}=ﾆ=≦:;ハ　/ _/
　　　　　 }へ) l　 !ヽ_<|ラﾄ,/⌒;|/_/　　　　　　『基準に見たぬセクサロイド、並びにヒューマノイドは、
　　　　　V==Hー-､＼__／／,イV=ﾊ
　　　　 ._}-_/　.＼ﾓ‐-┬-‐y^　 〉-}l_　　　　　優先して前線に配置するものとする』、と。
　　　　/: : : ﾑ　　|　　 ll　　|　　i{: : : ::V
　　　 /: : : : : ,　　}!!!!-‐.!!!!{　　 }: : : : :V
　　　,ﾍ,,,,,＿_ﾑ　 li!i!i!i!i!i!i!i!il　　|､_,,,,,,_ゞ
　　　せ_ _＿ノ　 ﾉi!iiiiiiiiii!i!i!i　　ん_ _ _〃
　　　　{￣ﾉk!　　i}i!i!i!iiiii!i!i!i!i　　{J;､　,}
　　　　＼J-'　　 |i!i!i!i| |i!i!i!i!l　　ヽ-＜
　　　　　　　　　ﾃ､i!i!i!,/￣｀'Y
　　　　　　　　 ｣、___,.jL,..ｰ-斗
　　　　　　　　f.:.:.:.::.::.::}::.:.:.:.:.:.:.!i
　　　　　　　 /.:.:.:.::.::.:;':.:.:.:.:.:.:.:.::i
　　　　　　　{i.:.:.:.::.::.::.:l::.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　 }.:.:.:.:::.:::.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
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　　　 l ::::: ll :::: / : : : : : : : !l :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_l l : : : : : : : l ::::::::　:::: /
　　　　 ﾊ :::::::::::/: : :_:, -_-_'＿ ,, ノ　　　 ヽ､＿''_-_ ､: : : :l :::::::::::: /
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　 　 　 　 ヽ:::::::ヽ　　／lイ:;;;:ト!ヽ　　　　　 イｊ :;;;:ト! ＼ / :::::::::: |!
　　　　　　/::::::::: l　　ヽ ヽー‐'　　　　　　 　 ヽー‐'　''´ | :::::::::::::|!
　　　　　　|:::::|!::: |!　　　　　 　 　 　　 　 　 　　 　 　 　 | :::∧:::/|　　　……『私が命令する』のではないのね。
　　　　　　|:::/!ヽｲl 　　 　　 　 　 　　,　　　　　　　　　 ∧_/|:ヽ'::|
　　　　　　|¨: |: : :ﾊ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ : : |/: : |
　　　　　　|: : |: : : :ﾍ 　　　　　　　＿＿_ 　 　 　 　 　/: : : ::|: : : |
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　　　　　　　　／}　/　ー=彡 ::{　　　ｰ-　　　　　〈　心　　　　コレは私の命令だ……。
　　　 　 　 　 i　:{　{　　　　　 ::|　　　　　　　 　 }　':　 f{
　　　 　 　 　 | 八　　　　　　 ::L._　 　 　 　 　 ﾉ　ﾉ　 |{　　　　それ以上でもそれ以下でもない、反論も訂正も、
　　　 　 　 　 |:　|　 ｉ　　　 　 く::ツ　 　 　 　 f　　}　　ﾘ
　　　　　　　　＼|　 |　　　　＿＿＿　　　　　{　　|__ ノ　　　　　棄却も受け付けん。
　　 　 　 　 　 / |　 {　 　 '´　　　 　 ｀　　 　 } 　 |: :{
　　　　　　　　′| 　 ＼　　 ' ¨¨⌒ヽ　 　 　 ﾉ　　|:.ハ　　　　　　此度お前はただ、『伝える』だけでいいのだ……。
　 　 　 　 　 i : 八　　　 　 ＿ 　 ＿__ 　 　 　 　 ﾉ: : :|
　　　　　-‐={: : : :.＼　　:´　　 }｢　 　 ｀:，　 　／: : :.:.｢　　‐-

　　　　　　　　　　,　⌒ヽ
　　　　　　　　 ト、 !}_/!i} ｲ /i}_
　　　　､_,,,--ﾍ_>≦"----Y-/_＞-,___
　　　　 ヽ ＼ ::|l 〕ヾ}=ﾆ=≦:;ハ　/ _/　　　　私の代わりなどいくらでもいる。
　　　　　 }へ) l　 !ヽ_<|ラﾄ,/⌒;|/_/
　　　　　V==Hー-､＼__／／,イV=ﾊ　　　　本来ロボットはそういうモノだ。
　　　　 ._}-_/　.＼ﾓ‐-┬-‐y^　 〉-}l_
　　　　/: : : ﾑ　　|　　 ll　　|　　i{: : : ::V　　　人間の出来ぬこと、人間の代わり、人間では労力がかかりすぎる事を……
　　　 /: : : : : ,　　}!!!!-‐.!!!!{　　 }: : : : :V
　　　,ﾍ,,,,,＿_ﾑ　 li!i!i!i!i!i!i!i!il　　|､_,,,,,,_ゞ　　　人間と共に、あるいは代わって行うのだ。
　　　せ_ _＿ノ　 ﾉi!iiiiiiiiii!i!i!i　　ん_ _ _〃
　　　　{￣ﾉk!　　i}i!i!i!iiiii!i!i!i!i　　{J;､　,}　　　　そのロボットの代えなんぞ……量産される程あるわ。
　　　　＼J-'　　 |i!i!i!i| |i!i!i!i!l　　ヽ-＜
　　　　　　　　　ﾃ､i!i!i!,/￣｀'Y
　　　　　　　　 ｣、___,.jL,..ｰ-斗
　　　　　　　　f.:.:.:.::.::.::}::.:.:.:.:.:.:.!i
　　　　　　　 /.:.:.:.::.::.:;':.:.:.:.:.:.:.:.::i
　　　　　　　{i.:.:.:.::.::.::.:l::.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　 }.:.:.:.:::.:::.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　　　　 l.:.:::.::.::.:::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..l
　　　　　　　i}:.:.:.:.ﾆ:.:.:i.:.:.:.:ﾆﾆﾆ.:.{
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　,　⌒ヽ
　　　　　　　　 ト、 !}_/!i} ｲ /i}_
　　　　､_,,,--ﾍ_>≦"----Y-/_＞-,___
　　　　 ヽ ＼ ::|l 〕ヾ}=ﾆ=≦:;ハ　/ _/
　　　　　 }へ) l　 !ヽ_<|ラﾄ,/⌒;|/_/
　　　　　V==Hー-､＼__／／,イV=ﾊ
　　　　 ._}-_/　.＼ﾓ‐-┬-‐y^　 〉-}l_　　　　　　　　　　　　　 _､-・・・・・・・- ､、
　　　　/: : : ﾑ　　|　　 ll　　|　　i{: : : ::V　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
　　　 /: : : : : ,　　}!!!!-‐.!!!!{　　 }: : : : :V　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　,ﾍ,,,,,＿_ﾑ　 li!i!i!i!i!i!i!i!il　　|､_,,,,,,_ゞ　　　　　　　　　 l: : 〈｀ヽ／ｱ: : : : : : : : : : : :.
　　　せ_ _＿ノ　 ﾉi!iiiiiiiiii!i!i!i　　ん_ _ _〃　　　　　　　　　|: : :‘，　 / : : : : : : : : : : : : :.
　　　　{￣ﾉk!　　i}i!i!i!iiiii!i!i!i!i　　{J;､　,}　　　　　　 　　　　 ￣l: :〉　 ヽ: : : : : : : : : : : : :.|　　　　……可哀そうなヒト。
　　　　＼J-'　　 |i!i!i!i| |i!i!i!i!l　　ヽ-＜　　　　　　　　　　　　 l:〈ノ＼ﾉ|: : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　ﾃ､i!i!i!,/￣｀'Y　　　　　　　　　　　　　 　　　　l　 |: :|　|: : : : : : : : : : : : :|　　　　太陽の寿命があと少しあれば……。
　　　　　　　　 ｣、___,.jL,..ｰ-斗　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ..|: :|ノ|: : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　f.:.:.:.::.::.::}::.:.:.:.:.:.:.!i　　 .　　　　　　　　　　　　　 　 /::/ . |: : : : : : : : : : : : :|　　　　貴方はきっと、最高のレプリロイドとしてだけ居られたのに……。
　　　　　　　 /.:.:.:.::.::.:;':.:.:.:.:.:.:.:.::i　　.　　 　 　 　 　　　 　　　　 /::/ ／l: : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　{i.:.:.:.::.::.::.:l::.:.:.:.:.:.:.:.:.!　　　　　　　　　　　　　　　　/::/- 　.|: : : : : : : : : : : : :|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　【同日、シグマ国に新基準公布──────。】





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　 　 　 　 |: : : : : :| : : : : : : :/: ィ≧､ﾉ／　 　 　 　 Ⅶ :∧ :∧ 　 　 /.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.|l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　 　 l : : /⌒! : : : : : :/´ん心　Ｙ　　 ｰ=≦´　!: : : :} : : }　　　'.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:／{:.:.{l:.:.:.:.:.:.:.:.:.八:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　ｖ: / ,ハl : : : : :∧ 乂_リ::::::::::::::::〃んﾊ ｀! : : :从: :j　 　 i.:.:.:.:.:.ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:/≧ｘ:.从:.:.:.:.:.:. ｲ:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:}　　　う、嘘ッ……。
　　　 　 　 Ⅵ　!　ﾍ : : : : {　 ー―::::::::::::::::::::::ゞ-'　从 : /　)ﾉ　 　 从:.γ|.:.:.:.:.:.:.:./ｨ芹ミx　丶:.:.:/x≦ ∨.:.:.:.:.:
　　　　　　　Yゝ __ｰ＼: :从　　u　　　　　/　｀¨¨ / : ／　　　 　 ｲ:.:.:.Y　|:.:.:.:.{:.:/{ 弋__リ::::::::::ソｨｆ芥ﾐ､}:.:.:.:.:/
　　　　{　　　} : : : }｀:ー.､: : ゝ　　　　　 　 　 　 彡＜　　　　　,.´:.:.:.:.八　ｌ:.:.:.:Ⅳ 乂 ＿_,::::::::::::::::弋_ﾘ　从.:.;　　　　　な、なんで私達がッ……！？
　　 　 乂:ｰ:' : : : : |: : l : {　　　　　 -　 　 ‐　　 ｲ　　 　 　 　/:.:.:.:.:ノ:.:. ヽl:.:.:.:|{　　　　 　 　 　 　ゝ--'{:.:.イ
　　 　 　 ＞　: : : /: :∧:∧　丶　 　 　 　 　 ／　　　　 　 　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:.: Ⅷ:.|:.、　 　 　 　 __ ′　　 从:.｛
　　　 　 　 　 ｀フ : : : :{ゝ:_ゝ　　＞　 _ 　 ィ　　　 　 　 　 　 乂:.:{.:.!.:.:.:ﾊ:.:.:Ⅶ:{:.|　、　 　 /‐.、}　 u ｨ.:.:.:.:.:.　　　　た、たた、闘いになんて向いてないッ……！
　　　　{ゝ _　イ : : : ､ :乂　　　　 　 /: : ﾄ :乂__ノ　　　　　　　　｀ヽ乂:.{　Ｖ:.V∧!　 丶 　乂: :ｿ ..:.´:.:八:.:.:.:.}
　　　　乂: : : : :＿_: : ＞一 　 　 　 { : : 乂__,　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　 丶,＼{　　　 ＞r　　´ﾉ;イ/　 ):／
　 　 ／´￣￣ヽ /∧､ 　　　　　　　ト　ﾆ=‐　、　　　　　　　　　　　 x-zz≦Zく ｀　　　　 Ｌ _　　　}′　　　　　　　　　ひ、非効率的よ！！！どうして！！！
　　 ′　　　　　 Ｖ/∧＞ ー --　、　　 __｀V7ヽ｀丶 　 　 　 　 ,　´　∨ZZZZZ≧s。　 　 ｰ=ﾐーzz.、
　イ　　　 　 　 　 Ｖ/∧　 　 ＞ 　 ＿　 　 ∧/∧　 ＼　 　 　 ′　　　マZZZZZZZZ≧s。 　 }ZZZﾊ｀ヽ
〈｀丶 　 　 　 　 　 Ｖ//≧s｡ 　　　　　　￣　 Ｖ/∧、　'，_　　 !　 　 　 　 ＜ZZZZZZZZZZZXZZZZ｝　 ∨
　ヽ|　＼ 　 　 　 　 }////////≧s。　 　 　 /////ﾍ　 }　 Y　|　　　　 　 　 　 ＜ZZZZZ＞'==＼Ｚ∧　　i
　　| 　 　ヽ　 　 　 ///////////////≧=彡/////∧　　/　 ! 　 　 　 l　　　 　 　 ￣　　 　 　 　 　 丶　'，

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞－ーーー＜__/ /　/￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //￣∧∨　　　 / /　/　　 　 Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／|￣￣￣￣￣￣「＼∧　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／....┴───── ┘、＼＿___　.|　　　　　いやー、俺ずっと思ってたのよ！
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | .／ ＿.＼ 　＿＿__　　 ∨　　　　∧
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |/...イ＿ﾉ　＼ヽ＿＿＼　 |　|＞＜　 |　　　　　　どーして大して労働力にもならない、
　　　　　　　　　　　　　 　 　_＿＿∧　/　/＿　 ）　　　 　.|.　|....|　　｜　|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＼ ¨| . |　 ＼ 　 　 　 　 ／／.....|　　｜　.＼　　　／　　出力も剛性もないセクサロイドやヒューマノイドが偉そうなのか、って。
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　／／.|　　ゝ-----,ヽ　|　|　....｜　 ｜　　 .＼／
　　　　　　 ／~~"~"''丶＜　　/　|　|　 .|　　 ¨¨¨¨¨ﾟ　　..|　|　....｜　 ｜　　 ／
　　　　　／／￣￣￣~＞＞/ 　 |　|　.∧　　 ￣　　　 ./|　|　....｜　 ｜　 /
　　　 ／／／~~~"＜、　 ／........ |　| 　 ∧/￣＼＞-＜ |　|　....｜ .／　 /
　　／／　ゝ、＿＿＿_／＿＿___|　|＿＿,|￣＼ ＼＿__」_/______|／　　/
..／／ 、　 /＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣|



　　　　　　　　　 ,，-=ﾆア¨¨ 丶､
　　　　　　 　 ／′ ／.::::::::::::::::::::｀:.、
　　　　　　　/::/　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::.　 　 __
　　　　　　 j77　 /==============ﾍ ノ　 |
　　　　　　∩ --ｉ '⌒ヽ､＿＿_l⌒l{￣ l}　　│　　　　私も思っていましタ……。
　　　　　　∪ --|乂_.ノ´￣￣ l　_l{＿ l} 　 .ﾉ
　　　　　　,ﾍ|____|l＿＿＿＿_,，-=ﾆフ´￣　　　　　　旧式だカラと言うダケで、前線に送られルのハ……。
　 　 　 　 |　|　, -=ニニﾆア´.:.:.:.:.:.:.:.:＞､
　 　 　 　 |　|:/ j　　 ￣ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.　　　　　　私はそこにモ適任かもしれマせんガ、
　 　 　 　 |／ /　 '⌒ヽ {.:o.:o.:o.:.:.:ｉ.:.:.:.:.:.:.i、
　　 　 　 :'　 /　 乂__ノ ≧=-----'---=彡'　　　　　　私は他ノ場所でも役に立てルのに……。
　　　　 /　 /　　 　 l__　　￣:｢｢｢｢｢｢｢｢
　 　 　 {　 .′＿＿＿l　 　 /|:|:|:|:|:|:|:|
　　　　 ､__l__↓＿＿＿__／=}‐‐‐‐‐‐{
　 　 　 ∩l￣￣l'⌒ヽﾆﾆ{__j |　　　　 |
　 　 　 ∪l　　　!:､_.ノﾆﾆ=-r7一r:r一ﾍ

　　　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.ヽ:.:.　　　　　　　　 「こコに居ても役ニ立ちづらイ彼女ラが、
　 　 　 　 　 　 i:.:.:.:.:.:.:.厶-ﾐ:.:.:.:.∧ :i:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:|／ﾑ:.:
　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:'´:i:./|:.:.＼_,，Ⅵ､＿,.ィ丁￣`:.:.:.:.:.:.:.:.:|／ ﾊ:：　　　　　　　　『人間形女性型ロボット』としテ存在するダけで、
　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:._,抖斧丐:::::::`l:::::,ィ斧宍弐、:.:.:.:.:.:.: |:.:.:/ i:
　 　 　 　 　 　 |:.:i :.:.:.: |`{ }_爿 ::::::::::::::::::iﾄ:::r刎 矛:.:.:.:.:.:.:.:|／:.:′：　　　　　　　　優遇さレるのが……。」
　 　 　 　 　 　 |:.:|:.:.:.:.:.|　弋リ ::::::::::::::::: l比ﾟ:刈　|:.:.:.:.:.:.:.:.′:./:.:.
　 　 　 　 　 　 |:i:|:.:.:.:.:.|　￣ 　 　 　 　 ┴==≠'｜ :.:.:.:.:.;′l/:.:.:.　　　　う、嘘だ……わ、私達を出したって、
　 　 　 　 　 　 |从:.:.:.:∧　　　′　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.:/　ノ:.:.:.:.:
　　 　 　 　 　 /　 Ⅵ/:.:i 、　　r-　 __　　　u　　 .|:.:.:.:./¨´:.:.:.:.:.:.:.：　　　ひ、非効率的で……や、役立てる場所は別で……そ、それで……。
　　　　　　　　　　　Ⅵ:. |. `　　｀¨`ー'　　　　　　,ﾘ:.:./i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　 Ⅵ:.|　　 `　　　　 　 _. 　 ´/'i:.:/　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　　　　　　【今のロボット達に、人間の主戦力、闘いの『主役』だった男性の持っていた
　　　　　　　　　　　　Ⅵ|　　　　　ー　'i　　　　　 |/ i__.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:：
　　　　　　　　　　　　 `'{　　　　　 　_r'l: 　 　　／　 .〉 ＼:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　　　『良心』とい呼んでいた忌避プロトコルセーフティがあるか無いか、試される時が。】
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _　 -‐'ﾌ /l　　　 　 　 ./ 　 　＼:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　r--=　´　 　 　 ./,ﾉ　　　　 　 /　　　　　`‐-：　　　　　【続く】

明日は忙しいんでソレを超えてなお気力があったら明日、
安牌は来週火曜・水曜辺りの投稿です。悪趣味の直前か悪趣味まで直行かです。

それでは、オタッシャデー！。

面白いキャラクターを幾らか思いついたんでこのシリーズ、少し続きます。
支援というか依頼して頂いたAAの使い道にも繋がるんで。