NTTドコモ、衛星とスマホの直接通信サービスを2026年度初頭から提供!

NTTドコモは9日、人工衛星(以下、衛星)とスマートフォン(スマホ)が直接通信できるサービスを2026年度初頭に提供開始予定であると発表しています。衛星とスマホの直接通信サービスはすでにKDDIが2025年4月より「au Starlink Direct」としてサービスを提供していますが、NTTドコモやソフトバンクでも同様のサービスを提供するために携帯移動地球局の無線局免許(包括免許)を2025年に取得していました。

今回、そうしたことからNTTドコモでは衛星とスマホの直接通信サービスを2026年度初頭に提供開始し、NTTドコモでもスマホが地上基地局を介さずに衛星と直接接続することによって山間部や離島、海上など今まで地上基地局による通信が利用できなかった地域や災害発生時など地上の通信設備が被災した地域においてテキストメッセージの送受信や対応アプリにおけるデータ通信が可能になります。

また衛星とスマホの直接通信サービスは専用機器を必要とせず、NTTドコモのLTE対応スマホで利用でき、個人および法人の契約者のいずれも利用が可能となる予定で、法人向けのサービスについてはNTTドコモビジネス(旧:NTTコミュニケーションズ)にて取り扱うとしています。なお、同社ではパートナー企業および提供料金、対応エリア、対応機種、対応アプリなどの詳細については後日案内するということです。その他、この取り組みはNTTグループ各社などが展開する宇宙ビジネスのブランド「NTT C89」の1つとなります。

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近年、5G(第5世代移動通信システム)による高速・低遅延な通信や人口カバー率99%を超える提供エリアなど地上基地局の通信環境は大きく向上したものの、地理的な制約により電波が届かない通信圏外エリアが依然として存在します。また地震や台風などの大規模災害発生時には地上の通信設備が寸断され、被災地が孤立するリスクも無視できません。こうした状況において場所や状況に左右されない通信の確保は、社会のあんしん安全を支える上で不可欠です。

そうした中でNTドコモでも衛星とスマホの直接通信サービスを提供開始することが発表されました。現時点でどの衛星通信サービスを利用するかといったパートナー企業については明らかにされていませんが、同社の公式Webサイトにおける非地上系ネットワークの紹介ページの低軌道衛星(Low Earth Orbit)にはSpace Exploration Technologies(以下、SpaceX)が提供する高速・低遅延の衛星通信サービス「Starlink」とともに、Amazonの「Amazon Leo」が掲載されています。

ただし、Starlinkはすでにサービスを提供しており、衛星とスマホの直接通信サービスについてもau Starlink Directでも実績があるのに対し、Amazon Leoは2025年末に一部企業向けに試験提供を開始しており、2026年に広範な商用展開を予定しているため、恐らく少なくとも当初はStarlinkを採用するのではないでしょうか。なお、NTTドコモでは衛星とスマホの直接通信サービス通して「いつでも、どこでもつながる」ネットワークの実現をめざすとともに、社会の安心・安全や利便性向上に貢献していくということです。

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記事執筆:memn0ck


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