7インチカラー電子ペーパーディスプレイ搭載タブレット「Bigme B751C」をレビュー!

最近ではタブレットのディスプレイはハイエンドモデルなら有機ELが採用されていることが多く、有機ELは発色や色再現性が高く、高速なリフレッシュレートで負荷の高い動画やゲームが快適に操作でき、またエントリーモデルなら液晶を採用して安価な製品として販売されています。一方、用途を限定したモデルとして電子ペーパー技術を採用したE Ink搭載タブレットもあります。

このE Inkはバックライトを使用せずに表示できる電子ペーパーと呼ばれる仕組みで、環境光の反射でディスプレイを見ることができる技術であるため、目に優しくて長時間の利用に適しているほか、バッテリーの負荷が小さいというメリットがある反面、描写速度が遅いというデメリットがあります。そのため、ゲームや動画などの利用には適していないため、主に電子書籍リーダーなどの特定の用途向けに使われています。

そんなE Inkを採用した代表的なタブレットとしてはAmazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズがあります。名前の通りにAmazonの電子書籍「Kindle書籍(Kindle本)」に特化したタブレットとなっており、日本ではアマゾン・ジャパンが運営するWebストア「Amazon.co.jp」( )で購入した電子書籍を快適に読むことができます。

ただし、電子書籍機能に絞られているため、利用が限定的となってしまっており、あまり面白みがなく、筆者の場合には結果的にスマートフォン(スマホ)やタブレットで電子書籍を読むことになってしまい、活用しなくなっています。そうした電子書籍で使いやすいE Inkですが、昨今はAndroidタブレットのディスプレイとして利用される試みが増えてきています。

通常のディスプレイを搭載したタブレットとは画面描写の速度で適いませんが、省電力で薄型のモデルとなるため、目的を絞った使い方ではユニークに利用ができる製品がいくつか出てきており、Kindleとは違った活用方法ができるようになっています。今回はディスプレイにカラーE Inkを採用し、OSにAndroidを搭載した7インチタブレット「Bigme 7'' B751C」を購入してみましたので紹介したいと思います。

02
電子ペーパーディスプレイ搭載の電子書籍リーダーとしてはAmazonの「Kindle」が知名度が高い

Bigme 7'' B751Cは2024年5月に販売が開始されたカラーE Inkによる電子ペーパーディスプレイを搭載したタブレットで、主な仕様はOSはAndroid 11、画面は7インチ、チップセット(SoC)は2.3GHzオクタコアCPU、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージは64GB、通信機能は無線LAN(Wi-Fi)およびBluetoothなどとなっています。なお、画面解像度はモノクロでは1264×1680ドット(300ppi)ですが、カラーでは632×840ドット(150ppi)となるとのことです。

サイズは約155.7×136.2×7.0 mm、重量は約212gと、7インチタブレットとして非常に軽量かつ薄型で、薄型スマホとして登場した「iPhone Air」と並べてみてもほぼ同じ厚さとなっています。本体色はブラックの1色のみ。またOSはAndroid 11のため、最新OSのAndorid 16と比較すると、5世代前と古いバージョンになりますが、独自ユーザーインターフェース(UI)が搭載されており、Androidの古さはそれほど感じません。

03
Bigme 7'' B751CとiPhone Air


04
Bigme 7'' B751CとiPhone Airの厚さの比較

カラーのE Inkディスプレイということで、描画速度は期待していなかったのですが、動作自体は意外にサクサク動き、電子書籍であれば問題ないレベルですし、映像視聴でも動画配信サービス「YouTube」の再生も可能でした。一方でカラーの発色は悪く、色が付いているレベルではありますが、モノクロの電子書籍に比べれば、色が付いているだけでも視認性が上がるといった程度ではあるものの、マンガなどは楽しく読むことができます。

05
Kindleアプリで電子書籍の表示例


06
Kindleアプリで電子書籍の表示例

またKindleとは違い、Android搭載製品としてコンテンツ配信マーケット「Google Playストア」からAndroid向けのアプリがインストール可能です。ただし、Androidのバージョンが低いため、一部のアプリの動作が不安定に感じることがありました。また4GB RAMかつディスプレイの表示に遅延がありますので、負荷の高いアプリの操作には向いていません。それでもある程度のAndroidアプリが動きますので、E InkのAndoridタブレットを体験するのは十分なスペックなのではないでしょうか。

07
アプリ一覧画面


08
Googleが提供するGmailなどのGoogle Mobile Service(GMS)のアプリも利用可能

意外だったのはペン機能とAI機能です。E Ink搭載機種でペン入力を初めて体験しましたが、少し遅延はあるものの、文字は快適に入力できます。通常の液晶や有機ELといったディスプレイでペン入力する場合、ディスプレイのガラスの厚さの影響で、書いてる場所と描写されている場所にずれを感じることがありますが、E Inkはまさに紙に直接書いている感覚に近いです。

09
ペン入力の例

またAI機能に関しては会議の議事録など録音すると、リアルタイムの文字起こしや要約機能が搭載されていました。他にもBluetoothキーボードを接続して文字入力も可能なので、画面描写がゆっくりではありますが、しっかりと文字入力ができました。

10
議事録の要約機能


11
Bluetoothキーボードの利用例

Bigme 7'' B751Cを電子書籍リーダー+αとしてAndroidアプリの活用を期待して購入したのですが、ペン機能やAI機能などが搭載されており、想像よりも楽しく利用できています。Andoridタブレットとして機能をみると、今時としてはかなり低スペックではありますが、E Ink搭載タブレットとして利用を限定した形で活用するにはバランスの良い機種だと感じました。電子書籍リーダーをさらに活用してみたい人にオススメしたいです。

Bigme



記事執筆:伊藤浩一


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Bigme 7 '' B751C 関連記事一覧 - S-MAX
Bigme 7 '' B751C 最安 kaleido 3 カラー Eink メモ帳、無料ケースとスタイラス付き – Bigme Official Store
このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ :