FPVドローン「DJI Avata 2」をレビュー!

ドローンの人気メーカー「DJI」の日本法人であるDJI JAPANより2024年4月にFPV(First Person View)ドローン「DJI Avata 2」がリリースされました。一般的なドローンは機体を目視で確認しながら飛行操作を行いますが、FPVドローンはゴーグルにてドローンの視点を認識しながら操作するため、自分が飛行しているような没入感が得られるのが特徴です。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格およびDJIの公式Webサイト内の公式Webストア( http://store.dji.com )ではDJI Avata 2(機体単体)が72,600円、ゴーグル「DJI Goggles 3」とコントローラー「DJI RC Motion 3」が付属する「DJI Avata 2 Fly More コンボ」のバッテリー1個が143,000円、バッテリー3個が174,900円となっています。

今回はそんなDJI Avata 2をDJIよりお借りしましたので紹介します。なお、ドローンの飛行に関しては航空法にて飛ばす場所や飛ばす方法、機体の登録の規制があり、さらにFPVドローンをゴーグルにて飛行する場合には目視外飛行となるため、屋外で飛行するためには国土交通省へ飛行申請を提出して許可承認を得る必要あり、本記事での利用に際してはこれらの条件をクリアのもとで行なっています。

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DJI Avata 2の本体

DJI Avata 2は一体型プロペラガード搭載で、デュアル魚眼センサーにて低高度や屋内飛行中でも飛行の安定性と安全性が向上しています。搭載されているカメラは1/1.3インチイメージセンサー(4K/60fpsのHDR撮影対応)と超広角レンズ(画角155°)で、最大飛行時間は23分となっており、PD急速充電に対応しています。

一方、ゴーグルのDJI Goggles 3は約470gの軽量なデザインで、バッテリーはヘッドバンドに統合されており、駆動時間は約3時間となっています。画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっており、6つのアンテナを使用するデジタル映像伝送にて最大13Kmの伝送範囲をカバーし、信号が安定しています。また最大映像伝送ビットレート60Mbpsにて遅延のない滑らかな映像となります。ゴーグル機能として曇り止め機能や視度調整機能を搭載しています。

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DJI Avata 2のカメラ部分


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DJI Avata 2の本体下部のセンサー


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DJI Goggles 3の外観


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DJI Goggles 3の視度調整

コントローラーのDJI RC Motion 3は一般的な送信機と違い、本体を左右上下に傾けて操作する直感的な操作が可能で、飛行機の操縦をしている感覚に近くなります。アクセルとジョイスティックを使用してワンプッシュにて機体のフリップやロール、ドリフトを動作が可能です。またARカーソル機能によってDJI Goggles 3内に表示されているメニュー操作ができます。

テスト飛行ではDJI Goggles 3を装着せずに目視して飛行させてみました。FPVらしい自由に飛行ができます。実際にDJI Avata 2を飛行されている様子を動画でも紹介しておきます。このようにDJI Avata 2は通常のドローンとは違った飛行体験ができ、迫力のある飛行映像の撮影が可能です。屋外飛行させる場合は目視外飛行の許可申請などが必要となりますが、ドローン上級者の人には是非チャレンジして欲しいドローンです。

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DJI RC Motion 3


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DJI Avata 2を飛行させているところ


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DJI Goggles 3に録画された動画のキャプチャー画像



https://youtu.be/hmVUz-BlrJE


DJI
2024-04-11






記事執筆:伊藤浩一


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