Googleがスマートウォッチ向け「Wear OS 3」の対応製品を案内!2022年半ば以降より提供予定

Googleは23日(現地時間)、今年5月に開催した開発者向けイベント「Google I/O 2021」において発表したスマートウォッチ向けプラットフォーム「Wear OS by Google」の次期バージョン「Wear OS 3」へのOSバージョンアップ対象機種を案内しています。

Wear OS 3は既存のWear OS by GoogleとSamsung Electronics(以下、Samsung)が開発・提供しているスマートウォッチなど向けプラットフォーム「Tizen」を統合し、新たに「Wear OS」として刷新し、アプリの起動が高速化したり、電池持ちが良くなるほか、Googleアプリもリニューアルされる予定です。

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今回、Googleでは既存のWear OS by Googleのユーザーエクスペリエンス(UX)のままの方が良い人もいると思われるとし、Wear OS 3へのソフトウェア更新について希望する場合(オプトインベース)での提供とし、各メーカーから2022年半ばから後半にかけて対象製品にはシステムアップデートが展開できるようになるとしています。

また現時点における対象製品はMobvoi製「TicWatch Pro 3」(GPSモデルおよびCellularモデル)や「TicWatch E3」、これらに続く「TicWatch」シリーズ、そして今年後半に発売されるFossil Groupの新製品が含まれるとのこと。

なお、Wear OS by Google搭載製品などにチップセット(SoC)を提供しているQualcommではSnapdragon Wear 3100および4100、4100+を搭載する製品はWear OS 3に対応可能だとしており、実際にソフトウェア更新を提供するかどうかは各メーカーから案内されると見られます。

さらにGoogleではWear OS 3の提供が行われない場合や敢えて更新を行わない場合でも新しいアプリを提供するほか、セキュリティーアップデートを最低2年間は維持することを約束するとのこと。これはすでにSamsungも既存のTizen搭載スマートウォッチに対して同様に最低2年間はソフトウェア更新を継続することを案内しているのと同様となっています。





記事執筆:memn0ck


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