ASUSとHOYAとインテルによる全部入りスマートフォン

既報通り、ASUS JAPANは25日、都内にて新製品発表会「See the World Up Close~まだ見ぬ彼方にZoomしよう~」を開催し、光学3倍ズームレンズを搭載したスマートフォン「ZenFone Zoom(型番:ZX551ML)」(ASUSTeK Computer製)を発表した。

ZenFone Zoomは、昨年発売した「性能怪獣(パフォーマンス・モンスター)」の「ZenFone 2(型番:ZE551ML)」と「レーザーオートフォーカス」でカメラ機能が充実した「ZenFone 2 Laser(型番:ZE500KLまたはZE601KL)」の良いところを合わせて、さらに光学3倍ズームに対応するなどとパワーアップさせた機種だ。

製品ラインナップは、リアカバーがプラスチックでCPUがインテルAtom Z3580(2.3GHzクアッドコア)、内蔵ストレージが32GBと64GBのスタンダードモデル2モデルと、イタリアンレザーを使用し、CPUがAtom Z3580で内蔵ストレージが64GB、さらにCPUがAtom Z3590(2.5GHzクアッドコア)で内蔵ストレージが128GBのプレミアムレザーモデルが2モデル。そして、それぞれにブラックとホワイトがあり、合計8モデルが販売される。

発売日はプレミアムレザーモデルが2月5日(金)、スタンダードモデルが2月中旬を予定し、価格(税抜)はオープンながら公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」では32GB・スタンダードモデルが49,800円、64GB・スタンダードモデルが55,800円、64GB・プレミアムレザーモデルが59,800円、128GB・プレミアムレザーモデルが69,800円。

今回は、発表会に登壇した本社のASUSTeK Computer(以下、ASUS)の会長であるジョニー・シー(Jonney Shih)氏のプレゼンテーションを中心にZenFone Zoomの魅力を紹介していく。

02

シー氏は、新製品の発表にあたって「製造には2年以上の時間が掛かっています。」と前置きし、「ZenFone Zoomはワンランク上の贅沢をお届けする製品です。」とあらためて日本で発売することになったZenFone Zoomを紹介した。

03

このワンランク上の贅沢のひとつが、堅牢性の高い航空機レベルのアルミ合金筐体を採用していること。これは単にアルミ合金筐体にしたのではなく、精巧な光学レンズを衝撃から保護するための必然であったのだという。結果としてこれまでのZenFoneシリーズにはない精巧さと質感の高さを実現している。

また、プレミアムレザーモデルにおいては、伝統的なイタリアン職人の加工技術と完璧を求めるため1枚の本革から上質な38%の部分のみを使用していると説明した。また、「心をこめた、最高のおもてなし」として、全モデルには落下防止となる本革ストラップを同梱していることを明かした。

04

カメラ機能についても「2年間の製作期間でスマートフォンの光学にブレイクスルーをもたらした。」と語り、スマホ用にデザインされた最小の光学ズームレンズを「HOYA」と協力することで実現したのだという。そのブレイクスルーは、2つのプリズム「デュアルプリズムモジュール」で世界最薄の光学ズームを搭載したスマートフォンを完成させたこと。また、レンズには「ガラスモールド非球面レンズ技術」で最高にクリアな透過率を実現したことをアピールしている。

05

薄型の筐体に収まる小さなレンズモジュールにはズーム操作とオートフォーカス用に「デュアルステッピングモーター」が搭載されている。この技術はデジタル一眼レフカメラなどにしかないものなのだという。これらは不完全を許容しない日本の精密技術と精巧な組み立て過程にあると説明した。

06

また、(シャッタースピードに対して)4段相当の光学式手ブレ補正と、デジタルカメラのようなシャッターボタン、録画ボタン、そしてボリュームボタンがズーム操作に割り当てられる直感的なカメラ操作ができることを紹介した。

07

カメラだけではなく性能面においてもASUSらしいこだわりを披露した。Intelの64bit対応プロセッサー「Atom Z3590」を搭載したZenFone Zoomは「今主流のオクタコアCPU(具体的な製品を明言しなかった)を搭載したスマホよりも3倍のパフォーマンスを出すことができます。」と述べた。

さらにGPUにおいては「PowerVR 6430(640MHz)」は他社が採用するQualcomm製チップセットのミッドレンジに多く採用されている「Adreno 405」と比較して「ほぼ2.5倍速くなっています。」とアピールした。

08


09

続けて、パワフルな3000mAhのバッテリーと「BoostMaster」テクノロジーで0%から60%の充電を39分で行えるのだという。ZenFone 2 Laser ZE601KLでもアピールしていた5マグネットスピーカーによるサウンド機能、前面には耐衝撃性と耐久性のあるCorning製強化ガラス「Gorilla Glass 4」を採用している点も紹介し、これまでの技術が全部盛り込まれていることをアピールした。

ソフトウェア面でもカメラやブラウザ、ミュージックプレイヤーなど「ZenUI」によるZenアプリの充実を紹介した。

1011
1213

14

ZenFone Zoomは2月5日より順次販売開始され、ASUS ZenFone Shopのほか、家電量販店やMVNO事業者から購入可能だ。すでにASUS ZenFone Shopなどでは事前予約受付を実施しており、キャンペーンも実施されているので是非チェックしてみて欲しい。



記事執筆:mi2_303


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
ZenFone Zoom 関連記事一覧 - S-MAX
このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ :