『撮る楽しさ、持つ喜び』 富士フイルム FUJIFILM X100VI [ブラック] まるぼうずさんのレビュー・評価

10年来Xマウントユーザーでしたが、昨年Z8を入手したことでNikonにマウント替えしてしまい、1年ぶりのフジ機となります。

気軽に持ち出せるサブ機が欲しいと思い、Z30を購入したのですが、ファインダーがないのはやはり老眼には厳しい・・・と思っていた矢先に運良く当選し、入手出来ました。

過去にはX100S、T、Fと使ってきましたが、今の価格は正直高いと思います。
転売価格ではなく適正価格であっても高いと思いますが、まあセンサーは高画素に、手ぶれ補正も付きましたので、多少の値上がりは仕方ないとは思います。
あとは為替（円安）の問題なのでしょう。

初代X100からデザインは統一されており、見た目はあまり変化していません。
これこそがX100シリーズのアイデンティティーだと思います。

4020万画素、最新画像処理エンジン、強力な手ぶれ補正、等々で中身は最新です。
その最新テクノロジーをヘリテージというかクラシックなデザインのボディに詰め込んでいます。

写りがどうとかではなく、このスタイルを楽しむことが出来るかどうかが、このカメラの評価を左右するのではないかと思います。

スナップ撮影が好きなので、軽くコンパクトなボディは用途にピッタリです。
トリミングと一緒ではありますが、デジタルテレコンで50mm相当の画角で撮影し、それでも2,000万画素を維持出来るのがいいです。
しかも過去には出来なかったデジタルテレコン使用時のRAW撮影も出来るようになっています。
（X100Vのファームウェア2.00から可能になっています。）

使っていて不満点は、各ダイヤルやスイッチの動きが軽すぎて、意図しない操作になってしまうことです。
勝手に電源が入っていたり、ダイヤルが回っていたりします。

レンズフードは定番のPENTAX製を使い、内側にMARUMIのフィルターを仕込んで極力コンパクトに使えるようにしています。
ストラップはULYSSES「70%グランデ」、ケースはAmazonで2,500円ぐらいで購入したものですが、いつかもっと良いケースに買い換えたいです。