Ryzen 5 8500G BOX レビュー・評価

AM5プラットフォーム一式	ローエンドチップセットの割りにヒートシンクが豪華	ケース再利用で古いパソコンのリニューアル
Zen4コア優先でCPU負荷（ウェブブラウジング中）

Windows11対応のためのintel Haswell Core i5 4570からの入替です。USB不具合が出るRyzen5000シリーズ買うくらいならと思って新しくしました。総額は\72500となりましたが、マザーボードを格下げすれば5000円は下がります。ちょっと前からWindows7/ 8.1ライセンス再利用ができなくなったのでコストかかってきています。

・Microsoft Windows11 home（\15000）
・AMD Ryzen 5 8500G（\25000）
※買い忘れのためリテールクーラー使用
・Asrock A620M PRO RS（\17000）
・ADATA DDR5-4800 8GBx2（\7000）
・Solidigm P44 Pro 512GB（\8500）
・MSI GTX 1060 Gaming X OC 6GB（再利用）
・FSP HEXA 85+ 650W（再利用）
・Zalam Z9 Plus ケース（再利用）
※フロント12cm吸気・ボトム14cm吸気・リア12cm排気・トップ12cm排気×2


事務作業用・主に写真処理（バッチ処理でリサイズ・変換・リネーム・Adobe LR併用）・動画エンコード（記録保存のためHEVC 720p・QP30程度）で使用。NVENC利用のため、Geforce GTX1060 6GBを装着しています。PCI-Eが4レーンしか接続できないため性能低下は免れません。

【処理速度】
初めてのbig.LITTLE Ryzen、Zen4（2コア）+ Zen4c（4コア）ですが、使用上は特別に感じることはありません。ウェブブラウジング・WORD・EXCEL・メールなど事務的動作は快適です。メインPCでRyzen 5900X＆RTX4070ti Super 16GBを使っていますが、最新ゲーム・動画編集やRAW現像をしないと大差ないのだと思います。

CPU0（0/1）、CPU5（8/9）に重きがあるようで、Core Temp読み5.05Ghz程度、他のコアは3.7Ghz程度とスペック通りに最大ブーストがかかります。ベンチマーク情報を見るとRyzen 5600G等と比べると1~2割優れるのだと思います。

【安定性】
問題ありません

【省電力性】
電力測定はしていませんが、CoreTempにてmin15W〜Max58W程度と出るため、それなりに省エネだと思います。

室温24℃にて、アイドル時40℃、OCCT負荷時84℃となります。ALLコアのフルブースト時4.6Ghz＋3.7Ghzとなっていました。PC排気は大して暖かさを感じないので、純正CPUクーラーの性能不足と言えます。今回はその辺に転がってるCPUクーラーが再利用できると思ってケチったところ、AM4/5対応金具がありませんでした。いつか\3000以下で買えるDeepcool AK400等を付けたいです。

【互換性】
AM5も息の長いプラットフォームになりそうで、互換性はintelよりは期待できます。

【総評】
ほとんどBIOS設定せずにGTX1060、Radeon740Mの同時使用が可能でした。個別にドライバインストールし、それぞれのHWエンコーダを試した所、NVENCは旧世代のまま使い勝手は変わらず良好。低評価のRadeonのVCEENCも、こうした画質度外視な超高圧縮利用だと実用的でした。画質も速度もあまり変わらないので、GTX1060を外しても良いかもしれませんが・・・PU650W、ATXサイズのケースがますます無駄になります。

TDPリミットかけて使うことの多いRTXシリーズ。PCI-Eの帯域不足で性能が2〜3割り落ちるくらいの方が省エネでいいかなと思っています。余ってるRTX3060・RTX3070を付けるか、CPUクーラー変更するなどしたら、再レビューするかもしれません。

Ryzen 5 8500G BOX パッケージ	Ryzen 5 8500G BOX 実験中	Ryzen 5 8500G BOX 実験中 BIOS画面

【処理速度】
Zen 4 ベースクロックが3.5GHz、GPUアーキテクチャはRDNA 3と、高負荷ゲーム・動画編集など難なくこなす処理速度を有する高性能APUです。

【安定性】
24時間連続テストしていますが安定しています。

【省電力性】
TDPは65Wと低消費電力です。

【互換性】
Socket AM5 です。

【総評】
AMDのSocket AM5向けグラフィックス強化APU「Ryzen 8000G」シリーズのRyzen 5 8500Gは、Ryzen 8000シリーズの「Ryzen 5」モデルです。グラフィックスにはAMD Radeon 740M Graphics (8コア)採用しています。

「6コアCPU」「最大クロック5.0GHz」「内蔵グラフィック」を搭載し、「ZEN 4アーキテクチャ」を採用しています。

まとめると以下のスペックです。
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6コア12スレッド
クロック周波数3.2GHz(ブーストクロック 5.0GHz)
L2 6MB+L3 16MBキャッシュ
AMD Radeon 740M Graphics (8コア)
AMD Ryzen AI搭載
最大PCIe(4.0)レーン数 14
TDP 65W
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本製品を活かしてケーミング＆動画編集マシン的なPCを作成してみました。

パーツ構成
・マザー：PRIME A620M-E-CSM
・ＣＰＵ：Ryzen 5 8500G BOX（本製品）
・CPUクーラー：MUGEN6 BLACK EDITION SCMG-6000DBE
・メモリ：CP2K16G56C46U5 [DDR5 PC5-44800 16GB 2枚組]
・ＳＳＤ：EXCERIA PLUS G3 SSD-CK1.0N4PLG3J [ブラック]
・ケース：Thermaltake S100 TG CA-1Q9-00S1WN-00 [ブラック]
・電　源：MAG A850GL PCIE5(流用)

まだ実験段階なので、今後また追加レビューしていきたいと思います。